塾長ブログ

2022.06.20

家庭学習の勧め!親が教えられなくても一緒に悩むことで信頼が深まります!

家庭学習の勧め!親が教えられなくても一緒に悩むことで信頼が深まります!

コロナウイルスによる混乱が続く中、家庭学習の果たす役割はますます大きくなっています。
現在学校に通っていても、感染防止などの理由で生徒には以前のような十分な学校教育が提供できていません。
そして、学校で十分にできなかった部分は家庭で補うしかありません。
だから、先手を取って親が子供のために先生になって対応する家庭も多いです。

しかし、親が勉強を教えるとき、どうしても自分の子供が言うことを聞かず、基本的なことすらできないでイライラしてしまう、挙句の果てにはケンカになり、お互いに気分が悪くなっておしまいということを経験した人も多いのではないでしょうか。

または、保護者の中には「自分が勉強を教えるなんて無理」という方もいるでしょう。
それでも、家庭学習で親が家庭で教えることの意義とちょっとしたコツについてお話します。
(万が一、勉強を教えることが困難な場合は、安心してください、葛西TKKアカデミーが必ずお力になります。
コロナウイルスでも安心なオンライン授業もありますし、小規模個別指導塾なので「3密」にもなりません。)

困ったときは外部の支援を利用するのもいいですが、先ずは家庭学習にチャレンジしてみませんか。
家庭学習で見せる親のその姿勢が子供に単なる知識の習得以上のメッセージを伝えます。

「自分は勉強ができないから子供に教えることができない。だから家庭学習なんて無理。」
このようにお嘆きの家庭も多いと思います。
だから、自分が教えられない分は塾で教えてもらう。
それはそれで間違っていません。
親が勉強を見られたら何の問題もないでしょう。
でも、それができないから家庭学習をしないというのは少し違います。
なぜなら、家庭学習には勉強を学ぶ以外の効果があると思うからです。

家庭学習のメリット:親子関係を改善し、子供の問題に早く対応できる

家庭学習が持つ最大の強みは親子が時間を共有できることにあります。
同じ問題に取り組み、一緒に悩み、色々話しあって解決に向かう。
この経験を共有することが、親子間の信頼や親密な関係を育てるのです。
これこそが家庭学習の最大の意義だと思います。

分からなくていいのです。
お互いにアイデアを出したり、時には本やインターネットで調べてみる。
解けなければ、塾や学校の先生に子供が聞いて、帰ってから親に説明する。(この説明する行為も子供の習得に役立ちます。)
こうして共通の話題を持つことで、何でも話し合える環境を作ります。
このことは、外部からは分かりにくいいじめなどの学校で子供たちが抱える問題の早期発見につながります。
家庭学習を通して勉強だけでなく、子供の置かれている状況や考え方を把握し、必要な時は迅速な対応が取れることは非常に大事です。
子供が孤立してしまうと問題はどんどん大きくなり、気づけば取り返しのつかないことになりかねません。
そうしないためにも親子で健全な人間関係を築くことは大事です。

自分たちで子供に教えるので、塾のような料金が当然かかりません。
夜遅くに通塾する必要もないので、子供たちの身の安全を守るという意味では非常にいいです。

また、家にいるので、子供たちは分からないことをすぐに聞けるというのも家庭学習の利点になります。
子供が分からないときに教えてくれる人が周りにおらず、後で聞こうと置いておくと大抵機を逸して聞かないまま終わることが多いです。
そうして「分からない」を放置したまま勉強が進むと、自分の分からないところが増え挽回不可能に思えて、勉強するのが嫌になって「勉強嫌い」が生まれてしまいます。
よって、家庭学習で初動を適切に行えば、その後の勉強において問題になることはあまりないでしょう。

家庭学習の注意点

「分からないから自分でやりなさい。」、「先生に聞きなさい。」と言われると、子供たちは突き放されたような気持ちになります。
面倒かもしれませんが、子供たちに付き合ってあげてください。
コツとしては時間を決めることです。
そうすれば、お互いにだらだらを時間をかけることもなくなります。
1時間だけでもいいので、一緒に考えてあげてください。
この経験が先ほど述べた信頼を築くのであれば、十分にやる価値はあります。
こうして小さい時から習慣として家庭学習ができると、学年が上がって家での勉強がより必要になるとき、子供たちは苦しむことなく自然に勉強に取り掛かることができるのです。
こうして大きくなっても、親子で無意識に何でも話せる関係を維持できるのです。

学習内容は技術の進歩や学術的新発見、教育パラダイムの変化などで大きく変わります。
「自分たちが習ったときと違う」「自分たちはそんなこと習わなかった」なんてことはよくあります。
だから、親が自分の学んだことで教える前に、今の学校の勉強が自分たちのときと同じかどうか確認する必要があります。
自分たちが子供のころに勉強した内容をそのまま押し付けると、子供たちは学校で学んだことと違うので、反って分からなくなったり混乱してしたりします。
よって、親が教える前には必ず、子供たちの教科書などを見て自分たちのやり方で間違っていないか、やり方が古くなっていないかチェックしてください。

それから、教え方にも注意してください。
自分が教えられるから、問題が解けるからと言って一方的に問題を解いてみせ、子供たちに考えるチャンスを与えないのはNGです。
勉強を教えるプロではないので難しいかも知れませんが、基本はヒントを与え誘導し、子供たちに考えさせ、自ら解けるようにするのが理想です。
そうでないと子供たちは全く頭を使っていないので、理解も浅く記憶としても残りません。
また、「勉強が分からないときは全て教えてもらおう」という依存体質を作ってしまい、自分から考えることができなくなってしまいます。
できるからと言って得意になって何でも教えてあげたくなる気持ちは分かりますが、子供のことを考えるならば少し抑えて、彼らの自分から考える機会も与えてあげるのがコツです。

子供は成長に伴い、様々な壁にぶつかります。
そんな時、周りに信頼できる大人がいることが大きな救いになります。
そのための準備として家庭学習をお勧めします。
「やりなさい」と言うだけでなく、一緒に寄り添ってあげてください。
時間を共有することで子供たちの勉強を手伝うことができるばかりでなく、子供たち自身のことも多く知ることができます。
そういう意味でも家庭学習の果たす役割は大きいです。

しかし、勉強を教えるということは簡単ではありません。
特に専門家ではない保護者にとって、どうすれば子供にとって一番効果的な学習をさせてあげられるかという問題は難しいかも知れません。
教えるときの注意点に気をつけながら、子供と一緒に親自身も何らかの成長や学びがあるといいでしょう。

それでも、勉強を教えることが難しいようでしたら、専門家にお願するのも一つの手です。
葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
いつでも皆様の力になれるように準備しております。

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