塾長ブログ

2017.07.30

最近の若者言葉 分かりますか

言葉は常に変化し、生まれては消え、そして、また生まれます。
特に日本語は世界的に見ても、その変化のめまぐるしさが激しい言語です。
フランス語などのように、政策として文法などを固定し変化を極力避けようとする国民がいる一方で、
日本人にはそのような意識は乏しく、むしろ変化を楽しんでいるように思えます。
毎年行われる流行語大賞は、そのいい例でしょう。

私も生徒と触れ合う中で、耳慣れない言葉をしばしば聞きます。
私が実際に聞いた若者言葉の中から、いくつかをご紹介したいと思います。

・りょ:「了解」の意味。時には単に「り」とも言う。
・JK:「女子高校生」の意味。「早くJKになりたい。」などと使う。
・ググる:「インターネット詮索サイト グーグルで調べる」の意味。「分からないからググってみて。」などと使う。
・ディスる:「相手を侮辱する、罵る」の意味。英語の「disrespect」からきた言葉。
・リア充:「交際相手がいるなどで生活がとても充実している」の意味。「リアル(本当に)」+「充実」の造語。
・ワンチャン:「ワンチャンス」の意味。チャンスが一回しかないということ。
・パリピ:「パーティーピープル」の意味。パーティーなどに行って人生を楽しく過ごす人々。
・ガチ:「冗談ではなく本気である」の意味。相撲用語の「ガチンコ」からきた言葉。最近では程度が激しい時にも使う。

若者言葉の中でも比較的分かりやすいものを紹介してみました。
特に若者は自分たちのつながりを強めるためにわざと新しい言葉を作ります。
そうして仲間以外のコミュニケーションを断つと同時に、理解できない者は仲間ではないとみなされます。
だから、その誕生過程も非常に個人的で特殊、一見誰にもわからないような難解なものになっています。

そしてこれらの言葉は世代の代名詞となるので、すぐに古くなり、また次の世代が新語を作るのです。
雨後の筍のように生まれ、惜しげもなく捨てられる運命の言葉たち。
現代社会の象徴のようにも思えます。

同時に長い間使われてきた言葉遣いは、若者に伝わることなく、どんどん失われています。
生徒たちと接して実感することは、子供たちは確実に言葉の数が減っているということです。
これは実は大問題です。
なぜなら言語は思考と直接結びついているからです。
この点については、また別の機会でお話しましょう。

いかがでしょうか。
皆さんもご存知の若者言葉があれば、教えてください。
また、若者言葉を使って子供たちとの会話のきっかけにするのもいいかもしれません。

 

 

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