受験は大変。本人だけでなく家庭全体でイライラ。でも、それは異常ではありません。どこの家でもよくある普通のことです。

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受験は大変。本人だけでなく家庭全体でイライラ。でも、それは異常ではありません。どこの家でもよくある普通のことです。

受験勉強で本人も大変かもしれませんが、親も不安や心配でストレスが溜まっている家庭が多いともいます。
なかなか子供が勉強してくれず、「これで大丈夫なのか。」とかこちらの焦る気も知ってか知らずか、あまり慌てている様子も見えない。
こちらが受験失敗したら子供の人生がどうなるのかと心配すればするほど、当の本人がのんきにしているのが頭にくる。
または、こちらが焦って本人のためにあれやこれや声を掛けると、「うるさい!」などと言われ「誰のために言っているんだ。」なんてカチンと来て、そのまま親子喧嘩、そしてその後の気まずい雰囲気に家庭内の関係がぎくしゃくしてくる。
そして、後で「言わなきゃよかった。」と自己嫌悪に陥ったり、「なんでわかってくれないの。」とより不信になって、「こんなに自分は一人で頑張っているのに、誰も理解してくれない。何にも報われない。」と嘆く気持ちにもなります。

でも、これは異常なことではありません。
どこの家庭での起こりうることです。
「自分ばかりなぜこんなに苦しいのか。」などと思う必要はありません。
受験では大なり小なり、どこの家庭でも衝突が起こるもので、それは家族が真剣に子供のことを考えているからこそなのです。
もちろん、そうは見えなくても子供たち本人も悩み苦しんでいることが多いです。
確かに辛く苦しいかもしれませんが、それが受験というものの試練であり、だからこそ価値があり、それを乗り越えたときは(必ずしも合格と言う意味ではないですが)本人だけでなく家族全体が大きく成長するのです。

親とは報われない仕事?!
「親の心、子知らず」とはよく言ったもので、なかなか自分を分かってもらえないというのは親としてはつらいものがあります。
子供のことを思って言っているのに分かってくれない。
時には反抗までされる。
それでも子供のために心労をつのらせる。
「子育ては報われない。」
自分の子への愛情が強ければ強いほどそう思いがち。
実際に、すぐに感謝されるわけでもなく、時には憎まれもする。
それでも子供の将来を考え、そしてそんな未来での我が子の幸福を願い、その時自分の苦労は実を結ぶと信じ、親として懸命に責務を果たそうとする。

特に受験となると親が子供のこと、彼らの人生と将来を考えるからこそ、より真剣に考え、子供のためと思って嫌われる汚れ役であっても、自分が信じる正しいことを主張する。
そして親子で衝突し、険悪な空気に家庭がなってしまう。
でも、それで悩まないでください。
むしろ、それは子供のことを真剣に考えている証です。
しかも、これは受験生を持つ多くの家庭で良く起こることで、決して特別なことではありません。

だから一人で悩まず、誰かに打ち明けてみると意外にも多くの共感が得られるものです。
そして、多くの受験生を持つ家庭が経験すると言ったように、かつて受験を経験した家庭でも似たようなことは起こっています。
よって、このような先輩お父さん、お母さんに話してみるのもいいでしょう。
きっと良いアドバイスがもらえますよ。
もちろん、多くの受験生を見てきた葛西TKKアカデミーもお役に立てると思います。
子育ては一人でやらなければならないものではなく、伝統的にも多くの人々が関わりあってするものです。

衝突しなくても分かり合えればいい
子供のために言っても、経験が少なく世間のこともよく知らない子供たちは、自分の考える限られた世界の中で正しいことを主張します。
これも自分のことをよく考え、自我が発達し、思考も高度になってきた証拠です。
でも、まだまだ未熟なところも多いので、自分の考えの矛盾を解決できなかったり、現実をよく知らないから軽率な判断をしたりします。
それが親から見れば誤りであることは明らかでも、彼らには理解できないときがあります。
これがよくある衝突の原因です。

つまり、分かり合えないことが原因ならば、お互いに分かり合えるように努力をすればいい。
でも、実際、相手が分かるまで十分に話し合いをしているでしょうか。
自分の考えがお互い上手く表現できなかったり、相手の考えを正しく理解できなかったり。
いつの間にか、自分の主張を言い張り、意見を無理やりでも通すのが目的になっていませんか。
分かり合うというのは、お互いの歩み寄りだということを忘れないでください。

そして、歩みよりのためには普段から相手を理解することから始めなければなりません。
ここは人生の先輩である親から努めた方がいいでしょう。
先ずは、相手に話させ、それをしっかり聞くこと。
例え自分とは違う考えであっても、否定するのではなく、なぜそう考えるのかを分かることです。
そのためには普段から子供が話しやすい環境を作らなくてはなりません。
気軽に話せる関係、そして何を話しても人格を否定しない。
そのような寛容さがなければ相手は安心して話すことはできません。
「なるほど」「そうなのか」と相手の考えを受け入れ、相手の視線に立てるようになれば、こちらとの妥協点も見えてきます。

明らかに間違っていると思えることでも、頭ごなしの否定はいけません。
なぜ間違っているのか、本人自身が考え自分で答えを導き出せるように「誘導する」のがいいです。
「誘導する」というのは、正面からぶつかるのではなく、最初は相手と同じ方向を向き、一緒に歩む中で少しずつ方向を変えていく方法です。
だから、「誘導する」ためにも、先ほど述べた「最初に相手の立場に立つ」ということが必要となるのです。

こうしてお互いに自分の主張を押し付けあうのではなく、相手のことを理解できれば、自分の意見の何が妥当で何が妥当でないか、何ができて何ができないかなどが見えてきます。
そして、家族としてみんながより納得できる、現実的な回答が導き出せるのではないでしょうか。

上手くいかないと分かっていても、子供のしたいことをさせるべき?!
それでも子供が譲らないときは、失敗すると分かっても子供のやりたいことをやらせてみるのもいいかも知れません。
子供が人生経験が少なく、世間のこともよく知りません。
親から見れば明らかに上手くいかないと分かっていても、自分の考えを曲げないこともあるでしょう。
そのような時は、思い切って本人のやりたいようにやらせるのも一つの方法です(もちろん金銭的に物理的に無理な時は仕方ありませんし、人間として外れるような場合はいけませんが)。

人間の成長には失敗の経験も必要です。
人間は失敗から多くのことを学びます。
そして、実感として学んだからこそ、より大きく成長できることもあります。
長い人生、回り道をするのもいい経験です。
まっすぐゴールにたどり着くばかりでは、人間としての厚みがなくなります。
時にはもがき苦しみ、人とは違う道を進むのもいいかも知れません。

人生は科学の実験とは違い、この道を進んだ場合と進まなかった場合で人生がどのように変わるか、どちらが良いのかという比較はできません。
こちらの道が案外よかったかもしれないし、やっぱりよくなかったかもしれない。
でも、それは分からないことです。
選んだ道以外はあり得ないのです。
だから、比較してどちらの人生が幸せと断言することはできません。

また、親としては楽で安心な道を歩んでほしいのはよく分かりますが、最終的には本人の人生、自分で決めさせるのが大事かもしれません。
親の言う通りでうまくいっても、自分の決断でない場合、本人の心に後悔の念が残る可能性があります。
自分で責任を持つという意味でも、本人で決断させることは大事です(親は子供が死ぬまで寄り添えるわけでなく、子供が自立できるようにしなくてはいけません)。

親がやってはNGなこと
子供の進路を考えるとき、話し合いによってお互いに納得のいく結論を導き出せれば一番です。
でも、これは簡単なことではなく、時間も手間もかかります。
忍耐や慣用など、精神的にも試されることが多いです。
でも、そんなプレッシャーに勝てず手っ取り早く解決しようとして、親と言う立場を利用した強権を発動してはいけません。
子供の主張を無視した親の考えの押し付けは、子供の心に消えない傷を与え、その後の人生において考え方を大きくゆがめてしまうかも知れません。
これは絶対にいけません。
子供の生きる気力を奪い、人生を台無しにしてしまうかもしれません。
「親の言うと通りにすればいい」と言って、実際上手くいくのかもしれませんが、子供の同意のない押し付けは、そうでない危険性を私は恐れます。

特に親の立場、権威を利用した次のような言葉はNGでしょう。
「言う通りにしないなら○○させないよ(または「○○やめさせるよ」)」
「そんなんだったら、もう知らない」
「それなら親子の縁を切る(または「家から出ていけ」)」
「これまでどれだけお金がかかっていると思ってんの」
「○○ちゃんがうちの子だったら(または「あなたが私の子でなければよかった」)」

これらの言葉を言われたら、子供にはもう反論の余地がありません。
言うことに従うしかないでしょう。
でも、これでは子供の人格を殺してしまいます。
ついついイライラの勢いで言ってしまいがちですが、やめましょう。
これらの言葉は強すぎて、一度放ってしまえば取り消しが難しく、しかも、子供の心に深く突き刺さるでしょう。
軽い気持ちでも、本心でないにしても、冗談であっても言わない方がいいです。

受験勉強は異常です。
子供の将来をめぐって誰もが分からず、不安になり、焦り、混乱します。
まともな精神ではいられません。
でも、それは子供のことを本気で考えているからこそ。

しかし、そこには注意すべき点があるのも忘れないでください。
不用意な言動が子供の人生をダメにしてしまうかもしれません。
親としては非常に難しい立場に立たなければならないこともあるでしょうが、それは子供のためと思い気持ちを落ち着かせて上手に立ち振る舞ってください。

でも、どうしてもうまくいかないときは、一人で悩まないでください。
そして、一人で解決しなければならないとは思わないでください。
外に助けを求めていいのです。
同じような悩み、苦労を経験する人はたくさんいます。
そういう人たちがお互いに助け合い励ましあえば、子育てはより健全にできると考えます。

今はつらいかもしれません。
でも、いつか必ず夜明けは来ます。
葛西TKKアカデミーも応援します。
受験は厳しいですが、みんなで頑張りましょう。

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