塾長ブログ

2024.11.23

明日は都立高校の英語のスピーキングテストがあります!

 他の入学試験に先駆けて、明日は都立高校の英語のスピーキングテストが行われます。
今、受験生は入試に向けた勉強に忙しい時期だと思います。
そんな中での最初の試験ということで、緊張したり戸惑っている生徒も多いのではないでしょうか。

そこで試験前日に当たり、スピーキングテストに臨む前の注意点をいくつか述べたいと思います。

スピーキングテストの対策として

1.機器の扱い方・操作方法の確認
他の試験と違い、スピーキングテストではタブレット端末などを使い、ヘッドフォンから流れる音声の指示に従い解答を行います。
付属しているマイクに音声を入力して解答をするわけですが、これらの機器の操作方法が分からないと大変です。
使い方が分からず焦って実力が発揮できないと困ります。
受験生は各中学校でリハーサルとして実際に端末等を使って練習済みと思いますので、そのときのことをしっかり思い出し、事前に機器の使い方確認をしておきましょう。
万が一試験中に機械のトラブルが発生しても決して慌てず、落ち着いて試験官に申し出て対応してもらいましょう。
なれない形式のテストですが、パニックにならず冷静に解答しましょう。
そのためには、事前に頭の中で試験を何度もシミュレーションしてください。
2.問題形式の確認
スピーキングテストは四つのパートから成り立っていますので、それぞれのパートの問題形式を確認しどのように答えればいいか考えましょう。
最初のパートAは与えられた文章を読む問題です。
問題内容の説明があるうちからできれば問題に目を通しましょう。
そして、少しでも早く最後まで黙読し、発音できない単語がないか確認して下さい。
あったときはどうしようもないので、自分なりに考えて発音を想像しながら読んでください。
読むときにどこまで続けて読んで、どこで区切りを入れるか考えましょう。
また、英語の単語にはぞれぞれアクセントがあるので、それを強調するとより英語らしく聞こえます。
文末を上げたり下げたりする抑揚も注意してください。

パートBはイラストなどを見ながらそれに関する質問に答える形式です。
質問を正しく聞き取れないと正確に答えることもできませんので、質問で何を聞かれているか、特に英語は最初のワードが重要ですので、そこを特に集中して聞いてください。
自分なりの回答で構わないのですが、自分が答えられる英語で応えるようにしてください。
自分の意見を言いたくても、それが英語で言えないときは別の答えをすることも大事です。
また、パートBでは今年から新形式の問題も導入されます。
一つは音声による質問に対して答える問題、もう一つは逆にこちらから質問する問題です。
こちらも問題に対してどのように答えるのが自分にとって一番いいか考えながら、自分なりの解答を発話しましょう。

パートCは四コマ漫画を見て、そこに描かれている内容を英語で話す問題です。
まず、各コマに何が描かれているか把握し、それを英語で表現するにはどうすればいいか考えましょう。
言いたくても言えないときは別の解答をしてください。
難しいことを言う必要はなく、単純な英語で応えましょう。
個人的にはこのパートが一番難しいように思われます。
だから、完全にできなくてもできる範囲でいいと思います。

最後のパートDはオープンクエスチョンの問題です。
聞かれる質問に自分の意見を述べて、その理由も説明するものです。
意見事態に正解はないので、どの立場の意見を述べても構いません。
大事なのは答え方です。
自分の意見をしっかり裏付ける論理的な解答が求められます。
応え方も大事ですが、思考力も重要になります。
日本語でもいいので、自分の意見を理由をどのように言えばいいか練習しましょう。
3.答えるときの注意点
スピーキングテストなので英語の文法力や語彙力も大切ですが、根本的にはっきり大きな声で応えることが肝心です。
音声が録音できなければ意味がありませんし、聞き取りにくい話し方では採点者が点数を付けられません。
それから、解答時間も気をつけましょう。
録音の時間が決まっているので、ゆっくりしていると最後まで録音できないかも知れません。
焦って英語がいい加減になるのはいけませんが、時間内に答えらえるように練習して時間の感覚をつかむようになるといいです。

言葉に詰まって途中で沈黙になってもいけません。
試験中の緊張で機転が利かなくなるかも知れませんが、常に落ち着いて試験に臨めるようにしましょう。
そもそも何も答えないと点数がありません。
逆に何か答えれば点数になる可能性があります。
スピーキングテストは部分点がありますから、最初からあきらめて何も言わないのはやめましょう。
もがいて1点でも取れるように頑張りましょう。

試験前後の注意点

1.体調管理
いろいろお話しましたが、もう前日なので付け焼刃での勉強はやめましょう。
それよりも万全の体調で持てる実力を全て出せるように体を整えるのが得策です。
前日はお風呂にゆっくりつかりリラックスして、十分な睡眠が取れるようにしましょう。
早寝早起きをして、余裕を持って試験会場につけるようにしてください。
朝食も刺激が強いものは避け、胃にやさしいものを食べましょう。
そして、くれぐれも食べ過ぎには気をつけてください。
また、最近急に冷え込んできたので、温かい恰好をしてください。
そして、人ごみに入る必要があるようならばマスクなどの対策もしましょう。
2.出発
持ち物は事前に準備して、朝慌てることのないようにしてください。
特に受験票は大事です。
受験生はそれぞれが指定された受験会場に集合となります。
会場に向かう途中でどんなトラブルがあるか分かりませんので、時間の余裕を持って出発しましょう。
少し早めに着いて、会場をぐるっと一周するくらいのゆとりがあるといいでしょう。
同じ中学の生徒もいると思いますが、気を緩めておしゃべりなどしないで、おとなしく自分の席について心を落ち着かせましょう。
試験監督官の指示に従い、つつがなくテストを受けてください。
そして、テストが終われば速やかに帰宅してください。



スピーキングテストは普段なかなか行わないテスト形式で、慣れないとやりにくいと思います。
日頃から発音等を気をつけて英語を学習していればいいのですが、直前に対策に取り組んですぐに上達するようなものでもありません。
日々の積み重ねにより身に付けるものだからです。
別の言い方をするならば、直前にジタバタしてもどうにかなるものでもないので、自分の持てるものを出し切ることに集中してテストを受ければいいのではないでしょうか。

これから続く高校入試の第一弾です。
勝手が分からず苦労するかも知れませんが、「人事を尽くして天命を待つ」の精神でやれることをやりましょう。
それで十分です。

それでは皆さん、幸運をお祈りいたします。

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