塾長ブログ
2022.03.12
小学で習うさくらんぼ計算がよく分からない?ご説明します
学校で習う内容は時代とともに変わります。
文科省が指導要領を定期的に変更しているからです。
その結果、親が習ったことを子供は習わなかったり、逆に親が習わないことを子供が習うことがあります。
後者の場合、家庭で子供の勉強を助けようにも、自分がやったことないことを教えるのは一苦労だと思います。
そんなご家庭の力にも葛西TKKアカデミーはなれます。
いつでも気軽にご連絡ください。
本日は親世代は習っていないのに子供たちが習うものの一つとして「さくらんぼ計算」をご紹介します。
小学校低学年でやるのですが、親御さんが小学校に通っていたときは習っていないもので、勉強を見るのに頭を抱えるという声を非常によく聞きます。
「さくらんぼ計算」とは何かご解説いたします。
「さくらんぼ計算」は子供たちの苦手とする、足し算引き算の「繰上り」や「繰り下がり」を簡単にできるようになるために編み出された計算方法です。
足し算のさくらんぼ計算
例えば上の画像にあるように「8+7」の計算を考えます。
8+7は繰上りが起きるので、子供たちは苦手とします。
そこで「8に2を足せばちょうど10になる」ということを利用します。
つまり、「7」を8に足して10が作れる「2」と残りの「5」に分けるのです。
そして、先に「8+2=10」をし、その後残りの「5」を足して「15」という答えを導き出すのです。
この数字を二つに分けてキリのいい数にするというのが「さくらんぼ計算」のポイントです。
その際、数字の下にさくらんぼのように分けて書くので「さくらんぼ計算」と呼びます。
このかわいらしい愛称から、学校は低学年の子供たちにキャッチ―なのでやるのではないかと想像しています。
もちろん、これは一桁どうしの足し算だけでなく、二桁でも応用が効きます。
例えば、57+9をします。
これも「57」に3を足せばキリのいい60になると考え、「9」を「3」と「6」に分けます。
「57+3=60」をし、残りの「6」をこれに足して「66」が出せます。
引き算のさくらんぼ計算
同様に画像にある「14-8」を考えましょう。
これも繰り下がりが起きるので、子供たちは苦手とします。
そこで「14」を「10」と「4」に分け、先ず「10-8=2」をします。
これで引くものは引いたので、この「2」と残った「4」を足して「6」という答えを導き出します。
これも数を二つに分けることで計算がしやすくなる工夫をしています。
また、二桁の引き算でも数を二つに分けることで計算しやすくすることができます。
例えば、「63-17」を考えます。
この場合、「17」を「13」と「4」に分けます。
そして先に「63-13」をします。
するとキリのいい「50」という数字が表れます。
そして、引くべき数で残っている「4」を引いて「46」という答えが導き出せます。
要は一度に計算するのではなく、キリのいい数を作るにはどうすればいいか考え、ひと手間増やすことで計算を楽にしようということです。
意図が分かればそれほど難しくないのですが、そうでないと、親は初めて見る内容にびっくりしてどうすればいいか分からなくなりますよね。
葛西TKKアカデミーでは全ての家庭の力になりたいと考えていますので、勉強でお困りのことがあればいつでもお知らせください。
塾生でないからとか、そんなことは申しませんので、安心してお問い合わせください。
ある家庭でお困りのことは、きっと他の家庭でも問題になっていると思います。
今後もこのような問い合わせがあれば、随時ご紹介しようと考えています。