塾長ブログ
2022.01.28
時事問題を考えよう!コロナウイルスなど世間を騒がしている問題から学ぶ
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは様々な角度から子どもたちの学びと成長を考えます。
世間ではコロナウイルスが話題となっています。
地球温暖化や消費税など時事問題は子供に世の中の仕組みを教え、深く考え、自分の意見を持たせるのにとても良い材料となります。
社会や理科の知識を増やすだけでなく、これから文科省の期待する、自ら考え問題に取り組む人間を育てることにもつながります。
時事問題(時事ネタ)を考えることの利点がいくつかあります。
本日はそのことについて考えていきます。
1.受験対策として
受験において時事問題が関係するのは、推薦入試などで行われる面接でしょう。
自分について、中学生活について、高校ではどのように過ごしたいかなど聞かれますが、時には時事問題について質問されることがあります。
そんな時に「分かりません。」では元も子もありません。
時事問題を知っているということに加え、自分なりの問題に対する意見が求められます。
また、一般の入試でも近現代史や現代文では時事問題に関係するもの(さすがに試験直前の時事問題とはいきませんが)が出たりします。
2020年度から変わる大学入試においては、思考力が重視されるので、時事ネタに絡めた問題が出されることは想像に難くありません。
その時に時事ネタに対する予備知識があれば、解答はかなり容易になります。
以上の点において、受験の準備として普段から新聞やテレビなどのニュースで時事問題に目を通し考えることは重要なのです。
2.コミュニケーション能力と論理的思考力の向上のために
時事問題とは大人も共通して見られるので、それをもとに親子や友人同士で議論するのもいいです。
ニュースなどから正確に情報を捉え、必要であれば様々なツールで情報収集する。
これらの力は学校生活のみならず、社会に出てからも必要となります。
また、自分の考えを間違えなく相手に伝える、相手の意見を正確に理解することも、人生の中で大切な能力です。
従って、時事ネタを利用して読解力が高められると同時に、論理的思考、判断力、表現力といった現在文科省が新制度の入試において求める力の鍛錬にもなります。
文章や資料を読めば、データや文章を読み解く能力が高まり、語彙も増えます。
更に、議論に参加することによりメンバー内の造語理解と絆が深まります。
普段分からなかったが、この人はそんな風に考えるのだと驚かされるかもしれません。
親子同士であれば、子供との壁が低くなり、子供が何かの問題に巻き込まれたときの早期発見につながります。
3.知的好奇心を高め、勉強に興味を持たせる
これは葛西TKKアカデミーでは最も重視することの一つですが、時事問題と通して知的好奇心を高めることができます。
常に「なぜ」「どうして」という姿勢で時事問題を見ると、物事に興味関心がわいてきます。
クイズを解くように、自身で問題を掘り下げ、その背景を知ることもできます。
このようにして、一つのことをきっかけに多くのことを学べるのです。
そして、謎が解けたとき、達成感と満足感が生まれ、プラスの循環を生み、もっと学ぼうと積極的になれるのです。
人から言われる勉強は苦痛です。
子供にそう仕向ける大人も苦痛です。
本人が自主的に学んでくれれば、お互いにストレスを抱えることなく良好な関係を保つことができます。
このとき大人は「聞き役」もしくは「アドバイザー」に徹してください。
下手に答えを与えたり、自分の考えを押し付けるのは決してよくありません。
学習意欲を減退させ、逆効果になります。
求められたときに「個人的な考えだけど、こんな風にも考えられるのじゃないかな」という具合で、考え方の一例として提示するのはいいと思います。
こうして知的探求心を育てれば、全ての分野において楽しく自分から学んでいけると思います。
日本では家庭内で政治や社会の話をするのは場違いのように思われることがよくあります。
欧米は逆に家庭で積極的に話し合い、子供たちが社会の現実と問題を学びます。
よって、ご家庭でも遠慮なくこのような話題をしていいと思います。
時事ネタを通して社会や理科、国語などの勉強を深めると同時に、人間としてこれからの社会を生きていく上で必要な能力を身に付けられます。
家庭で協力して、子供たちの成長の手助けになってください。