中学の英語を勉強するときのポイント

中学の英語を勉強するときのポイント

生徒の中で苦手が多い教科の一つが英語です。
小学校の英語活動のような、英語を使ったゲームや挨拶などの簡単な会話ならば楽しく、英語が好きという児童も結構います。
しかし、中学に入り文法など本格的な「勉強」となった場合、感覚ではなく理詰めで考えなくてはならず(一般の中学の授業がそのようにこれまでデザインされているので仕方ないですが)、難解な暗号解読のようになり感じられ、成績が付けられる。
そうするとこれまでの楽しみはすぐに消し飛び、頑張ろうという気力さえなくなることもあります。

そうならないように、生徒が英語に興味を持ち楽しみながら学べる授業を葛西TKKアカデミーでは目指しているのですが、現実に学校という存在がある限り、なかなかそのような理想的な授業も行えず、妥協して学校の勉強に即した授業になってしまうのが悩みです。

そこで今回は学校の定期テストに向けた英語の勉強法についてお話します。

勉強は千差万別、一人ひとりに適した方法があり、万人に通用するものはありません。
だから、個人個人に合わせて勉強を考え教えていかないといけないのです。
しかし、個々の事例を上げればきりがないので、ここでは一般論としての勉強法を紹介します。
これでうまくいかないからと言って心配する必要はありません。
その時は自分に合った勉強方法を見つければいいのです。
その際は葛西TKKアカデミーが力になりますので、是非、ご相談ください。

英語は毎日触れ、慣れることが大事

外国で生活をした経験がある方なら分かると思いますが、言語は毎日使っていないと驚くほど忘れてしまうものです。
海外の生活が長いと、ある日、自分の言いたいことが日本語で出てこないことがあります。
逆に日本に帰ってしばらくたつと、海外で生活していた時は何の問題もなく使えた英語が口から出てこない。
この傾向は特に子供に強く、小さい子供は言葉を覚えるのが早いですが、忘れるのも早いです。
つまり、言語学習では毎日その言葉に触れることが大切です。

英語を日常で使う機会の少ない日本では、生徒たちが自分から積極的に英語に触れようとしないといけません。
幸いにして現在はYouTubeやその他動画サイトなど、その気になれば英語に触れる機会はたくさんあります。
DVDやブルーレイで映画などを見るときにも英語の吹き替えや字幕を付けることもできます。
そうやって英語を聞く場を設けてください。
最初はよく分かりませんが、映像を見れば言っていることがなんとなくわかってきたり、単語をいくつか聞き取れたりできるようになります。
そうやって聞き取りが少しずつできるようになると、英語を聞くのも楽しくなります。

基本文で覚える

英語を勉強するとき「単語を覚えさえすればいい」という人がいますが、これは間違いです。
言葉は単語が単独に漂っている訳ではなく、単語同士が有機的につながり、文脈において的確に使われなくてはいけません。
つまり、文となって初めて言葉は意味を成してくるのです。
単語だけ覚えては使い方が分かりません。
だから、英語を勉強するときは単語で覚えるのではなく、文で覚えることをお勧めします。
文の方が長いので、これは効率が悪いように思えるかもしれません。
でも、人間の脳を考えると、脈絡もなく単語を覚えるよりも、他と関連付けて、それをヒントに覚えていく方が覚えやすいです。
このような基本文をたくさん覚えることが英語の理解を深め、実際に使える英語につながります。
基本文は簡単な言葉で作って構いません。
大事なのはポイントが分かる分の構造です。
「この分から、英語の過去形はこう作ればいいんだ」と理解してくれればいいです。
こうして基本文を身に付けたら、後はその中の単語を置き換えるだけで表現の幅が広がります。

文法用語は極力避ける

英語を勉強するとき、学校の先生の中には言葉の意味も十分に説明せず、やたら文法用語を使う人がいます。
これは教える方が楽なだけで、学ぶ側が決して簡単という訳でもありません。
むしろ、言語とは別に余計な用語を覚えなくてはいけないので、人によっては余計に混乱するかもしれません。
しかも、運の悪いことに英語で使っている文法用語の中には、国語の文法用語と同じものがあります。
しかし、日本語文法と違い国語文法は母語話者が自分の言葉を分析するために用いられるものなので、同じ用語でも意味が違ったりします。
これも混乱の原因となりえますので、できれば文法用語に頼るのは状況をよく分析してからにしましょう。
生徒の中には文法用語を聞いただけでアレルギーを起こしてしまい、「もう難しい、分らない」と思い込んでしまう者もいます。
特に子供の場合、その心理状況が学習に与える影響は大きいので注意が必要です。

本分を繰り返し読む

特に定期テストという観点で考えるなら、基本はやっぱり教科書です。
だから、教科書をしっかり勉強しなくてはなりません。
その際、色々理屈を考えながら分析しながら英語を科学的に理解するのもいいですが、言語という性質を考慮するなら「読む」ことは基本でしょう。
声を出して読めば(より多くの間隔を使うので)単語やいろいろな表現を早く覚えることができます。
その時注意しなくてはならないのは、発音をいい加減にしないということです。
あいにく日本の英語教育は発音を疎かにする傾向がありますが、人間の思考は脳内で音で行われていることを鑑みるならば、きちんと教え学ぶべきです。
そして、最初はよく分からないかもしれませんが、何回も何回も繰り返し読んでいくうちに、不思議なことに、だんだんと分かるようになってきます。
「読書百遍自ずから知る」とはよく言ったものです。

やっぱり学校のワークと教科書

定期テストでは多くの問題が教科書やワークから出ます。
そして、これらは事前にやれば解き方が分かるし、答え合わせをすれば確認もできます。
一回やったら間違ったところだけをもう一回やる。
これを繰り返し、全ての問題が丸になるまで頑張りましょう。
これでテストの半分以上は取れるようになります。

しかし、多くのできない生徒はこれをいい加減にやっています。
面倒くさいからと言ってきちんと問題を解かず、答えを写すだけ。
形式上は丸がついてやったように見えますが、結局何も身に付いていないので、当然テストでは解けません。
更に、高校入試では中学三年間の勉強が全て対象となるので、ここできちんとやらないとまた同じことを勉強しないといけません。
結局二度手間で、長い目で見るならやはり、ごまかしの勉強はすべきではありません。
後でもっと面倒くさいことになります。

勉強はテスト前にやるのではない

最後に、よくいるのが、テスト範囲が発表されるまで勉強しない生徒です。
「範囲が発表されないと何を勉強していいか分からない」ということらしいですが、そんなことはありません。
前回のテスト範囲の次から普通出されますし、今やっているところまでは確実にテスト範囲になります。
だから、発表されなくても既にやってしまうのがいいです。
早く課題を終わらせれば、その分学習内容の確認とテストの準備に費やす時間が増えます。
そうすれば、成績もきっと上がるでしょう。
わざわざ待つ必要はないのです。
毎日の余裕のあるうちに勉強に取り掛かり、ゆとりを持ってテスト勉強をすればより効率よく勉強が身に付きます。

中学では定期テストが成績の重要な部分を占めます。
だから、定期テストも視野に入れて中学では勉強しないといけません。
定期テストは必ず行われるので、それにどう対処するかが大きな分かれ目です。
英語ということで話しましたが、今回のポイントはほかの教科でも通じるものがあります。
すこしでも勉強に困ったときは、気軽に葛西TKKアカデミーにお知らせください。
必ず皆さんのお役に立ちます。

毎日の家での勉強時間はどのくらい?

毎日の家での勉強時間はどのくらい?

「自分の子供は他の子供に比べ勉強時間が足りないのではないか」「今の勉強時間で本当に大丈夫なのか」という質問をよくされます。
実際に他の家の子が何時間勉強しているなど聞く機会もあまりありませんし、不安に思うのも無理はありません。

学校の宿題も含めて子供たちは毎日どのくらいの時間勉強すればいいのでしょうか。

家庭学習は必要?

「学校の授業さえ受けていれば勉強は大丈夫」「学校は必要な勉強を全て教えてくれるから、それ以外のことをわざわざしなくてもいい」などと考えている人は間違いです。

子供が学校に通う長い年月、勉強というものは生活の重要な部分を占め、欠かすことのできない要素です。
学年が上がり学習内容が高度になるにつれ、勉強を身に付け自分の能力として使いこなせるようになるには、学校の授業だけでは足りなくなっていきます。
そこで、授業で足りない分の勉強を補うために学校以外の勉強が必要となります。
宿題は家庭学習を明確にし、生徒がやるべき最低限の内容を学校が示したものと言えます。

しかも、学校の授業は前出の内容が身に付いているという前提でどんどん進んでいくので、授業や宿題をやっても身に付いていない分は、生徒が責任を持って何とかしないといけません。
それを怠って「分からない」を放置すれば、当然新しい勉強の内容も分からないので、ますます勉強に取り残されてしまいます。
「勉強が分からない」が「勉強ができない」になり「勉強が嫌い」になれば、遅れを挽回することは非常に困難となります。
そうならないためにも毎日の家庭学習が重要となってくるのです。約
また、学年が終わりに近づくと年間で予定された通り勉強が進まず、学校の授業でも「先生が教科書をざっと読んで終わり」とか、「後は生徒に自分で教科書を読ませて終わり」なんてこともあります。
特に中三の受験生などは、学校の進度で勉強をしていると三年の内容が終わらないで入試を受ける、または十分に受験べ強できないまま本番に臨む、ということもあります。
そうならないためにも、受験勉強は自分でどうにかしないといけません。
だから、受験生はそれまで以上の家庭学習が必要となります。

みんなは毎日、何時間家で勉強する?

ある調査によると、中学生の家での勉強時間の平均は約90分らしいです。
ほとんどしない生徒から3時間以上する生徒まで、その分布は非常に広がっています。
そのうち学校の宿題に費やす時間は平均40分くらいです。
つまり、多くの生徒が宿題以外の勉強を家でやっているということです。
恐らく塾や親から出される勉強をしているのでしょう。

中三になると入試もあって、家庭学習の時間はぐっと伸びます。
平均はおよそ2時間15分です。
学校の宿題は他の学年と変わりませんが、塾の勉強時間が大幅に増えます。
基本的に毎日塾に通っている生徒はいないので、それでも毎日の平均にした塾の勉強時間が二倍以上になるということは、実際に塾に行っているときの勉強時間がどれほど多いか分かります。

塾ではよく、学年+1時間は学校以外の勉強が必要と言います。
トップクラスの学校を目指す生徒はそうでしょうし、理想としてはそのくらい勉強してくれれば、学校の授業についていけないなどということもなく、クラスや学年でも上位を狙えるでしょう。
ただし、現実にそれをやっている生徒は多くなく、それは部活や他の習い事などで物理的に難しい場合もありますが、どうしてもゲームやSNSなどの誘惑に負けて勉強が手に付かない生徒も多いようです。

また、家で毎日勉強しているか調べてみると、「毎日勉強している」という生徒はおよそ40%だったそうです。
これに「週半分以上」という生徒を加えると全体の三分の二となります。
中学ではかなりの生徒がたくさん家庭学習をしていると言えるでしょう。
因みに、週一日以下の生徒も2割程度いるそうで、こういった家庭学習の実態の違いが、生徒間の学力格差の一因になっているともいえるかもしれません。

ただし、「長く家庭学習していれば勉強が身に付く」とは限りません。
この点に関して時間に関するデータだけでは分からないので注意が必要でしょう。
集中せずぼーっとしている時間が長いのかもしれません。
となると、勉強時間に加えて効率のよい勉強法というのも大事になってきます。
このことについてはまた別の機会に考えます。

小学生の家庭学習

小学生の毎日の家庭学習の時間についてはデータが見つかりませんでしたが、高学年では1時間ぐらいのようです。
小学生の場合、勉強の内容も難しくないので、小学校低学年であれば学校の宿題をするだけで十分でしょう。
この頃の子供は教科書の勉強も大事ですが、もっと体を動かして遊んだり、自然に触れていろいろな発見を経験することも大事です。
こうして基礎体力を養ったり、好奇心を育てるのです。
これ以外にもこの時期だからこそやっておいた方がいいことはたくさんあるので、できればそういった経験をたくさん積んでおくと、その後の人生の糧になります。

しかし、毎日の勉強の習慣は身に付けておくべきで、毎日5分や10分でいいので、家庭での勉強時間を設けた方がいいでしょう。
実は勉強の習慣づけは大切で、これがないと中学になって毎日のように勉強をしないといけなくなったときに非常に苦労になります。
歯磨きのように毎日のルーティーンにしてしまえば、やるのが当たり前になっているので適応も楽になります。

それから、たとえ小学生であっても、勉強で分からないことが出てきたときは、家庭学習で補う必要があります。
とにかく分からないときは早めに解決するのが一番です。
親が見て教えられるときは是非教えてあげてください。
どうしてもうまくいかないときは、家庭外にお願いするのも一つの方法です。
近くに知り合いのお兄さん、お姉さんがいればそれでもいいですし、塾などに行かせるのもいいでしょう(葛西TKKアカデミーは通塾していない生徒や児童でも、気軽に質問に来てもらっても構いませんので、遠慮なく利用してください)。

本日は家庭学習について考えてみました。
家で学校の宿題をするのは最低限の家庭学習なので、きちんとやりましょう。
そして、学校の宿題だけで足りないときは自主的に、時には外部から強制的にでも勉強をする必要があります。
どのように家庭学習をするかは大切な問題の一つですが、少なくとも毎日の習慣としての家庭学習はしておいた方がいいです。
特に受験になると嫌でも自分で勉強しないといけなくなるので、その時のためにも短くてもいいので、毎日の家庭学習を続けましょう。

文科省が進める”GIGAスクール構想”って何?

文科省が進める”GIGAスクール構想”って何?

現在、日本の学校教育は従来の教育から大きく転換し、新時代に子供たちが困らないよう新しい教育体制へ移行しつつあります。
この度の大学入試におけるセンター試験から共通テストへの移行も、これら教育改革の中の一つです。
日本の教育が、その理念、方法、環境とあらゆる面で生まれ変わろうとしています。

その中で文科相が打ち出しているのが「GIGAスクール構想」です。
今回はこの文科省が目指す新しい教育スタイルについてご紹介します。

「GIGAスクール構想」とは

「GIGAスクール構想」は2020年に文科省が発表した新しい学校教育の在り方です。
これは学校のICT環境を整えて、高速大容量通信ネットワークを使い、日本全国全ての生徒が一人一つずつ端末を使えるようにすることで、特別支援を必要とする子供を始め様々な状況下にある子供全てを誰一人残すことなく、公正で最適化された教育を提供し、全員の資質と能力を育てる構想です。

これまで蓄積された教育実践におけるノウハウにICTを取り入れることで、学習活動がより充実し、主体的かつ対話的なより深い学びが得られる授業が受けらるとのことです。

調べものはインターネトを使って調べ、それらの情報を収集する過程で情報の整理分析取捨ができる能力が身に付く。
そして、パソコンを使うことでこれまでのような文章だけによる表現にとどまらず、写真、音声、動画などいろいろなメディアを使った発表、発信、作品ができるようになります。
更に、通信ネットワークを使うことで、遠距離や離島など地理的不利を解消すると同時に、これらのこれまで学習機会に触れるとが難しかった、もしくはできなかった生徒たちにも都心の生徒と同じように学習のチャンスに触れられます。
しかも、ネットワークの利用は学校内の枠を超え、リアルタイムで区域外、海外の生徒と共同して活動できるようになりますし、大学や専門機関との連携も可能となります。

デジタル教材を使い、誰もが分かりやすく興味を持ちやすい教材が提供でき、生徒一人ひとりの反応や考えを瞬時に捉えて、先生と生徒が双方向に発信しながら授業を進めることもできます。
しかも、小テストなども全てデジタル教材で行うので、クラス全体だけでなく生徒一人ひとりの学習習得状況も把握でき、それぞれの進度に合わせた学習教材支援を提供もできます。

更に驚くべきことは、これらの各教科の学習活動を横断的につなげSTEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics)教育を実施することが可能で、実際の社会問題解決に向けた教育を行えるようになるそうです。
その探求の過程においてもICTを活用でき、課題の設定(社会もんだなどの現実にある問題を見つけ出す)、情報の収集(資料、文献の検索などICTを使っての情報を探す)、整理・分析(自分が集めた情報を統計や思考ツールなどで分かりやすくまとめ理解する)、まとめ・表現(自分たちの研究を論文にしたり、パソコンを使ってプレゼンテーションで発表したり、これらを多彩なメディアを通じて発信する)の全ての段階においてICTが有機的につながり、効率的に活動できるようになります。
また、これらの探求における、情報収集発信を通して情報に関するモラルも学べるということです。

以上が文科省が発表した「GIGAスクール構想」です。
文言だけ聞いてみると、まさに教育の理想形であり、教育における様々な問題を解決し、教育のレベルをこれまでにないくらいに押し上げてくれるように思えます。

「GIGAスクール構想」を進めるきっかけ

今回のコロナ禍では、ICTが整っていた多くの私立学校はそのまま一斉休校中でも学習を継続できた一方で、ICTがあまり進んでいなかった多くの公立学校では学習活動はほぼできなくなり、結果、両者に通っている生徒間の学習格差が広がったと指摘されています。
コロナ禍で休校が相次ぐ中、保護者や生徒からのオンライン学習の要望も高まり、文科省もGIGAスクール構想を前倒しして、公立学校全ての生徒への一人一端末を実現し、これらを使った授業やオンライン学習を実施しています(内容としてはまだまだ検討の余地がありますが)。
また、災害などの緊急事態でもICTを活用できれば、勉強を滞りなく進めることができるとも期待されています。

日本の学校におけるICTの利用はOECD諸国の中でも最下位で、ほとんど活用していないことが分かります。
当然、日本の教育はICTという観点において、諸外国から大幅に遅れを取っており、これも文科省が「GIGAスクール構想」を推し進めようという理由になっています。
更に付け加えるならば、これか技術が進みICT化がより身近になる世界において、これからの日本の若者が対応し、諸外国と対等にやりあえるようにしなければならないという、経済界からの要請もあるように思えます。
いずれにしても、これからの学校教育が大きく変わり、私たちがSFの映画やドラマで見ていた場面が、現実の教育現場で見られるようになると予想されます。

生徒の話を聞くと、確かに一人一端末は配られているようで、端末を家に持って帰ってオンラインのデモンストレーションをやったりもしているようです。
しかし、文科省が述べているような学習ができているかというと、まだ十分とは言い切れない感じです。
理由の一つは教員の訓練と経験が不十分であることだと思います。
制度が変わるとき、設備などのハードの面は比較的楽に整えることができますが、それらを生かし使いこなすノウハウや人材と言ったソフトの面の育成は時間が掛かります。

構想や設備は素晴らしくても、それらを上手く使いこなし、実際に生徒たちの教育に成果を出せなければ宝の持ち腐れです。
本来ならソフトの面もしっかりと準備した上で実行すればよかったのですが、コロナ禍や経済界の要求など様々な要因が絡んで見切り発車になった感は否めません。
生徒がGIGAスクール構想の利益を享受するまでには時間がまだかかりそうです。
そして、十分に生かされないままGIGAスクール構想が廃れて、これまでの費用が無駄にならないことを願います。

創造的になろう!その方法と影響、そして注意点

創造的になろう!その方法と影響、そして注意点

創造的とはどういうことでしょうか。
単にいろいろなものを作り出せたり、いろいろなことを考えだしたりすることでしょうか。
確かにその通りです。
しかし、そうなるには様々な条件があるように思えます。
今日は、創造性について考え、それが勉強にどのようにプラスの効果をもたらすか見てみましょう。

「創造的」とは

創造的と言っても、それはしっかりした土台の上に築かれるものではありません。
歌舞伎などの伝統芸能など、伝統が重んじられ一見昔のままで不変のように見えますが、代々受け継いできた者たちが先代の型の上に新たな要素を付け加え常に発展し続けています。
新しく何かを生み出すには、しっかりとした基礎がないといけません。
この基本の「型」をなくして新しいものを作り出すのは「型なし」となり、見るに堪えないものになるでしょう。

学校教育は「創造的」?

勉強でも同じで、基本事項がしっかり身に付いていないと、新しい発想や発見の構築はできないでしょう。
しかし、今の学校教育は基礎的な学習事項を身に付けさせ、それを確認し、より高度な問題を解かせるようにはなっていますが、生徒自身が学んだことを基に創造的に作り出すようにはなっていません。
それは人数の多さや時間的制約、予算の問題などが原因でしょうが、学んだ生徒がゆっくり考え、自信を見つめ直しつつ新しいことを考える余裕はないように思われます。

間違いばかり指摘され、それができなければ人間としての価値がないまで言われることもある。
早く早くとせかされ、じっくり考え頭の中を整理して理解する時間さえ与えられない。
必然的に自分から考えるのではなく、与えられた道筋をいかにうまく歩めるかが大事となっていく。
それができず失敗やミス、嫌な経験が積み重なれば、自分は何をやってもダメだと感じ、困難を克服する気力まで失ってしまう。
実際に、葛西TKKアカデミーの生徒もこのように散々打ちのめされて心に傷を負った生徒が多いです。

少し話がそれてしまいましたが、言いたいことは「基礎応用を学ぶまではできても、現在の日本の教育は生徒による創造が難しい環境にある」ということです。

「創造的」になるには

では、どうすれば創造力が身に付くのでしょうか。
先ずは、自分の強み長所は何かを考え、そちらに焦点を当てることです。

今の教育は間違いばかり指摘し、弱点を克服させることに重きを置いているように思います。
人間、自分の弱いところには目をそむけたくなるのは当然です。
それを無理やり生徒に見せ、自分がダメなことを認めさせ、苦痛の中で克服せよというのです。
これでは委縮するのも無理ないです。

自分ができること、長所や強みに焦点を当て、それを生かすような教育ができれば、生徒たちは次々と結果を出し、そればプラスの影響を与え、生徒自身がもっと頑張ろうと努力するようになります。
そして、自分に自信がついてくれば、自分の苦手なことにも挑戦する心の余裕ができます。
成功の経験から得た自信をもって、失敗や間違いの恐怖心は弱まり、試行錯誤することも苦でなくなり、やがて自ら問題を克服するようになります。

このように自分に自信が持て、弱点も克服できて自分の能力があげられるようになれば、このことが色々なことに前向きにチャレンジする動機付けになります。
これまで否定的で周りを敵視したり、自分を否定したりする視点はなくなり、新たに広がった視野には喜びや希望、他者への感謝、自分への誇りなど今までと違ったものが感じ取れるようになるでしょう。
広い視点で落ち着いて客観的に物事を考えられるようになります。
そうすれば今まで見えていなかった可能性が自分の周りにたくさん見えるようになります。

この「可能性への気づき」が創造性の出発点になります。
つまり、プラスの感情(自己肯定感)が不可欠ということになります。
学校での先生の生徒への接し方、親が子に対する言動などは、果たして子供たちの自己肯定感を育んでいるのでしょうか。

子供たちの創造性を妨げているのは恐怖や恥ずかしいという誰もが普通に持つ感情です。
物心ついたばかりの子供たちは何も深く考えず、何でもやりたがり、些細なことでもできた喜びを十分に感じていました。
しかし、すぐに人前に出ることの恥ずかしさ、失敗することの恐怖を覚えるようになります。
そうすると、悪い結果を恐れて何もできなくなってしまい、創造性は育たなくなります。

創造的になるために周囲がすること

だから、このような不安や恐怖のない環境をいかに提供できるかが、子供が創造力を身に付けるカギになります。
それは周りの人間のサポートです。
失敗を非難するのではなく、一緒になってどうすれば解決できるが考えてあげる。
小さなことでも成功したことや人のためになったことをすれば褒めてあげる(実は褒めるというのは難しいのです)。
そして、本人が自分からやろうとすることは協力してあげる。
答えを教えるのではなくヒントを与え、目標にたどり着けるようにリードしてあげる。

時にはあえて失敗させるのも大事です。
人間は失敗から学ぶことは非常に多いのです。
失敗を非難するのではなく、許す寛容さをもってください。
目的は子供を責めることではなりません。
失敗から学べるようにサポートしてあげてください。

創造により成功やポジティブな経験が増えれば、前に進む強い動機となり、自分のなりたい姿が見えてくるでしょう。
そして、その目標に向かって自ら自信をもって進める。
当然、未熟な子供たちだから周りの人の支えは必要です。
この支えで子供の成長は大きく左右されます。
より前向きに進めるか、自信を無くして自分をあきらめてしまうか。
だから、彼らの周りにいる私たちは責任があり、その言動には十分注意してください。

各高校で行われる受験生とその保護者向けの見学会や説明会での注意点をお話します

各高校で行われる受験生とその保護者向けの見学会や説明会での注意点をお話します

新年度が始まり、新しい学年にまだ馴染んでいない生徒もいるかと思います。
しかし、特に中学三年生は高校入試に向けて、少しでも早く準備をした方がいいです。
勉強もそうですが、自分の目指すべき高校を早めに決めることは大事です。
それは、早く目標が設定できればそれに向けた計画も立てられ、より長い準備期間を確保できるからです。
そして、自分の志望校を決めるうえで重要な要素となるのが、その学校の情報収集です。

「自分の行きたい学校はどこなのか」それを知る非常に良い機会が各学校が催す学校説明会や見学会です。
自分の目指す学校がどのような学校なのか、本当に自分の希望する通りの学校なのか知るためにも是非参加してください。
そして、そこに通う生徒、教える先生たちに実際に会い、生の声を聞きましょう。
後悔しない間違いのない高校選びのためにも重要なことです。
学校説明会や見学会が本格的に行われるのは夏休み以降になりますが、本日は少し早いですがこれらのイベントに参加するときのポイントを説明したいと思います。

コロナ禍の影響で最近はオンラインの学校説明会や学校見学を行っているところもあるので、こちらを利用してもいいでしょう。
しかし、本当に学校の雰囲気、学習状況、設備の充実度、通学の利便性など知るためには、やはり実際に自分の足で出向くのがいいと思います。
そこで、実際に訪れて学校が本当はどのようなものなのかを知る時に注意すべき点をお話します。

1.コースやカリキュラム、卒業後の進路について確認

入れるならどこでもいいというわけではありません。
入学した後の学校生活、卒業後の進路まで見据えて学校に確認するのがいいでしょう。
資料を見てコースやカリキュラムについて分からないことは必ず確認しましょう。
授業に関するその学校の特色(単位制など)や特別プログラム(海外研修、国際交流など)も説明を受けましょう。
直接学校の先生と話すことはいろいろな意味で利点があります。

2.学校の施設や設備を確認

プールや体育館、教室の空調など、生徒が実際に学校生活を送る上で快適な環境かどうかを確認しましょう。
部活に興味があるのなら、それに関連したもの(備品やコートなど)も見ましょう。
図書館やパソコンも大事です。
特に最近はタブレット端末や電子黒板を導入している学校もあり、生徒が使いこなせるか、先生が使いこなせているか知る必要があります。
適切な進路相談ができ、そのための資料が十分整っているかも見ましょう。

3.構内掲示や清掃状況を確認

掲示物や清掃状況はその学校の普段の姿を知る手がかりにまります。
掲示物がきちんと整理され見やすいか。
廊下や教室が綺麗に掃除されているか。
生徒の日常の営みが現れます。
また部活の賞状などは、その学校がどんな課外活動に力を入れているかが分かります。

4.公開授業は見た方がいいです

公開授業は学校生活の実態を知る上で役に立ちます。
公開と分かってそれ用に繕っていても、何十人もいる生徒が全てが演じることができません。
よく見るとどうしても普段の癖が出るものです。
だから、公開授業は普段の生徒の姿を見るのにはいい機会です。
そして、できれば生徒の生の声を聞いてみてください。
案外正直に話してくれるものです。
ダメ元で試してみるのもいいでしょう。

学校見学は高校を知る重要な機会です。
事前連絡すれば、説明会の日でなくても学校を見せてもらえることもあります。
後悔しないためにも学校選びは慎重にし、正確な選択をするために少しでも多くの情報を集めましょう。

実際に学校に行って、授業風景を見たり、建物の中を歩いたり、先輩や先生の話を聞いて、それまで受験に関心がなかった生徒も現実のものとして進学を捉えられるようになります。
そして、試験に合格し晴れて高校生となった自分を想像し、奮起して受験勉強を取り組むようになる生徒もいます。
受験勉強の動機づけとしてもいいですよ。

最後に学校説明会や見学会についてもう一つ述べたいことがあります。
特に私立の高校では、まめに学校説明会や見学会に行くと入試に良い影響が出ると言われています。
何回も来てくれるということは、その学校に対する関心が高く熱意があると見なされるそうです。
繰り返し学校を訪れ、先生方に顔を覚えられると良い印象があるので優遇されるとかされないとか。

学校見学のシーズンはこれからですが、上記のことを気にしながら、しっかり学校を分析し、自分の志望校選びの参考にしていただければ幸いです。

また、葛西TKKアカデミーでは進路相談や受験勉強についてのアドバイスも行っています。
受験生をお持ちのご家庭は気軽な気持ちで構いませんので、是非ご相談ください。

今年から高校入試の英語でスピーキングテスト導入!葛西TKKアカデミーで模試が受けられます!

今年から高校入試の英語でスピーキングテスト導入!葛西TKKアカデミーで模試が受けられます!

今年から都立高校入試でスピーキングテストが課せられます。
これまでの英語の「聞く」「読む」「書く」の三技能に加えて、「話す」も試験に導入することで、これまで指摘されてきた日本人の英語コミュニケーション能力の低さを克服しようという狙いがあると見えます。
初めての試みでまだ分からない点は多いのですが、今年から実施することは決定しています。

そこで葛西TKKアカデミーでは、このスピーキングテスト『EAST-J』に合わせた模試が受けられるようになりました。

都立入試でのスピーキングテスト『EAST-J』とは

東京都では都立高校入試の点数の中に英語の「スピーキングテスト」の点数を追加することになりました。
このスピーキングテストは『ESAT-J』と呼ばれ、タブレット端末、ヘッドフォン、マイクを使って、受験生が実際に話した英語を録音し、それを評価します。
イメージとしては英検の二次試験の内容を対人ではなく、パソコンやタブレット端末などを利用して行う感じです。

試験内容

テストは四つのパートから成り、パートAは、カードに書かれた短い英文を読みます。
全部で2問あり、解答時間はそれぞれ30秒。
発声して答える前に30秒の準備時間があるので、この間に英文に目を通して、読む内容を確認したり、心の中で読む練習ができます。
本当に書かれてある英文が正しく読めるかどうかだけのテストです。

パートBでは図やイラスト、簡単な掲示物やチラシなどのビジュアルマテリアルを利用した問題になります。
全部で4問あり、そのうち3問はカードに関する質問に答える問題です。
解答時間は10秒で、その前に準備時間が10秒あるので、準備時間にできるだけマテリアルの内容を把握し、必要な情報がどこにあるかを確認できるといいです。
時間が短い分、質問に対する答えも簡潔なものになっているので、比較的答えやすいかもしれません。
例えばマテリアルを見ながら、明日の天気は何か答えるような問題です。
最後の1問はカードを基に受験生にミッションが与えられます。
自分の持っている英語力を駆使して、目的を達成するには何と言えばいいか答えなくてはいけません。
例えば、自分のほしい買い物をするには店員に何と言えばいいか答えます。
こちらも同様に、準備時間、解答時間共に10秒となっています。

パートCは4コマイラストの問題です。
この4コマのイラストを見て、英語で何が起こっているか答えなくてはいけません。
30秒の準備時間の後、40秒の解答時間が与えられています。
準備時間の間にどのようなストーリーかイラストから読み取って答えてください。
解答としては、各コマ一文ずつの英語で答えられるといいのではないでしょうか。

最後のパートDでは、質問が書かれたカードが与えられるので、それを読んで英語で答えます。
ここでは質問に対しての自分の意見とその理由が求められます。
例えば、「あなたが学校の一番好きな行事は何か、その理由も答えなさい」のような問題です。
こちらは準備時間が1分、解答時間が40秒となっています。
こちらも準備時間内で自分の意見をまとめておく必要があります。

以上が、現段階での試験内容になります。
例えばパートA、パートBは英検3級の二次試験に出てくる形式ですし、パートC、パートDは英検準2級以上の二次試験の形式になっています。
ただ、受けるのが幅広い学力差のある中学三年生なので、試験の難易度はかなり下げてあります。

これもコツさえ分かっていれば、それほど難しくないと感じています。

実施に当たっては、それぞれの決められた試験会場で、タブレット端末などにヘッドフォンマイクを通して音声を録音する形になるようです。

ESAT-Jの都立高校入試における評価法

ESAT-Jのテストは基本的に都内の中学校が会場になる予定です。
試験監督および採点は事業者であるベネッセコーポレーションが行い、受験生が解答した音声を録音したものを使って採点します。
この結果は100点満点で示されますが、入試ではこれを20点満点6段階評価(4点ごとに段階分け)に換算して利用されます。
評価Aは20点、Bは16点、Cは12点と順次点数が付けられ、最低ランクのFは0点となります。

そして、この結果は各学校及び自治体に提供されます。
送られた結果は受験生の調査書に記載され、志願先の都立高校へ提出されます。
つまり、調査書点に加えられるのですね。

その結果、都立高校の合否判定に関わる点数はどのように変わるのでしょうか。
これまで都立高校の合否は、調査書にある内申点に基づく調査書点と試験当日の学力検査の点の総合点で行われてきました。

・学力検査の得点
 各教科100点満点の五教科の合計点500点満点で評価されたものを700点満点(一部都立高校、分割後期、二次募集は600点満点)に換算したもの。
・調査書点
 中学校での成績表にある5段階評価の数字をそのまま得点とした内申点(ただし実技4教科は2倍で評価されます)65点満点を300点満点(一部都立高校、分割後期二次募集は400点満点)に換算したもの。
これら合計1000点満点でこれまでは判定されていましたが、これにESAT-J枠として20点満点が追加され、合計1020点満点で評価されるようになります。

1020点満点中の20点と甘く見ない方がいいです。
入試は1点で合否が分かれます。
だから、例え1点でも疎かにできません。
ましてや、スピーキングテストができるとできないでは20点もの差がつくので、これは合否を左右すると言っても過言ではない事態です。

尚、ESAT-Jを受けられなかった受験生は、入試において不利にならないように学力検査の英語の得点(受験当日の得点)から仮のESAT-Jのスコアを出し、総合点に加算するそうです。
スピーキングが苦手な受験生はあえてESAT-Jを受けないで、当日試験に集中してより高得点を出した方が有利かもしれません。

EAST-J向けスピーキングテスト

葛西TKKアカデミーでは、このスピーキングテストに対応するため、毎月『EAST-J』に向けたスピーキングテストを行います。
今月から受けられます!

育伸社が提供する『STE(スピーキングテスト for ESAT-J』を利用できます。
本番と同じように端末を使い、生徒が実際に問題をやって、自分の言葉で解答したものを録音し、約一週間でテスト結果が出ます。
100点満点で総合点が出され、パートごとの到達度が分かります。
そして、それぞれにアドバイスが付いているので、それを参考に今後の学習に役立てることができます。

何もしないでいきなり本番にチャレンジするのは危険です。
不慣れな状態で危機の使い方も分からにようでは、試験中に操作でオロオロして実力は出せません。
事前に練習し、試験の内容と流れを理解して本番に臨んでください。
そのためには(他の教科も同じですが)模試を受けるのが一番です。
しかも、結果の評価とアドバイスまでもらえるので、これはお得です。

更に、葛西TKKアカデミーではスピーキングテスト用の教材を用意し、スピーキングテストに向けた指導を受ける
こともできます。
スピーキングテストをより確実なものにするために、こちらの対策を受けることもお勧めします。

詳しくは葛西TKKアカデミーまでお問合せください。

このように都立高校入試においてスピーキングテストがかなり現実のものとなってきました。
しかし、多くの生徒や保護者はまだ知らないことが多く、どうしていいか戸惑っていることと思います。
しっかり情報収集をして早目の対策をお勧めします。
そのためにも葛西TKKアカデミーで行う『STE』をご利用ください。

現在、日本の学校教育で行われている教育改革は非常に大規模で、これまで親御さんが経験したことのない教育になっていきます。
この変化にいかに対応できるかどうかが、これからの学校生活、受験、そして人生の成功への大きな鍵となるでしょう。
未知のことで不安もあるかと思いますが、要はきちんと対策ができていれば問題ありません。
逆にできない人は落ちこぼれてしまい、各家庭、個人、及び学校にどれだけ対応能力があるかで、その後の生徒たちの人生が変わってくると考えられます。

いろいろ分からないこと、不安なことがあると思いますが、そんな時はどうか葛西TKKアカデミーまでご相談ください。

葛西TKKアカデミーのICTを使った授業

葛西TKKアカデミーのICTを使った授業

コロナ禍で学校が一斉休校になったとき、その後もクラスターが発生し学級閉鎖が起きたとき、学校にICTが普及し活用しているかどうかで生徒たちの学習は大きく左右されました。
一般にオンライン学習などを既に活用していた多くの私立学校では生徒たちの勉強が継続されたのに対し、まだWI-FIや端末などすら十分に備えていなかった公立学校では生徒たちの学習が完全にストップしてしまうという事態になり、受験や進学などで大きな社会問題となりました。
これは多くの学習塾でも同じで、このようなICTの環境が整っていないたくさんの塾はやむなく休講となりました。

葛西TKKアカデミーにおいては、個々の多様なニーズに答えることがミッションの一つとなっており、そういう点においてコロナ禍以前からオンライン授業を提供していました。
更に、小規模個別指導塾という多くの生徒が交わらない個別対応が、対面式であっても十分な感染防止を可能とし、この混乱の中でも学びを中断することなく、全ての生徒にこれまで通りの授業を提供することができました。

そのような中で、今回は葛西TKKアカデミーが提供するICT教材を使った授業についてご説明したいと思います。
葛西TKKアカデミーが提供する多彩な授業オプションの一つとお考え下さい。

eboard

葛西TKKアカデミーでは、eboardを使った映像授業とデジタル教材を利用できます。
パソコンやタブレット端末などを使っていつでも、どこでも、何度でも勉強できる教材となっています。

1.映像授業

eboardでは毎回単元ごと、およそ5~10分の映像授業を見ることができます。
小学校から中学校まで、全主要教科に対応しています。
内容もコンパクトにまとめられており、とても分かりやすく基礎から自分で勉強できるように作られています。
よって、分からないときは何度でも戻って同じ授業を視聴することができますし、本人が望めば自分でどんどん先取りの勉強をすることもできます。
全ての映像授業には「やさしい字幕」がついており、傷害のある生徒やノンネイティブの生徒にも学びやすい工夫がなされています。
授業で先生の話を聞くだけよりも、視覚情報があった方が脳への刺激も多い分、学んだことが頭に残りやすくなります。

2.デジタル問題集

映像授業と連携してデジタル問題集も利用できます。
映像授業で学んだことの確認や定着を促します。
学習内容をすぐにアウトプットすることで、記憶の形成をより強固にします。
また、分からないときは「ヒント」ボタンがあるので、そこを押すことによって自動で関連する映像授業に戻ることができます。
生徒の取り組みは記録として残され、何をやったかだけではなく、実際にかかった時間や正答率も分析できます。

3.動画ノート

デジタルな授業や問題集に加え、紙に印刷された「動画ノート」も利用できます。
映像授業を見ながら、自分で動画ノートに書き込むことも可能です。
紙面に書かれている問題を解き、困ったときはそこにあるQRコードを読み込むとすぐに当てはまる映像授業を見ることができます。
こうして動画を見るだけでなく、書き込むという作業も加えることで、生徒の学習内容の定着を促進する効果があります。

このように三つの教材を組み合わせることで、自主的に生徒が勉強を進め、理解を深めることができます。
もちろん、これらの教材だけでは十分に習得できないときは、葛西TKKアカデミーの講師が一人ひとり丁寧に教えてくれるのでご安心ください。

また、生徒の学習状況は逐一記録され、生徒の弱点や必要な勉強を見極める貴重なデータとなります。
そして、生徒の学力診断として「ステップアップテスト」も用意され、実際の学力がどの程度のものか診断することができます。
これらのデータをもとに、定期テスト前などに生徒の実力を分析することで、適切なテスト対策や指導も可能となります。

注意点

注意点としては以下のようなことがあげられます。
第一に、この教材は教科書準拠ではないので、学校の教科書の内容を直接補完するようにはなっていないことです。
しかし、文科省の学習指導要領に従っていますので、必要な学習内容をカバーしています。
また、中学国語に関しては著作権の関係で、教科書にある現代文は扱っていません。
そして、英語場文法のみの取り扱いとなっています。

これらの点は注意する必要がありますが、学習内容は小中学生が学ぶべきものを網羅しており、内容も理解しやすく、取り組みやすい教材となっています。

デジタル教材を使ったICT教育は現在のトレンドで、多くの塾でも取り組まれています。
学校においても『ギガスクール構想』の下、WI-FIを利用したデジタル環境の整備が進んでいます。
そして、デジタル教科書も実用を目指して準備が進められて、やがてICT教育がこれまでの対面型教育を補完するようになるでしょう。

これまでのように決まられて特定空間(教室)で窮屈な状態の勉強から解放され、子供たちが興味を持ちやすい動画を配信することで、生徒の関心も強まり、より楽しくインパクトのある授業を受けることができます。
このように、葛西TKKアカデミーはeboardを使ったICT授業を提供することで、より安価に、より自由に生徒の学習を進めることができます。

詳しくは葛西TKKアカデミーまでお問合せください。

中学生から聞きいた”学校カースト”はこうやってできる

2022/05/06

中学生から聞きいた”学校カースト”はこうやってできる

以前、生徒が「学校カースト」について話してくれました。 
興味深い話だったので、皆さんと共有したいと思います。

実際に現場にいる彼らの声なので、信憑性は高いと考えられます。
外部の人間には目につきにくいことで、貴重な話でした。

そもそも「学校カースト」という生徒間の上下関係は、特に決まったルールでできるものではないそうです。
小学から中学に進学した、新学年になったなどの節目に、生徒は必死にグループを作り、みんなその中に入ろうとします。
なぜなら、その中に入らないと孤独になると思うからです。
こうしてクラスの、学校のほぼ全ての生徒がどれかのグループに所属するようになります。
これらのメンバーシップは大抵LINEで行われます。
そして、メンバーの中で頂点に立つものが自然と生まれます。
偶然や成り行き、なんとなくみんながそう思うからという理由で、特定の生徒の発言力が強まりグループのトップになります。
決して財力や学力、身体的力で決まるものではないそうです。
むしろ、全体のなんとなくの雰囲気で決まります(興味深いですね)。
だから「学校カースト」の成立を阻止することは難しいのです。

こうなるとメンバーは、トップの気を損ねないことに尽力するようになります。
なぜなら、トップを怒らせることはグループからの報復、追放による孤立を生むからです。
トップを中心とした秩序が完成し、メンバーはトップの気持ちを忖度し(どこかで聞いたような言葉)組織が運営されます。
そして、トップの意に沿わない者、もしくは沿わないと思われる者は、グループ全体による攻撃対象になります。
これは事実ではなく憶測であっても行われるので、根も葉もない誤解や、陥れようとする謀略によっても攻撃されます。

攻撃は直接肉体的暴力ではなく、間接的な精神的ダメージを目的としたものが多いそうです。
LINEを始めとするSNSは強力な武器で、巧みに使って集団による言葉の攻撃や仲間外れなどをします。
その内容は残酷です。
言葉があまりにも思慮なしに簡単に行きかうので、「死ね」などの言葉も簡単に使われ、より攻撃された生徒を傷つけます。
でも、気軽にひどい言葉を簡単に使うので、攻撃する方はそこまで深く考えてはいません。
つまり、無自覚にいじめをしているのです。
生徒を言葉で追い詰め、もしくは策略を張り巡らせ、例えば標的の生徒が「死んでやる。」と言うように仕向ける。
すると、「あ、そう。良かったね。いつ死ぬの。何時何分?」と追い打ちをかける。
いじめる側はある種のゲーム、遊びのつもりでしょう(この点は従来のいじめと共通しています)。

いじめられた生徒を守るという正義感は、グループ内の空気が読めない野暮な奴となり攻撃の対象になりうるので機能しにくいようです。
むしろ、保身のために自分も攻撃に加わる。
なぜなら、傍観するのも空気の読めない野暮な奴だからみたいです。
攻撃を受けた生徒は逃げ場はなく、グループにとどまりいじめられ続けます。
抜けられない理由は、グループから抜け孤立することによる不利益が学校生活に与える影響を非常に恐れるからです。

こうしてSNSという閉鎖された空間で行われるので、外部の者には気づかれず事態は進行していきます。
例え外部の目に触れたとしても、生徒は巧みに隠語を使うなどして分からないようにしています。
外部には無意味でも、グループ内では非常に意味を持つ隠語の攻撃力はとても高いです。
もちろん、SNS内のいじめが現実世界でのいじめとして表面化することもあります。

まとめると、生徒はまずSNSを使い自主的にグループを作り加入することで学校生活の安寧を求めます。
その中で、なんとなくの雰囲気でトップが生まれ、それを中心とした秩序が生まれます。
そして、なんとなくの雰囲気でグループの馴染まないとみなされた者は、無自覚ゆえの残酷な攻撃の的となり、精神的苦痛を与えられます。
こうして攻撃する者、される者ができ、上下関係が生まれ「学校カースト」が誕生します。

注目すべきは「学校カースト」のトップにいても安心ができないということです。
なんとなくの雰囲気、空気でできている組織なので、なんとなくのきっかけで空気が変わるとトップも下層に落とされるそうです。
はっきりとした要因や仕組みでこうなるのではないので、本人たちも含む誰も防ぎようはないそうです。
つまり、生徒たち自身も何でこうなってしまうのか分からないのです。
そしてコントロールもできないのです。
それは、この仕組みを支配しているのが空気だからだそうです。

ここで述べたことは生徒の話に基づいた一例ではありますが、一考の価値はあると思います。

高校教育が変わります。ますます考える力が要求され、今までのように暗記だけでは太刀打ちできなくなります。

高校教育が変わります。ますます考える力が要求され、今までのように暗記だけでは太刀打ちできなくなります。

教育改革により日本の教育が大きく変わりつつあります。
ご存知の通り、大学受験でのセンター試験が廃止され、新たに共通テストになりました。
大学入試の変更は高校教育の変更に、そして高校教育の変化はそれに伴う高校入試の変化にもつながり、これまでのやり方ではますます受験に対応できなくなることが予想されます。

高校の科目が変わります
新しい指導要領では「世界史探究」「日本史探究」「地理探究」「理数探究」と「探究」の文字が入った科目が導入されます。
これまで「日本史B」「世界史B」などより深い内容を学習していた科目が変わったと考えていいでしょう。
しかし、これは単に名前が変わったのではなく、課題研究や課外活動を積極的に行うことが求められています。
自分で研究テーマなどを決め、調べ、結果を発表する。
つまり、高校時代の自分の活動成果を明示できるそうにさせるのです。
そして、その成果は大学受験でも合否を決める評価の一部として活用されます。
今までのように受け身で先生の言うことを聞くのではなく、自分から学ばなければならないのです。
それが出来なければどんどんおいていかれるという事態になるでしょう。
ますます考える力が要求され、日ごろから身の回りのことに問題意識を持ち探究する姿勢が求められます。
よって、高校入試でも文章を読ませ、それを踏まえて自分の意見を書かせる問題が増えていきます。
これは国語に限らず、数学や理科でも同様の問題が出されると予想されます。

単純な暗記では高校入試は難しくなる
よく英語を教えていると生徒が「英語は単語さえ覚えればいい。」と言います。
他の教科も同じで言葉だけ覚えればテストはいい点が取れると思っている生徒が多いです。
ある程度はそうだったかもしれませんが、これからは機械的な暗記や決まりきったテクニックだけでは高校入試は太刀打ちできなくなるだろうと思われます。
大学受験がそうであるように、高校受験でも資料から判断し自分の考えを組み立て表現する力を見られるようになるからです。
これは普段から訓練し慣れておかないと、一長一短では身につかないことです。
直前の一夜漬けでは対応しきれません。

まず出題された資料や文章を正確に読み取り、それをもとに自分はどう考えるか決めないといけません。
ここが最近の生徒の苦手なところで、「自分の意見がない」とよく困っています。
実際自分の意見が持てないということはないのですが、普段から考えることに慣れていないので、考える前に自分には無理と思ってチャレンジしないのです。
それから「一つの正解」を常に求められる教育なので「自分の意見が間違っている」のを恐れ、ちょっと考えて明確な正解が出ないときはすぐに諦めてしまいます。
しかし、これからの教育はますます正解のない問題に対応することが求められ、これまでの勉強への姿勢と考え方を変えないといけません。
そして自分の考えを文章にする表現力も大きく求められます。
これは国語に限らず、すべての教科でそうです。
これからは資料や状況を正しく「読み取り」、それをもとに自分の意見を組み立て「判断」し、それを文字や口頭で相手にわかるように「表現」することが大切になります。

「思考力」「判断力」「表現力」は一日にしてならず
以上、これからの教育では小手先の付け焼刃では対応できなくなることが見込まれます。
それに対応するには普段から把握し考え表現する経験を積まなければなりません。
これは学校の授業だけでなく日常の生活の中でも、そのような訓練をするような環境を作ることが大事です。
ニュースなどを見て子供と話し合ってみたり、家事をするときに子供と話し合ってどうするのがいいか考えさせたり。
学校でも部活や学校行事でも、子供たちに考えさせ決めさせることが大事です。
自分で決めるように導き、自分の意見を持たせるようにしなければなりません。
当然それにはじっくり考えるに十分な時間が必要になります。
ついつい急いでしまう世知がない現代ですが、イライラせず待つことが子供のこういった能力を育むことに重要です。
急いで、そして良かれと思ってつい大人は手を出しがちですが、そこは我慢です。
大人はこうすればいいと分かっているので、子供が同じでないとそれを否定し自分のやり方を押し付けてしまいます。
でも、これは新しく求められる力の成長を著しく阻害してしまいます。
分かっていても、時には失敗もさせることが大事です。
そして、その失敗を恥じではなく、新たな学びのもととして励ますくらいの器の大きさが大人にも求められます。
待つのはつらいですが、下手に気を使って先回りするのは逆効果です。

人間は考える動物です。
実は本能的に考えるのを楽しむ能力が人間には備わっているのではないかと考えています。
好きなことならいくらでも没頭します。
楽しいことばかりでなく(特に思春期の生徒には)悩み苦しむことも人生の大きな肥やしになります。
こうした本来当たり前の生活の中に、文科省の求める「思考力・判断力・表現力」を伸ばすチャンスはたくさんあります。
だからそれほど恐れる必要はありません。
ただ今まではそれに注目してきませんでした。
教育改革で状況が変わったので、その変化に対応する必要はあります。

大人としては、学校や家庭の生活の中で子供たちのチャレンジの機会を増やし、口を出しすぎないように注意しながら、子供たちの自分から考えるをサポートするのがいいかと思います。