塾長ブログ
2020.10.28
音楽と勉強。音楽をかけながらすると勉強ははかどるのでしょうか。
勉強をするとき、全く静かでないと集中できないという人がいます。
そういう人はそれでいいのですが、逆に無音だと落ち着かなくて勉強に手がつかないという人もいます。
音と勉強の関係は人それぞれですが、音楽をかけながら勉強する方が効率が上がるのであれば、音楽をかけましょう。
実際にイヤホンで音楽を流しながら勉強する生徒もいます。
やみくもに無音じゃないといけないと決めつけるのは、勉強の可能性を狭めるだけなので、いろいろ試して自分にとって最善の勉強法を見つけるのが一番です。
と言うことで、今回は勉強と音楽について考えてみます。
実は葛西TKKアカデミーではいつもBGMをかけています。
生徒がリラックスし集中できるようにとの配慮からです。
しかし、時にはBGMが眠気を誘うこともあるようで、そんな時は本人と話し合いながら、自分のテンションの上がる音楽をかけることもあります。
音楽を上手く利用することで勉強の効率が上がることは実際にあり得るのです。
では、音楽にどのような効果が期待できるのか考えてみましょう。
リラックスできる
音楽をかけることでリラックスし勉強に心地よく取り組むことができます。
無音で親や先生に見られていると緊張するという生徒がいます。
音楽でその緊張感をほぐし、安心して勉強に臨めることが考えられます。
集中力を高める
クラッシック音楽などを聴くと脳内でα波が出ると言われています。
α波が出ると集中力が高まり記憶力が伸び、勉強したことが頭に入ってきやすくなります。
気分を高める
自分の好きな音楽だと気分が高まり、勉強に対するやる気が出ます。
葛西TKKアカデミーの生徒の中にも音楽を聴いて、体でリズムを刻みながら勉強する人がいます。
普段は集中力もなくすぐに眠くなるのですが、こうすると眠気も消え問題を解くスピードも速まります。
雑音を消す
BGMを流すことによってそれ以外の雑音を消す効果があります。
特に注意力が散漫で、ちょっとしたことで勉強以外のことが気になってしまう生徒にはいいかもしれません。
特に喫茶店や電車、人が多い場所での勉強にはお勧めです。
しかし、音楽をかけながら勉強するときには注意点もあります。
例えば、BGMとして流した音楽ですが、曲によってはそれが気になり、音楽の方を一生懸命聴いて勉強が手につかなくなることがあります。
こういう時は曲を変えた方がいいでしょう。
また、音楽によってはそちらの方が気になり、集中力を途切れさせることもあります。
特に歌詞のついている曲は注意してください。
できれば、演奏だけの音楽の方がいいかもしれません。
音楽を聴きながらの勉強派視覚と聴覚を同時に使うので疲労が増す可能性もあります。
特に暗記のときは、暗記する者以外の情報が入ってきてしまうので、邪魔になるようなら音楽を止めましょう。
以上のように音楽をかけながら勉強するにはメリットとデメリットがあります。
しかも興味深いのは、音楽には真逆の効果があるということです。
つまり、音楽そのものよりも、音楽の種類、聴く環境やタイミングなどが影響するということです。
だから一概に禁止するのは、もしかするとその生徒に合った勉強を奪っているのかもしれません。
また、音楽だけを流していれば勉強がはかどるというものでもないので、自分にとって最適な勉強環境は何か、いろいろ試して見つけることは大事です。
そうすれば今まで以上に勉強ができるようになるでしょう。