国民全体の自殺者数は減ってきているにもかかわらず、子供の自殺率は急上昇しているそうです。その理由は…。

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ある記事に子供の自殺に関するものがありました。

厚生労働省の人口動態統計によると日本人全体の自殺者数はかなり減っています。
しかし、子供全体の人口が減っているにもかかわらず、子供たちの自殺は急上昇しているそうです。
つまり、実際の数字以上に子供の自殺の問題は深刻であると考えていいでしょう。

自殺率で考えると2010年以降どんどん上昇し、これはスマホが普及し始めた時期と一致するので何らかの関係が疑われます。
確かにSNSを使ったいじめや自殺を促すサイトができるなど、これまで大人が経験したことのないような複雑かつ隠蔽された環境が子供たちを取り囲んでいます。
それゆえ対策も難しく、手を差し伸べにくい状況にあるのでしょう。

文科省によると子供の自殺の心理として、「苦しみが永遠に続くという思い込み」と「心理的視野狭窄(自殺以外に解決手段が考えられない)」というものがあるそうです。
つまり、子供たちがこのような心理に追い込まれたとき、自殺に至る可能性が非常に高くなります。

では、何が子供たちを追い込むのでしょうか。
資料によると、一位が「家族からのしつけ・叱責」、二位が「親子関係の不和」、三位が「学業不振」となっているそうです。
つまり、いじめや友達関係より、家族関係が原因であることが多いのです。
この記事によると、少子化が進み日本全体の人口が減少する中で、子供への期待度が上がっているそうです。
そして、その過度の親の期待が子供を自殺に追い込む場合があるらしいです。
子供を大切にし教育に熱心な親の期待が、それに自分は応えられないと悟る子供に苦しみを与え、行き場がなくなり自殺に至る。
調査からの結論として、子供の自殺はいじめよりも家族関係が原因であることの方が多く、大きすぎる期待が子供を窮屈で生きづらくするということでした。

個人的な印象としては、この調査の信ぴょう性に疑問が持たれます。
調査方法や数字自体に偽りはないのでしょうけど、いじめというのは表面化しにくく、特に自殺の原因として特定するのは難しいのではないでしょうか。
本人が死んでしまいいじめを指摘しなければ、その原因がいじめとはわかりにくいです。
いじめている本人も無自覚であることが多く、自分のいじめが自殺の原因になっているとは理解しない場合も多いでしょう。
つまり、闇に葬り去られている事例が多いのではないでしょうか。
また、よくニュースでいうように、現場である学校が十分に受け止めていなかったり、逆に世間に知れないように隠していたりすることもあります。
つまり、いじめの実態把握の難しさを考慮に入れないと誤った結論になるのではないかと考えます。

記事自体は家族関係の改善が子供の自殺防止に役立つというもので、いじめによる自殺を否定するものではありません。
でも、いじめによる自殺を軽視するような印象がありました。
政策としての子供の自殺対策では全体の傾向を捉えることは大事でしょうが、自殺は個人個人の問題なので、それぞれのケースに合わせて個別に対応する必要があると思います。
これはこれは手間もかかり難しく、時間も費用も掛かりますが、未来のある子供の命を考えた場合、社会として十分な対応をする責任と義務があると思います。

葛西TKKアカデミーもそんな力になりたいと考えています。

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