塾長ブログ
2017.09.22
来年度から小学校でも英語が導入されます
2020年から指導要領が大幅に改定されます。
これは小学校から高校までの学校教育においてです。
更に大学入試も変わるので、日本の初等から高等までの全ての教育が変わるということです。
この新指導要領の中に小学校における英語の正式授業化があります。
本格的に変わるのは2020年度からですが、移行処置として来年4月から小学校での英語の授業が始まります。
そこで先日文科省が来年度から使う英語の教材を発表しました。
書籍の教材の他、音声や映像教材も含まれています。
「聞く」「話す」の技能から始め、「読む」「書く」の技能まで広げます。
児童が興味を持ちそうな題材や身近な場面設定を使って、自分や身の回りのことを、簡単な語句や表現を使って表現できるように作られています。
そして,外国語によるコミュニケーション能力の基盤を育てることが目的となっています。
更に、中学校の英語教育との連携を考え、過去形や代名詞の指導も含まれるようです。
「もともと英語教育の経験が少ない小学校教師が指導できるのか。」
「英語に使う時間をどのように捻出するのか。」
「英語が嫌になる期間が早まるだけではないのか。」
など、様々な憶測が飛び交っています。
また、実際に多くの小学教員が不安を抱えているようです。
教材が何であれ、英語の早期化がどうであれ、その成否は現場の人間次第だと思います。
それを無視した改定にだけはしてほしくないものです。
なぜなら、失敗した時の一番の被害者は生徒なのだから。