塾長ブログ
2018.04.24
文章の書き方教えます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは作文や小論文の書き方の指導も行っています。
文を書くのが苦手な生徒が多くいます。
しかし、社会で文を書く機会は非常に多く、学校を卒業してからも不可欠な技能です。
そこで葛西TKKアカデミーでは、テストのためだけでなく様々な場面で必要となる、文章の書き方の指導も行っています。
また、文科省が現在行っている教育改革において、2020年から変わる大学入試制度に記述式問題を取り入れることを決定しています。
通常の学校の授業でも、アクティブラーニングなどを通して研究発表の機会も増えるので、まさに文章を書く能力文章が問われるようになります。
生徒たちも「文なんて日本人だから書けるのは当たり前。」などと言って文章を書く練習をわざわざすることはあまりありません。
学校でも特に時間を取って指導をすることもありません。
しかし、実際に書かせてみると、自分の考えを上手く表現できなかったり、読んでもらうと相手が全く理解できなかったりします。
そうです。
意外と文章は書けないものです。
やはり、きちんと学んで練習する必要があります。
多くは書けないので、とりあえず基本的な事柄を述べます。
1.文章は長さや目的によって書き分けなければならない
文章を書くとき、好き勝手にいくらでも書いていいということはあまりありません。
大抵制限や目的があり、それに合ったものを書かなくてはいけません。
必ずしもそうしなければならないという訳ではないですが、それぞれに通用する基本パターンがあるので、それを知っていると便利です。
2.不必要なことを書かず、簡潔な文章にする
分かりにくい文章は余計なものが多すぎて、何を言いたいのか分からないことが多いです。
本当に書かなくてはいけないことか、考えながら書きましょう。
目的は自分の知識の多さをひけらかすことではないので、目的に必要なければ捨てる勇気を持つことも大事です。
簡潔な文章は非常に読みやすく分かりやすいものです。
3.文章の構成を考え、一つの事柄について詳しく書く
読み手に伝わる文章にするには、文章全体の構成が重要になります。
ここを一工夫するだけで、文章が見違えるように分かりやすくなります。
どのような内容をどのような順番で描くのがいいか考えてから書きましょう。
実は、文章を書く50%は構成で決まります。
また、色々書きたいこともあるかと思いますが、あえて一つに絞り、それを詳しく書いた方がいいです。
そうしないと、焦点が絞られず「結局何が言いたいの?」というような文章になってしまいます。
4.主語・述語、修飾語・被修飾語などつながりの深い言葉は離さず、一文を長くしない
主語・述語や修飾語・被修飾語などつながりのある言葉の間に色々な言葉が入ると、そのつながりが分かりにくくなります。
一文が長くなると特にそのようなことが起きやすくなります。
文が複雑になり分かりにくくなります。
書いている方も、長くなると何を書いているのか分からなくなり、主語述語の不一致が起きたりします。
私も一文は二、三行以内にするように指導しています。
5.句読点や接続語を上手に使う
句読点をあまり使わない生徒もいれば、逆に句読点だらけの生徒もいます。
どちらも分かりにくい文章になります。
どこで句読点を打っていいのか分からないから、気分で打ってしまいます。
句読点は意味の句切れと考えて打つといいです。
句読点を上手に打つだけでも意味の明確さが変わります。
同様に接続語も上手に使えば分かりやすくなります。
これにより文と文の関係がはっきりするからです。
同じ接続語ばかり使う生徒もいますが、同じつながりを表す接続語も様々です。
バラエティーのある接続語が使えると、文章が飽きなくなります。
いい文章にするコツはたくさんあります。
今回ご紹介したのはほんの一部です。
また、コツが分かったからと言ってすぐに書けるものでもありません。
実際に使えるには練習が必用です。
これを面倒くさがるといつまで経ってもうまくなりませんし、逆に練習すればみるみる上達します。
最後に、文章がうまくならない理由の一つは他人の文章を見ないということです。
自分の文章しか見たことがないので、いつまで経っても書き方や表現力が変わらないのです。
他人の文章を見れば、うまいところが分かるので真似をし、よくないところは自分もそうすべきではないと理解できるのです。
なかなか他人の書いた文章を見る機会はありませんが、葛西TKKアカデミーにはこれまでの生徒が書いた文章の蓄積があるので、それができます。
文章を書くのが苦手な生徒は是非、葛西TKKアカデミーまでお問合せください。
丁寧に指導してまいります。