塾長ブログ
2018.02.26
中学生ではやっているもの、『ポプテピピック』をご存知ですか。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちとの交流を通し、相互理解を深めます。
皆さん、『ポプテピピック』をご存知ですか。
今、中学生の間ではやっているアニメです。
もともと4コマ漫画だったそうですが、最近アニメ化され、SNSを中心に話題となっています。
内容は「ポプ子(顔の丸い方)」と「ピピ美(顔の長い方)」の二人を中心に話が展開していきます。
生徒たちの話を聞いて、私も見てみました。
率直な感想としては、意味不明でした。
そして何が面白いのか、いまいち分かりませんでした。
よく言えば斬新なのでしょうか。
その斬新な点は次の通りです。
1.二部構成になっていますが、第一部と第二部は声優が変わっただけで、同じものを二回流しています。
2.本編とは全く関係のない予告が入っている。
最初見たときは何かの間違いかと思いました。
内容も脈略もあまりなく、笑えるようなギャグというわけでもなく、シュールやカオスと言った方がふさわしい気がします。
このアニメが生徒たちに流行る要因として一つ考えられることは、ポプテピピックが現代を象徴するような広がり方をしていることです。
先ほど話した通り、もともと4コマ漫画なのですが、ウェブによる配信で世間に知られるようになりました。
今や紙媒体よりネット配信の方が、特に若い人たちには受け入れられやすいという証明でしょう。
それが更にSNSを通じて口コミのように広がっていったのです。
内容も過激で、そこまでやっていいのかと思えるくらいのものです。
これもネット配信だからこそ許され(恐らく法などのルール規範が未成立ということなのでしょうが)、それが読者を刺激したのでしょう。
さすがにテレビでは自主規制しているようですが。
ユーチューバーと同様にやったもの勝ち、やりたい放題の内容が若者を引き付けるのか。
よくも悪くもSNSの話題の中心となり、SNSの話題に取り残されないためにも見ているのかもしれません。
また、何かわからないところがかえって癖になるのかもしれません。
とにかく、生徒たちの心をつかんでいることには間違いありません。
アニメだけではなく、関連グッズも売れているようです。
生徒たちの間ではやっているガチャガチャでも、ポプテピピックのマスコットは売り切れているようで、「どこに行っても手に入らない。」と当塾の生徒が嘆いていました。
いずれにしても、若者の間では社会現象になっているみたいです。
見れば絶句するかもしれませんが、若者との話のネタとして見てみるのも悪くはないでしょう。
お笑い芸人の俗に言う「一発屋」も今は三か月持ちません。
使い捨てのように過ぎ去った人たちが何人いることでしょうか。
(昔は一つのギャグがあれば何十年も食べていけて、観客もお決まりのワンパターンをいつまでも期待したものですが。)
ありとあらゆるものが一瞬にして消費される時代です。
このポプテピピックも数か月後には話題にも上らなくなるのでしょうか。
生徒たちの移り気に恐怖さえ感じてしまいました。