塾長ブログ
2017.04.10
高校中退
先日、高校の教育困難校について触れました。
子供たちの勉強に対する姿勢と学校に置かれている環境が、教育現場を学習に不向きな状態にしているということでした。
そのような現状に加え、経済的理由、体調の問題、人間関係、大人の教育に対する理解の低さ等、様々な理由で高校を中退する生徒もたくさんいます。
せっかく入学できたのに、勉強が続けられないとは非常に悲しいことです。
一時期よりは減っているものの、多くの高校生が今も中退しています。
東京都教育委員会によると、都立高校のその数は平成26年度で2754人だそうです。
学歴とその人物の能力・人柄とは必ずしも一致しているわけではないのに、いまだに高校中退し最終学歴が中学だと、就職はおろかアルバイトも難しい。
または周りから見下されまともに扱われないという話はよく聞きます。
やめてとりあえずはアルバイトをしたり、それすらせず家に閉じこもったり。
将来どうなるのかと考えるととても心配です。
中には奮起して大検を受けて大学に行く人もいます。
でも、それは本人によほどの精神力と周囲の協力、またそのチャンスを知っているか(情報)が伴わないといけません。
人との巡り会わせ、運も必要です。
なかなか苦難の道です。
誰もが通れるものではありません。
諸事情あって学校をまともに続けられない子供たちを何とかできないかと、特に最近思います。
職業柄、学校にいけない子供たち、学校から退いてしまったこともたちの役に立ちたいものです。
それはこの塾を始めた主旨とも合致します。
そういう意味ではこの塾は十分に潜在力があると思います。
後は、どのようにすればその力を活用できるようになるかが問題です。