今回はFacebookで面白いものを見つけたので、ご紹介します。
Dr. Cuerdaをご存知でしょうか。
写真家で世界各地の建物などに一工夫凝らして、面白い写真をインスタグラムなどに投稿しているようです。
私がこの写真を見たとき、その発想力に驚きました。
ありふれた風景も、ちょっと手を加えることで、全く別のものに見えてきます。
楽しい写真で一杯です。
撮影風景の動画なども載っていますので、一度訪ねてみてください。
実はこのような発想力、想像力、創造性が学習には非常に大切です。
勉強も問題を解くときに、色々考え試行錯誤をすることが必要なのです。
そこ過程で様々な発見をし、実感として理解し習得するのが望ましいのです。
しかし、学校などの現実の勉強は、残念ながらそうではありません。
効率ばかり要求するあまり、あれやこれやと思考を巡らせる時間はありません。
解法を最初から与えられ、問題に適応させられるかの練習が中心となっています。
そこには発見もなく、学びの喜びもありません。
学びと効率は相性が悪く、実は面倒なこと、道草をした方が人間は多くのことが学べます。
そしていろいろなものに着眼できる人間に育ち、新しい発想を生み出せるようになります。
現実の面倒くさいことをせず、答えを出すことだけ求める勉強では、こうはなりません。
つまり、近道の勉強は、子供から発想の機会を奪っているのです。
作文の指導をするときよく感じることですが、今の子供の発想力の貧困はかなり問題です。
「何を書いていいか分からない。」という声をよく聞きます。
ちょっと考えればいろいろアイデアは浮かぶと思うのですが、全く出てこないのです。
考える以前に、「面倒くさい。」と最初から放棄してしまいます。
答えが明確に一つのものでないとき、今まで与えられた解法では解けないので、諦めてしまいます。
このような子供たちの現状は非常に憂慮すべきことでしょう。
いろいろ考え、悩んだ末に発見することの楽しさをぜひ知ってもらいたい。
葛西TKKアカデミーはそんな風に考え、いつも生徒に考えることを勧めています。