塾長ブログ
2022.10.16
こどもにイラッと来たら
以前、子供に対してどうしてイライラするのか、その原因について議論してみました。
今回はイライラを感じたとき、どのように対処するべきかを考えてみたいと思います。
子供に対してイライラするというのは、自分の心に余裕がないからで、そのまま感情に任せて反応すると、子供の心を傷つけたり後で後悔するような行動になってしまったりします。
不必要にその場の雰囲気を壊したり、時には気まずい関係が長く続いてしまったりします。
子供の精神に悪い影響を与え、大きな問題を引き起こすきっかけになることもあります。
「あ、言い過ぎたな」なんて思ったことのある人は多いのではないでしょうか。
しかし、引っ込みがつかなくなって、結局はうやむやなままに日々の生活が過ぎていく。
このようにならないためにも、自分が子供に対してイライラしていると感じたとき(またはそうならないように)対処法を知っておくことは有意義でしょう。
1.先ずは一呼吸置きましょう
こんな時はたいてい冷静ではないので、客観的に物事を見ることができず、自分の一方的な論理で結論に至ってしまいます。
それが間違っていても、主観的にしか考えられないので「自分は正しい」と思い込み、子供に対して不適切な対応を取ってしまうこともあります。
必要もないのに、子供に対して怒ったり言い過ぎたり。
一度言葉や行動に出してしまえば、その事実は消えることないので、後で過ちを正すには膨大なエネルギーを必要とします。
そうならないためにも、最初の一手は非常に重要なものになります。
自分の判断が間違わないように、先ずは冷静になる必要があります。
言葉や手が出る前に一呼吸(深呼吸)して、頭に上った血を下げましょう。
イライラのピークは6秒などとよく言われるので、この6秒を乗り越えれば気持ちも落ち着き、心にゆとりも出てきます。
2.口にする前に頭の中で一周させて
そして、言葉を発するときは、頭に浮かぶ言葉をそのまま言うのではなく、一度頭の中で発して、その言葉がどのような結果を引き起こすか考えましょう。
自分の言葉が本当に的確なのかを判断する必要があります。
もし、それが間違った認識に基づくものであれば、言われた子供に負の影響を与えることになります。
「本当はそうじゃないのに、親は自分のことを分かってくれない」など、正当に扱われていないということは、本人の人格を否定することにつながり、時にはそれが大人へ対するむやみな反発になったり、自己否定につながったりします。
心の傷として残り、自分に対する自信を失うこともあり得ます。
そうなると、親の軽いつもりで発した言葉が子供の生涯に影響を与えてしまうことになり、その責任を考えると軽はずみな言動は控えないといけません。
このような過ちを回避するためにも、言葉を発するとき(特にこのような考える心の余裕がないとき)は一度立ち止まって、何でも構わずに言わないで、一度考えてみましょう。
3.時には言わない勇気、様子を見る余裕を持って
一度立ち止まって判断しろと言われても、イライラして頭に血が上っている状況では、まともに考えることもできないでしょう。
自分が正しい言動を取れているかどうか分からないときは、何もしないのもありです。
周りが見えなくなって誤解によって子供に間違った対応を取って、それがその子の心に大きな傷を負わせるくらいなら、何もしないでおく方がいいかも知れません。
時間を置いてじっくり考えてから、正しい対応をしてください。
イライラしてすぐに何とかしなくてはと思うのも理解できますが、焦りは禁物です。
しばらく様子を見て、状況を正確に把握した後、どのようにするのが一番いいか考えてから行動しましょう。
必要ならば感情的にならず冷静に子供に質問し、真実を見極めてからでも遅くはありません。
子供にイライラしているときは、言いたくてもその場で言わない方が良策ということもあります。
4.物は考えよう
子供に対してイライラして、ついつい不機嫌な態度を取ってしまう親は、実は子供に対する思いと責任感が非常に強いことが多いです。
その気持ちは大事ですし、何も間違っていません。
でも、その対応を誤ると大きな問題に発展することがありますので注意してください。
そこで、子供の態度などでイライラしているときは、この言葉を思い浮かべてください。
「物は考えよう」
考え方を少し変えると、これまで許せなかったことが許せたり、一度落ち着いて冷静に判断できるようになったりします。
目の前の問題に対して「自分がすぐに何とかしなくては」と考えるから焦ってしまう、自分の思い描く理想に現実がぴったりそぐわないからイライラしてしまうのです。
自問自答してみましょう。
「本当に自分がしなくてはならないのか、他の人に頼ってはいけないのか」
「現実は自分の理想の遠いでなくてはいけないのか」
今持っている自分の考えの根本を自分で問い直してください。
そうすると、実はそうでなくてもいいようなアイデアも浮かんできます。
「まあ、今は出来なくてもいいか」「まだ成長中の子供なんだから6割できれば上出来だ」「ここは良くないけど、ここは上手くやっているな、褒めてあげるか」「けがや命に関わる状況でないから、多少の失敗は目をつむり、いろいろ経験させてあげるのも大切だ」「ここは他の人に任せてもいいかな」など、同じ状況でも考え方を変えれば捉え方も変わり、対応の仕方も変わってきます。
そして、「イライラしても何もいいことがないし、その必要もない」と気づけば、心も楽になりゆとりをもって正しい対応ができるようになるでしょう。
5.一度発した言葉は戻らない
最後に、このことをよく思い出してください。
言葉はどのような意図であれ、一度口にすればそれは元に戻らないということです。
発した言葉はもう自分のコントロールから外れ独り歩きします。
時には自分の予期せぬ解釈をされ、誤解されたまま消えることなく次から次へと伝わっていくこともあります。
そして、誤りを訂正し正しく理解されるのは至難の業です。
莫大なエネルギーを必要とし、それでもうまくいかないかも知れません。
また、例え再認識に成功したとしても、それまでの過程で人々に与えた影響がなくなるとも限りません。
つまり、言いたいことは何かというと、言葉は非常にデリケートで恐ろしいということです。
だからこそ、その扱いは慎重でなくてはなりません。
一時の感情に任せて使ってはいけないのです。
自分の言葉が人に対して与える影響に責任を持たなければならないということを忘れないでほしいと思います。
イライラして普通でいられないときはなおさら、よく考えて言葉を選ばないといけないのです。
このことを肝に銘じていれば、きっと自分の発言に対して後悔することも減ってくるでしょう。
以上、子供に対してイライラしたときの対応について考えてみました。
このような平常ではないときに、冷静になって慎重に行動することはとても難しいです。
でも、自分のせいで子供の人生にマイナスの影響を与えてしまうということは避けなければなりません。
そのためにも大事なのは、普段からイライラしないで済むような、心にゆとりが持てる状態を作っておくことです。
「ものの考え方を変える」というのも一つの方法です。
そうすれば、少しは気が楽になります。
何もかも自分で背負い込んで焦らないでください。
完璧な子育てでなくてはならないと気負い過ぎないでください。
子供と同じように、親も成長するものです。
何度も何度も経験を積んだ親のプロなんていないのですから。
だから、思い通りにいかないと言って子供に対して怒る必要はありません。
大切なのは、子供のことをよく考え、愛情を持って接することです。
イライラは自分で作りだしているだけで、自分の心持しだいでなくなると考えてみましょう。
2022.10.09
模試は受ければ受けるほど結果が上がる! なぜ受けた方がいい?
受験勉強も佳境に入ってきました。
多くの受験生は模試を受けると思いますが、保護者も含めてその意義が分かっていない人が多く思われます。
模試は、志望校に対する合否判定をしてもらうためだけではありません。
そこで今回は、どうして受験生にとって模試が大事か考えてみます。
1.自分を知るため
模試を受ける第一の意義は自分の実力を知ることです。
自分の学力が分かれば、これから入試に向けて自分のすべき勉強も分かります。
模試を受ければその結果が図表で表されます。
自分はどの教科が得意で、どの教科が苦手か分かります。
資料を詳しく分析すれば、更に細かく各分野に対する得手不得手も分かります。
更に、解答一つ一つが合っているかどうかだけではなく、全体の正答率も記されているので、正答率の高い問題を自分が落としていれば、それは入試のときに大きな問題になります。
みんなができる問題ができていないということは、受験生の中での順位を大きく後退させることになるからです。
逆に、みんなができていない問題を落としても、順位への影響は少ないです。
つまり、自分がどの問題を解けるようになっていないといけないかが分かり、ここから自分の勉強すべき内容が明らかになってくるのです。
2.志望校の合否判定
もう一つ模試の大事な役割は志望校への合否判定です。
信頼できる偏差値や志望校判定は、高校受験で合格するための強力な武器となります。
確実な情報は合格のためには不可欠なのです。
だから、模試は受験生にとってとても重要なのです。
模試を受けた結果は資料としてまとめられます。
そこには志望校の合否判定が記されています。
A判定であれば合格ほぼ間違いないですが、実際にはBでも合格することがあります。
このB判定が取れるかどうかが一つの目安になるでしょう。
また、偏差値は受験生全体の中で自分がどのくらいの立ち位置にいるのかを示しています。
偏差値50であればちょうど中間で、ここから数字が大きくなればなるほどこの中央値から離れることになるので、上位に入っていることになります。
合格者数は決まっているので、偏差値から自分の立ち位置が分かれば、その合格人数に自分が入っているのか、後どれくらい順位を上げないといけないのかが分かります。
そして、それを基に、合格するため今の順位を維持ずる、または上げるために、自分が何をどのくらい勉強しないといけないのか分かるのです。
これは他の受験生も多く参加する模試によって初めて手にできる情報なので、受験生にとって模試を受けるということは必須条件と言えるでしょう。
この資料を基に、自分のすべき勉強が分かり、場合によっては志望校変更の決断を下すこともできます。
こうして、自分によりふさわしい学校を選ぶことができます。
大抵模試には自分が提出した志望校に対する合否判定だけでなく、試験結果から割り出される「安全校」「相応校」「努力校」も提示されるので、これらも学校選びの良い資料になります。
3.良問に触れて試験問題を解く考え方知る
模試の問題は厳選された良問ばかりで、しかも毎年の入試分析に基づくものなので、実際の入試問題に似た形式で出されます。
入試問題のパターンを知っていれば、本番で驚き慌てることもないでしょう。
しかも、模試でできない問題があれば、そこを重点的に勉強すればいいことも分かります。
言い換えれば、模試で間違えても、それをきっかけに勉強すれば、効率よく実力を伸ばすことができるのです。
また、入試ではそれまでやってきた学校のワークのような単純な問題だけでなく、一ひねりも二ひねりもある問題が出ます。
このような問題を模試を受けることによって、本番前に経験することができ、問題を解くための入試独特の考え方を知ることができます。
多くの入試では、難易度の高い問題は非常に難しく、試験会場で初めて目にしてから自分で解法を見つけ出すことはほぼ不可能です。
だからこそ、事前に多くの模試を受ければ、多くの入試に役立つ解法を知ることができるので、模試をたくさん受ければ受けるほど、入試には有利になります。
特に難問において経験値を積むという意味でも、模試はとても有効です。
4.試験に慣れる
模試をたくさん受けることは、試験会場の雰囲気に慣れることにもなります。
いきなり本番では緊張し実力が十分に発揮できません。
入試のプレッシャーで問題用紙が白紙に見えてしまう受験生もいるとか。
いつもの学校のテストでは何の問題のない生徒であっても、入試の意味を考えると緊張して、普段ではありえないようなミスをすることがあります。
平常心で受験するためにも、できれば模試はたくさん受けてほしいです。
他の学校の生徒と一緒に受ける試験だからこそ、本番に近い状態でテストが受けられます。
これは学校内では不可能なことです。
だからこそ、受験生には是非模試を受けてもらいたいのです。
現実に模試をたくさん受けた生徒は、やはり点数もよく入試での合格率も高くなっています。
可能な限りたくさん受けることをお勧めします。
受験生にとって模試を受けることの意味を考えてみました。
模試は入試で合格するための様々な情報や経験を得られる場所です。
受験勉強をしている現在の自分が正しい方向に進んでいるかどうかも見極めることができます。
よって、できることなら定期的にたくさん模試は受けてほしいと思います。
一度や二度では十分な効果がありません。
また、模試を上手く利用すれば受験勉強の効率を上げ、より有利に入学試験を受けることができます。
先ほども述べたように、模試を受けてできた分野は十分身に付いていることになり、多くの時間を割く必要はなく、定期的に確認する程度でいいでしょう。
しかし、そうでない分野はしっかり重点的に勉強しないといけません。
両者の線引きも、模試を受ければはっきりしやすいと思います。
このように模試は受験生にとって非常に有用な道具です。
皆さんも上手に利用して、受験勉強を有利に進めてください。
葛西TKKアカデミーは『Vもぎ』と提携していますので、こちらで受験申込ができます。
都内最大規模の高校受験用の模試になります。
受験生が最も多い模試なので、その結果もより本番に近いものになります。
また、受験後に届く結果をもとに、葛西TKKアカデミーで志望校選択や進路相談、受験勉強のアドバイスも受けられます。
お問合せ、申込は葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
今後の日程は以下のようになっております。
都立vもぎ
10月30日
11月6日・20日
12月4日・11日・18日
1月8日・15日
都立自校作成対策もぎ
11月20日
12月11日
1月8日
私立vもぎ
12月6日
1月8日
席に限りがございますので、早目の申し込みをお勧めします。
2022.10.03
受験生が過去問をするのは重要!その理由をご説明いたします
受験をするには、高校入試であれば中学三年間分、大学入試であれば高校三年間分の勉強をしなくてはなりません。
学校の教科書やワークで習った内容を復習し、問題集をやって様々な問題を解いてみる。
必要であれば参考書や、最近ではアプリを利用するも生徒もいます。
そして、模試を受けて自分が志望校に合格するかどうか判定して、最終的に受験する学校を決めます。
そんな中で、多くの受験生がやるのが「過去問」です。
実際にこれまで入試において出た問題を集めたものですが、これをやります。
そこで、今回は受験生にとって過去問をすることがどれほど重要かについてお話したいと思います。
なぜ受験勉強で過去問を解いた方がいいのでしょうか。
その理由を議論したいと思います。
1.自分の実力が志望校合格に足りているか分かる
過去問はその学校でこれまで実際に出た問題なので、それをやってみて十分に解くことができれば、過去の入試において自分は合格していたことになります。
ということは、今回の本番でも同様に合格する可能性が高いということになります。
逆に、解いてみた結果が合格ラインに達していなければ、自分の現在の実力は不十分で、まだまだ勉強する必要があるということになります。
また、自分がどの教科のどの分野が不得意だとか、どのような問題が苦手だとか、どのような内容が良く若手いないとかが分かります。
そうなれば、自分はどこを重点的に勉強すればいいかわかり、勉強を効率良くすることができます。
自分がすべきことが分かれば、入試までの日数を考えて、いつまでに何ができるようにならなければならないかという勉強の計画が立てられます。
残された時間の限られている受験生にとって、勉強の効率化は死活問題なので、過去問はやった方がいいということになります。
2.受験校の出題傾向がわかり、対策を立てられる
大体入試において、学校は毎年同じような形式で試験を行います。
それぞれの学校がどのような問題を出すか知ることは、本番で自分が何をしなければならないかがある程度事前に分かるので、受験を有利にできます。
マークシート方式か記述式か、どういった順番で問題が出てくるのか、どのような内容も問題が出るのか。
出題の傾向が分かれば、前もって対策を立てることもできます。
良く出る分野は重点的に勉強しなくてはならないし、あまり出ない分野はそれほど力を入れなくてもいいでしょう。
出題傾向も全く分からないままで初見の問題を解くのは難しいです。
予め分かっていれば、これまで見たこともない問題に驚くこともなく、自分の持っている本来の力が出しやすくなります。
過去問をやるとよく気づくのですが、似たような問題が何回も出てくることがあります。
過去問をやって、しっかり勉強していれば、このような時に他の受験生より精神的に優位に立てます。
3.時間配分などの練習になる
よく試験では、時間が足りなくて問題が解けなかったということがあります。
時間があればできた問題を落としてしまうというのは、一点二点を争う入試において非常に痛いです。
自分が試験時間内に入試問題を全て解けるように、どのくらいじっくり考えることだできるか、どれくらい急いで問題を解かなくてはいけないか分かります。
それぞれの大問を何分で解かなくてはならないかが分かれば、過去問を解くときに時間配分を決めてから取り掛かれば、本番でも時間を上手に使って受験ができます。
例え全問解くのは無理だとしても、どのように時間を使い、どのような順番で問題を解いていけば最も多く答えることができるか考えられます。
「自分がすぐに解ける問題から解いていく」と言うのは受験の鉄則ですが、過去問で時間を気にしながら解いていけば、本番で問題を見たときに自分が解くのに何分かかるか予測でき、先にその問題をやるべきか後回しにするべきか判断できるようになります。
このように入試問題に対するペース配分も、合格にはとても大事なことです。
4.過去問を利用して受験勉に役立てる
過去問をやって正解していれば問題ないですが、そうでなければ勉強が足りていないということです。
解説をしっかり読んで、もう一度解いて、本当に解けるようになるまで練習しましょう。
こういった勉強の穴を見つけるのにも、過去問は役に立ちます。
「問題やって丸つけして終わり」という人も多いですが、実は問題をやるのは勉強のきっかけを作るためで、勉強の「終わり」ではなく、むしろ「始め」です。
そして、過去問を五年分、模試などの類似問題を五つ以上やれば、大抵どの教科も全分野をカバーすることができます。
また、重要な内容は何度も繰り返し出てきますので、やればやるほど必須な内容に触れる機会が増えて、重要項目をしっかり勉強して身に付けることができます。
今の実力を知るだけでなく、現在の実力を更に伸ばすために、過去問をすることは非常に意義があります。
5.本番の疑似体験ができる
きちんと時間制限を決め、周囲の環境も過去問に集中できるように整えれば、本番の予行練習ができます。
本番と同じようなプレッシャーの中で、自分はどれだけ平常心で焦らずに問題に取り組めるのか、つまらないミスをしないか、自分の弱点は何か分かります。
模試も同様に本番に近い状況で問題を解くので、数をこなせばこなすほど慣れてきて、ちょっとしたことにも動揺せず、より自分の持っている力を発揮することができます。
このように事前に本番と同様な経験をしていれば、本番では心を落ち着かせ、集中して問題を解くことができるでしょう。
過去問をするタイミングとその量は?
三年間の勉強内容の確認が終わったら、過去問や類似問題、入試本番を意識した問題に取り掛かってください。
基本的に夏休みまでに三年間の勉強を終わらせて、二学期からは本格的な受験勉強に入った方がいいでしょう。
よって、どの時期に三年間の学習を終えているかが重要なカギになります。
二学期の中盤でも三年分の勉強が終わっていないようなら、少し遅いです。
残りの時間を考えると、十分な準備ができない可能性が高くなります。
ということは受験に向けた勉強はもっと早くから始めないといけないのですが。
そして、過去問をやるようになったら模試もどんどん受けましょう。
入試の練習になるだけでなく、自分の実力がどのくらいついてきているか、後どのくらい努力が必要か分かります。
また、過去問のボリュームですが、最低でも三年分はやった方がいいです。
できれば五年分くらいはほしいです。
それ以上昔の過去問になると、学校によっては内容や傾向が異なっている場合もあるので注意してください。
そして、過去問を解いたらすぐに採点をしてください。
時間が経っていないので、マルをつけながら自分がどうしてそのような間違いをしたのか思い出すことができます。
ミスの原因が容易につかめ、受験対策に役立てることができます。
また、問題を解くときの苦悩や辛さが見直しをしたときに頭に残って、まだ強い印象を保っているのでエピソード記憶として、問題内容が頭に長く残るようになります。
時間が経ってしまうこと、これらは失われてしまうので、過去問をやったらすぐに採点し、間違った原因を突き止め、解説を読んでしっかり理解しましょう。
良い問題集は解説が細かく丁寧で、これをしっかり理解して勉強するだけで、かなり力がつきます。
こうして、間違った問題を一つずつ解決していけば、本番では間違わなくなります。
別の言い方をすると、問題を間違えれば間違えるほど、自分の実力を伸ばすことができるということです。
更に、過去問は一回で終わらないようにしましょう。
繰り返すというのはいい勉強法で、回数を重ねるごとにどう解いていいか分かってきます。
前回よりも良くなるのが実感できるので勉強の励みにもなります。
「同じ問題をやっても意味があるのか」と疑問に持たれる方もいらっしゃるかも知れませんが、案外やった問題ってできないものです。
今年もかなり押し迫ってきました。
受験生はもう、学校で習う内容を自主的に終わらせ、本番に近い環境で過去問を解いてみましょう。
模試も含め本番に近い形式の問題をどんどん解いて腕に磨きを立てる時期です。
学校の勉強をまだ終わらせていない受験生がいれば、それは遅いですから気をつけてください。
そして、本番に近い内容の過去問や模試を受けましょう。
自分の弁用に役立てるだけではなく、リハーサルとして本番に実力を全て出し切るために頑張りましょう。
受験生の皆さん、大変とは思いますが、あともう少しです。
何か困ったことがあれば、葛西TKKアカデミーを頼ってもらっても構いません。
できることは何でもして、入試がうまくいくようにお手伝いいたします。
応援しています。
2022.10.03
テスト当日、試験開始までにすること
明日から中間テストの学校もあるようなので、今日はテスト前にすることを考えてみます。
勉強に関して前日までにやっておくこと
本来はテスト前日まで頑張って勉強し、テストの準備を十分整えてからテストを受けるべきです。
課題が終わっているのは当然のことです。
ワークで間違った問題や分からなかった問題は確認し質問し、必ず解けるようになってからテストを受けて下さい。
もちろんテスト勉強はこれだけでは十分でなく、学校の教科書、ノート、プリントも全て確認しなければなりません。
だから、授業のノートを取るのは必須なのですが、できていない人は友達に見せてもらい、必要ならコピーをしてください(必ず友達の許可をもらってから)。
そして、次からはきちんと自分で授業のノートを取ってください。
以上のことをやってから最後の確認として、学校の教材以外の問題集などを解いてください。
勉強で習った内容を習得するにはインプットばかり言及されますが、実はアウトプットが大事なのです。
実際に問題を解いてみることが習得を促します。
分かっているつもりでも実は分かっていなかったところも見つけ出すことができます。
よって、学校の教材以外の練習をした方がテストの点も良くなります。
課題を終わらすので精一杯という生徒はたくさんいます。
これだけでは不十分なので、満足のいく点数には達しないと思います。
しかし、最低限これだけはやらないといけません。
課題を出さないと評価が更に落ちますから。
この課題に対する議論は、また別の機会に行います。
「ノー勉」でテストを受けるのはNGです。
勉強に関して当日の朝すること
テストの前日までにやるべきことは全て終わらせ、前日は早く就寝してください。
十分な睡眠を取らないと、実力も発揮できません。
できれば前日は勉強をしないで、ゆっくりリラックスし早く寝た方がいいです。
どうしても勉強が気がかりという人は、早寝早起きをして学校に行く前に勉強しましょう。
もしくは、いつもより早く学校に行って、テスト開始まで学校で勉強をするものありです。
前日の深夜に、疲れているのに無理やり起きて勉強するのは逆効果です。
前日の徹夜勉強はお勧めできません。
若いからできなくはないでしょうが、それほど効果はありませんし、長期的に見てもよくありません。
それならば、いっそのこと早く寝て、疲労を回復させてから勉強した方が、頭もスッキリしていいです。
当日の朝は、とにかくこれまでやったことの確認作業をしましょう。
新しい問題に手を出す必要はありません。
習った内容を教科書などでざっと見直して、「ああ、こんなことがあったな」「この問題はこうやればよかったな」などと確認をします。
ワークなどで解けなかった問題だけ見て、頭の中で解き方は分かっているか、自問自答しましょう。
もし、いまいち解き方が思い出せないようならば、実際に一度書いて解いてみましょう。
やってみれば意外と思い出せるものです。
通学中、テスト前、休み時間に勉強
バスや電車で登校する人は、その乗車時間も良い勉強時間になります。
徒歩で通う人も、歩きながら勉強できなくもありませんが、くれぐれも人や車などに注意してください。
自転車の人は登校中の勉強はしない方がいいです。
危険ですから。
早く学校に着くことに集中し、着いてからしっかり勉強してください。
移動中にする勉強は、単語や用語の確認がいいです。
単語集や用語集を見ながら一つ一つ分かっているか確認してください。
できれば、「何ページから何ページまで」などと目標を決めると、より集中して勉強ができると思います。
友達がいれば、お互いにクイズのように出し合いっこをして、勉強するのも良い方法です。
問題の出し合いは学校に着いてからも続けてやっていいです。
テストとテストの間の休み時間も、テスト勉強に活用できます。
終わったテストのことはくよくよしても仕方ないので、気持ちを切り替え、「次のテストはいい点とるぞ」と言う意気込みで、最後の瞬間までを粘り強く頑張りましょう。
最期にワークや教科書にざっと目を通す。
友達と一問一答をやる。
問題の解き方を確認する。
短い時間ではありますが、一分一秒を無駄にしないように。
ひょっとしたら、ここで目にしたことがテストに出るかも知れません(意外とよくあります)。
勉強以外で気をつけること
テストまであまり時間がないので、勉強も大事ですが、ベストコンディションに持っていくことも考えましょう。
先述した通り、テストの前日は遅くまで勉強せず、ゆっくりお風呂に入って早く寝ましょう。
直前に慌てて付け焼刃をしてもそれほど効果はありません。
むしろ体調を万全にし、実力が100%出せることを考えた方がいいです。
いくら勉強しても、体調を崩して自分の力が半分も出なかったでは話になりません。
お風呂で心を落ち着かせリラックスし、十分な睡眠で疲れを癒して、心身ともにベストな状態になるように努めてください。
と言うことは、前日より前にテスト勉強ですべきことは全て終わらせなければならないということです。
そのためにも計画的にテスト勉強をしてください。
前日は早く就寝し、当日は早く起きましょう。
先ほど述べたように、最後の確認作業をしてもいいですし、そうでなくとも早く起床することは有意義です。
寝起き直後では、まだ脳も働かず良いパフォーマンスはできません。
脳が本格的に活動するには時間が掛かります。
できれば遅くともテスト開始二時間前には起きましょう。
そして、窓を開け太陽の光を浴びてください。
こうすることで体内時計がリセットされ、体のリズムが整いいろいろなことがスムーズにできるようになります。
朝食を抜くということは絶対にしてはいけません。
睡眠中一切栄養を取っていない体はガス欠状態です。
燃料補給しないと、しっかり体が動きません。
朝食を取ることで脳内もリセットされ、すっきりとした新鮮な気持ちでテストを受けられます。
かと言って、食べ過ぎはいけません。
消化に血液を奪われ過ぎると、脳内に血液が不足し、酸素と栄養が十分にいきわたらなくなります。
腹八分目がいいでしょう。
また、消化の良いものを食べるようにしてください。
テスト中にお腹を壊しては大変です。
集中したくてもできず、実力が出せません。
消化しやすく栄養バランスの良い朝食を心がけましょう。
以上、テスト当日の過ごし方についてお話しました。
ギリギリまであきらめず勉強するのは大事です。
しかし、それも体調を崩さない程度にとどめてください。
勉強も大事ですが、それ以外の点も重要です。
テスト当日だからこそ、最後の最後でこけないように注意してください。
皆さんのテスト結果が良いものであるように祈っています。
2022.09.27
大人の何気ない言動が子供に悪い影響を与えているかも(その二)
2022/09/25
前回に引き続き今回も、子供と接するとき親(大人)が悪影響を与えないように注意すべき点を考えていきます。
学ぶ立場にある子供たちは、周囲の大人から多くの影響を受け、それが彼らの人間形成を左右することもあります。
子供たちの健やかな成長を願うならば、親を始めとする身近な大人は「自分の言動が子供に悪い影響を与えていないか」と常に考えて行動すべきです。
そこで、前回、親(大人)が子供に接するときに注意すべき点を三つほど触れましたが、今回は残り二点について述べたいと思います。
4.基本的な社会性のある行動をとる
前回、家庭で親が子供に「バカ」と言うと、子供も外の子供に対して「バカ」と言うようになるというお話をしました。
「家の中だから」「親子だから」と言って許されると思ってはいけません。
冗談のつもりでも小ばかにしたり敬意や思いやりに欠ける態度をとると、子供は内外の区別がまだ十分にできませんから、家の中で行われるのと同じ態度で他の人々とも接するようになります。
だから、「親しい中にも礼儀あり」ではありませんが、家にいるときから日常的に社交性のある行動を心がけましょう。
基本はあいさつでしょう。
「おはよう」「いただきます」「ありがとう」など基本的なあいさつはしっかりしましょう。
習慣として深く考えることもなく、自然に言えるように、家でも家族がお互いに挨拶をしてください。
最近、あいさつのできない生徒が増えています。
人見知りで恥ずかしいというのもあるでしょうが、そんなことなくなるくらい親は特に積極的にあいさつを実践してください。
家で習慣化したあいさつが外でも言えるようになれば、他の人との人間関係を良好に保つことができ、学校を含む社会生活をより潤滑に営むことができます。
人間関係の問題は社会に出てからも大きく、あいさつができないというだけで、周囲の人間から奇異の目で見られ、仲間外れにされたりしますから気をつけましょう。
また、暴力といかないまでも、子供をたたいたり、ちょっとどの過ぎるバツを与えたりするのも注意しいましょう。
よくケンカをする子供は、家庭内で親が言うことを聞かせるために体罰(罵るなどの言葉の暴力も含む)を受けていることが多いです。
子供に言うことを聞かせるとき、話し合いにより分かり合うのではなく、肉体的物理的な力、権力などの概念的力によって押さえつければ、子供は攻撃的になったり、神経質になったり、自尊心を失ったりします。
逆に、親が話し合いによって常に問題解決を心がけていれば、子供も相手の気持ちを理解し、交渉し、お互いの妥協点を見つけて協力して問題に取り組むようになります。
この能力は学校ばかりではなく社会に出てからも重要になるので、是非、上手に子供と話し合える関係を築いてください。
更に、マナーを守るというのも大切です。
先ほども述べたように、子供は見ていないようで実はしっかり大人を見ています。
「このくらい」と思ってマナーを守らないと、子供たちもマナーを守らなくなります。
マナーやルールを守らないと、子供に対して立場がなくなると同時に、子供たち自身も社会的ルールを軽視するようになります。
子供がマナーやルールを守って周りの人から敬意を持たれるように、親も見本となってこれらを大切にし、守っていきましょう。
5.子供の手本となる言動を常に心がける
上記のこととも関係してきますが、親(大人)は常に子供から見られているという自覚を持って、彼らの見本となり、期待を裏切らないように行動しなければなりません。
傍若無人はよくありません。
「このくらいはいいだろう」というさじ加減は、子供には分かりません。
よって、彼らが正しい行動がとれるように、いつ彼らに見られても恥ずかしくないように、自己を律し分別のある行動で、彼らの道しるべとなる存在であってほしいです。
「大人はいいけど、子供はダメ」と言う説明では子供は納得しません。
毎日の生活の中でのちょっとしたこと、例えば、感謝の気持ちを示すとか、他の人に親切にするとか、困ったときはお互いに助けあうなど、を子供たちの前でも示せるように努めてください。
物を渡すとき両手で渡し、両手で受け取るなどの些細なことでも、その人の人格や品の良さを相手に伝えます。
そういった良き振る舞いを子供たちが身に付ければ、その品格が子供たちに多くの人をひきつけ、彼らの人生に多くの利をもたらすことでしょう。
それに反して、大人のだらしない面を子供たちが目にし、それを真似てしまったら、彼らは人から距離を置かれ、社会の中で孤立するかもしれません。
何気ない行動が子供に与える影響を考慮に入れるなら、親としては自分の行いをもう一度見直してみてはいかがでしょうか。
行動と同様に言葉遣いも大切です。
親の言葉遣いが悪ければ、子供の言葉遣いも悪くなります。
親が他人の批判ばかりしていれば、子供も他人の悪口ばかり言うようになります。
言葉は一度発してしまえば独り歩きしてしまいます。
だから、発言には慎重になり、言葉を選んで丁寧に話しましょう。
「約束を守る」と言うのも大事です。
子供との約束だからと、いい加減に考えないで、約束を守るために全力を尽くしましょう。
守れないときは素直に謝りましょう。
大人が約束を守らなければ、子供も約束を守らなくなります。
約束は社会のルールや法律にもつながり、これらを尊重し守る気持ちがなくなってしまえば、社会生活に大きな支障が出ます。
例え小さな約束でも必ず守ってください。
これらは子供の社交性の発達に大きな影響を及ぼします。
そして、社会に生きる人間にとって、人生での他者との交流が重大な意味を持つならば、人生の先輩である親は自分の子供のためにも良き手本となれるように気をつけましょう。
以上、親(大人)として子供に接する際に気をつける点を考えました。
確かに親以外に、子供は多くの人間と交流しながら大きくなっていきます。
誰からどのようなことを学んで大人になるか分かりません。
しかし、親は一番身近な存在であり、他の人と比べ子供に与える影響力は絶大でしょう。
大人の悪いところを真似て身に付けてしまっては大変です。
また、大人との心無い接触が、子供たちの心に傷を負わせ、精神が歪んでしまっても困ります。
ならば、この瞬間だけでなく将来のことも見据えて、今の接し方で本当に大丈夫か再検討し、必要であれば自分の行いを改めてほしいと思います。
そこで発生する面倒や失われる私利もあるでしょうが、ここは子供のためと考え改善していきましょう。
2022.09.26
子供にイラッ!その原因は?
子育てをしていると、ついつい子供の言動にイラッとすることもあります。
その瞬間、頭に血が上って感情的になり、怒鳴らなくてもいいのに大きい声で子供を非難してしまう。
そして、少したって冷静になると「やってしまった」と後悔の念に駆られることはありませんか。
分かっていても「つい」イラッとしてしまう。
その原因は何でしょうか。
もちろん、個人個人の考え方や状況が異なるので一概には言えませんが、今回は一般的によく言われているものをいくつか挙げていきたいと思います。
1.子育てが自分の思い通りにいかない
これが一番よくある原因ではないでしょうか。
「子供が親の言うことを聞かない」、「予定通りに物事が進まない」「想定外のトラブルが発生する」など。
自分の考える理想の子育てが頭の中にあり、それ以外は妥協できないと考えている人は特に、「こんなに頑張っているのにどうして上手くいかないのだろう」と現実とのギャップに落胆するでしょう。
そして、自分の理想があるからこそ、「自分の子供もその型にはまっていなといけない」と子供に期待してしまい、それにそぐわなかった時、子供に対して余計にイライラしたり怒りを感じたりします。
しかし、子供は人間です。
それぞれに人格や個性、考え方があり、それは親とは同じではありません。
親が思った通りの結果にならないのは当然と言えます。
ましてや、人間としてまだまだ発展途上にある彼らは、親がいくら説明しても理解できないことは非常に多いです。
この事実を理解し受け入れられないと、子育てにおけるイライラは解消されることは難しいでしょう。
固定概念い囚われず、常に完璧を目指すのではなく、「子育てとは思い通りにいかないもの」と現実を受け入れ、6割上手くいけば大成功くらいの軽い気持ちでいた方が、プレッシャーも減り気が楽になります。
子供を自分の型に無理やり押し込めるのではなく、状況に応じて臨機応変に対応できることを考えが方がいいでしょう。
2.周囲からの支援がなく孤立している
昔なら大家族で、育児の負担は母親だけでなく、祖父母や兄弟、時には親せきや近所の人々が関わって、地域社会全体で子育てをする光景がよく見られました。
しかし、核家族化が進み、ご近所との触れ合いも少なくなってきた現代の社会においては、子育ての負担をこれら人々に分散されることがなくなってきた分、時には母親一人が背負うという状況も頻繁になっています。
子育ての責任を全て母親が負って、誰からの支援も受けられず、プレッシャーに押しつぶされそうになったとき、人間はイライラせずにはいられません。
孤立し、心が疲れ、ゆとりがなくなっているのです。
相談や共有することができす、不安や不満、心配などを自分の内側にどんどんため込んでしまうと、精神的に不安定になりイラついてしまいます。
特に親子だけの家庭が主流である現在、夫の支援が受けられるかどうかが、母親の心理状態に大きな差を生みます。
夫が子育てに協力的であることは、肉体的に子育てへの疲労を軽減させるだけでなく、病気などのいざというときは夫に任せられるという安心感にもつながり、イライラをなくすのに大きく貢献します。
先ほども述べたように、夫婦以外のサポートが期待できないとき、これは重要な意味を持ちます。
夫婦関係に関して言うならば、夫婦間の不和も子育てのイライラを助長します。
そして、この不和は子供も感じ取り、その成長(特に精神面)において多大な影響を与えてしまうので、ぜひ注意してください。
例えば、受験を控えた生徒に夫婦喧嘩や離婚などという問題がどれほど大きな影響を与えるか想像してみてください。
3.子供の行動や感情に過剰に反応してしまう
精神的に未熟な子供たちは、自分がどうしていいか分からずパニックになったり、社会的に期待されることとは違うリアクションをしてしまうことがあります。
経験の少ない子供たちは適切な対処法を知らず、短絡的に暴力をふるったり口答えしてしまうことがあります。
もしくは、反対にすぐあきらめたり落ち込んだりして、自分のうちに籠ってしまい、周囲を一切拒絶してしまうこともあります。
大人と同じではないからこそ子供の反応に驚き戸惑い、「予測できない」、「思っていたのと違う」と感じたとき、適切な対処方法がわからなくなり、イライラを募らせることになります。
理解できない人間を相手にすることほど不安で恐ろしいことはありません。
だから、余計に子供に対する反応が衝動的で敵対的になってしまいます。
そういう時は、「子供は時にはよく分からないことをする」と心の準備をしていれば、子供の予想外の反応でも受け入れやすくなります。
正しい、正しくないという判断をする前に、先ず抗わず現状を受け入れる。
そうすると、ゆとりが少しできるので客観的に状況をみることもできます。
そして、大人として大きな心で子供を包み、寄り添うようにして、子供がなぜそのような反応をするのか話し合いましょう。
そうすると子供も落ち着き、問題解決への糸口が見えてきます。
4.自身が疲れている
子育ては重労働です。
そして、24時間労働でもあります。
最近は共働きの家庭も多く、仕事と家事、そして子育ての両立をしなければならない親もたくさんいます。
子育ては労働基準法で定められている範囲外なので、当然過剰労働になり、心身ともに大変な疲労を伴います。
働き過ぎで疲れれば仕事の効率は悪くなり、思うようにいかなくなるので、イライラも増えていきます。
休息を取りたくても、親としては常に子供のことを心がけないといけないので、子育てのことを一切忘れて本当の意味で休むということはできません。
睡眠不足になり体調も万全ではなくなります。
それでも、子供のために働かないといけません。
このような状況では感情を制御し、子供に対してイライラしないというのは至難の業です。
何事にも子供が優先され、自分のことは後回しと言う環境では、自分の時間を取ることもできないので、趣味などで精神をリフレッシュして英気を養うというのも困難です。
結果、ストレスがたまりイライラしてしまいます。
5.ゴールが見えない、報われない
「ここまでやったら終わり」という明確なゴールがあれば、「あと少しだから頑張ろう」ということも可能です。
しかし、子育ては終わりの見えにくい仕事なので、心もうんざりしてしまいます。
「これだけやればこれだけの見返りがある」と分かれば、今は苦しくてもその報酬を期待して努力することもできます。
でも、子育てではいつどのくらい報われるかということははっきりしていません。
そうなれば気力も失せてしまうのも当然です。
苦労の割にすぐに手に返ってくるものが少なく、「自分は何のために子供を育てているのか」と疑問を持つようになってしまいます。
トラップにはまり抜け出せない感じがして、悩みノイローゼのような状態になることも。
そうすると理不尽や不条理を感じ、周囲に対してイライラします。
特に孤立した状態では、自分のことを本当に分かってくれる存在がいないので、ネガティブな面しか考えられなくなり、ちょっとしたことで子供に当たってしまうのも納得できます。
明確な区切り、具体的な報酬がないというのはつらいものがありますね。
子育てにおいて、親が子供に対してイライラしてしまうのは決して特異なことではありません。
むしろ、普通でどの家庭でもよくあることです。
だから、「イライラしてしまう自分は異常だ、間違っている」と必要以上に自分を責めないでください。
子供のことを一生懸命に考え、より良い人生を送ってほしいと願うからこそ、子育てが思うようにいかないときに不安やストレスを感じ、精神が不安定になってイライラするものです。
イライラを感じるのは、「子供のことを真剣に思っているからこそ」とも言えます。
でも、イライラした状態で怖い顔で子供に接し、何かと言っては怒鳴って叱りつけても、大抵いいことはありません。
今回の記事でイライラの原因を知った上で、より良い親子関係を築くための、そして、自分を上手にコントロールするための役に立ててもらえればと思います。
原因が分かれば対処法も考えられますし、イライラも軽減できると思います。
何十人も子供を育てた子育てのプロはいません。
みんな悩みながらぶつかりながら、試行錯誤四苦八苦して子供を育てています。
思い通りにいかないのは当然です。
苦労ばかりです。
お互いに助け合い、みんなで頑張ればイラつきも減り、よりうまく子育てができると思います。
だから、一人で何とかしようと思わず、時には外部に助けを求めてもいいと思います。
子供のために、そして、子育てに頑張る親であるあなた自身のために。
2022.09.26
大人の何気ない言動が子供に悪い影響を与えているかも(その一)
「子は親の鏡」などと言いますが、子供の考え方や言動が親に似てくるという意味です。
いつも身近に接する親が子供に与える影響は大きいものです。
子供の問題も、実は親の影響が原因であるこも多いのです。
今回は親の態度が子供に与える影響について考えてみます。
子供は親(大人)のことをとてもよく見ています。
分からないようにこっそりやったつもりでも、実は見られていたということはよくあります。
そして、子供は大人の行動を見ながら、自分の行動を行います。
良い行いならいいのですが、多くの場合は親の望まないような言動をしてしまいます。
注意しても「お父さんやお母さんもやっていたじゃない」と言われると、ぐうの音も出ませんよね。
「大人だからいいの」なんて無茶な理屈をつけても、子供は納得せず余計に大人への懐疑心を増してしまいます。
または、「大人は自分の都合のいいことばかり言う」と大人への信用を失う結果になることもあります。
「現実は理不尽なことだらけ」と教えてしまうのも悪くないですが、子供の精神的成長段階と説明の仕方に注意しないと、反って社会に対して失望してしまうかもしれません。
いずれにしても、子育てがやりにくくなるのは困ります。
こうならないためには、やはり我々大人自身が普段から自分の言動を律し、子供への影響を考えながら立ち振る舞わないといけません。
子供に接するとき大人が注意すべきこと
1.子供を一人の人間として対等に扱う
よく幼児や小学校低学年の児童に多いのですが、他の子供を「バカ」と言ったり、たたいたりする子供がいます。
そのような子供は、家庭で親から「バカな子ね、何でそんなことするの」と言われたたかれ怒られていたりします。
親としては何気なく言って、躾としてたたくかも知れませんが、そうされた子供は自分も同じように他者に対して同じ行動を繰り返します。
学びの基本は「真似る」ことなので、親のことをよく見て同じことをするのは成長においては至極自然なことです。
しかし、社会的立場などはまだ理解できないので、「大人はいいけど子供はダメ」という理屈は通用しません。
大人が「大人はいいけど子供はダメ」という考え方を持つのは、それが楽だからです。
そして、それを正当化させるのが「大人は上で指導し、子供は下でいいことを聞かないといけない」という上下関係の概念でしょう。
確かに、上下関係にしてしまえば言うことを聞かせるのは楽なのですが、子育てにおいて楽を優先させるといびつな事態が起きることが非常に多いので注意しないといけません。
親が支配的な姿勢ばかりとると、子供は委縮し人の顔ばかりうかがう神経質な性格になってしまう恐れがあります。
または、ほかの子どもに対して高圧的な態度をとるような子供になるかもしれません。
やはり、子供と接するときの基本は「相手を対等な一人の人間として尊重する」でしょう。
一人の人間として敬えば、子供も他の人に対して同じように尊敬の念を持って接するようになります。
とは言え、まだ人間として未熟な子供たちに対等に接しても、子供には至らないところが沢山あります。
そこは大人の余裕と言うか、大きな心を持って時には許し、時には諭し、子供が望ましい人間に育つように支えてください。
「対等」と言いつつ「子供」と言う点も考慮しないといけない、という非常に難しい対応を迫られるわけですが、それができるようになれば子供もきっと健やかに育つでしょう。
また、「相手を尊重する」態度は自分の子供に限ったことではななく、他の子供や大人に対しても同じで、他人の悪口を言ったり批判するのもやめましょう。
2.信念をもって一貫した態度をとる
同じことを子供がしても、ある時は何も言わなかったのに、別のときは鬼のように怒るなんてことはありませんか。
気分によって親の態度が一貫せずガラッと変わってしまう場合、子供はどうしていいか分からなくなってしまいます。
「前は良かったのに、なぜ今回はダメなの」と混乱し、安心して様々なことに挑戦できない子供になってしまうかも知れません。
先生や親の前ではとても「いい子」なのに、大人の見ていないところでは平気で悪いことをする「裏表のある性格」に育ってしまうこともあり得ます。
同様に、自分の子供と他人の子供で態度が変わるのも問題です。
「身内に厳しく他人にやさしい」と言うのは一つの美徳であり、他者をより尊重するというのは社会性を維持するには非常に重要なことです。
しかし、それが度を過ぎて他の子供ばかり褒めて、自分の子供を卑下するようではいけません。
特に子供は、自分を他の子と比較されると傷つくことが多いです。
そして、自分を過小評価するようになり、無力感から何でもすぐにあきらめたり、自分の存在価値を認識できないようになってしまいます。
ストレスと劣等感を感じ、他者をねたむようになるかも知れません。
人によって態度を変えるというのは処世術としてはありなんですが、まだ成長段階の不完全な子供にはそれはよく分かりません。
だから、子供の前ではなるべく一貫した正しい態度で接するように注意しないといけません。
3.子供の立場をしっかり理解する
次に注意しないといけないことは、状況をしっかり把握して行動することです。
ついつい状況から勝手に判断し子供を叱ったりしたことはありませんか。
実は誤解で真実は違っているにもかかわらず、言語道断で一方的に怒ったりしていませんか。
言葉は一度発すると独り歩きし、取り返しのつかないこともありますので、子供に対して何か言うときはいつも正しい状況判断をしないといけません。
難しいことかも知れませんが、一番いいのは子供の言い分もきちんと聞くということです。
そして、状況を一つ一つ明らかにしてから、子供を諭すように話をしてください。
この状況把握の過程で、子供も自分のしたことを正確に理解できますし、親も頭に上った血を下げて冷静に判断できるようになります。
その場の勢いで感情的になって子供を一方的に怒鳴りつけることは、子供に「自分は理解してもらえない」と言う印象を与えてしまいます。
「自分は悪くないのに」と大人に対する不信感を募らせるかも知れません。
慌てずにその場の状況、特に子供の立場を正確に把握することを努めましょう。
面倒くさがらず丁寧に接することで、両者が客観的に見つめ直すことができます。
子育てにおいて誤解は子供の心の成長にマイナスの影響を与えますので、親子のコミュニケーションをしっかり取ってお互いの立場を正しく認識、合意してから問題解決に向けて話し合いましょう。
目的は子供を非難することではありません。
今回も少々長くなってまいりましたので、ここでいったん止めます。
続きは後日書きますので、お楽しみに。
大人のあまり自覚のない何気ない行動を、子供はしっかりと見ています。
子供と接するときはいつも、「見られている」ということを念頭に置いて、自分の言動が子供に悪影響を及ぼさないか気をつけましょう。
親としては神経が疲れますが、長い目で見るとその方が親子ともどもいいと思います。
2022.09.25
定期テストで良い結果を出すために勉強以外で心がけること(その二)
今回も定期テストで良い結果を出すために、勉強以外で心がけることを話したいと思います。
勉強そのものだけでなく、様々な要素がテストの結果に影響を与えます。
それらを心がけてテストに臨めば、より良い成績が得られるようになるでしょう。
そういう訳で、前回のリストの続きを見てみましょう。
6.テスト勉強の計画表を作る
よく何も考えずにテスト勉強をする生徒がいますが、そうすると時間までに勉強が終わらなかったり、やりこぼしたことが出てきたりします。
そうならないためにも、最初に自分がやらなければならないことを確認し、期限を決めていつまでに何をするなど、計画表にまとめましょう。
そうすれば、これだけのことを勉強するにはいつから始めなければいけないか、一日にどのくらいやらなければいけないかが分かります。
先のことが見通せれば、やる気もわいてきます。
逆にゴールが見えなければ、どうしていいか分からず勉強に手がつかないのも当然です。
計画通りに勉強しさえすれば自分は確実に終えられるという安心感が生まれ、勉強にゆとりができます。
7.プレッシャー対策
勉強はストレスになりやすいです。
楽しくできればいいのですが、大抵はプレッシャーから焦ったりイライラしたりして、余計なことばかり考え勉強の効率が悪くなります。
深く考えず目の前の勉強を淡々とこなせばいいのですが、人間なかなかそうはいきません。
そうならないために、前出の計画表を作ったり、早めにテスト勉強に取り掛かったりするというのは、勉強に余裕ができるので良い手段です。
また、気分転換に散歩など軽い運動をするのもいいです。
頭がすっきりすると同時に体もリフレッシュします。
勉強のしやす場所を見つけるのもいいです。
図書館など勉強に集中できる場所では、余計なことを考えず、周囲の誘惑に悩まされることなく勉強に没頭できます。
因みに、葛西TKKアカデミーもそのような場所なので、是非勉強に活用してください。
このように本人がプレッシャーを感じないように工夫するのも大事ですが、周囲の人間が協力して本人にプレッシャーを与えない環境を作ってあげるのも大事です。
親としては心配だからこそいろいろ言いたいのは分かりますが、必要以上に口出ししないように気をつけましょう。
難しいですが上手に見守りましょう。
また、本人が勉強しやすいように大声を控える、テレビのボリュームは抑えるなど勉強しやすいように気を遣ったり、ねぎらいや称賛の言葉をかけてあげるなどプレッシャーを与えずリラックスして自信が持てるように接するのもいいでしょう。
8.スマホは厳禁
今どきの生徒にとって特に問題となるのが、スマートフォンの使い方です。
本人に完全に任せてしまうと、自制が十分にできない多くの生徒はスマートフォンから手が離せず、勉強ができません。
だから、スマートフォンの管理、家庭内でのルール作りはとても重要です。
これは日頃から行っていないと、テスト前だけスマートフォンを制限するというのは非常に難しく、本人にとっても大変な苦痛となります。
スマホ依存症という言葉もあります。
「勉強の調べものにスマートフォンを使うから」と言って例外を作ると、そこから例外がどんどん増えてコントロールができなくなります。
そもそも学校の勉強はスマートフォンがなくてもできるようになっているので、スマートフォンは必要ありません。
しかも、多くの研究ではスマートフォンを使った調べものは、記憶として脳に残りにくいという結果が出ており、やはり勉強中はスマートフォンを置きましょう。
更に、SNSをやっている生徒は、近くにスマートフォンを置いておくと、「いつ友達からメッセージが来るかも知れない」と気がそちらにいって、勉強に集中できません。
多くの調査では、スマートフォンを入手した生徒は成績が下がることが示されています。
確かにスマートフォンは便利な道具ですが、それも使い方次第です。
どうしてもスマートフォンに引きずられがちな生徒は、せめてテスト期間中はスマートフォンの電源を落とし、勉強に励むことができれば成績はきっと上がります。
9.図書館など勉強に集中できる場所を見つける
先ほども少し触れましたが、勉強する環境は非常に大事です。
どこで勉強するかで、その効率が大きく変わっていきます。
そして、その勉強にふさわしい場所というのは人によって違いますので、自分なりに勉強がしやすい場所を見つけましょう。
静かな場所がいい人は図書館などがいいですし、少しは音があった方が勉強がはかどるという人はリビングや喫茶店などでもいいでしょう。
勉強しやすい環境というのは、勉強に最も適している環境ともいえるので、必要な教材や資料がすぐ手に届く場所に置いてあるといいです。
机の周りがきちんと整理整頓され、自分が必要なものがすぐに見つけられるようになっているのが望ましいです。
逆に、スマートフォンやゲーム、漫画など勉強に関係ないもの、妨げになるものが近くにあると、どうしてもそれらが気になり、勉強に集中できなくなり、「ちょっとだけ気分転換に」と言って手を伸ばしてしまうと、いつの間にか深夜を回り、勉強時間が無くなることもありがちです。
失ってしまった時間は取り戻せないので、このようなことが起きないように、勉強のときは手の届く範囲に勉強の邪魔になるものは置かないようにしましょう。
10.食事や睡眠など体調管理
最後に、体調管理も勉強そのものと同じくらい重要です。
いくら頑張って勉強しても、病気になってしまうと、テストで実力は発揮できませんし、そもそもテストが受けられないことさえあります。
三度の食事をしっかり取り、栄養のバランスを考え何でも食べる。
テスト前だからと言って、夜更かしや徹夜はしない。
適度に太陽の光を浴びながら運動をし、心身ともに良い状態を維持する。
これらのことは勉強以前の生活の基本として、普段から実践してください。
勉強ばかりして体調管理を疎かにすると、記憶力も集中力も落ち、勉強の効率も下がります。
ベストコンディションでテストに取り組めるように、保護者の方も一緒に、生徒の体調管理に注意してください。
以上、10個の事柄を挙げてみました。
まだ他にもあると思いますが、とりあえずこの10項目を心がけ、勉強以外のところでも注意して日々の生活を送ってください。
特にテスト前ではこれらのことが、テスト結果に大きく影響を与えると思います。
一度にすべてとはいかないかも知れませんが、一つずつでも構いませんから、留意して実践してみてください。
皆さんが少しでも良いテスト結果を出せるように、葛西TKKアカデミーも応援しています。
2022.09.21
定期テストで良い結果を出すために勉強以外で心掛けること(その一)
そろそろ中学校では定期テストが近づいていると思います。
葛西TKKアカデミーの生徒たちも、今はテスト勉強に集中しています。
定期テストの結果は成績に大きく影響を与えるので、ぜひ良い点を取ってもらいたいものです。
テスト勉強の方法はいろいろあるでしょうが、今回はそれ以外で定期テストに向けて注意すべきこと、やっておいた方がいいことを述べたいと思います。
1.テスト勉強は二週間前から
一般的にテスト範囲の発表があるのは、テストの一週間前です。
この時からテスト期間となり、多くの学校では部活もお休みとなり(一部そうでない部活もありますが)、全生徒がテストの勉強に集中するようになってきます。
しかし、より良い成績を残したいのであれば、テスト勉強は一週間前ではなく、二週間前から始めた方がいいです。
確かに「テスト範囲が分からないとどこを勉強していいのか分からない」と言う理屈も分かりますが、基本的にテスト範囲は前回のテスト範囲の次のところから始まり、少なくとも現在授業でやっているところはテスト範囲に入るので、おおよそどこからどこまでは確実にテスト範囲に入るか分かります。
最終的に範囲がはっきり決まるのは一週間前でも、分かっている範囲でテスト勉強を早めに始めればいいのです。
その方がより長い時間をテストに向けて費やせるので、ゆとりをもってより多くのことが準備できます。
「早くテスト勉強を始めてはいけない」という決まりはありませんので、他の生徒がまだやっていなくても(むしろその方が他の生徒を出し抜ける)、二週間前にはテスト勉強を始めましょう。
2.プリントなどの配布物はきちんと整理
特に男子生徒に多いのですが、もらったプリントをそのままカバンに入れて、気づけばぐしゃぐしゃになっている人がいます。
どの教科もごちゃごちゃになってどこに何のプリントがあるか分からない。
挙句の果てにはなくして見つからないなんてこともあります。
いざテスト勉強を始めようとして必要なプリントや配布物が見つからないというのは大問題です。
なぜなら、その勉強(多くの先生が「プリントをしっかりやりなさい」と言う)ができないからです。
プリントは教科ごとに綺麗にファイリングして、必要な時にはいつでもすぐに見つけられるようにしましょう。
同じことはノートについても言えます。
授業でノートを取るのはいいのですが、いい加減にまとまりもなくごちゃごちゃした字で書いて、後で読んでみると本人でも理解不能ということもよくあります。
これではノートを取る意味がありません。
普段から丁寧に字を書き、色や矢印、アンダーラインなどのマーキングを上手に使って、見やすいノートにしておけば、見直したときもすぐに内容を思い出し理解できます。
国語や社会、理科は特に、教科書やワークの問題だけでなく、授業中に先生が言ったことがテストに出ることが多いです。
いずれにしても、勉強したことを整理しておくことは重要です。
3.ワークは普段からやっておく
課題でワークをやらなければならないのは分かっているので、わざわざテスト前まで待つ必要はありません。
学校で習ったら、すぐに該当するページをやりましょう。
学んだ直後にワークで問題を解くと、授業でやったことがまだ記憶に新しいのでとてもよくできます。
授業中いまいちしっくりこなかったことも、実際に自分で問題を解くことによって、具体的に実感として理解できます。
もちろん、解けなかったときはすぐに質問して、その場で解決しておけば、テスト直前に慌てることもありません。
先ほども述べたように、ワークをわざわざテスト前まで寝かせておく必要はありません。
もし、「先にやってしまったら、テストのときに忘れてしまう」「テスト前に問題を解いてできるかどうか確認したい」というのであれば、この時は別にノートに解いて、テスト前にもう一度解けばいいのです。
一度だけで終わるのではなく、問題は繰り返したくさん解いた方が、テストでもできるようになります。
4.課題はきちんとやって提出
定期テストに関連して注意する点として、学校の課題は必ず期限までに出せるようにしてください。
テストの点も大切ですが、提出物というのも評価に大きく関わります。
課題を出さないとそれだけで評価が下がります。
また、「出せばいい」と言って、ワークの答えを丸写しする生徒もいますが、これはごまかしただけで、結局自分にとって大きなマイナスになります。
なぜ課題が出されるかというと、課題を活用してしっかり授業内容を身に付けテストに臨んでほしいからです。
テストは課題さえしっかりやっていれば、そんなにひどい点数にはなりません。
答えの丸写しは、自分が学ぶチャンスを自分で潰していることになります。
当然、テストがいい点になるはずはなく、更に言うなら、その学習事項は習得できていないのだから、受験勉強のときにもう一度勉強し直さないといけなくなります。
つまり、二度手間になり、時間の無駄になります。
時間が限られている受験勉強において、これは大変不利になります。
5.毎回のテスト勉強をしっかりと、さもなくば後で痛い目に
この解答の丸写しと同じように、その場しのぎの勉強は結局後で自分にとって不利な状況を招きます。
前日に慌てて一夜漬けをしてテストに臨んで、何とか最悪の結果は免れても、そんな勉強ではすぐに忘れてしまい、本当の実力にはなっていないので、受験勉強のときにやり直さないといけません。
ノー勉(勉強をしないこと)でテストを受けようなんて言語道断です。
表面だけよく見せようとしたり、その場だけ何とか繕っても、最終的には自分の状況を悪くするだけです。
勉強は横着をせず、真面目にコツコツやるのが一番です。
面倒くさくて遠回りに見えるかも知れませんが、着実に一つずつこなしていくことが実は一番の近道なのです。
まだありますが少し長くなってきたので、本日はここまでとします。
また、続きを書きます。
定期テストで良い結果を出すには、単に勉強だけすればいいという訳ではありません。
上手く勉強するための要領、勉強を支えるコツ。
そこには注意することや気をつけることが沢山あります。
このような間接的に勉強に役立つこともしっかり実践し、より確実に好成績が取れるようにしましょう。
2022.09.21
今日は台風でしたのでオンライン授業をしました
葛西TKKアカデミー
2022/09/20
葛西TKKアカデミーは小規模個別指導塾であり、個々の生徒の要望に沿った授業を受けれれるのが一つの強みと言えます。
時間や料金、学習内容も可能な限り希望にそえるよう努めています。
授業形式も対面式の通常授業の他にオンライン授業も行っています。
今日は台風の影響で非常に変わりやすい天気でした。
晴れたかと思うと数分後にはいきなり大雨。
保護者の方も不安定な天候の下で塾に行かせるのも心配だったようなので、急遽オンラインによる授業に変更しました。
突然の変更でしたが、オンライン授業であっても今日もいつもと同じ感じで授業ができました。
このように葛西TKKアカデミーでは、可能であれば当日であってもこのような変更ができます。
通常一対一の授業をしていますので、こういった個人的な変更は比較的柔軟に対応できます。
オンライン授業は生徒がきちんと自覚をもって授業を受けていないと、集団では効果が非常に薄くなります。
実際にオンライン授業をやってみて感じることですが、どうしても画面上では映し出される生徒の様子を見るには限界があり、一人ひとりの反応が分かりずらいので、どの程度理解しているのか見分けることが非常に困難です。
オンライン授業は少人数だからこそ有益だと感じるのです。
葛西TKKアカデミーではオンライン授業も受けられます。
インターネットがつながる環境であれば、パソコンやスマートフォンを使って授業が受けられます。
つまり、家でもお出かけ先でも、場所を問わず先生の授業が受けられるということです。
「距離が遠くて通うのは難しい」、「夜道に子供を一人歩かせるのは心配だ」、「通う時間が惜しい」、などというときはオンライン授業がお勧めです。
また、今回のように普段対面式の授業を受けている生徒であってもその時の状況により、その日だけオンライン授業に変更することもできます。
「突然の悪天候で通うことができなくなった。」
「急に体調が悪くなって通うのは難しい。でも、自宅で授業を受けたいなあ。」
「家で勉強していたら分からないところが見つかった。でも、この質問のためだけに塾に行くのは手間だ。」
こんな時もオンライン授業は便利です。
また、e-boardというオンラインで自分の好きな時に好きな場所で自主的に勉強できる学習プログラムも用意しております。
自分で映像を見ながら学習し、その後練習問題を解いていく形式になっております。
分からなければ何度でも同じ映像授業を見ることができます。
苦手なところはこのように繰り返し勉強し、得意なところはどんどん進めることができます。
自分のペースでできるので、学校よりも先を勉強したい生徒にも有効ですし、逆に学校にについていけない生徒にもお勧めできます。
定期的にテストも受けられるので、自分がどのくらい勉強が身に付いているか分かります。
小学生から中学生まで対応できます。
自宅でe-boardを使って勉強し、分からないところはLINEやzoomを使ってオンラインで先生に質問できます。
特に最近はコロナ禍ということもあって、人との接触にとても神経を使っているご家庭もあるでしょう。
でも、葛西TKKアカデミーのオンライン授業なら同一空間にいなくてもいいので、このような心配もございません。
オンライン授業はコロナ禍以降、非常に注目を集めています。
学校が一斉休校になったときに、オンライン授業の環境が整っていなかった生徒は勉強が滞ってしまいました。
以後、多くの学校で普及してきたようですが、まだまだ十分とは言えません。
学校で足りない部分は他で補わないといけません。
葛西TKKアカデミーもそのように生徒たちを助ける存在です。
葛西TKKアカデミーでは上記のようにオンライン授業を活用することができます。
他にもいろいろな利用の仕方があると思います。
興味を持たれた方は一度葛西TKKアカデミーまでお問い合わせください。
そして、是非お試しいただきたいと思います。