塾長ブログ
2020.09.10
そろそろ進路を決めたいといけない季節。高校生のなりたい職業についての調査結果が出ました。さて、第一位は何でしょうか。
先日、LINEリサーチによる、高校生がなりたい職業についてのアンケート結果が出ました。
先行きがなかなか見えず、不安の多い時代で高校生はどんな職業に就きたいと思っているのでしょうか。
トップ3を見てみると、女子高校生では「看護師」「教諭・教員・大学教授」「国家公務員・地方公務員」の順となっています。
男子高校生では一位が「国家公務員・地方公務員」、続いて「システムエンジニア・プログラマー」「教師・教員・大学教授」となっていました。
景気も悪く、企業に就職しても安心できないご時世を反映しているのか、子を心配する親が進めるのか分かりませんが、男女ともに安定していると言われる「国家公務員・地方公務員」が人気のようです。
また、女子は「人を助ける仕事をしたい」という理由で看護師を選ぶ人が多く、加えて家族が看護師であったり、自分が病気のときに看護師に助けてもらっりと、自分のこれまでの経験が理由の人もいます。
男子のシステムエンジニアでは追わない頃からゲームに親しみ、自分で面白いゲームを作ってみたいと考える人がいました。
AI時代の到来でニーズがあると考える人もいるみたいです。
公務員と同じく男女ともにベスト3に入った「教諭・教員・大学教授」は自分が学ぶことが好きだからという理由の他に、自分の両親やこれまでにお世話になった先生の影響が強いようです。
その他の順位を見ると「保育士・幼稚園教諭」「薬剤師」「心理カウンセラー・臨床心理士」「栄養士・管理栄養士」「医師」など資格を要する職業が人気で、資格を持つことの優位性を理解しているのでしょう。
とは言え、まだ高校生で世の中にどのような仕事があるのかも十分には分かっていないと思います。
これまでの自分の限られた人生において触れてきたものがどうしても中心になると思います。
だから、今の段階では「人の役に立ちたい」など、自分に素直な動機付けでいいと思います。
これから多くの人に出会い、特に大学で就職について詳しく知るようになると思いますから、その時に最終的にどんな職業に就くか決めてもらえばいいと思います。
大学進学を目指す高校生が、ある程度漠然とした人生設計や目標を考えることは有意義だと思います。
ただ、慌てて決めてそれに固執するばかりに、自分の可能性を狭めることだけはないように願いたいと思います。
ただ、どの方向に進むにせよ、ある程度基礎的な学力や能力は必要です。
毎日の勉強を疎かにすることなく、日々の高校生活を励んでほしいと思います。