塾長ブログ
2020.10.17
書籍紹介『リアルサイズ古生物図鑑 中生代編・新生代編』以前ご紹介したリアルサイズ古生物図鑑が帰ってきた。もう絶滅してしまって、実際はどうだったのかいまいちピンとこない。でも、この一冊で大丈夫!
以前ご紹介した『リアルサイズ古生物図鑑』ですが、新たに中生代、新生代の生物を集めて出版されました。
『リアルサイズ古生物図鑑 中生代編・新生代編』へのリンクはこちら
中生代と言えば、子供たちに大人気の恐竜の時代です。
そして、新生代は今に続く哺乳類の時代とも言われ、マンモスやサーベルタイガーなどが有名です。
いずれも既に絶滅しており、日常生活の中で目にすることはありません。
図鑑には復元図に加え、生態や大きさ、発見された経緯、生物学上の意義など詳しく載っていますが、では実際にはどのくらいの大きさなのか、いまいちピンときませんよね。
30メートルとか言われても、大きすぎてどのくらいなのか実感がわきません。
はたまた、これまでのようなイラストではどのような姿をしていたのかはわかるのですが、そのサイズ感まではなかなか伝わりません。
そんな要望に答えたのが、この『リアルサイズ古生物図鑑』です。
前にご紹介したのは古生代編で、恐竜が反映する前の時代です。
最近では、誰もが想像すらできないようなカンブリア紀の奇妙な生き物が注目されています。
古生代編を手に取って見たとき、「ああ、意外とこの生物は小さいんだ。」とか逆に、「うわ、こんなに大きかったの。」と感じました。
しかも、そこに描かれているイラストが非常にユーモラス。
これらの絶滅生物を現代によみがえらせるだけでなく、お寿司の下駄の上に他の寿司ネタと一緒に並べられていたり、駐車場の真ん中にドカンと置かれていたりと笑いをこらえられないものもたくさんありました。
そのイラストを現代の風景の中に置くことで初めて分かるのです。
本当に見ていて楽しい一冊でした。
今回も中生代編、新生代編も同様に、サイズ感が分かるだけでなく、このようなユーモアあふれるイラストが満載です。
もちろん、解説もちゃんと載っており、その生きものがどのように暮らしていたのかもわかります。
更に、三面図でより細かく正確な姿も見られます。
学というものは本来、人間の知的好奇心をくすぐるものでなくてはいけません。
ただ覚えるだけでは、つまらない。
楽しむことで印象に残り、記憶がより強化されるのです。
本書はそういう点において優れ、インターネットや書店で大反響を起こしています。
お子様が喜ぶこと間違いなし。
皆様も是非一度、お手に取って確かめてみてください。