塾長ブログ
2018.01.15
大学センター試験、お疲れ様でした。今年の試験はあの話題で持ちきりですね。簡単に分析してみました。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは大学受験を控えた高校生にも対応します。
この週末は大学センター試験でした。
受験生の皆さん、大変ご苦労様でした。
手ごたえはいかがでしょうか。
今年は寒波と重なり、特に地方では雪の影響で試験開始が遅れたりしたようですね。
そうでなくても交通機関が通常通り動かず、雪の中を歩いて会場に向かった生徒もいるようで、そのような生徒たちにはハンデとなったかもしれません。
そんな状況にもめげず頑張った受験生たちにエールを送りたいと思います。
試験が終わり、問題に目を通してみました。
印象としては、各科目ごとに難化、易化は多少ありますが、平年並みの難易度だったと思います。
基礎的な学力をしっかり身に付けていれば戦えるかなと感じました。
今年のセンター試験の話題は何と言っても地理Bに出されたムーミンの問題のようです。
いろいろ反響があったみたいで、フィンランド大使館やムーミンの公式サイトのツイッターがコメントを出す事態となっています。
この問題を大学入試センターがどのように扱うのか、今後の経緯が注目されます。
ムーミン自体が架空の話なので、その舞台を実在の国と結びつけるのはどうかという声が上がっています。
実際にムーミンは「ムーミン谷」が舞台とは述べていますが、それがフィンランドかどうかは明確ではありません。
作者の出身国を問う問題にすればよかったでしょうか。
加えて一般的に日本人には馴染みの薄いフィンランド語まで問うのもいかがなものかとも思いました。
スウェーデン語との関係から答えを導き出させようとしていると推測されますが、センター試験で問うべき問題かは疑問です。
センター試験全体として、状況設定の会話の中から問題を出したり、伝えるべき情報を吟味して不要な文を見つけ出したり、コミュニケーション能力や文章理解能力が試される形式のものが多くなりました。
これも近年の傾向としては変わりありませんが、知識だけではなく問題や資料、解説など出題に利用されているものを的確に読み取る力が求められます。
2020年度の改革に向けた変化の表れだと思われます。
アニメや携帯を出してきたり、日常でありそうな会話を出してきたりするのは、勉強が普段の生活とは乖離しているという批判をかわすためなのでしょう。
でも、その結果何を試験で測りたいのか分からなくなってはいけません。
自然な流れで状況設定と設問がつながればいいのですが、そうでなければ無理やりな感じとなり、受験生への不要な精神的負担が増えるのではないかと懸念されます。
いずれにしても試験は終わり、もう結果は変わらないので、気持ちを切り替えて次の試験に集中しましょう。
まだ大学受験の結果が確定したわけではありません。
最後の最後まであきらめずに頑張ってください。
葛西TKKアカデミーでも協力できることがあれば何でも喜んで致しますのでお知らせください。