塾長ブログ

2022.09.19

運動で集中力を高め勉強に役立てよう!

運動で集中力を高め勉強に役立てよう!

勉強ばかりやっているとだんだん効率が落ちてきて、疲労を伴いそれ以上勉強がはかどらないことがあります。
そんな時、実は運動をすると勉強へのプラスの効果があるとよく言われています。
運動をすると反って疲れて勉強ができなくなるのではないかと思っている人も多いと思ます。
そこで、今回は運動が勉強にいかに役立つか、特に集中力という点に注目して考えてみます。

集中力と体力

最近の生徒は集中力がないとよく言われます。
授業中にぼーっとしている生徒や授業でやった内容が頭に入ってこない生徒が、昔に比べて増えていることが指摘されています。
この原因として子供たちの運動不足が注目されています。
様々な研究調査で「運動や遊びで体力がある子供の方が集中力が高い」という結果が出ています。
しかし、残念ながらスポーツ庁の調査では毎年子供たちの体力は下がってきていることが分かります。
以上のことから、生徒たちの集中力の低下には体力の低下が関わっていると言えます。

よく「部活をしている生徒は受験勉強で後半に急激に伸びる」と言われます。
これは私もしばしば感じることなのですが、やはり部活で体力を培ってきた生徒はやっていない生徒に比べ、長時間の勉強にも耐えられ、しかも集中力も段違いに持続できるケースが多いです。
中三になり部活を引退し受験勉強を始めたばかりのときは、それまでの勉強時間が部活によって少なくなっていた分、部活をせずにずっと勉強ばかりしていた生徒にテスト結果は及びません。
しかし、部活での苦しみに耐える経験や一つの物事に長時間集中してやる練習、目標に向かって与えられたミッションをこなしていく責任感と自覚などにより、後半驚くほど学力が伸び、最終的にはずっと勉強ばかりしてきた生徒を上回るということは頻繁に起こります。
こういった精神面の受験勉強に与えいる影響も大きいのですが、その根幹には部活で養った体力がものを言っていると考えます。

なぜ運動で集中力が上がるのか

運動をした後、思考力や集中力は飛躍的に上がると言われます。
それはなぜでしょうか。
研究によると脳内のドーパミンという物質がカギのようです。
運動を終えた数分後から、脳内の集中物質であるドーパミンの分泌量が非常に増えます。
そして、その分泌は数時間は続くそうです。
よって、「運動を終えた30分後から3時間は集中力がマックスになり学習内容がとても効率よく身に付く」そうです。
ドーパミンの働きで集中力が高まると同時に感覚が研ぎ澄まされ、心も平穏になって頭がすっきりするそうです。
これは運動によって集中力だけではなく、注意力、記憶力、決断力などの認知機能の全てが高まることを意味します。

どのような運動が集中力を高めるか

・ジョギング

10分程度のジョギングをすると集中力が高まると言われています。
もし、いきなり10分のジョギングがきついようでしたら5分くらいから始めてもいいでしょう。
これだけでも集中力は改善されます。
そして、慣れてきたら徐々に時間を伸ばし、最終的に10分から15分のジョギングができれば申し分ありません。

・縄跳び

縄跳びも同様に集中力を高めるのに効果があると言われています。
有酸素運動を通して心拍数を挙げることが大事なようです。
だから、「少し苦しくなったから」と言ってやめてしまうと効果がありません。
肉体への負荷を挙げるとドーパミンの量も増えるからです。
どのような飛び方でも構いませんから、自分が一番やりやすい飛び方で一定時間続けて飛んでください。
途中で引っかかっても構いません。
5分間飛び続けるように頑張りましょう。

ドーパミンは心拍数を増やすことによって分泌量も増えるのですが、最初のころは苦しいと思います。
それでも運動を定期的に継続すれば、数か月後には運動の集中力、ひいては勉強に対する効果が出てきます。
加えて、これらの運動は「朝」にやることをお勧めします。
もちろん他の時間帯でも大丈夫ですが、睡眠から目覚めて脳が一番すっきりしている朝の方が運動効果が倍増するみたいです。
しかも、運動することで眠気を吹き飛ばし、朝からシャキッと目が覚めます。
その上、このような運動は短時間なので、運動終了後疲れてぐったりして勉強も手に付かないということはありません。
むしろ、頭の中がすっきりし勉強のみならず様々な作業に没頭できます。

受験など時間が限られた勉強では、一分一秒が惜しく一日の全ての時間を勉強に割きたいと思うのも納得できます。
しかし、効率のよい勉強を考えるなら、短時間の運動を一日のスケジュールの中に組み込んだ方がいいです。
この軽い運動が気分転換になって心をリセットするだけでなく、脳内のドーパミンの分泌量を上げることによって集中力を高めるからです。
そうすれば同じ時間でもより多くの勉強を身に付けることができ、精神的にもゆとりを持つことができるでしょう。
受験勉強は単に学力と知識だけではなく、心と精神力も結果を大きく左右します。
従って、毎日の生活の中に適度な運動も取り入れ、日々の勉強に励んでください。

2022.09.17

SNS・インターネットと文字に触れる機会は増えているのに生徒の読解力は下がっている?!

SNS・インターネットと文字に触れる機会は増えているのに生徒の読解力は下がっている?!

最近はスマートフォンなどの端末を多くの生徒たちが持つようになってきました。
暇さえあれば、インターネットでブラウジングをしたり、SNSで友達とリアルタイムでメッセージ交換したり。
一昔前ではこんなことはできませんでした。
結果として、現在の生徒たちは我々が学校に通っていた時よりもより長く、毎日の生活の中で活字に触れる機会が増えています。

しかし、一方で生徒たちの読解力や文字を使った表現力を考えますと、綿密な調査をしたわけではないので私の個人的感覚になってしまいますが、どうも年々下がってきているような気がします。
国語の長文を読んでも何が書いてあるのか、論理的に理解できていない。
教科書に書いてあることがよく分からない。
作文などで文章を書くことが下手で、適切な語彙を使って読者に正確に自分の意図を伝えることができない。
このようなことが教育現場においてよく起こっています。

一見逆説的に見えますが、どうしてなのでしょう。
今回はこの点について考えてみたいと思います。

文字に触れて自分の好きな情報を集め、文字を使ってメッセージを発信することが日常になっている生徒たちの読解力や作文力が落ちているのはなぜでしょう。
原因はいろいろあると思いますが、いくつかの理由として次のようなことが挙げられます。

インターネットやSNSで得られた情報は本当は分かっていない

脳科学的には、スマートフォンやパソコンを使って得られた情報を脳は本当に理解している訳ではないそうです。
この時の脳は本で勉強しているときと違って、緊張感がなくむしろ弛緩している状態だそうです。
だから、情報が頭に入ってきても、それをきちんと処理して内容を整理している訳ではないそうです。
その瞬間は求めた情報を手にして満足しているかも知れませんが、その情報は長く記憶に残りません。
たくさん文字や文章に触れていても、大量の情報が脳になだれ込んでくるだけで、受動的な脳では読解力は訓練されません。
ここが本などを読むときとの大きな違いになります。

スマートフォンを手にした生徒たちはインターネットブラウジングやSNSに忙しくなります。
単純に面白いから、友達付き合いだからと理由はいろいろあるでしょうが、一日という限られた中でこれらの時間が増えれば、本を読むなどの本当の読解力を養う時間が減ります。
彼らの文章を理解する力が伸びないのは当然のことと言えます。
むしろ、スマートフォンなどで文字に増える機会が増えたからこそ、読解力が落ちてしまうと言っても過言ではないでしょう。

同じパターンの決まった形の短い分しか読まないし書かない

パソコンやスマートフォンなどが普及し、生徒たちの活字に触れる機会が増えたにも関わらず、彼らの言語能力が落ちている理由の一つとして、彼らが特定の決まった人々としか交流していないということも挙げられます。

SNSはメンバーシップを作ってから交流が始まるので、自分の気に入ったメンバーとだけメッセージを交換することになります。
その結果、学校の友達など非常に狭い範囲の自分に近い性質の人間とだけコミュニケーションをとることになります。
お互いによく分かりあえる仲間なので、言葉の表現も非常に省略されて(「了解」が「り」になったり、良いことも悪いことも全て「やばい」の一言で済ませたり)もある程度分かり合えるのです。
必要ならその場で聞き返すこともできるので、一つの文をじっくり考え相手が本当に正確に理解できるように表現しようなどということはしません。

昔のように嫌でも多様な人たちと交流しないといけない環境では、自分が理解してもらうための工夫をして発信するし、相手の意図を正確につかむために真剣に相手の言葉に向き合わないとけませんでした。
多様な人たちと交われば自然と多くの表現に触れる機会が増え、それが勉強となり読解力と表現力を養うことができました。
パソコンやスマートフォンなどにより均一の限られた人間との交流が簡単にできてしまう現在では、生徒たちのそのような力が育ちにくくなっています。
(パソコンやスマートフォンは世界中の人々をつなぐことができますが、実際には限定された人以外の人間との交流を阻害するように働いている気がします。)

スピードばかり要求されじっくり考える時間がない

SNSはLINEグループを見ても分かるように、一対一のやりとりをするというよりはグループでの交流の場合が多いです。
多くの人が自分のタイミングで好きなことを次々と発信するので、タイミングを逃すと話についていけず、自分の発言の機会を逸するということもあります。
よって、このような場ではスピードが何よりも優先され、内容はあまり吟味されません。
正確に相手の意図を推し量る時間はなく、発信も深く考えられずに行われます。
このようにSNSは短く瞬間的に書かれるものなので、テストの問題や小説などのようなじっくり考えて書かれ深い内容を含蓄しているものではありません。
従って、SNSにいくら長く参加して文字に多く触れようとも、長文などの文章に慣れ内容を正しく読み取る訓練にはなりません。

このように普段から多少長い文章にも慣れていない生徒には読書や作文に対する忍耐力や基礎体力がなく、長い文章を見ただけで気力が失せてしまうということが多々あります。
文章を読む前に見ただけで嫌になってしまうのです。
上記のようにSNSのせいで普段から長い文章を読むことに慣れていないことが原因と思われるので、積極的に読む機会を作り訓練させることで克服できるかと思います。
しかし、時間的にゆとりのない生徒たちに果たしてそれができるのか疑問も残ります。
生活にゆとりを持たせるには、毎日の生活リズムをきちんと決め、そのスケジュールをしっかり守りながら毎日を過ごすのが有効です。
ただ、そのスケジュールを守らせるのが大変ですが。

今回はパソコンやスマートフォンが普及し、これらのツールを通して検索したりコミュニケーションを取ったりして、生徒たちの言語運用において文字に触れる機会が増えているのにどうして

また、生徒たちはSNSが忙しくなって、家庭での勉強時間が奪われてしまっています。文章の読解力や表現力が落ちているのかという問題を考えてみました。
理由はいろいろあるでしょうが、これらのツールが表面上言語活動を活発にしていますが、その中身は言語能力の発達にはあまり貢献しておらず、むしろ、妨げになっているという話をしました。

生徒を取り巻く環境はそれ以前の世代とは大きく変わってきており、我々が遭遇したことのない問題も発生しています。
例えば、友達から際限なく送り付けられるSNSは止め時が難しく、勉強の大きな妨げの一つとなっています。
このように、今の生徒たちはある意味、我々の時代に比べ勉強しづらい環境の中で暮らしていると言えます。
(この現代の社会環境が勉強を難しくしているという点は別の機会で議論したいと思います。)

目まぐるしい世の中の変化の中でいかに教育の質を落とさず、生徒たちにとって有意義な学びを提供できるか、葛西TKKアカデミーは常に考えてまいります。

2022.09.16

図書紹介『英単語の語源図鑑』英単の成り立ちを知ると覚えやすくなります

図書紹介『英単語の語源図鑑』英単の成り立ちを知ると覚えやすくなります

中高生が英語の勉強をするとき、多くの生徒がつまずくのが英単語のスペリングです。
最大の理由はスペルと音が一対一に対応していないからです。
同じ「a」でも単語によって発音が違ったり、発音しないのにアルファベットが書いてあったり。
ローマ字みたいだったらいいのに、違う部分も多々あり、それが生徒たちを苦しめ、英語に対する苦手意識を植え付ける理由の一つになっています。
実はスペリングで苦労するのは、ネイティブスピーカーも同じなんですよね。
だから、学校などでスペリングコンテストが開かれ、全国大会もあるくらいです。
それだけ困難ということです。
それをネイティブでもない日本の生徒にやらせようというのだから、厄介な話です。
今回はそんな英語学習の壁である英単語を覚える助けになる本をご紹介いたします。

本日紹介する図書は、清水健二著『英単語の語源図鑑』(かんき出版)です。

『英単語の語源図鑑』へのリンクはこちら

英単語を覚えるとき、皆さんはどうしますか。
ただひたすら繰り返し単語をノートに書いて覚えますか。
これは大変な労力を伴いますが、その割になかなか覚えられません。
すぐに結果が出る訳でもないのに単調作業を繰り返すのは苦痛ですよね。
困ったものです。

ところで、英語の単語を勉強をするとき、共通する部分を持つものが多いなと感じたことはありませんか。
例えば、次のような漢字です。

export express expand
attention observation condition

他にも「ad」「im」「ment」「er」「sion」など。

実は、多くの英単語が共通する部分を持つのには意味があるのです。
それは、これらの言葉がどのようにしてできたかを考えると分かります。

例えば「ex」は「外へ」という意味を持つ接頭語、単語の頭について意味を受け加える言葉です。

ex+port(運ぶ)・・・輸出する:国の外へ運び出す
ex+press(置く)・・・表現する:自分の中から外へ印象を置く
ex+pand(広げる)・・・拡張する:外へ広げる

こうすると「ex」のついている言葉は共通の意味を持ち、まとめると一度にたくさん単語が覚えられます。
記憶するには意味づけが重要ですから、語源を知ることは有効です。

ここから他の単語に結び付けて、更に単語を覚えることができます。

先ほど「export」をしましたが、「ex」を「中へ」という意味の接頭語「im」に変えると「import」となります。
「port」は「運ぶ」でしたから、「中へ運ぶ」という意味になり「輸出する」という言葉になるのです。

『英単語の語源図鑑』はこのような語源と結びつけながら、英単語を説明してあります。
しかも、「図鑑」とあるように、言葉の本でありながらイラストをふんだんに使っているので、非常に分かりやすくなっています。

このように一度にたくさんの英単語が覚えられますし、イラストがあるので印象に残り覚えやすくなっています。
語源から言葉の本質が分かるので、その基本的意味から派生した他の意味も理解できます。
こうして意味を持たせた言葉は脳が記憶しやすいので、単なる丸暗記よりも効率よく身に付けることができます。

収容単語は基本的な言葉が多く、第一歩としては十分でしょう。
英語中級車でも、この本を使って単語を見直すとより理解が深まり、「そういう訳だったのか。」と実感納得することができるでしょう。

初級の方のみならず、単語を見直し整理をされたい方、基礎単語を増やしたい方にもおすすめです。

この本は好評を博し、2019年には第二弾に当たる『続 英単語の語源図鑑』も発売されております。
こちらも合わせて、更に多くの英単語を身に付けてほしいと思います。

勉強は重労働です。
困難に立ち向かうからこそ脳の発達もあるのですが、場合によっては要領よく効率よく学習することも大事です。
漢字を覚えるとき、漢字を偏や旁などのパーツに分解して覚えたり、共通する部首の漢字をまとめて覚えたりするのと同じように、英単語もパーツを理解して、その成り立ちが分かれば、より納得して英単語が頭に入ってきます。
また、パーツの役割が分かれば、初めて見る英単語でも何という意味か分かるときもあります。
こうやって、やみくもに覚えるのではなくある程度のまとまりとして言葉を捉えて覚えることに慣れると、習得できる語彙数も一気に増えます。
 
語彙が増えれば英語を理解することも表現することもより簡単になり、実際に英語が使える経験を積めば、英語の勉強も楽しくなります。
このことは同時に生徒たちの世界を広げ、彼らの可能性を広げることにもつながります。

以上のことから、『英単語の語源図鑑』は目の前の学校の勉強だけでなく、人生そのものに大きく貢献できる本だと言えます。

2022.09.15

またまた定期テストが近づいています。塾を無料開放!TKK生でなくてもOK!

またまた定期テストが近づいています。塾を無料開放!TKK生でなくてもOK!

夏休みが終わったばかりというのに、もう定期テストが近づいています。
早い学校では既に二週間前!
ということで、葛西TKKアカデミーはテスト前恒例の全生徒のための「塾無料開放!!!」を行います。
文字通り全ての生徒のため、つまり、TKKの生徒でなくても自由に葛西TKKアカデミーに来てテスト勉強ができるのです。

定期テストには早目の準備が重要!
二週間前でまだテスト範囲の発表がなされていないかも知れませんが、前回のテストの次からが範囲になるのは分かっているので、今からできる範囲でテスト勉強を始めましょう。
課題としてワークをやらないといけないのも決まっているので、もうワークをやり始めましょう。
そして、少しでも早く課題を終わらせましょう。
早く終わればできなかったところも見直し、練習してできるようになる時間が確保できます。
早めの準備でワークの内容をきちんとできるようになれば、定期テストで悪い結果になることはまずありません。

テスト勉強のスタートダッシュとしっかりとした理解、そして十分な問題練習のために、葛西TKKアカデミーもお手伝いしますよ。

特に中学三年生はこの二学期の成績が入試に大きく影響します。
だから、葛西TKKアカデミーでしっかり勉強して、悔いのない受験をしてほしいと思います。

葛西TKKアカデミー恒例の定期テストお手伝い企画:塾無料開放!!!

そこで毎度お馴染み、葛西TKKアカデミーの定期テスト前イベント。
全ての生徒のために塾を開放しており、当然、葛西TKKアカデミーに在籍していない生徒でも構いません。
気軽に来て、勉強してください。

家ではいろいろな誘惑や邪魔があって、なかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中してできます。
自由に自習ができ、分からないところはもちろん葛西TKKアカデミーの先生に質問できます。
5教科全てに対応し、勉強を見てもらえます。
何でも遠慮なく聞いててください。

学校帰りに立ち寄って、勉強してから帰るなんて使い方もできます。
土日も利用できます。
ご利用の際は、事前にメールをいただけると幸いです。
e-mail:tkkac2016@gmail.com

また、最近再流行中の新型コロナウイルスが心配という方はオンラインで質問もできます。
電話やメールでも質問受け付けますよ。
どのような形であれ、葛西TKKアカデミーは皆様のお役に立てるように最善を尽くします。

このテスト前恒例企画「葛西TKKアカデミー無料開放!」は無料なので利用しない手はありませんよ。
どうか皆さんふるってご参加ください。
きっといいことがあります。

「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」

など思っている生徒は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。

課題は大事!葛西TKKアカデミーで学校の課題を終わらせよう

定期テストで苦労するのが、テストそのものもそうですが、学校から出される課題です。
課題はきちんとやらないといけません。
理解を深めるのはもちろん、実は提出物は成績(平常点)の大きな部分を占めるので、もし遅れたり出さなかったりすると成績が大幅ダウンしてしまいます。
いくらテストの点が良くても提出物が出ていないと大幅減点になりますよ。
かと言ってその場しのぎの答え丸写しはダメですけどね。
課題を軽んじることなく、早いうちから取り組み、提出日には出せるように、余裕をもって計画し終わらせましょう。

しっかりとした準備が好成績のカギ!

もう皆さんうすうす気づいていると思うのですが、定期テストの問題の大半は学校のワークや教科書からの問題です。
時には授業中に使ったプリントや、授業でノートに記録したことも含まれます。
入試や学力テストと違い、範囲も限定され、出題内容もこのようにある程度予測できるので、テスト前にこれらをしっかりやり込んで準備をしていれば、テスト結果は必ず良くなります。
課題をしっかりやっていれば、それだけでかなり得点が取れると考えられます。
だから、課題をきちんとやって、分からないところ、間違ったところは必ず質問だどして解決してください(葛西TKKアカデミーは質問大歓迎です)。
ワークや教科書でできなかった問題を繰り返しやって、完ぺきにできるようになればもう安心です。
今度のテストはかなり期待できますよ。

あなたの第二の勉強部屋

とは言っても、家ではなかなか集中して勉強できないのではないでしょうか。
ゲームやテレビ、携帯やYouTube。
誘惑が多すぎて、勉強が手につかない。
時には家庭で起きる家族の会話も気になってしまう。

そんな人は是非葛西TKKアカデミーへ。
ここでなら勉強に集中でき、自分の実力を高めるには最適です。
塾生でなくても遠慮なく利用してください。
しかも、無料!

勉強しやすい環境が整っているので、自分でコツコツ課題をやれますし、分からないときはいつでも先生に質問し、どんどん教えてもらいましょう。
小規模塾なので生徒も少ないので、自分の勉強を見てもらえる時間がとても多くなります。
これも葛西TKKアカデミーの良いところ。

定期テストの結果は成績に大きく影響するのでとても大事です。
特に中学三年生は二学期の成績が受験の内申点につながります。
全体の約三割を占める内申点をいかに上げることができると、その後の受験が非常に楽になります。
他の学年の生徒ももちろん疎かにしてはいけないテストです。
自分の成績を少しでも上げるために、しっかりとした準備を行い、テストに臨んでほしいと思います。
そのために、葛西TKKアカデミーが提供する「塾無料開放!!!」をご利用ください。

2022.09.14

立ち返って勉強するのは良い方法ですが注意点もあります

立ち返って勉強するのは良い方法ですが注意点もあります

万人に通用する勉強法はありません。
人は十人十色なら、その人に会った勉強法も違って当然です。
自分に合った勉強法を見つけることが、成績アップへのカギとも言えます。

では、どうやって自分に合った勉強法を見つければいいのでしょうか。
経験ある先生であれば、どの生徒にはどのような勉強方法があっているのか、ある程度は分かります。
しかし、これも絶対ではないので、実際にやってみないとうまくいくか分かりません。
ということは、生徒たちにふさわしい勉強法をアドバイスするには、より多くの勉強法を知っている方がいいということになります。

しかし、一般的には各勉強法の良い点ばかり注目され、それぞれの問題点は見過ごされがちです。
よく宣伝で「○○法」とか「○○方式」などと言って、あたかもその方法なら完璧のようにうたっていますが、そんなものはこの世にはありません。
あればみんな成績優秀になってしまいます。

今回は勉強が分からなくなったときによくする「立ち返って勉強し直す方法」を考え、その弱点や注意点にも触れてみたいと思います。

分からなくなったところまで戻って勉強

勉強ができないとき、分からなくなったときは、その原因を調べないといけません。
時には、その原因が過去の勉強で十分に理解していなかったり、身に付いていなかったところ、いわゆる『勉強の穴』であることがあります。
自分は分かっていたつもりでも、実は本当に理解していなかったというのはよくあることです。

勉強はこれまでの勉強の積み重ねで、前出の内容が土台となって新出の内容が成り立っていることが基本です。
だから、ドミノのように、一つのことが分からなければそれにつられて以降の勉強も分からなくなります。
そんな時は、勉強が分からなくなる発端である地点までさかのぼって勉強するのが有効です。
先ほども述べたように勉強は積み重ねなので、つまずいたところが分かれば立て続けに全て分かるようになることもあります。
そうでなくても、少なくとも分からなかったところが減り一歩前進になります。

また、「できた」という経験をさせることが本人の自信につながり、勉強に対するやる気を引き出すこともあります。
よって、勉強が分からなくなったときは、やはり本人の解ける内容から始めるのがいいでしょう。
そのために、場合によってはずっと過去にさかのぼり、勉強を始める必要があるかも知れません。

この方法の問題点:時間と忍耐と本人の姿勢

しかし、常に「できた」という実感を持続しながら、勉強のモチベーションを維持しながら進めていくとなると、一挙に難しい問題は扱えません。
一つ一つ地道に頑張らないといけません。
つまり、非常に時間が掛かるということです。
焦らず本人の能力の許容範囲で勉強を進めるということは、教える側、そばで見守る側としてはとても忍耐力のいるやり方です。
我慢できずについつい口出しすると、一気に本人の勉強熱が冷め、せっかくのやる気を削ぐ結果になるとも限りません。
本人は頑張っているつもりでも、はたから見ると時間が掛かりすぎるように見え、イライラしてきて怒鳴ってしまった、怒ってしまったという経験をお持ちの親御さんはたくさんいると思います。
親子げんかになって「もう知らない」なんて言ってしまうと、取り返しのつかないことになりかねません。
そんな時はやはり専門の人に頼むのがいいです。

それでも現実には多くの場合期限というものがあり、本人の許すペースで勉強を進めていくにしても、物理的限界に直面することもあります。
実際に定期テストなどで時間制限が設けられている学校教育で、このアプローチが適切かと言うと疑問が残ります。

どこまでさかのぼるかにもよりますが、基礎ができていない生徒ほど昔まで戻らないといけません。
しかし、上記のように時間が掛かるので、生徒に進み具合を合わせると期限に間に合わなくなったり、他の生徒に追いつかなかったりする可能性があります。
かと言って、急がせると生徒のやる気を損なって、勉強と向き合おうとしなくなる恐れもあります。
勉強に対する自覚はあるが、単純に一部勉強が抜けていただけならいいのですが、基本が抜けている生徒はたいてい、もともと勉強嫌いで、ちょっとしたつまづきで勉強を諦め、それを口実に勉強から逃げ出して現在に至るという事例が多いです。
勉強嫌いで面倒くさがっている生徒を奮起させ、モチベーションを保ちながら勉強させるのは至難の業です。
このような場合も、この立ち返るやり方がどれほど有効か疑わしいです。

以上、議論したように「立ち返って勉強し直す方法」は悪くありませんが、それでも限界があることを理解して頂ければと思います。
ある程度ならいいのですが、やはり戻る内容があまりにも遠いと、この方法では限界があります。
特に時間的制約はいかんともしがたいものがあります。

従って、一番いいのはそこまで「分からない」を放置しないことです。
これは本人の責任でもありますが、周囲の人間も気を配って、普段から声掛けするなど、常に確認し早期発見できるように心がけましょう。
早めに気づくことは大切で、早ければ早いほど対策も多く、挽回も楽になります。

早い段階であれば、戻ってやり直す範囲も少なく時間もかからないため、この「立ち返って勉強し直す方法」も役に立つと思います。

2022.09.13

中高生のスマホ活用術!スマホは便利な道具でも注意も必要

中高生のスマホ活用術!スマホは便利な道具でも注意も必要

子供たちを囲む環境は、私たちがそうだったころとは大きく違います。
当時なかった技術や考え方が登場し、今までの方法が通用しない場面が多々あります。
その代表的なものがスマホです。

スマホは便利な道具です。
道具だからこそ、それをいかに使うかで私たちの生活は大きく左右されます。
それは生徒も同様です。
スマホの弊害も多く指摘され、時には子供たちが犯罪に巻き込まるという大きな危険性をはらんでいます。
しかし同時に、うまく使えば今までにない便利な道具で、私たちを大いに助けてくれます。

生徒たちと話をすると、彼らがいかに上手にスマホを活用しているかが見えてきます。

1.勉強で分からないことを調べる

勉強で分からないことがあれば、以前は教科書で調べ、それでも分からないときは人に聞くしかありませんでした。
でも、聞く相手がいないときは分からないままにせざるを得ませんでした。
今はインターネットで何でも調べられます。
英語の単語はもちろん、言葉の意味、時には問題の解法まで分かります。
葛西TKKアカデミーの生徒たちもよくスマホを使って調べています。
そのこと自体は議論の余地がありますが、自分で問題解決できる一つの手段を手に入れているのです。

2.友達同士で質問

lineなどは時と場所を選ばす多くの友達とつながることができます。
それを利用して、生徒たちはお互いに分からない問題を質問しあっています。
分からない問題をline上に流せば、誰かが答えてくれる。
このネットワークを利用してテスト勉強や宿題をやっている生徒はたくさんいます。

3.情報交換と収集

同様に勉強以外の情報交換も活発です。
例えばテスト範囲が分からないとき、lineで流せばメッセージを読んだ誰かが教えてくれます。
授業で聞き洩らしたこと、進路で分からないこと、色々な情報が行き交っています。
また、授業で黒板に書かれたものを撮ったり、友達のノートを撮ったり。
こうやって生徒たちは必要な情報を友達から入手するのです。

4.写メなどを使って簡単に記録

写メや簡易メモ機能を使って、様々なことを記録します。
勉強や授業のことはもちろん、課題の内容や予定など、スマホで簡単に記録し、必要な時にみることができます。
私の時代は、もしメモや配布されたプリントをなくしたしまったら絶望的になり、もう一度先生に申し訳なさそうに聞くしかありませんでしたが、今の生徒たちは先ほどの情報交換ツールを使ってこれらの記録を手に入れられるので、割と気楽です。

5.交友関係の拡大

今の生徒たちは簡単に人的ネットワークを広げられます。
以前驚いたのは、進学した時に入学以前の登校時にメールアドレスなどを交換し友達になることです。
一度会って相手のことはよく分からないのに、とにかくその場でアドレス交換をし登録するのです。
彼らにとって、この人脈作りは死活問題のようで、情報交換ができなかったときは不安にさいなまれるみたいです。
「もうみんなグループを作ってしまって、自分はその中に入る機会を逃したから、学校生活はずっと独りぼっち。」と入学前や新学期前から心配していました。
私からすると学校が始まる以前に友達になるのも驚きですし、学校生活が始まれば嫌でも一緒になるわけだから、自分が心がければ一人にはならないと思うのですが。
彼らはそうは考えないようです。

他にもいろいろあるようですが、今の生徒たちはそれなりにスマホを利用することも知っています。
上記の事例を見ると、何か他力本願のようで一人では何もできまいのかと思いますが、それができる時代だからそうなるのでしょう。
先に触れたように犯罪や架空請求、依存性など問題も多くあります。
大事なのは新しい環境に適応し、その利点を最大限に発揮し、危険性を最小限に食い止めるリテラシーです。
スマホは道具なので、良くも悪くも使う人次第です。
生徒たちとよく話し合い、自分たちに有益になるよう使っていただきたいと思います。

2022.09.12

部活をやっている生徒は受験に有利or不利?!

部活をやっている生徒は受験に有利or不利?!

部活をやっている生徒の親御さんから、「自分の子供は部活で忙しく勉強の時間も他の子より少ないけど大丈夫なのか」とよく相談を受けます。
「部活をやると勉強が疎かになるから入試でいい学校に入れない」と言って、部活に参加することをよく思わない人もいます。
果たしてどうなのでしょうか。
本当に部活は勉強にマイナスなのか、部活をすると勉強ができなくなるのか考えてみましょう。

部活は受験にプラスorマイナス

結論から申し上げますと、部活は受験に直接かかわらないので、部活をやっていれば受験に有利ということはありません。
都大会や全国大会で優秀な成績を修めたのならば、総合所見や部活動の記録において触れられるかも知れませんが、これもスポーツや芸術系の推薦を受けるのでなければ、一般入試においてさほど合否に影響を与えないと思います。
部長、副部長経験者も記録はされますが、合否判定の評価にはなりません。
一部私立高校の入試で内申点に「1」加算されることもありますが、部活をやって記録を残して「1」得ることと、部活よやらず勉強に集中して内申点を多く上げることを考えると、受験という範疇に限って言えば、後者の方がずっと効率がいいように思えます。
部活動などによる内申点への加点はあくまでも「おまけ」と考えて、部活を頑張ってこれで合格を勝ち取ろうとは夢にも思わないでください。
部活にかける時間、エネルギー、費用があれば、その全てを受験に回した方が受験には有利です。
なぜなら、部活は直接入試の合否に関わらないからです。

では、部活は受験において無意味でしょうか。
これに関しては、大きく次の三点から否定できます。

1.受験への間接的な効果

受験が中学で学んだ知識量のみで合否が決まるのならば、部活動に時間を費やすことは入試で合格する妨げになるだけかも知れませんが、残念ながら受験はそんなに単純ではありません。
精神的に未成熟な中学生では、特に精神が受験勉強及び入試に与える影響が非常に大きいのです。
部活は生徒たちの心の成長に大いに貢献します。

受験勉強は非常に苦しくつらいものです。
時にはその苦痛から逃げ出したくなることもあります。
そんな時、部活でつらい練習を耐え抜いた経験があれば、受験勉強の苦しみも乗り越えることができるでしょう。
この忍耐力は部活をしている生徒の方が一般的にあると言えます。
受験のストレスやプレッシャーに打ち勝つことのできる強い心が育ちます。
また、効率のよい勉強をするには集中力というものが不可欠です。
これも部活を通じて養うことができます。
自分の最高のパフォーマンスを引き出すために、ここ一番で集中力を高める。
いい例がオリンピック選手です。
学生のオリンピック選手もいますが、その多くが学業においても優秀な成績を修めています。
これは自分のやるべきことを受け止め、短い時間に集中して勉強しているからです。
最後に目的に向かって必要なノルマを自覚をもってこなしていける責任感も部活から身に付けることができます。
受験勉強には自分に足りない勉強を一つずつこなしていくことができないといけません。
自分のやるべきことをきちんとできるのも受験勉強に必要な要素です。
忍耐力、集中力、責任感というのは入学試験を受けるときも同じです。
試験を受けている最中でもこれらが切れてしまえば、自分の力を100%発揮することはできません。

このように部活は、英単語を覚えたり方程式が解けるようになったりと直接受験勉強に役立ちはしませんが、受験勉強と合格をより確実にするための要素、勉強の土台としての要素を養うのに非常に有益です。
実際に部活をしている生徒は、それまで成績がいまいちでも、部活引退後急激に成績が上がることが非常に多いです。
それは部活を通じて勉強に必要な精神が育っているからだと言えるでしょう。

2.充実した生活への効果

更に、部活をすることで日々の生活を充実させることができます。
運動をした方が精神的安定も生まれますし、肉体的にも成長期の生徒たちには有益です。
部活で思いっ切り体を動かし、ぐっすり眠れることはストレスを発散し、健全な精神を保ちます。
部活を通じて苦難を共にした仲間がいれば、それは生徒一人一人の安心感にもつながりますし、この仲間意識を上手く利用すれば、同じ入試という試練に立ち向かうとき助け合うこともできるでしょうし、ライバルとしておtが害に切磋琢磨することもできます。
部活をしないで一人孤独に受験に挑むのもいいですが、このような苦楽を分かち合う仲間意識は部活で得られることがあります。
ただ、この仲間意識が馴れ合いにならないように注意する必要はありますが。

部活で心身ともに成長し、充実感のある生活を送り、苦楽を共にした仲間ができれば、つらい受験勉強も乗り越えられるし、後の人生で振り返ったときに良い思い出にもなります。
そして、これらの経験がその後の長い人生においても強く生きる糧になると思います。
受験という短い期間ではなく、人生という長い目で見た場合にも、部活をすることは十分意義があると考えられます。

3.人生の学びとしての効果

部活では、生徒たちは自分とは違う多くの人々と関わらないといけません。
そして、様々な人々と良好な人間関係を築くにはどうすればいいか学ぶことができます。
最近は特に、SNSの発達などにより、昔と比べて様々な人々と接する機会が減っているように感じます。
自分が分かり合える同質の人間としかつながらず、異質な人とは相互理解に手間がかかるので関わらないということも簡単にできてしまうからです。
昔は家族も多く三世代だったり、多くの近所の人との関わり多かったりして、嫌がおうにも老若男女様々な人々と付き合わないといけない場面が多々ありましたが、今は違います。
そんな現状において、部活は多様な人物と触れ合い、良好な人付き合いの方法を学べるチャンスでもあります。
人付き合いは長い人生において重要な問題ですが、受験勉強においても効力を発揮します。
これが上手ければ多くの人の助けが得られるからです。
特に勉強を教えてもらうとき、上手に人と交流ができれば多くのことを教えてもらえます。
こうした点も部活をしないで受験勉強のみに日常を捧げる生徒には得難いものでしょう。

今回は受験と部活というテーマで考えてみました。
本当に受験勉強という視点のみで議論するなら、部活は時間の無駄かも知れません。
しかし、部活で生徒が得られるものは、実は受験勉強を裏で支えるのに重要なものが沢山あることが分かります。
更に、部活で身に付くことの中には、受験勉強という狭い視野でなく、人生という大きな視点で考えたとき、人生を豊かにしてくれるものも数多くあります。
受験勉強という一点のみにおいて、部活を捨てるというのは何だかもったいないような気もします。
実際、部活をしないから必ずしも成績が上がるという訳でなく、むしろ部活をやめてできた時間をゲームなどの遊びに使い、反って成績が下がるということもよくあります。
要は本人の自覚しだいということも忘れないでほしいです。

以上のことを踏まえて、入試を目指す生徒として部活をどのように捉えるべきか見直してみるのもいいかも知れません。

2022.09.10

重たいランドセル、人間関係、スマホ・・・今どきの環境が子供たちの健康に大きな影響を与えています

重たいランドセル、人間関係、スマホ・・・。今どきの環境が子供たちの健康に大きな影響を与えています。

我々が育った時とは大きく異なる環境で、今の生徒たちは育っています。
その結果、子供たちの成長や健康に害が出ているようです。

スマホやインターネットが普及し私たちの環境は大きく変わりました。
学校の教育方針も同様です。
つまり、子供たちは私たちが経験したことのない環境の中で生きているのです。
従って、私たちが想像しなかった悪い事態が子供たちに起こっています。

1.持ち物

最近特に取りざたされているものの一つに生徒たちの持ち物の問題があります。
ランドセルは年々改良されより軽く丈夫になっています。
しかし、教科書やノート、ドリルなどの教材は以前(特に「ゆとり教育」のころ)に比べ格段に多くなっています。
学習指導要領の改訂により、教科書のページすすが増え、サイズも大型化しています。
昔みたいに教科書が上下に分かれておらず、一冊の厚みも増えています。
時には体操着や上履き、ピアニカや粘土も持たなければならず、平均で7.7㎏の荷物を持たなければならないと言われています。
パンパンになったランドセルを背負って、よたよたと通学路を休み休み歩く小学生の姿が目撃されます。
7.7㎏と言えば、自分の体重の4分の1くらいになるので、疲れて当然です。

中学生では更に教科書は増えます。
更に「置き勉禁止」(学校に教材を置いておくのを禁止すること)なので、毎日生徒は全教科の教材を持って往復しなければなりません。
よく後ろにこける生徒がいるそうです。

2.SNS

この問題は生徒を疲れさせ活力を奪ったり、登下校中ふらふら歩いて事故に巻き込まれるだけではありません。
背中に重い荷物をかるわなければならないので、どうしても前傾姿勢になります。
前かがみの姿勢は重い頭を支える首の負担を増やし、肩こりを引き起こします。
また、猫背になり、頭痛や腰痛を発症することもあります。
子供はまだ骨格がしっかりしていませんから、重すぎるカバンは大きなダメージになります。

精神面からの子供たちへの影響も見過ごせません。
今の生徒たちは面と向かった人間関係だけでなく、SNSなどを使った人間関係も重要になっています。
そして、常にSNSを通じてグループに触れていないと大きな不安を感じるようです。
そんな中で、第三者には分かりにくいいじめにある生徒も多いです。
グループから外されるのが怖い、自分がいじめられる立場になるのが恐ろしい。
結果、生徒たちは常に空気を読んで全体が期待する役割を演じなければならなくなっています。
SNSには逃げ場がなく、一日24時間つながっているので、気の休まる場所がありません。
彼らを取り巻くぎくしゃくとした人間関係が、より生徒たちを委縮させる。

更に親の期待や成績など、様々なストレスにさらされ肉体に影響が出る子供もたくさんいます。
腰痛に頭痛、肩こりに円形脱毛症まであります。

3.スマホ老眼

「スマホ老眼」も子供たちの間で増えているようです。
スマホのゲームなどで目を酷使して、目の調整機能が落ちることを「スマホ老眼」と呼ぶそうです。
焦点がなかなか合わなくなるだけでなく、更に症状が悪化すると近視、頭痛、肩こり、集中力低下が起きてきます。現在学校ではIoT化で授業でもタブレット端末やパソコンを使う機会が増え、子供たちの目に対する環境はより厳しくなります。
2時間以上スマホを連続して使うと相当の負担になるそうです。

世の中がめまぐるしく変化する時代、私たちが経験したことのない環境に、子供たちはさらされています。
その結果、子供たちは心身共に非常に大きな負担を受け、健康を害するものが増えています。
これは環境の問題なので、社会全体で取り組むべきです。
しかし、第一歩としては身近な大人が、自分の子供を始めとする子供たち一人ひとりに、丁寧に対応していくべきでしょう。

2022.09.09

明日は十五夜、お月見!日本の伝統行事は受験でもよく出ます

明日は十五夜、お月見!日本の伝統行事は受験でもよく出ます

今年の十五夜は明日9月10日!
中秋の名月とも呼ばれていますよね。
天気予報によると東京は雲がかかって見えにくいようです。
でも、雲のすきまから真ん丸な美しい月が現れるのを待ちながら夜空を眺めるのもいいかもしれませんね。
運良く見れれば感動もひとしお。
一瞬でもいいから、美しい丸い月が見れますようにお祈りします。

そもそもお月見とは何なのでしょうか。
十五夜とも呼ばれ、旧暦の8月15日辺りに出るの夜に満月を味わうことです。
中秋の名月と言い、日本人はその見事な月を眺めながら歌を詠んだりしました。

因みに、日本人は月の黒っぽいところ(海と呼ばれていますが、実際に水はありません。)を見て、ウサギが餅つきをしている姿を想像しました。
南アフリカではロバやワニに見えるそうです。
アラビアでは吠えるライオン、ヨーロッパでは紙の長い女の人やカニなど国や地域によって、その見え方が変わっていきます。
これは違うものを見ているというより、見えているものを何と結びつけているかという文化的な違いによるものです。
(例えば虹の色は日本では7色と言いますが、他の国では違う数になっています。)
月を見ながらこんな話をしてみるのも楽しいと思います。
ウサギが当たり前と思っていたら、それは日本だけで他にもいろいろな考え方があるんだなんて気づくときっと面白いでしょう。

ところで、お月見を始めとする年中行事は、実は受験でよく出る話題です。
特に中学受験では、社会や国語などで出てきます。

各行事の日にちや由来、何をするのかなど問われますが、学校などであえて授業中に学ぶことはないと思います。
つまり、勉強というより、一般常識として聞かれるのです。
しかも、意外と年中行事に関する問題は多いです。
だから、知ることは必要です。

あえて勉強として学ぶよりは、実際に年中行事として家庭で実践された方が、子供も実体験として理解し、いい思い出にもなるので、家族みんなで楽しみながら、由来などを話し合うといいでしょう。

日本の伝統文化を学ぶことにもなり、日本的な考え方が分かってくると思います。

最近はクリスマスやバレンタインデー、それからハロウィーンなど西洋の年中行事も浸透してきているようで、こちらも子供たちに体験されるのがいいと思います。

現在行われている教育改革では、「考える力」を重視します。
年中行事を通して日本人の心を考える問題も当然想定されます。

年中行事に限らず、経験を通した学びは知識ではなく知恵として蓄積されるので、「考える力」を育てるには非常に大事になります。

皆さんも家族で年中行事を楽しみながら、子供の「考える力」を養いましょう。

2022.08.25

二学期!しかし二学期初日は子供たちの自殺の多い日でもあります

明日から二学期!しかし二学期初日は子供たちの自殺の多い日でもあります

夏休みも終わり、都内では今日から二学期が始まる学校も多いと思います。
しかし、この二学期初日というのは統計上子供たちの自殺の最も多い日でもあります。
今日はこの点について考えてみたいと思います。

長期休暇の終盤には大人でも、通常生活に戻る不安を感じ憂鬱になりがちです。
子供たちも夏休みの休日モードから通常モードに戻れるか心配になります。
ましてや勉強嫌いの子供にとっては、これまで解放されていた勉強にまた縛られるので、嫌な気持ちが増します。
また、一学期にいじめなどにあって学校に行くのがいやだった子供には、夏休みの間会わなくて済んだ嫌な生徒と再び顔を会わせないといけないのです。

人間関係がうまくいかず、いじめられたり無視されたりするのではないか。
勉強がより難しくなって、自分はついていけるのか。
そのことで親や先生から叱られるのではないか。

いずれにしても不安やストレスの増える時期なのです。

では、自殺に陥る子供たちの心理状態を考えてみましょう。

自分を分かってくれる人はいない、誰も助けてくれない、頼れない。
独りぼっちなんだ。
思春期の子供にはありがちな孤立感という心理状態です。
だから、誰にも相談せず、一人で問題を抱え込み、どんどん大きくなっていく。
外部からの新たな考え方が入ってこないので、自分の中で問題を深刻化してしまう。

また、自分の居場所がないと疎外感を感じることもあるでしょう。
そして、自分はこの世に存在する意味のない人間だ、価値のない人間だと卑下してしまう。

更に、このような状況は今後の人生でも変わらず、ずっと続くように感じてしまう。
未来への希望が持てず、生きる気力、一体と願う力が弱まってしまう。
ならば、いっそのこと死んだ方がましと考える。

いじめに苦しむ生徒などは、苦しい現状から逃げるために、自殺という選択肢を選ぶこともありますが、自分のできる唯一の抵抗として、自殺という手段を選ぶこともあります。
現実では抵抗できないから、自分が死ぬことでいじめた生徒が罪悪感にさいなまれ苦しむことを期待する。
しかし、ことがそのように運ぶかは不確定だし、おそらく一過性で終わり、いじめた子供も時間がたてば忘れてしまうでしょう。
実際自分の命を犠牲にしてまで効果のある方法には思えませんが、視野がせまくなっている当事者には最後の希望なのでしょう。

または、いじめられてなぜ自分がこんな目に合わなければならないのかという怒りが、何もできないふがいない自分に向かい、自分を傷つける行為に及ぶこともあります。

自殺に至るにはそれなりに追い詰められ、その状況から自殺以外の選択肢はないと判断する心理があるのです。
これを理解し、子供たちの尊い命が犠牲にならないように、我々は対処していかなければなりません。

子供たちの自殺に向かう兆候、それを防ぐにはどうすべきか。
未来のある若い命が失われることのないよう、心から願います。

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