塾長ブログ
2021.02.11
学年末テストも近づいてきています。葛西TKKアカデミーではテスト対策を行います。ところで課題のワークについて誤解している生徒がいるようなのでお話します。
今は大学入試のことでニュースが飛び交っていますが、実は学年末テストも近づいています。
皆さん、準備は進んでいますか。
定期テストと言えば、いつもついてくるのがテスト範囲のワークをやってくるという課題です。
しかし、生徒の中にはこの課題を誤解している人がいるようです。
今日は、この誤解を考えていきたいと思います。
ワークのことを勘違いしていた人はこれを機に、正しくやってテストに臨みましょう。
誤解1:ワークはワークだけしか見てはいけない
ワークをするとき「分からない」と聞いてくる生徒がいます。
分からないから質問するのはいいのですが、自分がちょっと努力すれば分かるものまで聞いてきます。
「そんなことは教科書を見ればすぐに見つかるよ。」と言っても、「教科書を持っていません。」と。
どうやらワークをするときはワークだけで解けないといけないと思っているようです。
ワークを一瞥して分からないから、「もう自分にはできない。」と勉強をあきらめる。
勉強をしない言い訳にしたいのかもしれませんが、そんなことを言っても課題から逃げられはしないのだから仕方ありません。
単純なことです。
教科書を見てください。
ワークと言うのは教科書に基づいて作られており、教科書で習う内容を身に付け、より深く理解する手助けになるように作られています。
だから、ワークの前提は教科書を見ることです。
ワークの問題をやって、分からないとことは教科書を見て調べる。
この調べるという過程で、理解が深まり学習が身に付くようにできています。
「見てはいけないと思った。」なんてよく言いますが、テストではないので見ていいのです。
むしろ、見ないといけません。
そうすればワークの問題もどんどん解けていきます。
誤解2:ワークは答えを写せばいい
よく、テスト前日になって慌ててワークの答えを写して、それで課題を終わらせる生徒がいます。
確かに形式上は課題をやったことになるかもしれませんが、これは全く意味のないことです。
先ほども述べたように、学校はワークを通して学習を深めてほしいと考えて課題を出しているのです。
自分で考え、分からないときは教科書を調べ参考にして解答を書く。
答え合わせをして間違っているところがあれば、そこは自分がしっかり勉強しないといけないところだと分かる。
そして、また教科書を調べたり、先生や友達に質問したりして分からなかった問題を解決していく。
それでも分からないとき、質問ができないときのためにワークの答えには解説がついていて、そこで学べるようにできているのです。
答えはそのためについているのです。
決して答えを写す練習のためについているのではありません。
写すだけなら何の勉強にもなりません。
当然、テストの点は上がらないし、その場しのぎでごまかしても、またどこかでもう一度勉強しないといけません。
二度手間です。
それなら、やるべき時にきちんとやって交互に憂いを残さないようにワークを頑張りましょう。
定期テストの問題の多くはワークからそのまま、もしくは少し変えて出されるので、ワークさえしっかりやっていればそれほど悪い結果にはならないはずです。
しかも、答えを写して形式的にやりましたということにしても、学校の先生にはすぐばれます。
テストの結果を見れば本当にやったか、答えを写しただけかすぐに分かります。
誤解3:ワークは提出しなくてもいい
「どうせ成績は定期テストの点で決まるのだから、ワークは別にしなくてもいい。」と考えているなら大きな間違いです。
確かにテストの結果は成績に大きく影響しますが、提出物を出さないのは平常点を大きく下げます。
いくらテストの点が良くても、ワークを出していないと成績が上がることは難しいと思ってください。
間に合わないから出さないというのも行けません。
期限に遅れるのは大きな減点ですが、出さないよりはいいでしょう。
ただし、その時は事前に先生に遅れる理由を言って、いつまでに提出すると合意してもらわないといけません。
ワークをすること自体がテスト勉強になりますから、期限(たいてい試験日)を考えながら計画的に進めていきましょう。
できれば、テスト直前ではなく、ゆとりを持って早めに終わらせるつもりで取り組んでください。
終わって何回か見直しをして、できなかったところを確認できれば、当日のテストではそれほど大きな問題は起きないと思います。
誤解4:ワークはテスト発表があってからやる
ワークはテスト発表があるまでやってはいけないと思っている人がいますが、そんなことはありません。
そのような決まりはないのです。
テスト前に慌ててやるよりはむしろ、学校の授業で習ったその日に、少なくともテスト発表まで待たないでその前に、ワークをやってしまった方がいいです。
学校で習って記憶が新鮮なうちにもう一度ワークで復習すれば、学習内容の定着が進みます。
間が空くとどうしても忘れてしまって、よく分からなくなりますので、できれば習って近いうちにワークをしましょう。
そうすれば、テスト発表があったときはワークがほぼ終わっていて、ワークを終わらせなければならないというプレッシャーもなく余裕を持って復習し、定期テストに備えることができます。
「習ってすぐにワークをやってしまうとテストまでの間に忘れてしまうから、ワークは直前までしない。」という人がいます。
一理ありそうですが、わざわざ直前まで待たなくても、習ってすぐやって直前にもう一度ワークを見ながら確認すれば少なくとも二回勉強できるので、より学習内容が身に付きます。
例えば、授業直後のワークは答えをノートに書いて、テスト前の勉強では問題を見ながら(解きながらではなく)考え、自分のノートの答えを確認しながら、解答をワークに書き込むなんて工夫をすれば、テスト直前までワークを取っておかなくても大丈夫です。
ワークは学習内容をより確実に習得するための道具です。
テストで結果を出すための大事な課題です。
別に先生がいじわるをして生徒を苦しめるためにテスト前の忙しい時にワークの課題を出しているわけではありません。
ワークをやる意味を正確に理解し、テスト勉強に役立てましょう。
本当にワークをきちんとやるだけでもテストの点数は大きく伸びます。
ワークを甘く見ないで、まじめに取り組みましょう。
葛西TKKアカデミーでは、定期テスト直前のテスト対策として、全ての生徒のために塾を無料開放しています。
葛西TKKアカデミーに入ってなくても利用できます。
自習して、分からないときは先生に質問もできます。
そうして学年末テストで良い結果を出しましょう。
葛西TKKアカデミーも皆様の力になれるように、喜んで勉強のお手伝いをいたします。
皆さん、勉強頑張ってください。