塾長ブログ

2025.01.31

都立高校推薦入試合格おめでとう!

 本日、1月31日は都立高校の合格発表の日でした。
葛西TKKアカデミーでも二名の生徒が挑戦し、推薦入試に向けた対策講座でこれまで頑張ってきました。
そして、本日二人とも見事合格の連絡が入ってきました。

本当にすばらしい。
うれしいかぎりです。
心からおめでとうと申し上げます。
これもひとえに生徒たちの努力の賜物です。
本人の頑張りがなければ決してなしえないことでした。
そういう意味では、彼らは堂々と自信を誇れる存在であると言えます。

上々の結果

これまでも何度か触れてきた通り、推薦入試は倍率も高く、試験内容も明確な正解が一つしかない5教科の一般入試と違い、小論文や作文、面接や討論など、受験生には馴染みの少ないものばかりなので対策しづらく、別の意味で難しい試験です。
また、各学校の校長が推薦する生徒たちが受ける試験なので、みんな成績の優秀な生徒ばかりです。
そのような状況でが合格を目指すわけですから、至難の業といっても過言ではありません。

葛西TKKアカデミーでは、文章の書き方から面接の振る舞い、回答の仕方など試される意義と目的も含めこと細かく説明してまいりました。
そうして理論を確立した上で、実戦を積み重ねるという方法で指導してまいりました。
同じ推薦入試を受ける葛西TKKアカデミーの塾生同士、お互いに見あって批評することで、自分の短所に気づき、他者の長所に学び自分にも取り入れるというやり方で、相互に技術を高めあってきました。

そうして臨んだ今回の推薦入試ですが、いい意味で予想を裏切られました。
先ほども述べた通り、推薦入試は狭き門であり、よほど大丈夫であろうと思える生徒でさえ落ちることがあります。
だから、今回の結果は非常に嬉しい誤算でした。
二人とも合格とは上出来です。
あまりにも嬉しいので今回ここで共有させていただくことにしました。

残りの一般受験の生徒も頑張れ!

今回の推薦入試の合格と受験生が志望校に決まったことはとても良い流れができていると感じます。
これで残りの一般入試の受験生も合格してくれれば何も言うことなしなのですが、こればかりはふたを開けてみないと分かりません。
とにかく先のことをとやかく考えても仕方ないので、入試直前の数週間を目の前の課題にしっかり取り組み、その積み重ねが合格につながるのだと信じて、毎日一歩ずつ勉強に励んでほしいと思います。

ここで気を抜かないように!

以前お話したことがありますが、合格した生徒はくれぐれも気を緩めないでほしいと思います。
確かにこれまでの苦労が報われ困難から解放されたのだから、羽目を外したい気持ちも分かりますし、自分たちの努力に見合う分だけ楽しい思いをしてもいいと思います。
しかし、気をつけてほしいのは、これで全て終わりではないということです。
いや、むしろこれからが始まりなのだということ。

推薦や私立に合格し早々と受験勉強を終了した生徒によくあることなのですが、受験が終わったからといって完全に勉強を忘れてしまい、遊びまくる生徒がよくいます。
でも、このような人が高校に入ってから苦労します。
高校の勉強は当然中学の勉強が基礎となっているので、その中学の勉強を忘れてしまうと、高校の新学期が始まったとたん落ちこぼれてしまう場合が非常に多いのです。
中学のとき優秀で推薦入試を合格した生徒が、高校が始まると意外と振るわなくなるのは、このような事情があるからです。
そうならないためにも勉強の習慣は継続し、むしろこのゆとりのある期間をチャンスとして利用して、これまでの中学の勉強を充実させ高校の勉強を先取りし、より他の生徒に差をつけるくらいになってほしいと思います。

また、未だに多くの受験生は受験勉強に頑張っているので、彼らへの配慮もお忘れなく。
もし逆の立場だったらと考えれば分かりやすいと思います。
浮かれる気持ちは分かりますが、彼らへの敬意と配慮も十分にお願いします。



何はともあれ、生徒が希望する進路に進めることは非常に喜ばしいことであります。
みんな本当によくやりました。
これでこれまでの厳しい日々から解放され一息つけます。
とりあえず今日はゆっくり休み心も体も整えて、希望満ちる新生活に向かって新たな一歩を歩み出してほしいと思います。

このようにこれまで苦楽を共にしてきた生徒が自分の望みをかなえ、更なる人生に向かって進んでくれることが分かると、私自身の苦労も報われたような気がして嬉しくもあります。

皆さんは素晴らしい生徒です。
今後の皆さんの人生が輝かしいものになることを祈っています。
そして、非力ではありますが、まだ私にできることがあればいつでも遠慮なく相談してください。
いつでも力になる用意があります。

2025.01.11

今日は鏡開き!飾ってあった鏡餅を食べて霊力を取り込み無病息災!

 

1月11日は鏡開きの日です。

これまでも折に触れて日本の年中行事についてお話してきました。
今回は「鏡開き」についてお話しようと思います。



正月になる鏡餅を飾る家庭も多いことと思います。
また、商店や会社でも福を呼び込もうと、鏡餅を飾っているところがたくさんあります。
ところで、鏡餅はいつまで飾っておくのがいいのでしょうか。
一般には鏡開きの日までと言われています。
地方によって多少差異はありますが、基本的に1月11日となっています。

鏡開きの由来

正月に神様をお迎えするとき、その神様が家での居場所として鏡餅を飾るようになりました。
だから、神様が鏡餅に宿っている間は餅を食べてはいけないのです。
カピカピになってひび割れてもグッと我慢です。
1月11日になってお餅を割って、神様をお送りしてから、神様の依り代となりその力を宿した餅を食べることによって、その力を授かることができると考えられています。
こうして新しい一年も家族が無病息災であることを祈るのです。

鏡開きの起源は戦国時代の風習によるそうです。
「具足祝い」と言って、正月に刀や武具の前に鏡餅を供え、それを下ろして食べたそうです。
ただし、この「具足祝い」は本来正月二十日にやっていたそうです。
しかし、三代将軍徳川家光が1月20日に亡くなったため、関東では11日に鏡開きが行われるようになりました。

鏡開きのやり方!意外と多いNG

鏡開きは、鏡餅を木槌や手で割ります。
伝統的な鏡餅であれば、正月から飾っている間に硬くひび割れていきますので、思ったより簡単に砕けます。
もし乾燥が不十分でなかなか割れないときは、鏡餅を半日ほど水につけ、電子レンジで温めて柔らかくしてから、手でちぎるという方法もあります。

このとき絶対にやってはいけないことは、刃物で餅を切ることです。
これは、もともと武士の風習なので、切腹を連想させる刃物を使うことはよくないとされ、手や木槌などで割るようになりました。
また、「切る」が「縁を切る」につながるともされ、包丁などで決して切ってはいけません。

「割る」という言葉も縁起が悪いとされるので、末広がりを連想させる「開く」という言葉を使います。
だから、「鏡割り」ではなく、「鏡開き」なのですね。

さらに、せっかく神様が宿って霊力をいただいた餅ですから、これを残すこともNGです。
有難い力をいただいて、一年の無病息災を祈るわけですから、たとえ小さなかけらと家でも残さず全部いただきましょう。

このように、意外とやってはいけないことが多いので、鏡開きのときは気をつけてください。

どうやって食べる?

こうやって鏡餅を開いて食べるわけですが、どのようにしてお餅を食べればいいのでしょうか。
普通は雑煮にして食べますが、魔よけの意味を持つ小豆と一緒にお汁粉にして食べるのも伝統的な食べ方です。
細かくかけらになったお餅は揚げて揚げ餅やかき餅にすると美味しいです。
塩だけでなく、いろいろなスパイスを試して味のバリエーションを楽しみましょう。
最近はお持ちのアレンジレシピも増え、ピザなど洋風の食べ方もお勧めです。



ということで、今回は「鏡開き」について話しました。

歴史のある日本では年中行事もたくさんあり、その由来や意味を知らべてみるのも面白いものです。
日本文化をより深く知ると同時に、家庭での楽しい思い出作りと、親子の交流のきっかけにもなります。

また、学習という点から考えてみると、年中行事は中学高校の入試試験で出てきたり、学校の授業の一環として話題になることもあります。
だから、年中行事を知り理解することは、教育という観点でも大事となります。

まだ家に鏡餅が置きっぱなしになっていませんか。
このように「鏡開き」について話し、子どもと一緒に餅を実際に割って、雑煮やお汁粉をいただいてみてはいかがでしょうか。
きっとお腹もふくれて、親子で楽しい時間が過ごせると思います。

2025.01.03

テストの結果が出ない生徒はどこまで勉強しないといけないか分かっていないのかも

 英語などの検定試験や入試、それから定期テストに向けて、一所懸命を勉強している生徒も多いと思います。
葛西TKKアカデミーでも多くの生徒がテストに向けた勉強を頑張っています。

しかし、いくら勉強しても点数が上がらない生徒がいます。
原因はいろいろあると思いますが、もしかしたら自分がテストまでにどの程度できるようになっていないといけないのかを、正しく把握していないせいなのかもしれません。
私も試験対策等で生徒を指導していますが、中には「勉強の仕方が違うな」、「それでは勉強が不十分だな」と感じることもよくあります。

そこで今回は、テストの結果が出せない生徒の勉強について考えたいと思います。

「学習」から「習得」へ

一般に勉強においては二つの段階があると言われています。
第一の段階は「学習」です。
別の言い方をすると「知る・覚える」ということです。
まず、新しいことがあるのに気づき、それが何なのかを知らなくてはなりません。
自分で調べるにしても、教えてもらって学ぶにしても、新しい学習内容を理解する必要があります。
そして、そのことを記憶し自分の知識の一部にしなくてはなりません。

多くの生徒はこれまでが勉強と思い込んでいます。
しかし、本当は違うのです。
「学習」の次の段階である「習得」までやらないと、本当に試験や実生活で役に立つ勉強とは言えないのです。

「習得」は何かというと、学んだことを利用して試験問題を解いたり、活用して生活の中で発生した課題に対応できる段階です。
「学習」して知っていても、生徒たちがそれを使えるかというと、必すしもそうではありません。
実際に問題を解くとき、教わった手順に従って答えを見つけ出せるのか、または、これまで学んだことを全て活用し、組み合わせて解決の道が見いだせるのか。
そこまで勉強はやらないと、試験で結果の出せる勉強にはなりません。

ちょうど自転車に乗るのと同じです。
幼いころに自転車を乗る練習をしたことのある人は多いと思います。
最初、自転車の乗り方の説明を受けて理解しても、実際には乗れません。
理屈は分かっても、それを身に付け使いこなせるとは限らないのです。
「自転車の乗り方を知る」のが「学習」である、「その乗り方を身に付け実際に乗りこなせるようになる」のが「習得」です。

経験値を上げる→実際にやるしかない

ここで大きくものを言うのは「経験」です。
「学習」したことが本当に分かって、それを活用して問題を解けるかどうかは、実際にやってみないと分からないのです。

先ほどの自転車の例で言うならば、乗り方が分かっていても乗れるとは限りません。
実際に乗って、本当にできるかどうか確認しないといけません。
乗れなければ、乗れるようになるまで何度も練習が必要になります。

勉強も同じです。
「学習」で学んだこと(インプット)が、本当に問題を解くときに使えるか(アウトプット)、確認と練習が必要です。
多くの生徒はインプットばかり重視して、そこで終わってしまうのです。
「覚えれば使える」というのは大きな誤りなのですが、それを理解していないのです。
多くの場合、「分かったつもり」で実は「分かってはいない」ので、テストのときに結果につながらないのです。
よって、本当に「学習」を経て「習得」のレベルに達するように練習問題をたくさん解いて、「経験値」を増やしてください。

また、「学習」レベルでよく分からなかったことも、練習を通じて自ずから分かるようになることもあります。
問題を解いていくうちにだんだんとパターンが見えてきて、解法が自然と身に付くこともあります。
あるとき、いきなりひらめいたり気づいたりして一気に理解が進むこともあります。
このように経験を積みながら理解するということもあります。
「学習」を強化するためにも、問題をたくさん解いて経験を増やさなければなりません。

「できる」だけでなく「早く効率よくできる」しかも「正確に」

また、スポーツで練習を繰り返せば上達するように、勉強でも練習をすれば問題が効率よく早く解けるようになります。
経験値の低い生徒はこれができないため、時間が限られている試験やテストにおいて、時間内に解くことができないのです。
恐らく時間さえかければ生徒たちは解けるのかも知れません。
テスト勉強で悩み悩んでようやく問題が解けても、それはテストの本番では意味がありません。
時間制限があるのですから。
いつまでも考えることが許されていない状況もに、テンポよく時間をかけないで答えられるくらいにまでなっていないと、問題も解けず点数も上がりません。
だから、「知っている」だけではダメで、効率よく早く問題が解けるようになるには、繰り返し練習をしてうまくなる必要があるのです。
問題を見て瞬時に解法が浮かび、すぐに解けるようになるまで勉強しないと、テストや試験では役に立たないということです。

そして、注意すべきことは「早ければいい」という訳ではないということ。
よく「早さ」ばかり求めて、勉強がいい加減という生徒が見られます。
急いで早く終わらせたいばかりに、適当な勉強をするのです。
「計算で書かないで暗算をする」「なんとなくそれっぽいことを書く」などです。
ここで「自分の学習が不十分で、習得のレベルまで達していない」と理解して、もう一度一段階前から取り組めるといいですが、テストや試験で結果を出せない生徒たちはこれを怠る傾向があります。

また、いくら問題を解くのが早くても、解答が正しくなければ意味がありません。
まずは時間をかけてでも正確で丁寧に問題を解くことです。
スピードは練習すれば後からついてきます。
いくら早くても最初雑だったものを丁寧に正確にするのは至難の業です。
ここも練習を通して経験値を上げることが重要になります。

経験値が上がれば難問も解けるようになる

さらに、経験値が上がれば難問もより解けるようなります。
いきなり初見の問題に出会って、その答えをゼロから考えて見つけ出せと言っても、多くの生徒にとってそれは非常に難しいことです。
しかし、事前に多くの問題に当たり経験を積んでいれば、その蓄積の中に似たような問題があるかも知れません。
そんな経験があればそれが大きなヒントとなり、解法への糸口になるでしょう。

定期テストなどでは、恐らく「学習」「習得」レベルまでが期待されるでしょうが、入学試験や検定試験ではそれだけではなく、さらに上のレベルまで要求されます。
そんなときも経験が豊かであれば、問題が解ける可能性も高くなります。
だからこそ、このような試験において基礎の確認が終われば、経験値を増やすために「質より量」の勉強をお勧めします。

どうして練習をしないのか

このようにもっとアウトプットに重点を置いた勉強をして経験値を上げればいいのですが、成績の上がらない生徒たちはそれをしません。
どうしてでしょうか。

まず、「分かったつもり」だから「自分は出来ている」と思い込んで、練習をしないことが挙げられます。
「分かっている」と思いうから「する必要はない」と考え練習をやらないのです。
では、対処法は何でしょうか。
根本は本人の認識に関する誤解なので、自分ができていないことを自覚させることです。
実際に問題を解かせて、どれだけできていないかを示すのがいいでしょう。

ここで注意しないといけないことは、プライドの高い生徒は実は自分が分かっていないことを自覚しているのだけれども、それを明確に指摘されると自尊心が傷つけられるのを恐れ、そもそも問題を解こうとしないということです。
こういう場合は厄介ですが、自分の弱いところもさらけ出せるくらいの信頼関係を普段から築くことが大事です。
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」という言葉が示すように、一時のプライドのためにその後の人生を大きく損なうことのないように諭す必要があります。

もう一つ、「面倒くさがりの心理」があります。
生徒たちはよく「面倒くさい」と口にします。
そして、「面倒くさい」と言えばやらなくて済むような考えがあるようです。
面倒くさいことをやらないのが合理主義のように思えますかもしれませんが、それは単なる怠慢です。
面倒くさくても、やらなくてはならないことはやらないといけません。
この点を誤解し、勉強しないでいい口実にしているようですが、全くの的外れです。
勉強は本来「面倒くさい」ものです。
その「面倒くさい」ものに直面し、試行錯誤、創意工夫し問題を解決するからこそ、脳や心の発達があるのです。
人間の脳は体と違い、何もしなくても成長するものではありません。
困難を乗り越える中でいろいろ考え、思考が深まり、育っていくものなのです。
「面倒くさい」と言ってその場しのぎの安易な判断で練習をせず経験を逃せば、それは翻って自分の不利益になることを十分に承知してほしいです。



テストや試験の点数が伸び悩んでいる生徒は、「どの程度まで勉強しないといけないのか」がよく分かっていない可能性があります。
確かに勉強はしていますが、十分ではないのです。
「一度覚えたから大丈夫」「一度解けたから大丈夫」と思ってそれ以上勉強しないので、テストや試験に対応できるまでの実力が付いていないことに気づいていないのです。

だからこそ、面倒くさがらず問題をたくさん解いて、真に理解しているか確認し、学習内容のより一層の定着を促し、さらに経験値を積むことで限られた時間内でもテンポよく解けるまで勉強しないといけません。
そうすれば、学んだ知識を正しく効率よく使いこなすことができ、テストや試験の点数もぐんぐん伸びることでしょう。

多くの生徒はインプットばかりに目がいって、アウトプットが疎かになりがちです。
しかし、結果の出る勉強にはアウトプットこそ重要だということに念を押したいと思います。

楽をして脳の発達はありません。
困難に直面して脳への刺激を増やすことで初めて可能です。
だから、苦しくても地道に頑張ってください。
そうすればきっと良い結果になって現れるはずです。

2025.01.01

新年あけましておめでとうございます

 新年あけましておめでとうございます。
2025年がスタートしました。
みなさまはどのような思いでこのときを迎えられましたか。
去年に引き続き、葛西TKKアカデミーは本年も生徒たちの支えになれますように、全力で頑張りたいと思います。

葛西TKKアカデミーの2025年は

いよいよ新年になりました。
去年に引き続き、皆様には葛西TKKアカデミーをご愛顧いただけますように、心からお願い申し上げます。
とは言え、葛西TKKアカデミーは特に何か変わる訳ではありませんが、これまで通り一人ひとりの生徒に向き合い、全ての生徒が明るい未来を歩めるように尽力したいと考えております。

年明け早々に共通テストが実施されます。
葛西TKKアカデミーでも今年は大学受験生が一人います。
国立大学を目指しているので、この第一の試練を無事通過できますように奮闘中です。
共通テストに関してはある程度の目途が立ってきたので、現在は本試験に向けた勉強を行っています。

また、同じく1月には高校受験の推薦入試もあります。
こちらも2名ほどチャレンジする予定です。
推薦入試は非常に狭き門であり、優秀な生徒でさえ落ちることがしばしばです。
結果はどうなるか分かりませんが、二人とも推薦入試に向けた対策講座を受けています。
小論文の書き方から面接まで、実戦を通して準備を進行中です。

その後、2月は高校入試の学力テストが行われます。
長い受験勉強の成果を発揮するときです。
葛西TKKアカデミーからは3人の生徒が今年は受験します。
全員持てる者の全てを出し尽くし、決して悔いのない受験をしてほしいと思います。
「やるべきことはやった、後は天命を待つだけ」と言えるくらいに出会ってほしいと期待します。

そして、入試のシーズンが終われば、新しい年度が始まります。
みんな進級し、新しい学校、新しいクラスでまた勉強です。
気持ちを切り替え、この一年を無事に過ごされるように祈っています。
葛西TKKアカデミーでは当座の予定などはありませんが、これまでと同じく生徒を支え、楽しい企画を通じて生徒たちが勉強に向き合えるように頑張ります。

ところでへび年ってどんな年?

ところでへび年ってどんな年なのでしょうか。
一般的には、「新しい挑戦や変化、成長、変革を象徴」する年だそうです。
これらは蛇の脱皮するイメージから生まれたようで、「復活と再生」も意味します。
よって、皆様も何か新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

蛇は恩を忘れずに必ず返す生きものと言われており、昔から豊穣や実りをもたらす神としてあがめ奉られてきました。
そういうところから日本全国国は蛇を祀る神社がたくさんあります。
山口県岩国市の白蛇神社なとはその代表格ではないでしょうか。
先ほど述べた「再生と復活」のイメージから、長寿や強い生命力につながる縁起のいい動物とされています。
よく「蛇の脱皮した皮を財布に入れておくと金運がアップする」などということは、皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか。

このように、これまでの努力が実(巳)のる年とも言われるへび年は、これまで積み重ねてきた努力の結果を出す年とも言えるでしょう。
そして、新しいことに恐れずチャレンジしてみる年でもあります。
皆様もこれまでやったことのないことに挑戦してみてはいかがでしょうか。



2025年が始まりました。
この新しい年に期待と不安で心躍らせる人はたくさんいると思います。
葛西TKKアカデミーも新たな出会いにワクワクしております。
どのような縁でどのような人に巡り会うのでしょうか。

辛いことや苦しいこともありますが、少しでも前向きになって、未来ある子どもたちの光になれますように頑張ります。

今年も葛西TKKアカデミーをよろしくお願いいたします。

2024.12.31

いよいよ今年も最後!大変お世話になりました!今年一年を振り返ってみます

 とうとう大晦日になってしまいました。
元日には「これから新たな一年が始まる」と思っていたら、もう2024年も終わりです。
本当にあっという間でした。
ますます一年がめまぐるしく感じます。

そして、今年も多くの出会いがあり、多くの人に助けられ、多くの思い出もできました。
まだまだ葛西TKKアカデミーは続きますが、時の区切りとして、ここで感謝の気持ちを表したいと思います。

今年を振り返ると

受験合格

今年はまず、二名も推薦入試で合格できたことが思い出されます。
推薦入試は本当に難しく、学校で成績優秀な生徒でさえ落ちることがあります。
それほど倍率が高く狭き門であり、受験生はみんな成績上位なので、本気で準備しないとまぐれで合格するようなものではありません。
葛西TKKアカデミーでは、かなりしっかりと面接や作文などの推薦入試対策も行いますが、それでも合格を保証できるものではありません。
だから、合格の報告を聞いたときは、とても驚くと同時に嬉しくもありました。
他の受験生も、それぞれの希望する学校に入学できました。
葛西TKKアカデミーの受験対策は決して生ぬるいものではありません。
それでも、最後までついて来てくれて感謝の限りです。
みなさん心から「おめでとう」と言わせてください。
みなさんの明るい未来への道を切り開くお手伝いができたことを、とても光栄に思います。

検定試験合格

検定試験の合格も思い出されます。
算数好きの小学生が中学生レベルの数検にチャレンジ合格しました。
また、小5の男子生徒は初めての英検に合格しました。
二人とも本人の努力の成果が実ってよかったと思います。
自分が好きなことなので、とてもよく勉強していました。
まだまだ上のレベルに向けて、今も奮闘中です。
頑張れ!

特別日本語授業

夏にはフランスからの生徒の日本語授業がありました。
夏休みを利用して、日本の授業を体験し、日本の同年代の生徒との交流が希望でした。
限られた時間で、希望にそうように授業を考えました。
日本語に特徴的な要素を面白楽しく学べる工夫をしました。
クイズにしたり、マンガを利用したり。
そして、お手伝いに来てくれた日本の生徒たちもとても協力的で、お陰で非常に良い評価をいただきました。
またこのような機会がありましたら、積極的に企画参加したいと思います。

夏休み工作教室

夏休みなどの長期休暇には恒例となりつつある工作教室も忘れられません。
今回は私が行った「バスボム作り」に加えて、塾生のお母様のご協力を賜り、「UVレジンのキーホルダー作り」も実施しました。
このように父兄の方にお手伝いいただけるのは有難いことです。
みなさんの特技を生かし、様々な形で葛西TKKアカデミーを盛り上げてくれる、まさに私の理想とする関係が築けていることを喜ばしく思います。
また、まいぷれ江戸川区さんの宣伝力も相まって、非常に多くの応募がありました。
この体験が参加した生徒たちの良い思い出になれたことを願っています。

総合型入試合格

秋になると総合型入試もありました。
総合型入試とは、以前でいうところのAO入試に当たるものであり、入試制度の改革によって名称や内容が多少変わりました。
最初に相談を受けたときはいろいろな意味で難しそうと感じました。
しかし、強い要望があり、本人の将来のためにも引き受けることにしました。
とは言え、決して楽な道のりではありませんでした。
小論文に必要な論の展開も理解できておらず、文字の丁寧さ、授業に対する姿勢など多くの課題がありました。
対策授業の厳しさに耐えられず逃げ出すこともありました。
しかし、周囲の説得と情熱、本人の再認識の結果、この苦しい準備期間を最後までやり遂げることができました。
個人的には十分に満足できる内容ではありませんできたが、合格という目標は達成できてよかったと思います。
この経験を通して、本人が物事に対する考え方や姿勢を改め、せっかく自分の希望する道へのきっかけができたのだから、それを無駄にせず今後の人生を歩んでほしいと思います。

そして新たな受験生

そして、来年度の入試に向けた新たな受験生も在籍しています。
大学受験が1名、高校受験が3名です。
現在、日本の公教育は難易度が増し、それに伴い受験も難しくなっています。
そして、制度改革に伴い様々な変更が見られ、入試制度も不透明な部分が多い状況です。
そんな中で、受験は一層過熱しています。
特に高校受験の2名は、葛西TKKアカデミーに入ったのが二学期になってからで、遅い受験勉強となりました。
しかし、自分の目指す高校に進学できるよう、現在一所懸命勉強中です。
受験も最後の追い込みとなり、この冬休みはみんなたくさん授業を受けています。
私も休みなくへとへとではありますが、生徒のことを考えれば何とか奮起せねばと、自身に鞭打っております。
頑張る生徒に必ず答えなければなりません。
全員の夢がかなうように全力でサポートします。

もちろん他の生徒も頑張っています

もちろん他の生徒たちも勉強をとても頑張っています。
中高一貫校に合格はしたものの、数学のスピードに追い付けず悩んでいた女子生徒は、毎日のように自習に来ています。
結果、成績も上がりました。
特に苦手だった数学は90点台を出せるまでになりました。
外国籍で言語の壁のある男子生徒も学校では、先生が何を言っているのか十分に理解する時間もなく授業が進んでしまうので、勉強に追いついていけませんでした。
しかし、葛西TKKアカデミーで個別指導を受け、本人の理解できるまで進度を合わせることができるので、以前よりも分かるようになり、テストの点が上がり勉強も楽しくなってきました。
中学受験を目指して頑張っている小学生男子、そろってTKKで勉強に励む小学生の兄弟たち、文章理解が苦手で自分を表現することも難しい生徒など、葛西TKKアカデミーではいろいろなタイプの生徒が勉強しています。
みんなそれぞれに問題を抱えていて、それを個別に対応できる当塾だからこそ選んでもらえています。
本当にありがたいことです。
一人ひとりに合わせて期待に応えられるよう、今後も力を尽くしたいと考えています。



大晦日ということで、簡単に今年一年を振り返ってみました。
今年もいろいろありました。
正直、一筋縄ではいかない生徒が多いですが、だからこそ私も指導のし甲斐があると思っています。
みんな個性的でいい生徒ばかりです。
苦労は多くつらいことも多いですが、この仕事が「楽しい、やってよかった」と感じることも多いです。

幸いにして現在ほとんどのコマが埋まっている状況です。
これも私の地道な努力を評価してくださってのことだと理解しています。
みなさんには感謝しかありません。

引き続き新年も子どもたちの将来のために、彼らの支えになれるよう、日々精進してまいりたいと思います。
どうか来年も葛西TKKアカデミーをよろしくお願い申し上げます。

2024.12.22

インフルエンザ流行中!学級閉鎖も!受験生は特に注意!

 現在、インフルエンザが流行中です。
今年はインフルエンザだけでなく、コロナウィルス、そしてリンゴ病も流行っているようです。
多くの学校で学級閉鎖のニュースも聞かれます。

特に受験生は注意と予防が必要です。
運が悪いと、受験日にインフルエンザが重なり、試験が受けられなくなります。
本人だけでなく家族や周囲の人間も含めて予防対策をしましょう。



以前にも触れましたが、今一度、確認の意味を込めてインフルエンザの予防についてお話したいと思います。
コロナウィルスやリンゴ病も含めて、感染症対策として共通のものもありますので、インフルエンザだけでなく他の病気にならないためにもしっかり復習しましょう。

万が一、インフルエンザにかかってしまった場合には、少しでも危ないなと思ったなら無理をせず、早目に薬を飲んで安静にしましょう。
そして、ひどくなる前にお医者さんに診てもらいましょう。

もちろん予防が一番大切です。
予め注意して日常生活を送ることで、インフルエンザ感染リスクを大きく下げることができます。

インフルエンザの予防と注意点

1.マスクをする

自分がインフルエンザにかかった場合はもちろんですが、予防という意味でもマスクをしましょう。
インフルエンザには飛沫感染もありますので、マスクは口や鼻からウィルスを吸い込むのを防げます。
喉を潤す効果もあり、感染を防ぐ硬貨が高まります。

2.手洗いとアルコール殺菌

インフルエンザのもう一つの感染経路は接触感染です。
だから、手洗いは重要です。
ウィルスは水やアルコールに弱いので、これは有効な手段です。
外出から戻ったとき、トイレから出たときなど、こまめに手を洗いましょう。
また、とってやパソコンなど人が触れるところもこまめにアルコールで拭いて殺菌をするといいです。

3.加湿器などで湿度を上げる

ウィルスは湿度に弱く、湿度が50%を超えると活性が落ちるそうです。
加湿器で室内の湿度を上げるとウィルスの予防になりますし、喉を乾燥から防ぎ潤いを与えるので、喉を守ることにもなります。
加湿器がなければ、濡れたタオルを干すだけでも違います。

4.やはり体力は重要

勉強で寝不足になると免疫力が落ち、インフルエンザにかかりやすくなります。
十分な食事を取らないで栄養が不足しても風邪にかかりやすくなります。
受験で忙しい時こそ、規律ある生活を心がけましょう。

5.家に閉じこもりっぱなしにならないで、適度に外に出て、日の光を浴び軽い運動をしましょう

部屋にずっといると気分が滅入ってしまい、精神衛生上よくありません。
外の空気を吸って、頭をスッキリさせるといいでしょう。
日光を浴びると免疫力も上がるし、軽い運動で血行もよくなりストレス発散になります。
ただし、人ごみに入ると風邪をもらう可能性があるので、不必要に人が大勢いるところに行くのはやめましょう。

インフルエンザにかかったなと思ったらすぐにお医者さんのところに行きましょう。
適切に対処して早く治し、再び勉強に取り組めるようにしましょう。
風邪の引き始めは水分補給とビタミンなどの栄養補給をしっかりしてください。
ワクチン注射をまだしていない人も、いないよりはましなので、今からでも受けた方がいいでしょう。
特に受験生は最悪の事態を避けるためにも、用心に越したことはありません。



未だコロナウイルス感染が報告され、今年はリンゴ病も増えているようです。
一般生ともそうですが、受験生は特にインフルエンザの感染にも注意しないといけません。
大事な受験が台無しにならないように。

病気になってしまうと何もできなくなってしまうので、必要もなく人ごみの中に入って行くなど、あえて感染しやすくなるようなことはしないでください。
大切な時期に感染してテストが受けられないことのないように、最後まで気を抜かないで頑張りましょう。

2024.12.14

最近のTKKの様子

 12月に入り、すっかり冷え込んできました。
葛西TKKアカデミーの生徒たちにも、風邪気味な生徒がちらほらと見えるようになりました。
皆様も体調に気をつけていただきたいと思います。

実は、12月は塾にとって最も忙しい時期でもあります。
通常の授業に加え、冬期講習があり、受験生は本番に向けた最後の追い込みに入るからです。
そこで、今回はそんな葛西TKKアカデミーの近況をご報告したいと思います。

受験生

今年は大学受験生が一名と高校受験生が三名です。
みんな最後の追い込みで頑張っています。

特に高校受験生が計画にのっとり、週4~5コマの入試対策を受けています。
とても大変ですが、みんな自分の勉強に加えて塾の勉強もしっかりやってきてくれています。
特に二名は10月から入った生徒で、一般的な受験対策のスケジュールから大きく遅れてのスタートでしたら、二人とも素直に授業を聞いて、与えられた課題や問題に取り組んでいます。
おかげで、高校受験組はみんな志望校の合格ラインをクリアできそうです。

しかも、高校受験のうちの二人は推薦入試にもチャレンジすることになっています。
推薦入試はまぐれで合格するようなものではないので、受けるならしっかり準備しないといけません。
つまり、一般受験の勉強もしつつ推薦入試の準備もしないといけないので、受験生にとっては非常に厳しい状況になります。
中途半端な気持ちでやるなら、推薦入試はしないで、その分の時間を一般受験の勉強に当てた方がいいです。
しかし、それを十分説明した上で本人たちがやりたいと言いっているので、私としてはもうそれを拒む理由はありません。
困難な日々になると思いますが、結果はどうであれ試練を超えた先にはきっと人生の教訓が得られるはずです。
周囲には無謀に思えることでも果敢に挑む気持ちに、最近失われつつある若者らしさを感じ、ぜひ応援したいと考えます。

大学受験生も共通テスト対策は既に終わり、本試験に向けた対策を現在行っています。
本人の努力もあり、共通テストは目標をクリアーできそうな状態です。
一方、共通テストと違い本試験は高度な学習が要求されるので苦戦しています。
でも、まだまだ時間はありますので最後の最後まであきらめることなく頑張ってほしいです。
理系の生徒なので基本的には苦手な英語を指導しています。
最初のころは基礎的なこともままならない感じでしたが、これまで努力してかなりできるようになったと思います。
とは言え、本試験は簡単ではありません。
より複雑で高度な問題が多々あるので、それにも対応できるように、今以上に英語を磨きあげる必要があります。

中学生

中学生チームはそれぞれ個性的なメンバーがそろっています。
みんな一筋縄ではいかない問題を抱えていますが、一生懸命困難を乗り切ろうと頑張っています。
目的に向かって、日々努力です。
葛西TKKアカデミーに来て、みんな頑張れば結果を出せることを実際に経験したので、真面目に自分のやるべきことをやっています。
多くの場合、知能が悪いから成績が悪いのではなく、やるべきことをやってこなかったから、何をやっていいか分からずそのままにしていたから結果が出ないのだと思います。
だから、何をどうやるか具体的に示し、本人も言われたことを素直に受け止め実行するだけで、大抵成績は上がるものです。

中学三年生の生徒が英検3級合格を目指して頑張っています。
もともと英語が苦手で苦労をしながら勉強しています。
かなりできるようになってきましたが、あと一歩という感じです。
来月の試験までまだ時間がありますから、残された時間を使って全力で取り組んでほしいと思います。
特に冬休みの時間に余裕があるときを利用して、実力を伸ばしてくれればと思います。

小学生

今、葛西TKKアカデミーには1年生から6年生まで小学生が所属しております。
こちらも個性的なメンバーがそろっています。
いい意味で癖の強い生徒たちです。
多くの小学生は学校で習ったことをしっかり身に付けられるように、基本を中心に勉強しています。

こちらにも英検4級合格を目指して頑張っている生徒がいます。
基礎的なことはできているのですが、合格ラインにはあと少しというところです。
春の試験に間に合うようにと奮闘中です。

また、先日うれしいニュースがありました。
夏休みに読書感想文を指導した生徒が、なんと賞状を頂いたと見せてくれました。
最初は読書感想文の体をもなしていませんでしたが、粘り強く何度も話し合い、書き直し、ようやくできた作文は素晴らしいものでした。
こうやって生徒の頑張りが目に見える形になると、生徒自身も自分の成果が現実のものとして感じられ、勉強への励みになります。
このような感じで、多くの生徒に努力と達成の実感と喜びを味わってくれたらと願います。
そして、私もその力添えになれたらと、日々思う次第です。

合格

先日、大学の総合型で受験をした生徒が無事合格しました。
これまでのいうところのAO入試というものです。
小論文と面接の練習と徹底的に行いました。
正直問題の多い生徒で紆余曲折ありましたが、何とか合格が取れたことに安堵しております。
個人的にはまだまだ彼の能力を引き上げられたと思いますが、もともと勉強嫌いの生徒なので、目標ラインはクリアできたから「良し」とすべきなのかも知れません。
少なくとも合格という事実は変わらなく、彼の将来の夢に向けた道が開けたのはうれしいことです。
本人も親御さんもとても喜んでいました。
他の生徒たちも、自分たちの希望に向かって進めるように、これからも支え続けたいと思います。

冬休み

冬休みは学校がない分、これまでできなかったことをするには良い時期です。
苦手や抜けを克服するチャンス。
特に受験生にとっては、本番前の最後のまとまった時間の取れる休みなので、せっかくの機会を無駄にせず有効に活用してほしいと思います。
授業を追加して頑張っている生徒もたくさんいます。
みんなの努力が実ってよい新年が迎えられればと思います。



受験生も多く、ありがたいことに今年はコマがほぼ埋まっている状態です。
これほど皆さんに葛西TKKアカデミーが支持されているとは、心よりうれしい限りです。
私一人で経営している小さな個別指導塾で、このごろは非常に忙しい毎日を送っています。
大変でフラフラになることもありますが、ここが子どもたちの支えになり、彼らの未来を照らす助けになればと思えば、不思議と力が湧いてくるものです。
これからも一人でも多くの生徒たちのために最善を尽くしていきたいと思います。

2024.11.23

明日は都立高校の英語のスピーキングテストがあります!

 他の入学試験に先駆けて、明日は都立高校の英語のスピーキングテストが行われます。
今、受験生は入試に向けた勉強に忙しい時期だと思います。
そんな中での最初の試験ということで、緊張したり戸惑っている生徒も多いのではないでしょうか。

そこで試験前日に当たり、スピーキングテストに臨む前の注意点をいくつか述べたいと思います。

スピーキングテストの対策として

1.機器の扱い方・操作方法の確認
他の試験と違い、スピーキングテストではタブレット端末などを使い、ヘッドフォンから流れる音声の指示に従い解答を行います。
付属しているマイクに音声を入力して解答をするわけですが、これらの機器の操作方法が分からないと大変です。
使い方が分からず焦って実力が発揮できないと困ります。
受験生は各中学校でリハーサルとして実際に端末等を使って練習済みと思いますので、そのときのことをしっかり思い出し、事前に機器の使い方確認をしておきましょう。
万が一試験中に機械のトラブルが発生しても決して慌てず、落ち着いて試験官に申し出て対応してもらいましょう。
なれない形式のテストですが、パニックにならず冷静に解答しましょう。
そのためには、事前に頭の中で試験を何度もシミュレーションしてください。
2.問題形式の確認
スピーキングテストは四つのパートから成り立っていますので、それぞれのパートの問題形式を確認しどのように答えればいいか考えましょう。
最初のパートAは与えられた文章を読む問題です。
問題内容の説明があるうちからできれば問題に目を通しましょう。
そして、少しでも早く最後まで黙読し、発音できない単語がないか確認して下さい。
あったときはどうしようもないので、自分なりに考えて発音を想像しながら読んでください。
読むときにどこまで続けて読んで、どこで区切りを入れるか考えましょう。
また、英語の単語にはぞれぞれアクセントがあるので、それを強調するとより英語らしく聞こえます。
文末を上げたり下げたりする抑揚も注意してください。

パートBはイラストなどを見ながらそれに関する質問に答える形式です。
質問を正しく聞き取れないと正確に答えることもできませんので、質問で何を聞かれているか、特に英語は最初のワードが重要ですので、そこを特に集中して聞いてください。
自分なりの回答で構わないのですが、自分が答えられる英語で応えるようにしてください。
自分の意見を言いたくても、それが英語で言えないときは別の答えをすることも大事です。
また、パートBでは今年から新形式の問題も導入されます。
一つは音声による質問に対して答える問題、もう一つは逆にこちらから質問する問題です。
こちらも問題に対してどのように答えるのが自分にとって一番いいか考えながら、自分なりの解答を発話しましょう。

パートCは四コマ漫画を見て、そこに描かれている内容を英語で話す問題です。
まず、各コマに何が描かれているか把握し、それを英語で表現するにはどうすればいいか考えましょう。
言いたくても言えないときは別の解答をしてください。
難しいことを言う必要はなく、単純な英語で応えましょう。
個人的にはこのパートが一番難しいように思われます。
だから、完全にできなくてもできる範囲でいいと思います。

最後のパートDはオープンクエスチョンの問題です。
聞かれる質問に自分の意見を述べて、その理由も説明するものです。
意見事態に正解はないので、どの立場の意見を述べても構いません。
大事なのは答え方です。
自分の意見をしっかり裏付ける論理的な解答が求められます。
応え方も大事ですが、思考力も重要になります。
日本語でもいいので、自分の意見を理由をどのように言えばいいか練習しましょう。
3.答えるときの注意点
スピーキングテストなので英語の文法力や語彙力も大切ですが、根本的にはっきり大きな声で応えることが肝心です。
音声が録音できなければ意味がありませんし、聞き取りにくい話し方では採点者が点数を付けられません。
それから、解答時間も気をつけましょう。
録音の時間が決まっているので、ゆっくりしていると最後まで録音できないかも知れません。
焦って英語がいい加減になるのはいけませんが、時間内に答えらえるように練習して時間の感覚をつかむようになるといいです。

言葉に詰まって途中で沈黙になってもいけません。
試験中の緊張で機転が利かなくなるかも知れませんが、常に落ち着いて試験に臨めるようにしましょう。
そもそも何も答えないと点数がありません。
逆に何か答えれば点数になる可能性があります。
スピーキングテストは部分点がありますから、最初からあきらめて何も言わないのはやめましょう。
もがいて1点でも取れるように頑張りましょう。

試験前後の注意点

1.体調管理
いろいろお話しましたが、もう前日なので付け焼刃での勉強はやめましょう。
それよりも万全の体調で持てる実力を全て出せるように体を整えるのが得策です。
前日はお風呂にゆっくりつかりリラックスして、十分な睡眠が取れるようにしましょう。
早寝早起きをして、余裕を持って試験会場につけるようにしてください。
朝食も刺激が強いものは避け、胃にやさしいものを食べましょう。
そして、くれぐれも食べ過ぎには気をつけてください。
また、最近急に冷え込んできたので、温かい恰好をしてください。
そして、人ごみに入る必要があるようならばマスクなどの対策もしましょう。
2.出発
持ち物は事前に準備して、朝慌てることのないようにしてください。
特に受験票は大事です。
受験生はそれぞれが指定された受験会場に集合となります。
会場に向かう途中でどんなトラブルがあるか分かりませんので、時間の余裕を持って出発しましょう。
少し早めに着いて、会場をぐるっと一周するくらいのゆとりがあるといいでしょう。
同じ中学の生徒もいると思いますが、気を緩めておしゃべりなどしないで、おとなしく自分の席について心を落ち着かせましょう。
試験監督官の指示に従い、つつがなくテストを受けてください。
そして、テストが終われば速やかに帰宅してください。



スピーキングテストは普段なかなか行わないテスト形式で、慣れないとやりにくいと思います。
日頃から発音等を気をつけて英語を学習していればいいのですが、直前に対策に取り組んですぐに上達するようなものでもありません。
日々の積み重ねにより身に付けるものだからです。
別の言い方をするならば、直前にジタバタしてもどうにかなるものでもないので、自分の持てるものを出し切ることに集中してテストを受ければいいのではないでしょうか。

これから続く高校入試の第一弾です。
勝手が分からず苦労するかも知れませんが、「人事を尽くして天命を待つ」の精神でやれることをやりましょう。
それで十分です。

それでは皆さん、幸運をお祈りいたします。

2024.11.18

インフルエンザ予防を!受験生は注意しないと入試が受けられないかも!

 

受験生は受験勉強も本格的になってきていることと思います。
今月下旬には都立高校入試のスピーキングテストが実施され、受験がより一層現実味を帯びてきました。

ところで、勉強も大事ですが、受験生にとって最も注意しないといけないのが健康管理です。
特にこれからの季節はインフルエンザが流行し、一見落ち着いたように見えるコロナウィルスも完全になくなった訳ではないので、より一層の予防と対策が必要となってまいります。

そこで今回はインフルエンザに焦点を絞って、その対策を考えてみましょう。



一般の生徒もそうですが、この時期にインフルエンザを最も注意しなければならないのは受験生です。
勉強が滞るだけでなく、試験日と重なれば受験できないということも考えられます。
もしインフルエンザにかかってしまうと一週間は自宅で療養しないといけないからです。
これまでの努力が水の泡になってしまいます。

このようなことは絶対に避けなければなりません。
だから、少しでも危ないなと思えば無理をせず、早目に薬を飲んで安静にしましょう。
ひどくなる前にお医者さんに診てもらいましょう。

もちろん予防が一番大切です。
予め注意して日常生活を送ることで、インフルエンザ感染リスクを大きく下げることができます。

インフルエンザの予防と注意点

1.マスクをする

自分がインフルエンザにかかった場合はもちろんですが、予防という意味でもマスクをしましょう。
インフルエンザには飛沫感染もありますので、マスクは口や鼻からウィルスを吸い込むのを防げます。
喉を潤す効果もあり、感染を防ぐ硬貨が高まります。

2.手洗いとアルコール殺菌

インフルエンザのもう一つの感染経路は接触感染です。
だから、手洗いは重要です。
ウィルスは水やアルコールに弱いので、これは有効な手段です。
外出から戻ったとき、トイレから出たときなど、こまめに手を洗いましょう。
また、とってやパソコンなど人が触れるところもこまめにアルコールで拭いて殺菌をするといいです。

3.加湿器などで湿度を上げる

ウィルスは湿度に弱く、湿度が50%を超えると活性が落ちるそうです。
加湿器で室内の湿度を上げるとウィルスの予防になりますし、喉を乾燥から防ぎ潤いを与えるので、喉を守ることにもなります。
加湿器がなければ、濡れたタオルを干すだけでも違います。

4.やはり体力は重要

勉強で寝不足になると免疫力が落ち、インフルエンザにかかりやすくなります。
十分な食事を取らないで栄養が不足しても風邪にかかりやすくなります。
受験で忙しい時こそ、規律ある生活を心がけましょう。

5.家に閉じこもりっぱなしにならないで、適度に外に出て、日の光を浴び軽い運動をしましょう

部屋にずっといると気分が滅入ってしまい、精神衛生上よくありません。
外の空気を吸って、頭をスッキリさせるといいでしょう。
日光を浴びると免疫力も上がるし、軽い運動で血行もよくなりストレス発散になります。
ただし、人ごみに入ると風邪をもらう可能性があるので、不必要に人が大勢いるところに行くのはやめましょう。

インフルエンザにかかったなと思ったらすぐにお医者さんのところに行きましょう。
適切に対処して早く治し、再び勉強に取り組めるようにしましょう。
風邪の引き始めは水分補給とビタミンなどの栄養補給をしっかりしてください。
ワクチン注射をまだしていない人も、いないよりはましなので、今からでも受けた方がいいでしょう。



未だコロナウイルス感染が報告される中で、受験生はインフルエンザの感染にも注意しないといけません。
病気になってしまうと何もできなくなってしまうので、あえて感染しやすくなるようなことはしないでください。
大切な時期に感染してテストが受けられないことのないように、最後まで気を抜かないで頑張りましょう。

2024.11.10

好きは大事、でもそれだけでは困り(その一)

 以前、算数好きな生徒がいて、好きな算数を勉強する機会をどんどん与えたことで、今の学年以上の算数の問題も解けるようになったという話をしたことがあります。
彼は算数が好きで、自分から問題を次々といて、親もそれを理解し尊重し、彼の算数の能力を伸ばすためにチャンスを与えることを惜しみませんできた。
最終的には、同学年の生徒よりもずっと上の級の数検も合格しました。

このように「好き」や「楽しい」は生徒の能力を飛躍的に伸ばしてくれる起爆剤になります。
しかし、そこに焦点を当てすぎるのも実は問題があるのです。
本日は、「好き」なことをする注意点を議論したいと思います。

「好き」なこと「楽しい」ことは最高の結果をもたらす⁉

好きなこと、楽しいことならいつまでも集中して続けられる。
夢中になって、気がついたらいつのまにか何時間もたってしまったという経験をしたことがあると思います。
逆に、嫌なことはなかなか手がつかず、「早く終わらないか」と時間ばかり気になってチラチラと時計を見るが一向に進まない。
「まだこんなに時間があるのか」とため息をついたことはありませんか。
好きなこと楽しいことは集中して効率よく進むのに、嫌なことはダラダラやって生産性が非常に悪い。

だから、「好き」や「楽しい」ということは大切なのです。
勉強においても「好き」であれば、周りから言われなくても自分から進んで机に向かい、教科書をどんどん読んで問題を解いて、結果良い成績を導き出す。
そして、良い結果が励みとなりより一層勉強を楽しくする。
こうして正の連鎖が生まれれば、生徒に良い効果がもたらされます。
「好き」なことをやって、精神的に楽しく幸福な状態であれば、心にもゆとりができ苦手なものにも取り組むことができるようになります。
そして、苦手も克服できれば最高の結果を残すことができます。

勉強に限らず、スポーツや習い事においても、多くの家庭や教室で「好き」、そしてこれに関連した「楽しい」がとても大切にされます。
好きなことをやって、楽しい人生が送られればなんと幸せなことでしょう。
このようなプラスの効果に着目し、現在の教育は「勉強を楽しく」することを重視しています。

これはこれで間違っていないのですが、実はそこには落とし穴があるのです。

不幸な事実

「好きなこと」「楽しいこと」を重んじる教育は素晴らしいのですが、それが「嫌なこと」や「辛いこと」を避ける教育になると問題です。
なぜなら楽しいことばかりやって毎日を過ごせればいいのですが、残念ながら現実はそうではないからです。

現実には「嫌なこと」「辛いこと」がたくさんあり、私たちはそれらと折り合いを付けながら生活をしていかなくてはなりません。
若いうちから「嫌なこと」「辛いこと」から逃げてばかりいると、そのようなことに出会ったときの耐性が育たなくなります。
小さな「嫌なこと」「辛いこと」のうちから慣れて、それを乗り越える経験を積んでいけば、将来より大きな「嫌なこと」「辛いこと」に出会ったとしても、その人はある程度対処可能です。

しかし、子どものうちからそのような試練から逃げ、苦しいことを乗り越える力が育っていない人は、大きくなって避けられない「嫌なこと」「辛いこと」に直面したとき、現実が厳しすぎて絶望で耐えられなくなります。
そして、その人にはこれまでと同じように「逃げ」しか選択肢がないように思われるのです。

実際に生徒たちを見ると…

受験生を見ているとよく分かるのですが、それまでその場をごまかし勉強を逃げてきた生徒は受験の重圧に耐えられない場合が少なくありません。
自分の実力を伸ばして困難を乗り越える努力をするという考えが浮かばず、浮かんだとしてもそれは自分には当てはまらないと考えます。
困難が異様に大きく感じ、挑戦する前から無理と決めつけ、戦う前に白旗を挙げてしまうのです。
苦労をするくらいなら逃げ出した方が楽。
そして、現状の実力で進める道を選びこじんまりと収まろうとします。

これはある意味賢いと見なすこともできますが、人間として成長段階にある若者がこんなに早く自分の限界を決めてしまっているのは非常にもったいない気がします。
自ら可能性を狭め、自分を伸ばす努力をしないのは楽なことかもしれませんが、せっかく苦労して手に入れられるものを失うことの大きさを考えると正しい選択とは思えません。

「好きなこと」「楽しい」を重視する教育が「好きなこと」「楽しい」だけの教育であれば疑問です。
真に子どもたちの成長を考えるならば、「好きなこと」「楽しい」以外のことも取り組めるように指導することが望ましいと考えます。

先ほど「好きなこと」「楽しい」を突き詰めればゆとりができ苦手克服にもつながると述べましたが、そこまでのゆとりが生まれる段階に到達するには、生徒たちの時間が少なすぎるのです。
今の生徒たちはいろいろな意味で忙しく、結果としてこの方法がうまくいくのは非常に稀です。

別の線引き「やるべきこと」と「やらなくてもいいこと」

「好き」や「楽しい」に焦点を当てるやり方の何が問題なのでしょうか。
「好き」や「楽しい」だけの教育は、いわば生徒を楽園に閉じ込めるようなもので、いずれ大きくなって楽園を出て荒々しい現実に生きるすでを授けていないという点ではないでしょうか。

生徒が喜んで好きなことに励んでいれば、教える方も楽しいですし、指導も素直に聞いてくれるので非常に楽です。
でも、教える側にとって楽だからと言ってそれだけで終わってしまっては、生徒の将来に対して無責任と言わざるを得ません。
教える側も苦労するでしょうし、生徒たちも楽しくはないかも知れませんが、それでも「好き」や「楽しい」以外のことも取り組めるようにしないといけません。
それが現実だから。
「好き」や「楽しい」以外のことはやらなくてもいいと生徒が勘違いしないよう注意が必要です。

つまり、教育においては「好きなこと」と「嫌いなこと」も大事ですが、「やるべきこと」と「やらなくてもいいこと」という線引きが重要ではないでしょうか。
両者を同一視するのではなく、「嫌いなこと」でも「やるべきこと」はやらなくてはならないという考え方です。
人間は「失敗」や「非効率なこと」「面倒なこと」や「困難なこと」から学ぶことが多く、好き嫌いでこれらのことを避けるということは学習の機会を失っているということでもあります。



文章の途中ですが、少々長くなってしまいましたので、今回はここで一旦終わります。
続きは後日掲載しますので、お楽しみに。

教育や子育ては非常に難しく一般化しにくいテーマではありますが、葛西TKKアカデミーはこれからもこれらの事柄について考え続けたいと思います。
皆様も「このようなやり方があるよ」という方は、気軽にコメントいただけるとありがたいです。
 
それでは今回はここまで。

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