塾長ブログ
2019年02月
2019.02.04
二月は天体イベントがいっぱい。この機会に星空を眺めてみませんか。自然に触れて好奇心を育ててほしいと思います。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは学びの中に感動を与えられればと考えています。
色々なことを実際に体験し、不思議に思ったり感動をしてほしいと思います。
好奇心をくすぐり積極的に学びに取り組んでほしいからです。
昨日、我が家の娘も大好きなプリキュアの新シリーズが始まりました。
今回のテーマは宇宙だそうです。
主人公の女の子は星を見るのが大好き。
天体望遠鏡を眺めながら星を記録し、オリジナルの星座を楽しんでいました。
これは非常にいいことだと思います。
是非子供たちにも同じように星を眺め、宇宙の神秘に触れ、その思いをはせてくれるといいです。
先月は部分的月食がありました。
天気の関係で見れなかった方も多いと思いますが、それには様々な天体イベントが目白押し。
今月もいくつかありますので、ご紹介します。
時にはすべてを忘れ、無心で星の織り成すエンターテイメントを楽しんではいかかでしょうか。
2月19日、木星と金星の大接近
今月の中旬には木星と金星の大接近があります。
大接近と言っても実際に近づくのではなく、地球からの見掛け上の大接近なのですが、二つの星は満月2個分ほどの距離に近づいて見えます。
金星は宵と明け方しか見えないので、観測できる時間が限定されます。
19日の5時半ごろ、南東の空の低い位置に見えます。
どちらも目立つ星なので肉眼でも見えなくはないと思いますが、できれば望遠鏡や双眼鏡があるといいでしょう。
2月20日、今年最大の満月
20日には、今年代々の満月が見られます。
月はいつも同じ距離で地球の周りをまわっているわけではありません。
楕円軌道を描いています。
だから一番近い時で約36万㎞、一番遠い時で約40万㎞になります。
距離が近いと当然見た目の大きさも大きくなり、近年ではスーパームーンと呼ばれています。
今年は19日の18時頃に月が最接近し、満月になるのは20日の深夜1時ごろです。
ちなみに今年最少の満月は9月14日で、見かけの直径は14%も違います。
一割以上も違うんですね。
2月27日、水星が最も高く昇ります
2月27日には水星が太陽から最も離れます。
最も地平から高くなるので観測しやすくなります。
金星と同じく水星も地球の内側の軌道を回っているため、宵と明け方しか見えません。
東京では2月23日から3月3日にかけて、日没後30分に高度が10度を超え、西の空に見ることができます。
-0.8等星から0.5等星(星の明るさを表す単位で数字が小さいほど明るい)で、かなり明るく輝いているのですが、まだ太陽の残光が残る時間なので見つけるのは大変かもしれません。
双眼鏡か望遠鏡の用意をしておくといいです。
2月28日、月と木星の接近
未明から明け方に南東の空で月と木星が並んで見えます。
その右手にはさそり座のアンタレスが、そして左下には土星や金星が見えます。
目立つ星が南東から南の空に集まりにぎやかになります。
夜空には毎月のように何かしら面白い天体ショーが見られます。
それらを見ながら色々なことを考えてほしいです。
忙しくゆとりのない生活をしているならなおさらです。
星には人の心をくすぐる不思議な力があると思いますし、未知なるものへの好奇心を楽しんでほしいと思います。
そうして広大な宇宙において、このちっぽけな自分がなぜ存在しているのだろうなんて考えるもの一興ではないでしょうか。
特に日本人には昔から自然をめでる習慣があります。
月を一晩中眺めながら酒を楽しむなんてこともしていました。
皆さんも先人の感動を共有してみませんか。
2019.02.03
今日は節分。実は入試などでよく日本古来の年中行事のことが出てきます。幼い時から経験として知っておくことは大事です。
今日は節分。
俗に言う「豆まき」ですね。
実は、節分に限らず日本の年中行事は入試や学力テストなどでよく出てきます。
国語や社会で問題の話題として、また、常識として聞かれることもあります。
伝統的な年中行事を通して日本的な考え方を知ることは、日本人というものを考え直すよい機会にもなります。
更に、今後ますます活発になるであろう国際交流においても、日本の伝統文化を紹介できることは重要になってくるでしょう。
試験のためという枠に縛られることなく、純粋に多彩な日本の行事を楽しみ、日本人の教養としてその意義を理解してほしいと思います。
また、親子間の会話のきっかけとしても年中行事は役立ちます。
年中行事を通し経験を共有し会話をすれば、親子間の距離も縮まり相互理解も深まります。
いじめなど子供が抱える問題の早期発見にもつながるので、親子の交流のためにも是非年中行事を家族でもやってほしいと思います。
最近はなかなか個人で年中行事をやることも少なくなってきています。
小学校や保育園でイベントとしてやったり、先生から教わったりしますが、せっかく日本人として素晴らしい伝統文化があるのだから、しっかりそれを活用し家庭の円満につなげられるといいと思います。
ただ楽しむのではなく、行事の意味や由来を理解し、日本人としての教養を深めるといいと思います。
因みに「節分」とは季節の変わり目の前日を示し、当然年に四回あります。
しかし、冬から春になる節目を一年の境目と見なるようになり、この2月の節分が注目されるようになりました。
中国から伝わってきた鬼払いの儀式と日本の儀式が交わり、豆まきの風習が始まったとされます。
季節の変わり目には邪気が生じると考えられていたからです。
室町時代に豆まきはもう一般庶民の間でも行われるくらい普及していたようです。
節分のおまじないとして「柊鰯」があります。
焼いた鰯の頭を柊の枝につけ、魔よけとして飾ります。
これは鰯のにおいと柊のとげが、鬼を防いでくれると考えられたからです。
これは結構古くからあるおまじないで、平安時代の「土佐日記」の中にも登場します。
最近節分で特に流行っているのが「恵方巻」です。
元々関西の一部の地方の風習だったようですが、平成10年に大手コンビニエンスストアがビジネスチャンスとして恵方巻を全国に広めたようです。
今では海苔巻きに限らず、ロールケーキなども恵方巻のように見立て販売しているみたいです。
クリスマスやバレンタイン、ハロウィンのように商人の商魂が日本文化に大きく影響を及ぼした例と言えますね。
それでは豆まきを楽しんで、良い一年になりますように。
くれぐれも豆や恵方巻の食べ過ぎには注意してください。
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