塾長ブログ

2024年05月

2024.05.31

面白い漢字アート!漢字に隠された言葉が分かりますか?

 教科書や問題集に向かい、色々な知識を吸収することも大事ですが、子どものうちに「うわあ、すごいな」と心を動かされる経験を積むことも重要です。
感性を磨くことは発想力や想像力を育て、蓄積された知識とつながり、新しいひらめきをもたらすきっかけにもなります。
ただ問題が解けただけでなく、感動をもたらす勉強が提供できればと常に考えています。
そこで今回は、「へー」「面白い」と思えるようなものを見つけましたので、皆様と共有したいと思います。



漢字というものは、退屈で複雑で厄介なものと思う生徒がたくさんいます。
確かに、何回も何回もひたすら練習帳に書かされたり、見ただけでごちゃごちゃしているものを覚えようとするのは気が進まないものです。
目立った変化もなく、単純作業の繰り返しはつまらないものに感じます。

そこで漢字を違う視点から見られるサイトをご紹介します。
いとうさとしさんの「ことば漢字」というサイトです。

「ことば漢字」へのリンクはこちら

上の画像の「感謝」という文字を見てください。
一見ただの漢字で「感謝」と書いてあるように見えますが、よく見ると「ありがとうございます」というひらがなの組み合わせでできているのがお分かりでしょうか。
本当にびっくり!
「こんなことができるのか」「こんな発想は簡単にできるものではない」
まさに驚きと感動です。

いとうさんは他にも様々な漢字アートを発表しているのでご覧ください。
その全ての妙に感心するばかりです。
その中でも特に私は、「誕生日」という漢字が「うまれたしあわせ」になっているのに非常に心動かされ、涙がこぼれそうでした。
本当によく考えだされています。

このようにいとうさんの作品に子どもたちが大いに刺激を受け、漢字にもっと興味を持ってくれるとうれしいです。
さらに、いとうさんの漢字アートを参考に、生徒たち自身もオリジナルの漢字アートに挑戦してくれるといいですね。
漢字がもっと楽しくなると思いますよ。



勉強に限らず何でもそうですが、やる前に「苦手だ」とか「嫌だ」という意識を持たせないことが大切です。
なぜならそのようなマイナスの感情は学びに置いてはフィルターとなり、知識の吸収を阻害してしまうからです。

勉強をさせなければと焦るのも分かりますが、その結果子供に嫌悪感を持たせるとかえって効率が悪くなります。
本人がやりたいと思えるように、楽しいと思えるように、肯定的でやる気を促す言葉を投げかけてあげましょう。
慣れていないと難しいとは思いますが、日々心掛けなるべく実践するように頑張ってください。
きっとよい傾向が生じるのではないでしょうか。

本来、人間にとって「知る」ということは喜びであると考えています。
だから、子供たちの勉強も楽しくなるように、葛西TKKアカデミーは日々の指導方法にも工夫し努力しています。

2024.05.29

都道府県を一文字の創作漢字で!初めて見るのになぜか読める

今回はちょっと面白い記事を見つけたのでご紹介します。

『47都道府県を、すべて「1文字」で表現 センス抜群の創作漢字、作者のこだわりは』へのリンクはこちら

作ったのは札幌市でデザイン学部を専攻している大学4年生のARAMAさんという方だそうです。
たくさん漢字を都道府県名で書くのは面倒くさいので、一文字にしてしまおうと考えたみたいで、初めて見る人でも名前を知っていれば読めるように工夫したそうです。
確かに不思議と読めて納得してしまいます。
これで理解できるなら、今後、都道府県名は全てこちらに変えてしまってもいいような気させしますね。

皆さんもご覧ください。
全て分かりますか。



よく話すことですが、想像力、発想力など、勉強以外にも生活するうえで不可欠な能力、備わっていた方がいい力というのは確かにあります。
どうしても学校で学ぶ勉強のみが重要と思いがちですが、このような力も決して軽んじてはいけません。
勉強して与えられた知識ばかりでなく、非認知スキルとも呼ばれる能力を駆使して新たなものを創造する。
これは文明の発展には必要なもので、そこから創意工夫につながり、新しい発見などをもたらすからです。
だから、柔軟で豊かなクリエイティブな力も尊重し、子どもたちにそれを見つけたら伸ばし、決して失ってほしくないと考えます。

このように今まで誰も思いつかなかったことを思いつくのは、それがどのような形であれ素晴らしいと感じます。
例え洗練されてなくてもいい。
何かのきっかけになれば、それだけで十分価値があります。

葛西TKKアカデミーでは生徒との対話を重視し、一方的に教えるのではなく、共に考え一緒に問題解決に取り組むという学びも大切にしています。
その対話の中で生徒たちの考える力を育む、そんな学びを深めていきます。
問答や相互のコミュニケーションを通じて、生徒たちの中に眠っている何かを掘り起こせたらと、毎日の授業で奮闘しています。

多少寄り道になってもいいと思います。
確かに真っすぐにゴールにたどり着くのもいいですが、出発地と目的地しかない旅は楽ですがつまらないものです。
途中でいろいろあった方がいい思い出になるし、より洞察が深くなります。
勉強も同じように、ゆとりがあれば可能な限り紆余曲折しながら解答にたどり着いてもいいのではないかと考えます。
現実には様々な制約があり、それが実現しにくいのですが。
それでも、そんな学びができればいいなと常日頃考え努力しています。



今回の漢字も学習の中に生かすことが可能です。
漢字の仕組みやパターンを理解して、息抜きにオリジナルの漢字を作ったり、当て字を考えるのも楽しいでしょう。
今度は人名を一文字創作漢字にしてもいいですし、カタカタ言葉を意味からオリジナルの漢字にしてみるのも面白そうです。
実際に当て字なんかはこのような傾向がありますよね。

このように、勉強はちょっとした工夫で何倍も面白くなります。
ただやらされるのではなくて、与えられた枠をぶち破り、生徒たちが教科書の内容を越えて学びを楽しみ、喜びを感じられるようになってくれればと願います

2024.05.24

在日外国人の方々の日本生活お手伝いします!

 日本でも国際化が進み、葛西でもアジア圏を中心に外国籍の方々をよく見かけるようになりました。
このように海外の方と触れ合う機会が増えたということは、子どもたちにとっても自分の視野を広げるチャンスということもできます。
これまでも葛西TKKアカデミーでは子どもたちと外国の方々が触れ合う企画を何度か実施してきました。

同時に、葛西で暮らす外国の方にも日本の良さを知ってもらい、そして不自由なく幸せな日本の生活を送ってほしいとも願っています。
多様なニーズにお応えする葛西TKKアカデミーは、このように葛西で暮らす海外の方のために日本語レッスンや日本語サポートを行い、生活の支えになればと考え、様々なサービスを提供いたしております。
今回はそのようなサポートの一部をご紹介いたします。

1.日本語レッスン

日本語教員養成課程を終了し、日本語教育能力検定試験にも合格した先生が、葛西近辺に暮らす外国人の方々に日本語を教えます。
受講者のレベルや要望に合わせ、「日本語能力試験対策」や「日常会話教室」などの授業が受けられます。
日本語能力試験対策はN1からN5まで対応いたします。

合格のレベルによって日本での就学や就職が有利になることがありますので、ぜひチャレンジしてほしいと思いま日常会話教室では受講生の生活環境を考慮し、生活に必要な日本語の会話を勉強します。
それぞれの環境や目的に合わせて柔軟に対応しますので、希望要望は気軽にお伝えください。

2.日本語チャティング

日本語を実際に話して会話がうまくなりたい人、日本人と気軽に会話する機会が少ないが練習をしたい方向けのプログラムとなります。
お茶を飲みながら色々な話題を交えて、気楽に会話を楽しみながら練習するクラスです。
単純に会話の練習をするだけでなく、会話のテーマなどを通じて日本文化や日本社会、日本人の考え方などの理解を深めることもできます。

3.日本語ネイティブチェック

学生や社会人、主婦の方などが、日本語でのレポートや書類を作成するときに、その日本語が正しいかどうかをチェックしてもらうサービスです。
毎週の授業とは違い、必要な時に単発で受けられるサービスです。
もちろん文章を書くための日本語のお手伝いもします。

4.日本生活お手伝いセンター

言葉だけでなく、日本の暮らしで困っていること、分からないことの相談にのります。
文化的に理解できないこと、誰に尋ねていいかわからないこと。
どんな悩みでも共有し、問題解決のために考えます。

これら以外にも要望に応じて様々な支援ができればと考えています。
お忙しい方にはオンラインでの対応も可能です。
外国の方で、日本の生活にお悩みの方は遠慮なく一度ご相談ください。



葛西TKKアカデミーは生徒のみならず、地域の皆様のために役立つ塾を目指しております。
日本人だけでなく、どのような方々でも力になりたいと考えていますので、気軽にお問合せください。
地域に根差し、密着し、そしてお役に立てるよう日々頑張っています。

これからも葛西TKKアカデミーをよろしくお願い致します。

2024.05.20

「手書き勉強」vs「デジタル勉強」

 

最近はデジタルテクノロジーが発達してきているので、過去ではできない勉強法も普及してきました。
その代表的なものがコンピューターやタブレット端末、電子黒板などを使ったデジタル勉強があります。
確かにデジタル機器を利用した勉強は便利なところがありますが、これまで行われた手書きのアナログな勉強にもよい点があります。
今回は伝統的な「手書き勉強」と「デジタル勉強」について、そのいい点と悪い点を考え、最も適した勉強法の使い分けを考えてみます。



社会のデジタル化、IT化に伴い、その流れは学校などの現場にも及んでいます。
勉強のデジタル化の走りとなったのは「電子辞書」ではないでしょうか。
当時は「デジタルの辞書と紙で作られた辞書のどちらがいいのか」などという議論が飛び交っていましたが、このような話題は現代の教育現場でも盛んに行われています。

パソコンやタブレット端末、スマホなどを使った「デジタル勉強」と、これまで長年にわたって行われてきた紙ベースの「手書き勉強」のどちらがいいのでしょうか。
両者にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
まずはこの点に注目して考えてみましょう。

1.「手書き勉強」のメリット

学習内容の記憶

「手書き勉強」の最大の強みは、学んだ内容を記憶にとどめやすいということでしょう。
これは多くの研究で指摘されていることですが、デジタルの勉強に比べ手書きの勉強をより多くの体の器官を使うので、脳への刺激がより多くなり、学習したことをより長く記憶にとどめる効果があるようです。
手書きは確かに時間がかかりますが、それがかえって認知能力に作用し、記憶に残りやすくなります。
公立の悪さ、面倒くささが、機械的な作業になりがちの「デジタル勉強」と違って、情報を記憶として蓄積されやすくするのです。

脳機能の向上

「手書き勉強」は脳の中でも特に前頭前野を活性化させ、脳全体のはたらきをよくします。
前頭前野は思考や記憶、発想や判断、集中力と感情や行動の制御など、人間の機能の重要な部分を担っています。
しかし、スマホなどのデジタルな機械を使った場合には、前頭前野は逆に機能を抑制されてしまうそうです。
つまり、「手書き勉強」は記憶に大きく貢献するだけでなく、脳全体のはたらきをも活性化させるのです。
そうすると勉強にもプラスの影響が大きいため、デジタルツールを使った勉強より「手書き勉強」の方が脳にとって非常によいのだと分かります。

2.「デジタル勉強」のメリット

勉強を気軽に取り組むことができる

パソコンやスマホを使った勉強は、「手書き勉強」ではできないことがたくさんできます。
例えば、アプリを使った勉強は、自動的に最適な問題を提供してくれたり、動画などで解説してくれたりと、これまでの勉強では考えられないようなことができます。
このようなデジタルな新技術は、子どもたちの勉強への抵抗感を下げてくれることがあります。
伝統的な机に向かってやらなければできない勉強法は堅苦しく、とっつきにくい感じがします。
一方、「デジタル勉強」の多くは時間や場所に拘束されません。
途中でやめても、次に勉強するときは簡単にそこから始められる。
リビングのソファーに寝っ転がりながらでもできる。
このように暇つぶしにスマホをいじるように、気軽に勉強ができるのは大きな強みです。

効率の良さと柔軟性

先ほど述べたように「デジタル勉強」は時間と場所を選ばず勉強できます。
移動中の電車の中、外出先、用事と幼児の間のすきま時間。
とりあえず、その時分からなくでも保存して、後で勉強することもできます。
また、動画や問題も自分がやりたいところ、分からないところを何度も好きなだけ繰り返し勉強することも利点です。
このような柔軟性は、勉強環境の拘束されやすい「手書き勉強」にはないものです。
また、アプリを使えばこれまでの勉強の記録が残り、自分の苦手分野が分析され、どこを勉強すべきか簡単に分かります。
アプリが自動的に自分に最適な問題を出してくれるので、勉強の効率化という点も「デジタル勉強」のいいところです。
そして、最近ではデジタル教材も充実してきているので、レベルや多様性、問題量の多さもこちらの方が勝り、しかも簡単に入手できることも見逃せません。
よってこれらを総合すると、「デジタル勉強」はかなり個人に向けたカスタマイズな勉強が可能と言えるでしょう。

その場ですぐに調べられる

「デジタル勉強」のもう一つの利点は、分からないときすぐに調べられるということです。
「手書き勉強」の場合、解説を読んでも分からないときは分かる人に聞くのが一般的でしょう。
しかし、学校の先生であれ塾の先生であれ、家で勉強をしていたらすぐに質問することはできません。
ひたすら一人で考え続けると非常に時間がかかり、しかも自分で問題解決できる保証もありません。
しかし、「デジタル勉強」であれば、インターネットなどですぐに調べることができます。
オンラインで友達とメッセージをリアルタイムに交換しながら、お互いに教えあい学びあうこともできます。
このように「おやっ?」と思ったときに迅速に勉強が理解できると、「A-ha!」モーメントとなり学習がより分かり深く脳内に刻まれます。
下手に悩んで解けない時間を過ごすよりも、外部の情報にすぐアクセスして解決してしまった方が、時間の短縮になり効率よく勉強が進みます。

3.「手書き勉強」or「デジタル勉強」

これまで見てきたように、「手書き勉強」も「デジタル勉強」もそれぞれに良いところがあります。
ということは、「どのような学習にはどちらの勉強法がいいのか」ということが問題となります。
例えば、復習や苦手な問題の解き直しなどは「手書き勉強」の方が向いています。
手書きにすることでもう全体が活性化するので、より深く理解することができます。

短時間で効率よく基礎的なことを学びたいとき、すきま時間を活用して勉強したいときは「デジタル勉強」がいいでしょう。
時間や場所に縛られることなく、即効的でリピートも簡単だからです。
離れた友達と共同して勉強を進めるリモート学習のときも、「デジタル勉強」が有効です。

このように両者には向き不向きがあるので、自分のやらなくてはならない勉強はどちらでやった方がいいか見極めることが大切です。
どちらか一方ではなく、状況に応じてうまく両者を使い分けてください。



今回は古くから行われている「手書き勉強」と最近急速に普及しつつある「デジタル勉強」について考えてみました。
スマホやタブレット端末がそれほどなかった親世代にとっては、なじみのない「デジタル勉強」は不安かも知れません。
しかし、実際に教育現場ではデジタル教材がどんどん活用されるようになり、現在の子どもたちはそれをうまく活用して勉強していることも確かです。
上記のように両者には強みと弱みがあります。
両方の勉強の特質を理解し、その時々でどちらの勉強法が効果的かを考え、バランスよく勉強してくれれば、これまで以上に子どもたちの学習も深まるのではないかともいます。

デジタル教材の普及は時代の流れであり、それを否定しての勉強はますます困難になっていくでしょう。
時代の変化にうまく適応して、子どもたちがこれまで以上に上手に勉強を進めてくれればと期待します。

2024.05.18

子どもの五月病を考えよう!気をつけないと不登校にも!

 ゴールデンウィークが明けたこの時期、大人だけでなく子どもにも五月病が増えていきます。
子どもの五月病とはどのような特徴があるのでしょうか。
その原因や対処法を考えてみたいと思います。

五月病からそのまま不登校になってしまう生徒もたくさんいます。
学校に行けなくなると受験やその後の生活にも大きく影響します。
一時的なものと考えず、適切な対応が求められます。

五月病とは

五月病とはどのようなものでしょうか。
4月から新年度となり多くの人たちが新生活をスタートさせます。
ただ、新しい環境というのは不慣れで分からないことだらけで分からないこともたくさんあります。
周囲から早く戦力としての活躍を期待されると同時に、多くのプレッシャーもあり知らず知らずのうちに無理をしてしまう。
このような新しい環境への適応がうまくいかず、ストレスなどから精神的に無気力になったり、肉体的に不眠になったりして体調を崩してしまうことがよくあります。
4月中はまだ活力もあり何とか頑張ってこれても、ゴールデンウィークで緊張が解け一度解放されると、連休明けに再び元の環境に戻れなくなって、家から出ることさえできなくなってしまう。
このような精神的に病んでしまうことを五月病と言います。

これは子どもだけでなく多くの大人もかかってしまうのですが、やる気が出ない、体がだるく疲れやすい、物事を悲観的に考えてしまう、よく眠れず食欲もないなどの症状があるときは注意してください。
胃痛や頭痛など身体的に症状が現れたときは医者に相談する必要があるかも知れません。
五月病は放置しておくと、本格的なうつ病になってしまう可能性があるので、早めに医師の診療を受けて下さい。

子どもの五月病

大人と同様に子どものこの時期五月病になることがあります。
学年が変わり立場が変わる。
特に新一年生は学校環境そのものがこれまでと大きく変わってしまうので、適応がうまくできないことが多いです。
大人と同じように無自覚にストレスをため込み、精神的そして肉体的に不調をきたすようになります。
人生経験が少ないので対処も上手にできず、自分の体調不良をうまく伝えることができない子供が多く、周囲が気づかないうちに深刻な状況に陥っている場合がよくあります。
食欲不振や不眠による昼夜逆転が起きると登校すらできなくなります。
さらにいじめなどの要因が加わると、五月病になりやすくなります。
そして、五月病をきっかけに不登校となり勉強にもついていけなくこともしばしばです。
こうなると学校生活に復帰することは非常に困難になります。

こんな症状があるときは要注意!

子どもの五月病は周囲に気づかれにくいばかりではなく、本人ですら無自覚で病気になってしまう場合があります。
子どもは自分から周囲に伝えることがうまくできないことが多いので、周囲が十分に気をつけてあげなければなりません。
そして、早期発見が早期解決につながります。
よって、子どもの様子が次のようでしたら五月病を考えた方がいいかも知れません。

・やる気がなく表情が暗い。
・疲労感があり食事もあまりほしがらない。
・夜にぐっすり眠れず朝起きられない。昼間に寝るようになる。
・学校のことを話したがらず、学校に行きたがらない。
・精神的に不安定でいつもイライラして怒りっぽい。
・学校に行こうとすると、頭痛発熱胃痛などの体調不良になる。しかし、行かないとなると治ってしまう。

このようなときは五月病を疑い、家庭で対処しきれないときは一度病院に行ってみてもらいましょう。

子どもが五月病になったときの接し方と対処法

新生活が始まり、新しい環境に適応しようと頑張ってきたのですが、その頑張りが過度となり子どもたち自身が自分に無意識のストレスを与えてしまっているのが、子どもの五月病の原因と言われています。
だから、真面目な子どもが案外五月病になりやすいようです。
無理して学校に通っていたところ、五月の連休によって緊張の糸が切れて病となってしまうようです。

よって、学校を怠けようと思っているのではないことを理解し、それまでの頑張りを認めてあげることが第一です。
だから、学校に行けない子供を非難するのではなく、周囲の人が本人のことをしっかり見ていて正しく理解していることを伝えてあげましょう。
そして、子どもと向き合い、子どもの心の中にある不安や悩みを聞いてください。
明確な答えを出してあげられなくても大丈夫です。
聞いてあげるだけでも、心が軽くなるものです。

学校に行けない子どもをせかすのではなく、時間をかけてじっくり体調が良くなるように対処しましょう。
とりあえず学校を休ませ、子どものペースに合わせてストレス発散とリフレッシュを試みるのもいいでしょう。
しかし、学校に行かないからと言って、一日中家に閉じこもるのはよくありません。
適度に外に出てお日様の光を浴びて散歩などの軽い運動をしてください。
気持ちがすっきりすると思います。
栄養のある食事をしっかりととって、生活のリズムを整えましょう。
特に睡眠は重要で、夜更かしをせず早寝早起きができるように、一日のスケジュールを立てるのもいいです。



五月病は対応を誤ればそのまま不登校にもつながり、学校生活そのものが営めなくなります。
多くのことを学ばなくてはならない子どもたちにとって、学校に通えないということは今の勉強が分からなくなるだけでなく、将来にわたって甚大な影響を与えます。
人生の可能性が大きく減るということは、未来に生きる子どもたちにとっては不幸といえるでしょう。
そうならないためにも五月病を侮ることなく、周囲が子どもの様子に敏感になり適切に対応することが不可欠です。
性格にもよりますが、特に真面目な子、繊細でストレスを受けやすい子は要注意です。

無理せずできる範囲で頑張ればいいと思います。
心にゆとりができれば、きっと学校生活も楽しめるようになります。
毎日を明るく過ごしてほしいと願います。

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