塾長ブログ

2020.06.04

学校が再開しました。コロナウィルスの脅威もなくならないまま、今後どのように運営されていくのでしょうか。

学校が再開しました。コロナウィルスの脅威もなくならないまま、今後どのように運営されていくのでしょうか。

これまで長い休校をしていた学校も、緊急事態宣言の終息と共に6月から再開されるところが多く見受けられます。
私の娘も昨日、ようやく小学校の入学式を迎えてほっとしています。
しかし、コロナウイルスの脅威は去ったわけではなく、非常に心配であることも確かです。
かと言って、いつまでも学校を凍結し勉強を遅らせてもいいわけでなく、コロナウイルス感染リスクの中、これから学校はどのように運営されていくのでしょうか。

東京都ではコロナウイルスの感染状況により段階的に学校を再開し、いずれは以前のようなスケジュールにもどしたいと考えているようです。
現在のところ多くの公立学校では分散登校が始まっており、学年や住所などによってクラスを分け、登校時間をずらしたり登校日を変えたりして、学校という空間に生徒が密にならないようにしています。
しかし、現在週1~3の登校日であるのを6月15日には週3~4に増やす予定みたいです。
部活も感染対策をしっかり行ったうえで、このころからの再開を目指しているようです。
これまで休校でできなかった授業を補うため、長期休暇である夏休みを19日間、冬休みを9日間に縮小し、生徒の登校日を確保するみたいです。
感染者が見つかった場合は速やかに臨時休校とすることも決まっています。

学校や教育環境の変化に伴いの計画の変更もあると思いますが、今のところこのようなガイドラインが作成されています。
3密を避け、うがいや手洗い咳エチケットの徹底を図り、身体的距離を十分に取って、検温をし、マスクを着用し、十分な換気と消毒を行うことで感染リスクを回避しようとしています。
また、コロナウィルスがらみの偏見差別いじめの防止もうたっています。
音楽では合唱や吹奏楽の演奏は止め、体育では身体接触をしないようにバスケットボールの試合などはせず、ストレッチやパスやシュートの練習など活動が非常に限定されます。
マスクしたままの体育は熱中症などになる恐れがあるので、体制を整えたうえでマスクを外してもいいとなっています。
因みに水泳は今年は中止にするところが多いみたいです。
給食も対面式のグループを作らず会話も控えるように言われています。
休み時間も鬼ごっこやドッヂボールなど接触を伴うものはしないようにするみたいで、成長のためにも体を思いっ切り動かしたい子供たちにはストレスかもしれません。

このように教育委員会はいろいろ対策を立てているようですが、実際にこれらが可能なのか、本当に感染を防ぐことはできるのでしょうか。
この点に関しては疑問が残ります。

コロナウィルスの発生で一斉休校になって以来オンライン授業などの教育のICT化が強く求められても、公立学校への普及は遅々として進んでおらず、勉強の遅れを取り戻すために酷暑の中登校させるのであれば空調システムの整備が必要であることは容易に考えられるのに、それもできていない。
分散登校やソーシャルディスタンス確保のためにはより多くの教室と教員が必要になることは分かり切っているのに、それもできていない。
あれやこれや提案(要請)ばかりして、それを実行するために必要な準備などができないままこの3か月は過ぎてしまいました。
結果としていつも現場にしわ寄せがきて、そこにいる生徒や教員、保護者には負担を強いるばかり。
口だけ出して行動しないのではなく、文科省は責任ある教育の提供のためのリーダーシップを取ってもらいたいと切に願います。

混乱し先行きが見えないからこそ、形式にこだわらず、問題の本質を見抜き、迅速に行動しなければなりません。
具体的には、今後のコロナウィルスの第二波が来ても大丈夫なように、休校でも教育のアクセスが途切れない再生作り(教育のオンライン化)、感染防止のために増える消毒作業を専門に担う職員を確保し教員が授業に集中できるようにする、感染を防ぐため生徒間の距離を確保するためクラスの人数を削減し、その分増える教室を確保できる施設を見つける、または増設するなど考えられます。
いつかは学校再開しなければならないのは明白なのだから、これらの対策は休校期間中に行えばよかったのですが、なにも成されないまま学校が始まってしまいました。

「9月入学」の件も今回見送りになったようですが、これは内容から今行うのは不適切と簡単に分かることだったのに、即決せず無駄な議論ばかりで多くの時間を失いました。
本当に現場のためになることを考えなくてはならないのに、非常に悔やまれることです。

学校は始まったものの問題も多く、コロナウィルスの対策も十分にできていないまま押し切った感は否めません。
このような状況では集団感染の発生も覚悟しないといけないのかもしれません。
子供たちも通常の学校生活が送れずつまらない、ストレスと感じている人も多いでしょう。
子供たちへの精神的ケアも考えないといけません。
文科省はもっと真剣に考えて、どのような状況でも子供たちの学びが保障される体制を速やかに構築する必要があります。
カリキュラムの見直しも含めて抜本的な対策を考えなければなりません。

葛西TKKアカデミーもできることは何でもする準備があります。
子供たちの勉強のこと、学校生活に関する悩み、子供たちの居場所の確保など、様々な形で貢献できると思います。
どんなことでも構いません。
助けが必要な時はいつでも連絡ください。

厳しい現実ですが、子供たちのために支えとなり、みんなで困難を乗り越えたいと考えます。

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