塾長ブログ
2024年03月
2024.03.22
小学4年生が算数検定6級合格しました!
そして、先日初めて検定試験を受けたのですが、見事合格しました!
本日は、この喜びを皆様と分かち合いたく投稿しました。
算数検定6級というと小学年生レベルの学力が必要で、小学4年生の彼が合格するというのは大きな偉業と言っても過言ではありません。
しかし、こう言っては失礼ですが、彼は決して算数の天才ではありません。
普通の小学生です。
よって、この偉業達成には秘密があるのです。
今回はこの事例から、「好き」がもたらす勉強の効能と、「好き」を保ち続ける大切さについても考えてみたいと思います。
先ずは合格おめでとうございます
今回のことに限らず、生徒の希望が叶ったときは素直にその頑張りを称えたいと思います。
心からおめでとうの言葉を送ります。
しかし、合格には生徒の努力が不可欠であり、今回の結果もその点を強調したいと思います。
自分の努力が実力となり、そのせいかが発揮できたわけで、生徒自身もそのことを誇りに感じてほしいし、今後の生きる自信にもつながればと願います。
いずれにしても望ましい形で一区切りついたことに安堵しております。
「好き」を大切に
どうして彼が算数が好きになったのか明確な経緯は分かりませんが、重要なことの一つは「彼は算数が好き」という気持ちを持ち続けたことと、親がその気持ちをないがしろにすることなく応えてきたということです。
子どもの「算数を勉強したい」という思いを大切にし、問題集を与え、分からないときは教えてあげ、親が対応しきれないときは塾の先生に教えてもらえるように、常に子どもの気持ちに応えられる環境を整えていました。
人間、好きなことには情熱を注ぎ、率先して取り組みますから、自然と上手になる訳です。
勉強も同じで、子どもがやりたいと思ったときにやれる状況を作ってあげることが大事です。
もう一つ重要なことは、子どもの「好き」という気持ちを尊重してあげることです。
せっかく好きでやる気になっているのに、意図的でないにしても、それを否定してしまうと、自己肯定感も弱まっていきますし、毎日の生活も楽しくなくなっていきます。
日々の暮らしが楽しくなければ、生きていく喜びも薄れ、勉強に対しても投げやりになってしまいます。
特に運動や芸術など勉強以外の創造的活動も含めて、子どもが「好き」という気持ちを持っているのであれば、それを守ってあげてください。
技術的に子どもの能力が上がるだけでなく、精神的にも健全に成長ができます。
小学校に入ったとき、子どもたちは勉強に憧れ、とても明るい目をしています。
自分が一つ大人に近づいたようで、嬉しくてわくわくしています。
もちろん勉強が好きという子どもがほとんどです。
しかし、学年が上がるにつれだんだんと「勉強が好き」という子どもは減っていきます。
その理由はいろいろあります。
勉強が自分の理解を超えて分からなくなった。
そして、そのとき上手く教えてくれなかったから、そのままにしていた。
そうするとますます分からなくなり、ついていけなくなって勉強がつまらない苦痛な時間になってしまった。
または、周囲の人間が勉強を非難し、勉強することが格好悪いように言う。
理由はいろいろあると思いますが、このような勉強を嫌いになるような状況を極力避け、小学校に入学したばかりのころの、あの純粋で無垢な勉強に対するあこがれのまなざしを失わさせることのないように、子供たちの「好き」を大切にしたいものです。
「好き」なことはラッキー!
いろいろな事情で、子どもたちが将来に夢を持ちにくい状況があるのも否めません。
若者は本来あらゆることに無頓着で、だからこそ好奇心旺盛で多くのことにチャレンジし、たくさんのことを学び成長します。
しかし、どうも子どもたちからそのような生気を奪い取る、社会的閉塞感があるのも事実でしょう。
そのような現代において、子どもたちが「好き」でいてくれることは非常にラッキーなことだと思います。
運よく子どもたちが「好き」を持っているのであれば、大人としては全力で支えてあげたちものだと感じます。
社会全体で可能な限り子どもたち一人ひとりの「好き」を支えていければ、子どもたちはどんどん人として成長し、世の中もよい未来に進むのではないかと期待しています。
「好き」を持っている子どもたちの幸運に感謝し、少しでもよい方向に伸ばしてあげられればと願うばかりです。
反対に、人間は一度「嫌い」になってしまうと、もう二度と関わることでさえ嫌になってしまいます。
そうして拒絶に入ってしまえば、新しい可能性は失われ、元の関係に戻ることは非常に困難になります。
勉強も同じで、一度「嫌い」になってしまえば見るのも嫌になり、勉強に取り掛かることさえできなくなります。
こうなってしまえば、勉強をできるように改善することは難しく、仮にできたとしても莫大な時間と費用が掛かります。
現実には受験などの時間制限に生徒は追われるので、勉強嫌いになった生徒ができるようになるのはほぼ不可能です。
だからこそ、子どもたちを「嫌い」にしてはいけないのです。
こうならないためにも、大人は全力で子どもたちの「嫌い」を回避しなくてはなりません。
私がよく言うのは「勉強を好きにならなくてもいいけど、嫌いにはならないで」ということです。
まあ、私の真意も知らず子どもたちはあっさりと「勉強嫌い」と言うのですけどね。
まとめると、「嫌い」になってしまうと手がつけられなくなるので、「好き」がまだあるうちは幸運と思って、その「好き」を大切に守りましょうということです。
今回算数検定6級に合格した小4の生徒は、実は来年度から大阪に引っ越します。
偶然にもこの塾に巡り合って、自分の大好きな算数を一所懸命に頑張ってくれていたので、何かの記念になればと考え、今回の受験を提案しました。
試験日を目指してコツコツ勉強し授業でも積極的なので、教え甲斐があり一緒に勉強した日々はとても楽しいものでした。
そして、望み通り合格し、一つの形となって努力の証ができたことを純粋に喜んでいます。
彼にとってよい思い出の一つになってくれることでしょう。
しかし、この合格の裏には本人の努力だけでなく、彼の「好き」を尊重し伸ばしてくれた親御様の理解も欠かせません。
周囲の人間が協力することで、子どもはより大きく成長できます。
今回のことで勉強に限らず子どもたちの「好き」を大切に守って、彼らの成長につなげられるように力になりたいと改めて感じました。
ちなみにこの生徒は小学の算数の勉強が終わったので、すでに中学の数学を学び始めています。
2024.03.10
TKKOB会!卒業生との再会!つながる絆!
世間ではそろそろ卒業式が行われることと思います。
それぞれの学校を卒業し、たくさんの生徒が新たなステージに進むことになります。
葛西TKKアカデミーでも、これまで多くの生徒たちが卒業していきました。
苦しい受験勉強を乗り越えつかんだ栄光は、みんな誇れるほど素晴らしいものです。
まだ未熟で世の中の理もよく分からない中、不安や絶望を感じることもあったでしょう。
それでも歯を食いしばって試練に打ち勝ってきた生徒は、単純に学力を伸ばしただけではなく、精神的に大きな成長を成し遂げたはずです。
そして、苦難を克服できた経験と自信は、生徒たちにその後の人生においても簡単にはへこたれない強靭さを身に付けさせたことでしょう。
お互いに支えあい励ましあって困難を乗り越えたTKKの仲間たちの多くは、自分たちの新たな道へ飛び立った後も、折に触れて連絡を取り合い、時にはTKKとそこに通う後輩たちのために力を貸してくれることもあります。
こうして生徒たちとのつながりが切れないで続くことは、指導をしてきた私としても大変有難く、嬉しく感じている次第です。
そのような状況の中、先日、卒業生と集まってOB会を開くことができました。
みんな卒業からかれこれ7年になるでしょうか。
それぞれがそれぞれの道に進み、もうみんなすっかり立派な大人になっていました。
以前からOB会はやりたかったのですが、自分を含めみんな多忙で日程の調節に苦労しましたが、ようやくOB会を開催することができました。
このように大人になった卒業生と飲みながら色々な話に花を咲かせるというのが私の夢の一つでもあり、その夢がこうやって実現したのは非常に喜ばしいことです。
これまでの苦労が報われたと感じ、同時にこうやって集まってくれるみんなに心から感謝しています。
3月某日、月島駅に集合。
OBたちの希望で、もんじゃ焼きランチを行いました。
時間通り待ち合わせ場所にて集合したOBたちの顔はとても明るく、長年の空白をものともしないくらい再開の喜びであふれていました。
平日の午前11時はまだランチタイムには早いせいでしょうか、月島の有名な『もんじゃストリート』は開店している店もまだ少なく、人通りもまばらでした。
しかし、予約していた店に入ると店内はお客さんたちで既にいっぱいでした。
早速ドリンクを注文し、もんじゃ焼きとお好み焼きを注文。
昼間からですが、せっかくこういう機会ですし、お酒を頼んでみんなで乾杯しました。
こうやって自分が教えていた子供たちが大きくなって、立派な大人としてお酒を酌み交わすというのが私の夢の一つでした。
それが叶って、本当に幸せな一日となりました。
久しぶりの再会で話が続かないのではないかと心配していましたが、実際に会ってみるとそんなことは全くなく、TKKに通っていた当時の話、今日来られなかった仲間の話、卒業後の進路と現在に至る話など、会話が尽きることは決してありませんでした。
みんな笑顔で冗談を交えながらも、お互いに称えあう姿に、本当によい生徒に出会えたんだなと実感しました。
私は下町出身ではないので「もんじゃ焼き」には馴染みがないのですが、店員さんが手際よく作ってくれて美味しくいただくことができました。
今回は「もへじ本店」さんにお世話になったのですが、この店は有名で月島だけでも6店舗もあるそうです。
店員さんもはきはきして明るく、全てのテーブルに目を通して焼いてくれるので、もんじゃ初心者の私のような人でも安心して美味しいもんじゃ焼きが食べらえます。
お勧めです。
葛西にはもんじゃ焼きのお店がなかったので、美味しいもんじゃ焼きを食べたい人は月島まで足を運んでもらってもいいかも知れませんね。
お店が勧めてくれた『明太もちチーズもんじゃ焼き』はとてもおいしく、その後『ブタ玉お好み焼き』、『明太もちもんじゃ』とみんなでいただきました。
どれも店員さんが焼いてくれましたが、全部絶品でみんなであっという間に食べてしまいました。
自分の好きなコンピューターグラフィックの仕事について活躍している者、自分の夢であったアイドルとして頑張っている者、大学に進みこれから社会人として羽ばたこうとしている者。
みんな大人として立派に人生を歩んでいるんだと分かりました。
それぞれ不安もあるようですが、若者なのだから先のことなど考えずに、自分の思う通りに人生を進めばいいとアドバイスしました。
若い時の苦労はどんなことでも絶対その後の人生に大いに役に立ちますから。
懐かしい仲間との話題は尽きず、2時間の予約もすぐに過ぎてしまいました。
お店を出て、河川敷の桜の花が咲いていないかと思い行ってみたのですが、時期が少々早かったようで残念。
みんなまだ熱も冷めやらずという感じで、喫茶店に行くことにしました。
当てもなく月島の町をぶらぶら歩いて、たまたま見かけた喫茶店に入りました。
この店はレトロで落ち着いた感じの店で、店内にはマスターが創作された陶器などが飾ってありました。
メニューにある飲み物も有機物を使用したりとこだわりがあるようで、私の注文した『豆乳カフェラテ』もかなり濃厚で美味しかったです。
ここでも話が盛り上がり、2時間近く滞在してしまいました。
デザートを食べようということになり店を出て、また月島の町を徘徊。
駅の近くのジョナサンに入りました。
OBの一人が勧めてくれた『白玉ソフトみつ豆緑茶&黒蜜つき』を注文しました。
16時から授業があるので、私は早々にみつ豆をかっ込んで店を後にしました。
後ろ髪を引かれる思いでしたが、生徒が待っているので仕方ありません。
また、第2回の開催を約束して、ここでお別れしました。
OBたちはその後も店にのこり、かなり遅くまでおしゃべりしていたようです。
以上、OB会のご報告でした。
気づけば7年もたっていたとは驚きです。
でも、そんな時間を微塵も感じさせず、当時と同じように気さくに話しかけてくれた元TKKの塾生たちには、心から感謝申し上げたいと思います。
どの代の生徒もそうですが、いろいろ苦労し、私自身も大いに悩み不安になることもしばしばです。
それでも投げ出すことなく、最後まで支えて送り出すのは大変なことです。
毎年そんな苦しい思いをしても、その後の生徒たちの笑顔を見れば報われます。
いつも本気で生徒と向き合い、それに応えてくれる生徒たちに出会えたということは、人生における幸運というべきでしょう。
通塾中に限らずその後もこうしてつながってくれ、気の置けない関係でいてくれることは非常にありがたいと思います。
このように若者たちの人生に関われる仕事に恵まれ、ずっと彼らとの絆が保てる現状に、「自分の努力が多少は人のためになっているのだな」とやりがいをしみじみ感じます。
素直に幸せだなと実感できた一日でした。
2024.03.06
都立高校の合格も決まり、みんな高校の勉強を先取り中!
おかげさまで、TKKの生徒は全員合格が決まりました。
これも受験生一人ひとりの努力の賜物です。
心からおめでとうと言いたいです。
そんな生徒たちは現在、高校の勉強をやり始めています。
受験で合格しようとしまいと、それは一通過点でしかなく、大事なのはこの後をどのように過ごすかです。
合格しても三年間遊んで何も学ばなければ、高校生活は実りの少ないものになります。
逆に不合格でも、それをバネに頑張れば、合格した以上の実力を身に付けて次の段階に進めます。
だから、葛西TKKアカデミーでは受験の終わった生徒には、少しでも早く高校の学習を提供しています。
入学式まで約一ヶ月の猶予があります。
この時間を高校の準備の時間に当てれば、入学してから新生活がかなり楽になります。
よって、葛西TKKアカデミーでは高校の勉強の先取りをお勧めしています。
塾生でなくても興味関心のある方は、是非ご連絡ください。
新たな高校生活は中学と大違いで、知らないこと慣れないことも多く戸惑うことばかりです。
新しい規則や生活習慣、新しい生徒と先生、そして勉強はこれまと比べものにならないくらい難しく、進度も早くなります。
これらに適応するのはとても大変で、この適応への負担を少しでも軽減するために、今のうちから高校の勉強を始めていれば、少なくとも勉強に関しては余裕が多少は持てます。
これは小学から中学へ進学する生徒たちにも当てはまりますので、気をつけてください。
特に、英語は文系に進もうと理系に進もうと必要ですし、科目数も一般的に4科目に分かれるので、英語ができないと4科目も落とすことになるので、英語は本当に重要になります。
言い換えると、英語が分からなくなると成績が一気に下がり、進級進学も危うくなるということです。
だから、英語が苦手な生徒はこの時期を逃さず、中学で学んだ英語のフォローをしてください。
そして、可能であれば高校の勉強を少しでも始めてください。
また、数学も多くの生徒がついていけなくなる教科です。
これまで以上に計算も複雑になり、下手に暗算したり、いい加減に書いたりしていると、ごちゃごちゃになって正確な答えが出なくなります。
面倒でも整理して見やすく丁寧に書く習慣を今のうちに身に付けてください。
これは他の教科にも共通して言えることなので注意してください。
最初のうちは、数学の複雑さに驚き圧倒されると思いますので、受験が終わり一段落就いた時点で、高校の数学を始めた方がいいです。
国語も同じで、特に古文漢文が本格的になって追い付けなくなる生徒が増えていきます。
中学でも古文漢文はありますが、高校ほど深掘りはしないので、あまり理解してなくてもなんとなく雰囲気でできたかも知れません。
しかし、高校ではそうはいきません。
だから、今のうちの少しでも取り掛かった方がいいです。
受験が終わり新生活が始まるまでのこの時期は、これまでになく自由にできる時間の多い時です。
苦しい受験勉強という試練を乗り越えたのですから、当然ご褒美として友達と思いっ切り遊び、楽しい思い出を作り親睦を深めるのはとてもいいことだと思います。
しかし、そればかりではなく次の学校生活ことも考慮して、賢く有効にこの貴重な時間を過ごしてほしいと思います。
新生活は分からないことだらけで、それに慣れるには莫大な時間と労力を要します。
その中でも勉強は負担の大きな部分を占めます。
勉強に早めに取り掛かれば、この負担を分散させ生じたゆとりを他のことに当てられることができます。
そうすれば余裕をもって高校にもなじむことができます。
だから、新生活にうまく適応するためにも、今のうちから勉強の先取りをすることは大変意義のあることになります。
新生活のスタートを成功させるため、気を緩めすぎて勉強から完全に離れることなく、今のうちから少しずつでも準備に取り組んでください。
葛西TKKアカデミーも応援します。
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