塾長ブログ

2019年09月

2019.09.15

都立桜町高校の文化祭に行ってきました。

昨日、都立桜町高校の文化祭に行ってきました。

実は文化祭ということは知らなくて、教え子に演劇部の公演に誘われて行ったのです。
生徒の演劇を見るつもりが思いがけないサプライズで、そのまま終わるまで楽しんでしまいました。

最初は当日の目的である演劇部の公演を見ました。

「レイリー散乱のせい」という題目で、高校生が修学旅行で福島の田舎を訪ね、そこで現地の人と交流をするというお話です。
そこには東京から引っ越して来たばかりの中学生「日鞠」がいて、「東京と違って、ここには本当の空がある。」と言って毎日空の絵を描いていました。
そこに毎日バス停で孫が来るのを楽しみに待っている「おばあさん」がいて、日鞠とおばあさんの交流が描かれていました。
更に東京から修学旅行でやってきた高校生たちが加わり、序盤はコメディータッチの内容で進行していきます。
しかし、この高校生たちの担任の先生とこの村(おばあさんが待ち続けている孫)には秘密のつながりがあり、それが明らかになると様相が一変します。
現実を認めたくないおばあさんの葛藤、自分のせいで起こってしまった過去に対する罪悪感に苦しむ先生。
生徒を巻き込んで彼らの思いがぶつかり合い、そして、それを乗り越えたとき明日に向かって歩む新たな希望が生まれます。

笑いを交えつつ涙も誘うよくできたお話でした。
生徒たちの演技もなかなかで、客席からも多くの拍手が送られました。
テンポもよく短い時間に深い内容をよくまとめたいい舞台でした。
また次の公演も是非行きたいと思います。

因みに「レイリー散乱」とは空が青い説明となる自然現象です。
田舎の「本物の空」というのが一つのキーワードなのですが、タイトルを単純に「空のせい」とせず、「レイリー散乱のせい」としたところに作者の一筋縄ではいかないところが感じられます。

各クラス工夫を凝らしお店やアトラクションをやっていました。
演劇を見て午後、校内を歩いて見て回ったのですが、食事系の模擬店はもう完売という盛況ぶり。
生徒だけでなく父兄など多くの人でごった返していました。
縁日のクラスでは輪投げやゴムでっぽうの射的、ヨーヨー釣りなどがあり、連れて行った娘も夢中になって楽しんでいました。
一階で満足できず、もう一回と何度もするので、帰るのは予定に反してすっかり遅くなってしまいました。
父兄主催のワークショップもあり、父兄の方々の熱意も感じられ、桜町高校をより深く知ることができました。

想定外のお祭りでびっくりはしましたが、一日楽しくすごすことができました。
生徒たちも頑張っていて、何だか青春しているなと感じました。
生徒たちの若さに触れるとこちらまで若返る気がします。
ちょっと年寄りくさいことを言ってしまいましたが、今後も様々な形で子供たちと接しつながって、彼らと心を共有できればと思いました。

2019.09.03

算数オリンピックの問題に挑戦、解答編。先日の問題解けましたか。

さて、真実『算数オリンピック』のご紹介をしました。

世界中の子供たちが算数への関心を高め、お互いに共感し、子供たちの独創性と思考力を育てる目的で毎年開催されています。

『算数オリンピック』のサイトはこちら

そしてその中の問題を一つ出してみましたが、皆さん解けましたでしょうか。
小学生の問題ですが、意外と難しかったのではないでしょうか。
固定概念に縛られず、柔軟な発想とひらめきが求められます。

本日はその解答をお教えします。

先ずは問題の確認です。

[問題]
問題の図を見てください。
上の図のような直角三角形が二つあります。
三角形の直角を挟む辺の長さは一つが9㎝と5㎝、もう一つが14㎝と4㎝です。
では、角のアとイを合わせた大きさは何度でしょうか。

では解答です。

[解答]
2種類の直角三角形があるのですが、そのうちの直角を挟む辺の長さが2㎝と7㎝の方をもう一つ用意します。
そして上の図のように並べると長方形ができます。
そうすると中央に直角二等辺三角形ができるのが分かりますか。
長方形の右側の辺を見ると、その直角二等辺三角形の直角でない角を挟んで、∠アと∠イが向かい合っているのが見えます。
当然直角二等辺三角形の直角でない角は45°なので∠アと∠イを足した大きさは180°から45°を引いた135°となります。

∠ア+∠イ=180°-45°=135°

どうでしょうか。
与えられた辺を見て、2㎝+5㎝=7㎝、2㎝+7㎝=9㎝で長方形が作れるという点に気づくかどうか、そして、三角形を組み合わせて作った長方形の中に直角二等辺三角形ができることに気づくかどうかが問題です。
聞けばなるほどという感じではありませんか。
このような問題が算数オリンピックではたくさん出ます。
学校の決まり切った問題しか解けないと難しいですね。

子供のころは頭が柔らかく、本当に柔軟な発想が生まれやすいのですが、学校の勉強が忙しく与えられた紋切り型の問題を解くので精一杯な教育では、この素質を台無しにしてしまいます。
時にはこのように「アッ、なるほど!」というような問題もやらせて、やわらか頭を育てると同時に勉強を楽しく、関心を高めてほしいと思います。

2019.09.01

実は9月1日は子供たちの自殺が飛びぬけて多い日です。命を絶つほどなら学校は行かなくていい!葛西TKKアカデミーはそんな子どもたちに寄り添いたいと思います。

葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒のことを真剣に考え寄り添い、いつも生徒の味方です。

都内ではすでに二学期が始まっている学校もありますが、9月2日からという学校もあります。
以前お話しましたが、9月1日と言うのは統計上、一年の中で生徒たちの自殺が飛びぬけて多い日です。
今年はたまたま9月1日が日曜日で2日が二学期初日という学校も多いです。
だから、今年は9月2日が要注意日なのですが、もし学校に行くことに悩み自殺を考えている生徒がいるなら言いたいです。

「命を絶つほどなら学校はとりあえず行かなくてもいい。学校よりも君の命の方が重い。勉強なら私がいくらでも見てあげるから心配しなくてもいい。とにかく生きて一緒に考えよう。」

一学期、いじめや勉強へのプレッシャーから学校に行くのがつらくなる。
でも、夏休み中は学校というしがらみがなくなって大丈夫だが、また学校が始まるとなると苦しくなる。
そして、二学期の始業式及びその前後に、その苦しさに耐えられず、逃げ場もなくて自殺することが多いようです。

だから、初登校の前に「無理して学校に行かなくてもいいから、命を大切に。」とメディアでも盛んに言われていました。

葛西TKKアカデミーでも、いじめの話もよく聞きます。
何でそんなことをするのかと思います。
いじめは今に始まったことではありません。
私が彼らと同じくらいのときもやはりいじめの問題がありました。
それが未だに解決できないのだから、これまでのやり方ではだめなのでしょう。

いずれにしても、いじめる生徒は問題ですが、SNSなどの現代特有の環境がよりいじめを強固なものにしている場合もあります。
この点に関しては大人も未経験の事態なのでどうしていいか分からず戸惑います。

いじめをする生徒と同じく学校の対応も問題です。
生徒の話を聞くと何でそんなことするのかと思うことがよくあります。
ちょっと考えればもっと適切は対応はあると思えることが多いです。
先生がいじめをひどくしている場合もあります。
しかも、傷ついた生徒は学校に対して信用を失っています。
それなのに学校でしか対応の場がないことも問題です。
学校の形式的で柔軟性のないやり方では、今苦しんでいる生徒に十分答えられないのも事実です。

いじめに限らず、成績や家庭環境など、子供たちを取り巻く問題は深刻です。
今の学校教育という制度はもう限界にきていると思います。
もっと教育の幅を広げ、あらゆる事態に対応できるようにしなければなりません。
それは公教育という枠組みに縛られないものも含みなす。
なぜなら、先ほど述べたように学校というしがらみが生徒を余計に苦しめ逃げ場を閉ざし、命を絶つという結末をもたらしているからです。

さらに、自殺した生徒の後ろに、自殺しないまでも苦しんでいる生徒がいることも忘れてはいけません。
自殺しないからいい、表に出てこないから無視していいという訳ではないのです。
これらの悲劇をなくし、もっと生徒たちに生きる喜びと希望が持てるようにしてあげたい。

葛西TKKアカデミーはそんな生徒たちの居場所となり、彼らを全力で支えたいと考えています。

思春期の子供は多感で純粋、しかし経験や知恵が不足しているので必要以上に事態を大きく受け取ってしまいます。
そして今しか見えず、遠い将来なんて想像もつかない。
問題の出口が見つからずどんどん自分を追い詰めてしまう。
その過程で子供はたくさんのSOSを出しているのだが、周りの人間は正しく読み取ってくれない。
いろいろな苦しみの壁にぶち当たり、ある時ついに限界がきて自殺してしまう。

これは悲しすぎる。
とにかく生きて。
生きていればだんだん知恵もつき要領もよくなり、よい意味でずる賢くなる。
実は学校は特殊な環境で、これが一生続くのではないと分かる。
そして大人になったとき、あの時思いとどまってよかったと思えることもあるでしょう。

ただ、それまでは苦しいと思います。
辛いでしょう。
だからこそ、葛西TKKアカデミーは子供たちに寄り添い、彼らと真剣に正面から接したいです。
近くに分かってもらえる人がいると思えるだけで子供たちの救いになれます。
逆に適当な対応をすれば子供たちにも分かります。
苦しんでいる子供たちの居場所になりたい。
若い命を救えればと常々考えます。

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