塾長ブログ
2017.08.31
感動的なDr. Cuerdaの写真 発想の妙
今回はFacebookで面白いものを見つけたので、ご紹介します。
Dr. Cuerdaをご存知でしょうか。
写真家で世界各地の建物などに一工夫凝らして、面白い写真をインスタグラムなどに投稿しているようです。
私がこの写真を見たとき、その発想力に驚きました。
ありふれた風景も、ちょっと手を加えることで、全く別のものに見えてきます。
楽しい写真で一杯です。
撮影風景の動画なども載っていますので、一度訪ねてみてください。
実はこのような発想力、想像力、創造性が学習には非常に大切です。
勉強も問題を解くときに、色々考え試行錯誤をすることが必要なのです。
そこ過程で様々な発見をし、実感として理解し習得するのが望ましいのです。
しかし、学校などの現実の勉強は、残念ながらそうではありません。
効率ばかり要求するあまり、あれやこれやと思考を巡らせる時間はありません。
解法を最初から与えられ、問題に適応させられるかの練習が中心となっています。
そこには発見もなく、学びの喜びもありません。
学びと効率は相性が悪く、実は面倒なこと、道草をした方が人間は多くのことが学べます。
そしていろいろなものに着眼できる人間に育ち、新しい発想を生み出せるようになります。
現実の面倒くさいことをせず、答えを出すことだけ求める勉強では、こうはなりません。
つまり、近道の勉強は、子供から発想の機会を奪っているのです。
作文の指導をするときよく感じることですが、今の子供の発想力の貧困はかなり問題です。
「何を書いていいか分からない。」という声をよく聞きます。
ちょっと考えればいろいろアイデアは浮かぶと思うのですが、全く出てこないのです。
考える以前に、「面倒くさい。」と最初から放棄してしまいます。
答えが明確に一つのものでないとき、今まで与えられた解法では解けないので、諦めてしまいます。
このような子供たちの現状は非常に憂慮すべきことでしょう。
いろいろ考え、悩んだ末に発見することの楽しさをぜひ知ってもらいたい。
葛西TKKアカデミーはそんな風に考え、いつも生徒に考えることを勧めています。