塾長ブログ

2020.06.11

先日、長期休暇の後は生徒の自殺が増えると話しましたが、残念ながら現実になってしまいました。

先日、長期休暇の後は生徒の自殺が増えると話しましたが、残念ながら現実になってしまいました。

葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは
生徒のことを真剣に考え寄り添い、いつも生徒の味方です。

先日、お話したように長期休暇の直後は生徒の自殺率が高くなります。
夏休み明けなど通常でもそうですが、休み中は学校に関連した嫌なことから逃れられたのに、学校が始まるとまた悪夢のような生活が始まるのかと思うと憂鬱でたまりません。
今回はそれに加えてコロナウイルスによる混乱と不安の高まりから、生徒はより一層希望が持てない状況にあります。

ある程度予想はされていたとは言え、現実に若い命が失われるとショックなものです。
八王子では15歳の少年が拳銃自殺をし、千葉では男子中学生が電車にはねられ死亡しました。

何で自分ばかり運が悪く、こんな厳しい状況に陥らなくてはならないのか。
勉強が遅れて入試には間に合いそうもないから、受験をあきらめようなんて話もかなり聞かれます。
マイナスに考え人生はもう終わったなんて思ってしまう。
更に、学校が始まってもいろいろ制限され、先生からは監視の厳しいまなざしが。
やっと待ちに待っていた学校が始まったけど、先生が不用意に厳しく頑張っている生徒の努力をくじくという事例も報告されています。
期待が大きかっただけに失望も大きいということもかなり起こっているようです。

学校が楽しくない。
コロナウイルス絡みでいじめられる。
学校には行きたくないけど、いかないと叱られる。
もうどこにも逃げ場がない。
皆さんの周りの生徒も、こんな風に追い込まれていないでしょうか。

いじめや勉強へのプレッシャーから学校に行くのがつらくなる。
休みの間は他の生徒や先生に触れる機会がなかったからよかったけど、また学校が始まるとなると苦しくなる。
そして学校再開の前後に、その苦しさに耐えられず、逃れることも解決することもなく、自分に希望が持てなくなると生きている価値や意味が見いだせなくなって自殺に至ることが多いようです。
学校が逃げ場のない檻になっているのなら問題です。

だから先日、「無理して学校に行かなくてもいいから、命を大切に。」と訴えたのですが、残念です。

いじめによる自殺
葛西TKKアカデミーにも学校に行くのが困難な生徒がいます。
いじめの話もよく聞きます。
何でそんなことをするのかと思います。
いじめは今に始まったことではありません。
私が彼らと同じくらいのときもやはりいじめの問題がありました。
それが未だに解決できないのだから、これまでのやり方ではだめなのでしょう。
子供は無垢だからこそ時にはとても残酷な仕打ちをします。
いての気持ちが分からないから簡単に人を傷つけてしまう。
分かっていても自分の身を守るためいじめに加担する。
深く考えず単純に面白いゲーム感覚でいじめをしている。
でも、いじめを受けた側は大きく心を傷つけられ、追い込まれて自殺以外に救いがないように感じてしまう。

いじめる生徒も問題ですが、今日、SNSなどの現代特有の環境がよりいじめを強固なものにしています。
この点に関しては後日お話します。

いじめをする生徒と同じく学校の対応も問題
生徒の話を聞くと何でそんなことするのかと思うことがよくあります。
ちょっと考えればもっと適切は対応はあると思えることが多いです。
先生がいじめをひどくしている場合もあります。
しかも、傷ついた生徒は学校に対して信用を失っています。
それなのに学校でしか対応の場がないことも問題です。
学校の形式的で柔軟性のないやり方では、今苦しんでいる生徒に十分答えられないのも事実です。

いじめに限らず、成績や家庭環境など、子供たちを取り巻く問題は深刻です。
今の学校教育という制度はもう限界にきていると思います。
もっと教育の幅を広げ、あらゆる事態に対応できるようにしなければなりません。
それは公教育という枠組みに縛られないものも含みなす。
なぜなら、先ほど述べたように学校というしがらみが生徒を余計に苦しめ逃げ場を閉ざし、命を絶つという結末をもたらしているからです。

さらに、自殺した生徒の後ろに、自殺しないまでも苦しんでいる生徒がいることも忘れてはいけません。
自殺しないからいい、表に出てこないから無視していいという訳ではないのです。
これらの悲劇をなくし、もっと生徒たちに生きる喜びと希望が持てるようにしてあげたい。

コロナウイルスでこれまで以上に子供たちの心は不安定になっています。
彼らの様子に普段以上に注意し、彼らの気持ちをいつも以上に思いやってください。

葛西TKKアカデミーは苦しんでいる生徒たちの居場所となり、彼らを全力で支えたいと考えています。

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