塾長ブログ

2020.04.14

休校になり家庭でも色々問題が発生。特に子供のSNSやオンラインゲーム依存には注意が必要です。

学校が休校になり外出も自粛される中、子供たちは自宅で過ごさなくてはならない時間が増えます。
そうすると今までになかった様々な問題も発生します。
日中も自宅で過ごすようになると光熱費や食費がかさむほか、ある調査によると保護者からは次のような不安や心配事があるようです。
・運動不足(71.5%)
・生活リズムの崩れ(56.9%)
・部活や習い事がなくなった(47.7%)
・自宅学習で集中力が続かない(45.4%)
・学校で勉強ができなくなった(44.8%)
などが上位となりました。

特に休校中の自宅学習に関しては悩みや不安を感じている家庭が86.3%にものぼりました。
しかし、一方で自宅学習について「よかった」(7.4%)、「特に問題ない、変わらない」(3.0%)という回答もありました。

自宅での学習では「集中力が続かない・集中できない」(20.1%)、「進んでやらない・自発的にやらない・やる気が入らない」(15.3%)、「勉強時間が短い・勉強量が少ない」(10.2%)という声が上がりました。
やはり、家庭という環境は勉強には向いていない事例が多いようで、自宅学習の難しさが分かります。
学年が下がればより家庭学習は難しく、ましてや本人が自主的に自覚して勉強するというのは非常にまれのようです。
子供たちの勉強にはそれなりに勉強にふさわしく整った環境が必要で、誰かそばについて指導監督するのが理想的みたいです。
「テレビ、ゲームなどがあるため、勉強に集中できなかった。」
「提出しなければいけないものなど、必要最低限の学習に留まり、子供が自発的にべ句集を進めることはなかった。」
「学校に行っている分の学習時間を確保することは難しいので、勉強悲観は極端に減り、先が不安です。」
という意見が親からは出ています。
学校からの課題も量に限界があり、通常学校で行っているほどの学習を提供できません。
自宅において強制力のない中、子供たちが自律して勉強をするのはほぼ無理のようです。
今、盛んに話題となっているオンライン授業をさせた家庭でも色々問題が起きているようで、この点は後日議論したいと思います。

こうやって勉強はしなければならないけど、自宅で子供たちが自主的に勉強するのは困難で、どうしても勉強は最小限となります。
(自分で決めろと言われれば多くの子供は勉強より遊びを選びます)
学校が休みで新出事項がある訳でなく、やることは既習事項の復習が中心で、計算や漢字などの単調作業が多くなります。
当然子供たちは勉強にワクワクすることもなく刺激のない「つまらない」時間を強要されると感じます。
だから勉強は避けたい、そしてそれ以外の楽しいことを求めるようになる。
勉強時間は本当に減っていきます。
勉強以外の時間をどう過ごそうかと子どもたちは時間を弄ぶようになります。
外出を控え人ともあまり接触するなと言われ、娯楽や遊戯施設も閉鎖され外には行き場がなくなり、かと言って家の中ではできることは限られる。
そうなると子供がやることはYouTubeなどの動画サイトを見たり、ゲームをしたり、SNSで友達とチャットしたりと限られてきます。
この際だから海外のドラマを朝まで一気見する、オンラインゲームを12時間以上没頭するという生徒もいて、生活リズムの乱れも生じています。
夜遅くまでSNSやネットゲームにはまり昼夜逆転の生活を送る生徒も増えます。
こうなると通常に戻るのは一苦労、いや、戻れないかもしれません。

友達に会えず、学校も先が見えない、部活や習い事もどうなるのか分からない、このような不安からストレスがたまり孤独感やプレッシャーが高まるようです。
これらの不安を紛らわすためにスマホに依存する子どもが増えています。
しかし、スマホに触れている時間が長期化し離せなくなると睡眠不足で健康に問題が起きたり、視力低下、肩こり、イライラや不安感など精神的にも肉体的にも悪い影響が出始めています。
更に恐ろしいことは、これらの症状が無自覚のうちに進み回復が難しいことです。
この件の対策と注意点も次回考えていこうと思います。
とりあえず今回は問題提起まで。

コロナウイルスによる休校は子供たちばかりでなく親たちにとっても未知の経験を強いることになりました。
そして、学校という環境から切り離されたとき、どのように過ごすかで子供たちの学力や成長は変わります。
通常の生活に戻ったときに大きな差となり現れます。
しかし、分かっていても未熟な子供たちが自分から何をすべきか考え適切に自宅で勉強や望ましい生活を送るというのは至難の業です。
やはりそれなりの環境を与え、きちんと管理してくれる人がそばにいないといけません。
指示だけして後は子供の責任で放っておくのはいけません。

葛西TKKアカデミーも一緒に対応を考えたいと思いますので、悩みや不安がある方は気軽にご相談ください。

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