塾長ブログ
2024.06.07
色を使って勉強アップ!
色は人間の心理に様々な影響を与えると言います。
例えば、カラーセラピーでは色を使って心を癒し、心身のバランスを整えたりします。
このような色が人間に与える効果をうまく利用すれば、勉強の効率を上げることも可能でしょう。
ということで、今回は色が心に与える影響を考え、それを勉強に活かしていこうというお話です。
リラックスしつつ集中力を高める青色
「勉強をするとき青いペンで書くと成績が上がる」という話を聞いたことがありますか。
様々な研究で青は勉強中のストレスを抑制する効果があるのではと示唆されています。
つまり、心身共にリラックスし安定した状態を保てるので、何かに集中したいときは効果があるようです。
だから、勉強部屋のカーテンや壁紙に青色を取り入れるといいかも知れません。
青のポスターを貼ったり、ノートや筆箱など身の回りの小物を青で揃えるのもいいでしょう。
短期集中で結果を出す黄色、でも注意点も…
実は、色の違ったブースの中で一定時間計算をさせるという実験があり、その時、黄色のブースでの解答者の正答率は90%で最も高かったそうです。
よく調べると、黄色のときが一番脳の活動が活発だったそうです。
勉強で行き詰まったときは、黄色を取り入れて脳を活性化させてみるのもいいでしょう。
パッとひらめいて、これまで分からなかったことが急に理解できるようになるかも知れません。
また、新しいアイデアがほしいときも黄色がいいそうです。
しかし、実験後の疲労感が最も強かったのも黄色だったそうです。
だから、黄色は脳を刺激し興奮させ短時間の集中には非常に大きな効果がある一方疲労感も大きいので、青色のように部屋全体を黄色にしてしまうのはやめた方がいいです。
リラックスするならベージュや緑などの自然の色
ベージュや緑色は緊張を和らげリラックスさせてくれるそうです。
大事なテスト前で極度に緊張しているようなときは、ベージュの物を置いて緊張をほぐしてください。
木や葉っぱの色であるベージュや緑は体を癒すので、勉強で疲れたときはお勧めです。
休憩するとき勉強部屋から出てリビングに緑やベージュを取り入れれば、勉強の疲労も効率よく回復するのではないでしょうか。
具体的には、身の回りの小物に緑の物を使ったり、部屋に観葉植物を置いたりするのがいいでしょう。
このように人に安定感や落ち着き、リラックスの作用を及ぼすベージュは、疲れを取って体を癒すには非常に効果がありますが、このことが脳の活動を低下させ休息モードに入ってしまうので、勉強中や仕事中は避けた方がいい。
危険な赤
赤は体内のアドレナリンの分泌を増やして、興奮作用をもたらします。
一般的に集中を妨げると言われています。
短期的にではありますが、テンションが上がり普段では出ないような力を発揮することもあります。
しかし、この効果は長続きせず、逆に疲労感を増す結果になることがあります。
どうしても短期間で結果を出したいときはいいかも知れませんが、あくまでも緊急事態用で頻繁に使うべき色ではありません。
じっくり考えなければならないときは、赤は避けるべきです。
赤は本能的に危険を知らせ野性的な対応を優先してしまうので、論理的思考を阻害してしまう可能性があります。
照明などを工夫して効果的に色を取り入れる
勉強の効率を上げるために、部屋を青一色にしても悪くはありませんが、そうした場合は特定の状況にしか対応できず、結局全体としての効果を下げる可能性があります。
したがって柔軟に対応できるように、部分的に色を取り入れた方がいいでしょう。
身の回りの小物などは色が決まっていて変化させるのは難しいので、証明を上手に活用して色味の調整を試みるがお勧めです。
こうすれば簡単に色を変化させることができ、様々な状況に対応して勉強の効果を上げることもできます。
今回は色について話してみました。
色を上手に使うことで、勉強の効率を上げたり、休息の効果を強めたりできます。
皆さんも色に着目して、身の回りを整理整頓してみてはいかがでしょうか。
勉強もただひたすら机に向かうのではなく、ちょっとした工夫で取り組みやすくできます。
色や道具だけでなく、食事や生活習慣も勉強に効果を及ぼすことがあります。
今やっている勉強法で行き詰まったときは、何か変えてみるといいでしょう。
何がうまくいくかははっきり保証できないので、色々なことを試してみるのが最も正解なのかも知れません。
何事もチャレンジは大切ですから。