塾長ブログ

2022.10.03

テスト当日、試験開始までにすること

テスト当日、試験開始までにすること

明日から中間テストの学校もあるようなので、今日はテスト前にすることを考えてみます。

勉強に関して前日までにやっておくこと

本来はテスト前日まで頑張って勉強し、テストの準備を十分整えてからテストを受けるべきです。
課題が終わっているのは当然のことです。
ワークで間違った問題や分からなかった問題は確認し質問し、必ず解けるようになってからテストを受けて下さい。

もちろんテスト勉強はこれだけでは十分でなく、学校の教科書、ノート、プリントも全て確認しなければなりません。
だから、授業のノートを取るのは必須なのですが、できていない人は友達に見せてもらい、必要ならコピーをしてください(必ず友達の許可をもらってから)。
そして、次からはきちんと自分で授業のノートを取ってください。

以上のことをやってから最後の確認として、学校の教材以外の問題集などを解いてください。
勉強で習った内容を習得するにはインプットばかり言及されますが、実はアウトプットが大事なのです。
実際に問題を解いてみることが習得を促します。
分かっているつもりでも実は分かっていなかったところも見つけ出すことができます。
よって、学校の教材以外の練習をした方がテストの点も良くなります。

課題を終わらすので精一杯という生徒はたくさんいます。
これだけでは不十分なので、満足のいく点数には達しないと思います。
しかし、最低限これだけはやらないといけません。
課題を出さないと評価が更に落ちますから。
この課題に対する議論は、また別の機会に行います。

「ノー勉」でテストを受けるのはNGです。

勉強に関して当日の朝すること

テストの前日までにやるべきことは全て終わらせ、前日は早く就寝してください。
十分な睡眠を取らないと、実力も発揮できません。
できれば前日は勉強をしないで、ゆっくりリラックスし早く寝た方がいいです。
どうしても勉強が気がかりという人は、早寝早起きをして学校に行く前に勉強しましょう。
もしくは、いつもより早く学校に行って、テスト開始まで学校で勉強をするものありです。

前日の深夜に、疲れているのに無理やり起きて勉強するのは逆効果です。
前日の徹夜勉強はお勧めできません。
若いからできなくはないでしょうが、それほど効果はありませんし、長期的に見てもよくありません。
それならば、いっそのこと早く寝て、疲労を回復させてから勉強した方が、頭もスッキリしていいです。

当日の朝は、とにかくこれまでやったことの確認作業をしましょう。
新しい問題に手を出す必要はありません。
習った内容を教科書などでざっと見直して、「ああ、こんなことがあったな」「この問題はこうやればよかったな」などと確認をします。
ワークなどで解けなかった問題だけ見て、頭の中で解き方は分かっているか、自問自答しましょう。
もし、いまいち解き方が思い出せないようならば、実際に一度書いて解いてみましょう。
やってみれば意外と思い出せるものです。

通学中、テスト前、休み時間に勉強

バスや電車で登校する人は、その乗車時間も良い勉強時間になります。
徒歩で通う人も、歩きながら勉強できなくもありませんが、くれぐれも人や車などに注意してください。
自転車の人は登校中の勉強はしない方がいいです。
危険ですから。
早く学校に着くことに集中し、着いてからしっかり勉強してください。

移動中にする勉強は、単語や用語の確認がいいです。
単語集や用語集を見ながら一つ一つ分かっているか確認してください。
できれば、「何ページから何ページまで」などと目標を決めると、より集中して勉強ができると思います。
友達がいれば、お互いにクイズのように出し合いっこをして、勉強するのも良い方法です。
問題の出し合いは学校に着いてからも続けてやっていいです。

テストとテストの間の休み時間も、テスト勉強に活用できます。
終わったテストのことはくよくよしても仕方ないので、気持ちを切り替え、「次のテストはいい点とるぞ」と言う意気込みで、最後の瞬間までを粘り強く頑張りましょう。
最期にワークや教科書にざっと目を通す。
友達と一問一答をやる。
問題の解き方を確認する。
短い時間ではありますが、一分一秒を無駄にしないように。
ひょっとしたら、ここで目にしたことがテストに出るかも知れません(意外とよくあります)。

勉強以外で気をつけること

テストまであまり時間がないので、勉強も大事ですが、ベストコンディションに持っていくことも考えましょう。
先述した通り、テストの前日は遅くまで勉強せず、ゆっくりお風呂に入って早く寝ましょう。
直前に慌てて付け焼刃をしてもそれほど効果はありません。
むしろ体調を万全にし、実力が100%出せることを考えた方がいいです。
いくら勉強しても、体調を崩して自分の力が半分も出なかったでは話になりません。
お風呂で心を落ち着かせリラックスし、十分な睡眠で疲れを癒して、心身ともにベストな状態になるように努めてください。
と言うことは、前日より前にテスト勉強ですべきことは全て終わらせなければならないということです。
そのためにも計画的にテスト勉強をしてください。

前日は早く就寝し、当日は早く起きましょう。
先ほど述べたように、最後の確認作業をしてもいいですし、そうでなくとも早く起床することは有意義です。
寝起き直後では、まだ脳も働かず良いパフォーマンスはできません。
脳が本格的に活動するには時間が掛かります。
できれば遅くともテスト開始二時間前には起きましょう。
そして、窓を開け太陽の光を浴びてください。
こうすることで体内時計がリセットされ、体のリズムが整いいろいろなことがスムーズにできるようになります。

朝食を抜くということは絶対にしてはいけません。
睡眠中一切栄養を取っていない体はガス欠状態です。
燃料補給しないと、しっかり体が動きません。
朝食を取ることで脳内もリセットされ、すっきりとした新鮮な気持ちでテストを受けられます。
かと言って、食べ過ぎはいけません。
消化に血液を奪われ過ぎると、脳内に血液が不足し、酸素と栄養が十分にいきわたらなくなります。
腹八分目がいいでしょう。
また、消化の良いものを食べるようにしてください。
テスト中にお腹を壊しては大変です。
集中したくてもできず、実力が出せません。
消化しやすく栄養バランスの良い朝食を心がけましょう。

以上、テスト当日の過ごし方についてお話しました。
ギリギリまであきらめず勉強するのは大事です。
しかし、それも体調を崩さない程度にとどめてください。
勉強も大事ですが、それ以外の点も重要です。
テスト当日だからこそ、最後の最後でこけないように注意してください。 

皆さんのテスト結果が良いものであるように祈っています。

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