塾長ブログ

2020.10.16

来年に実施される『共通テスト』で濃厚接触者でも受験できるようになりました。また、試験当日のコロナウイルスに関する対策も提示されました。

来年に実施される『共通テスト』で濃厚接触者でも受験できるようになりました。また、試験当日のコロナウイルスに関する対策も提示されました。

文科省によると、たとえ濃厚接触者であっても、無症状で新型コロナウイルスの検査で陰性と出れば『共通テスト』を受けることができるようになるらしいです。

濃厚接触者が共通テストを受ける条件として、文科省は次の4点を挙げています。

1.検査で陰性である
2.当日、症状が出ていない
3.会場まで公共の交通機関を使わず、人ごみを避けて来場する
4.当日は別室で受験する

受験生を動揺させないために当日の試験場での検温は行わないそうです。
濃厚接触者は専用の動線を通って、一般の受験生と接触することなく別室の試験会場に入り、試験監督との距離も2メートル以上確保することを提案しています。
もし当日、体調が悪くなり37.5°以上の熱がある場合は後日行われる追試験を受けるようにすることを現在検討中です。

他に一般受験会場においては次のようなことも言及されています。

・試験会場では座席の間隔を1メートル以上空ける
・休養室に医師を配置する
・保護者の控室は原則置かない
・昼食時以外、マスクの着用を義務づけ(持参していない場合は会場で配布)
・入退室ごとにアルコールで手指消毒
・1科目終了ごとに10分間以上の換気
・昼食は会話を控えて自席で行う
・トイレ入り口に動線を設け、混雑を避けつつ必要であれば試験開始時刻を繰り下げる
・試験前日に会場内をアルコールで消毒
・主任監督者の口頭指示における飛沫対策のため、受験生との距離を2メートル以上確保
・入場時の混雑を避けるため入場時間を前倒し、一定間隔を空け、入り口を複数用意するなど工夫をし、大学のホームページ等で告知する
・発熱、咳等ある受験生は申し出るように注意喚起する
・一斉退出をせず、退出の順や会場からの出方を指示する
・各試験前ごとに監督者が発熱、咳等の有無を確認し、症状のある受験生は休養室で医師が対応
など

身近な人が新型コロナウイルスに感染しても条件を満たせば受験できるということで、受験の可能性が広がったという意味(自分が濃厚接触者になったとしても試験を受けられる可能性が残っているという点において)では、受験生に有利な状況になったと言えるでしょう。
とは言え偶然に接触する可能性はありますし、別室受験としても試験監督官は同室していないといけないので、そのあたりの配慮も必要かと思います。
また、濃厚接触者となった受験生が罪悪感を感じ力が出せないということもないように願います。
万が一、同じ試験会場に濃厚接触者がいることが分かってしまった場合はどうするのかも気になるところです。

いずれにしても今回のような困難な状況で受験をしなければならない生徒たち、そして彼らを支える現場の人々に最大限の安全を提供することで安心して受けられ、公平性を保ち、受験生が納得できる試験を実施してほしいと思います。
そのためには運営する政府は真剣に考え、細かい点まで配慮する必要があると考えます。
もう本番直前です。
これまでのようないい加減な対応はくれずれも行わないでください。
生徒たちの未来がかかっています。

コメント

コメントフォーム

カレンダー

«10月»
    1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

アーカイブ

カテゴリーリスト

ブログ内検索

フィード

無料体験授業のお申し込み・お問い合わせはこちら

勉強についてのご相談も含め、どんなことでもお気軽にご連絡ください。