塾長ブログ
2017.12.21
最近、「ブラック校則」という言葉を耳にします。本日は校則について考えたいと思います。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちのことを考え、彼らの力になります。
先日、世界の校則についてのテレビ番組がありました。
いろいろ興味深く見ていましたが、印象に残ったのはフィンランドの校則でした。
国際的な学力調査で常にトップクラスにある国ですが、日本のような事細かい校則と言うものはありませんでした。
本当に基本的な生活態度の注意事項くらいしか、決まりらしいものがありません。
フィンランドの生徒に日本の校則について話すと信じられないという反応でした。
「学校は勉強しに行くところで、服装は関係がない。」
日本のように服装についての決まりはないそうです。
それどころか、頭髪、携帯の持ち込みなども自由とか。
授業中、寝そべって勉強している生徒もいました。
校長先生によると、「生徒が集中して勉強ができることが大切」で生徒の自主性を重んじることでやる気を伸ばすそうです。
話を戻して、「ブラック校則」について考えます。
「ブラック校則」とは合理性もなければ必要性もない理不尽な校則で、生徒に対し「それがルールだから」と論理的な説明もできないものが多いそうです。
「ブラック校則」が注目されるようになったのは、大阪の女子高生の髪が生まれつき茶色いのを黒く染めるように強要したという事件がきっかけです。
状況や前後の文脈は考慮せず、ただ決まりだからと言って校則に合わないものはひとくくりに違反者としてしまう。
これが人権侵害、人格侵害に当たるのではないかと、「ブラック校則」をなくそうという運動が活発になりました。
確かに組織や社会において、他者の迷惑にならないように、お互いの尊厳を守るようにある程度の決まりは必要です。
でも、それがただ単に管理しやすいからと言う理由で存在するのであれば、その決まりは根本的に間違っているでしょう。
校則を「水戸黄門の紋所」のように使い、あらゆる種類の管理における免罪符にしては問題です。
誰もが存在意義と必要性を認識できるものでないといけません。
問いてみましょう、「本当に妥当ですか。」と。
いろいろ議論はありますが、私が一番懸念するのは、「ブラック校則」が意図しようとしまいと生徒たちに送っているメッセージです。
思春期の生徒は様々なことに悩み苦しみます。
自分が孤独に感じどうしていいか分からないこともよくあります。
そんな時、信頼できる大人がいればどれほど心強いことでしょう。
しかし、「ブラック校則」は彼らには理不尽な支配権力の象徴となってしまう。
理屈も通らない決まりで自分たちを縛り付ける。
一塊にルールを押し付け、自分たち一人ひとりを考えてくれない。
当然不信感が生まれ、対立か無力感に失望する。
これでは生徒たちは救われません。
民主主義の素晴らしい点は、どんな人も等しく尊重され話し合いに参加しできることです。
いくら集団指導だからと言って、個々の尊厳を汚していいとは思いません。
確かに校則としてしまえば有無も言わさず従わせられるので楽でしょう。
でも、人を育てる教育とは楽をするものではなく、生徒も大人も苦労しながら成長するものではないでしょうか。
だからこそ聖職とも呼ばれるのです。
私も非力ではありますが、教育に関わるものとして、生徒に信頼され苦楽を共有しながら、彼らの成長の糧になりたいと考えています。
2017.12.19
「ながら学習」は効果があるのか。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの交流を通して、生徒たちの勉強の仕方について考えます。
他のことには目もくれず生徒が勉強に集中している姿を見ると、大人たちは安心します。
一方、何もない環境だと落ち着かないと訴える生徒もいます。
実際に生徒たちを見ると、音楽を聴きながら勉強している者やおしゃべりをしながらしている者もいます。
勉強だけをするのと他のことをしながら勉強するのでは、どちらが効率的なのでしょうか。
1. 音楽を聴きながら勉強する
これをする生徒が非常に多いです。
でも、大人からすると音楽で気が散らないか心配です。
私の経験から考えると、勉強がはかどる場合も妨げになる場合も両方あります。
メリット
音楽を聴くことで気分が高揚しやる気になる。
リラックスして勉強内容が頭に入りやすくなる。(音楽で脳内のα波を高めると集中力が増し記憶力も高まる。)
明るい曲は眠気覚ましになる。
他の雑音をシャットアウトする。
メリット
音楽によっては集中力を損なう。(音楽を流すのではなく聴くようになると、集中力が分散される。)
脳内のワーキングメモリーを音楽が消費していまうため、勉強が頭に入ってこない。
逆に音楽がないと気分がのらず、勉強できなくなってしまう。
以上のようにメリットとデメリットがあります。
しかも興味深いのは、音楽には真逆の効果があるということです。
つまり、音楽そのものよりも、音楽の種類、聴く環境やタイミングなどが影響するということです。
だから一概に禁止するのは、もしかするとその生徒に合った勉強を奪っているのかもしれません。
2. ラジオやテレビ聞いたり見たりしながら勉強する
こちらも音楽と同様の効果が考えられます。
思考能力を使わない単純作業であれば問題ないでしょう。
しかし、高度の試行が要求される勉強では障害になるかもしれません。
要はテレビやラジオを聞き入って、そちらに神経が向かってしまうと勉強の効率を落としてしまいます。
特にテレビは聴覚のみならず視覚も持っていかれるので注意しなければなりません。
3. おしゃべりをしながら勉強する
生徒が友達を誘って自習などするときによく見かけます。
おしゃべりをしながらの勉強です。
一応手は動いているのですが、ずっと話しています。
これが単純作業であれば、リラックス効果もあり成果があると思われます。
しかし、勉強のように学習・習得を求められる場合、集中力が分散されて効果が上がらないでしょう。
集団の共同学習であればコミュニケーションを通じ学習効果が期待できます。
しかし、個人個人が異なる勉強をする場合、それぞれが違ったことを学習するので共同作業のような効果は難しいでしょう。
リラックスと安心感はあるかもしれませんが、それ以上にマイナス面が心配です。
聞くと本人たちは「やっています。」と言います。
確かにそうですが、本来10できるものをおしゃべりで5しかできないのであれば、勉強の効率という点において意味がありません。
4. カフェなど雑踏の中で勉強する
カフェで勉強する生徒もよく見かけます。
もちろんカフェは公共の場で、その人のためだけにあるのではないので、様々な人が様々な目的で利用します。
当然、静寂ではありませんし、時には隣の人がおしゃべりをすることもあります。
こちらもメリットとデメリットが考えられます。
メリット
お金を払うという行為が、それを無駄にしたくないという思いになりやる気になる。
音楽と同様に雑音がBGMの効果を生み、集中力が上がる。
家と違い、テレビやゲームなど誘惑がない。
ドリンクがありリラックスができる。
適度なカフェインは覚醒効果があり集中力も上がる。
勉強に行き詰まったら、ドリンクや軽食が食べられ、適度な気分転換ができる。
デメリット
店に長居をすると店員からプレッシャーを与えられ、店を出ないといけない場合がある。
あまりにも騒々しいとやはり集中力を損なう。
読書くらいならいいが、資料を広げて調べたり、ノートを広げて勉強できるほどの机が確保できないときがある。
費用が掛かるので、特に生徒たちは頻繁に利用できない。
以上の注意点に加え、もともと勉強するための施設ではないし、他のお客様もいらっしゃるので、迷惑を掛けないようにマナーを守りましょう。
5. lineなどのSNSをやりながら勉強する
これは以前(2017/09/02 ブログ『衝撃の結果! スマホの使用で学習効果が消える!』)書かせていただきましたので、ここでは深く触れませんのでご参照ください。
『衝撃の結果! スマホの使用で学習効果が消える!』へのリンクはこちら
結論から言いますと、これは非常に危険で是非やめてください。
勉強しても効率が上がらないどころか、「無」になってしまいます。
残念なことは、これを多くの生徒たちがやっており、本人たちは全く気にしていないということです。
道具として調べものをしたり、友達と分からないところを教えあったりするのであれば、非常に役立ちます。
しかし、勉強以外の目的で使い、そちらの方が欠かせなくなって勉強より優先されるようならば大変問題です。
実際にそうなることの方が多いので、勉強中はスマートフォンなどは手元に置かないのが賢明です。
「ながら勉強」は必ずしも悪いとは限りません。
場合によっては勉強に役立つ場合もあります。
勉強は極めて個人的なもので、人によってその方法も異なります。
だから、一律にしてはいけないとは言えません。
大事なのはメリットとデメリットを見極め、どうすれば自分の勉強の効率が上がるか考えることです。
そして、いろいろ試し、自分に最も合った勉強方法が見つかれば、それが「ながら勉強」でもいいのではないでしょうか。
2017.12.17
将来、都立高校入試でもスピーキングテスト課す方針を東京都教育委員会が発表しました。今まで以上に英語を話す力が要求されます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは英語の話す力の指導も行います。
先日、都立高校の入試にも英語のスピーキングのテストを行う方針を、東京都教育委員会が発表しました。
大学受験と同様に、民間団体と協力して実施する予定です。
採点等の理由からテストの日程は都立高校の入試とは別日程になると思われます。
まだ詳細は決まっていませんが、文科省の方針に従い英語の四技能の習得を重視するようです。
今までの試験では記述式なので、どうしても「読む」「書く」に重点が置かれ、「聞く」「話す」の指導は非常いおろそかになっていることは否めません。
そのため、実際に「face to face」コミュニケーションでうまく英語を使いこなせない生徒が続出し、英語はテストのためだけで生活においては必要ない、役に立たないものとさえ言われてきました。
この改革によって全ての英語力が試され、そのため学校教育において今まで以上に実用的英語力を強いられると思われます。
無理やりだとしても、実践的英語力の強化という点においては評価できるでしょう。
ここで気になる点をいくつか挙げたいと思います。
第一に言われるのが、大学入試でもそうですが、どのような試験にするのかということ。
面接で行うには、都立高校受験生全てをテストできる人員と場所の確保をどうするのか問題です。
更に面接官個人が評価をするようになるので、採点者によって評価が偏らないように公平性をいかに保つかも考えなければなりません。
また面接の順番によって受験生間に不公平起きないようにもしなければなりません。
例えば、先に受けた受験生が後で受ける受験生にテストの情報を伝えれば、他とで受けた受験生の方が有利になります。
また、タブレット端末やパソコンを使うのであれば、技術的なトラブルへの対応ができなければなりません。
これら実施に対する課題の解決が求められます。
次に指導の問題です。
日本の教育現場では、あまりにも長い間「話す」技能の教育が疎かにされてきました。
当然現在の指導者も、「話す」指導を実体験として受けた者は少なく、まして指導の経験も少ないので、上手に生徒たちに指導できるのか疑問です。
特にキャリアの長い先生になると、今までのやり方を変えるのは非常に困難でしょう。
年を取ればとるほど、新しい者への順応が難しい傾向がありますから。
指導者が適切に指導できなければ、その不利益をこうむるのは外ならぬ生徒です。
生徒の努力よりも教師の指導力によって生徒の合否が大きく左右される事態は避けられなければなりません。
最後に、結局学んだ英語の意義を生徒たちが見出せるのかという点です。
せっかく英語の四技能を身に付け、実践的な能力を得たとしても、それが入試のみで終わっては結局今までと変わりません。
やることが増えただけ。
「テストのための英語」からの脱却を図らないと、英語を学ぶ意義を理解することはできないでしょう。
つまり、学習の時点から生徒たちに「なぜ英語を学ぶのか」を明確に示されなければなりません。
「テストのため」ではなく、どういう場面で役に立ち、どのような可能性が広がるのか、生徒が実感できるように指導することが必要です。
そして実際にそうなんだと分かるような環境づくりも大切です。
すなわち、社会が英語を活用できる場をどんどん提示し提供できなければなりません。
英語が実生活に結びつかなければ、結局空虚で実感を伴わない「テストのためだけの何の役にも立たない勉強」になってしまいます。
入試や学校教育だけでなく、社会も含めた改革が必要だと考えます。
もちろん葛西TKKアカデミーはこのような新しい状況にも対応します。
どんなことでも生徒の最善を目指します。
2017.12.15
都立高校受験まで後70日ほど。残された時間をどうすべきかで合否が分かれます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは最後の最後まで、受験生の勉強のみならずトータルでサポートします。
都立高校の入試まで70日ほど。
そして、その前には私立高校の入試や都立高校の推薦入試と、冬休みが終わればあっという間に受験シーズンになります。
もう三年間の学習は終わっていないといけません。
(中学校によれば、まだ終わっていない科目もあるようですが、それに合わせては間に合いません。自分で勉強を進めないといけません。)
一通り習ったことの確認は終わり、もう本番に向けた実践問題を次から次へと解いていかなければならない時期です。
まだ、そこまでいっていない人は焦ってください。
(そのような人は葛西TKKアカデミーにご相談ください。)
ところで今日は、勉強よりも生活面のお話をしたいと思います。
これから70日間、どのような生活をすればいいのでしょうか。
一番気をつけなければならないことは、体調管理です。
いくら勉強できても、病気で当日試験が受けられなければ何にもなりません。
無理して試験を受けても、体調が万全でなければ実力も発揮できないでしょう。
日ごろから手洗いうがい、必要ならマスクをして風邪の予防をしましょう。
もしかかったと思ったら、すぐに病院に行って、早く治しましょう。
暖かい服装で過ごすことは大事ですが、汗ばむようなら上着を脱ぐなど、こまめに体温調節ができるようにしましょう。
必要なければ人ごみは避け、インフルエンザなどもらわないようにしてください。
周りに風邪気味の人がいればマスクをしてもらうなど、うつされないようにしてください。
もちろんバランスのとれた食事と規則正しい生活は大事です。
早寝早起きで食事も抜かずにきちんととることが理想です。
そのためには一日の生活スケジュールを決め、それに従って生活することです。
深夜遅くまで勉強しなければならないのなら、早く寝て夜明け前に勉強することをお勧めします。
最近は特に多くの生徒が勉強以外に費やす時間が増えています。
lineなどのSNSをして勉強時間を失っていませんか。
そこを改善すればかなりの勉強時間を確保できるでしょう。
手放しにくいのは分かりますが、後で損をするのは自分です。
思い切って電源を切りましょう。
また、朝型にするのは当日の試験で力を発揮するのにも有効です。
普段から試験時間に合わせてリズムを作ると、そのリズムに体が慣れているので実力が出やすいです。
朝ぎりぎりまで寝ている生活の人は改めましょう。
人間の脳は起きてから2時間くらいたたないとうまく働かないと言われています。
試験時間の2時間前には起きる癖をつけてください。
必ず太陽の光を浴びましょう。
こうすることで体内の神経伝達物質が分泌され、精神を安定させたり、やる気を出させたりします。
また体内時計の調整も行われるので、睡眠もぐっすりとれるようになります。
適度な運動も精神安定と体調管理に有効です。
最後は気の持ちようです。
「自分はダメだ。」と思うと本当にできなくなります。
自分を信じてできると言い聞かせてください。
スポーツ選手もそうですが、最終的には己の心です。
やれると思えば土壇場で120%の力を出すこともありますから。
まあ、そのためには自分に自信が持てるほどの練習が必用ですが。
残りわずか。
悔いのないように頑張ってください。
葛西TKKアカデミーは全ての生徒を応援します。
皆様の力になりたいと考えています。
2017.12.13
問題が解けないのは問題が理解できないからではないですか。葛西駅そば、葛西TKKアカデミーは読解力の低下を真剣に考えます。
テストでいくら頑張っても問題が解けないのは、問題文が理解できていないからかもしれません。
計算や暗記など機械的に答えるものはできても、国語の説明文や数学の文章題や図形、社会の資料の読み取りや理科の論理的思考などができない生徒は読解力不足が心配されます。
先日、次のような調査結果が発表されました。
問題の読み取りに関するものです。
「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。」「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名からの沿岸の警備を命じられた。」
問題:この二つの文の内容は同じか、それとも違うか。
正解は「違う」ですが、正答率は中学生で57%と低く、高校生で71%でした。
主語と目的語の関係、能動と受動の関係が分かれば違うのは明らかなのですが、書かれた単語だけを比べ同じと考えたのでしょうか。
間違った生徒は、語と語の関係を把握できなかったと想像できます。
2:「Alexは弾性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。」
問題:「Alexandraの愛称は( )である。」(1)Alex(2)Alexander (3)男性(4)女性
正解は「(1)Alex」ですが、正答率は中学生で38%、高校生で65%でした。
意外と低い気がしますが、これも文の中の単語の関係が理解できていなかったのでしょうか。
3:「微っ今日は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアに主に広がっている。」
問題:「この文脈においてオセアニアに広がっているのは( )である。」(1)ヒンドゥー教(2)キリスト教(3)イスラム教(4)仏教
正解は「(2)キリスト教」ですが、中学生の正答率は62%、高校生は72%でした。
こちらも地域と宗教の関係が読みとれれば難しくありません。
これらの問題は複雑な文の構成にはなっていないので、全て素直に読めば全員理解できると思いますが、思いのほか不正解が多い気がします。
現場でも、生徒が問題を正確に読み取れていないと感じることが多々あります。
当然、問題が理解できなければ何を求められているのかも分からないので、正しく答えようがありません。
では、どうして子供たちは問題が理解できないのでしょうか。
1:ただ問題を読んだだけ
先ず気づくのは、問題をただ読んだだけで分かると思っていること。
一回読んで理解できなければ、それは難しい問題で解けないと思う。
(不思議なことに、難しいと判断するとそれ以上解くのを止める生徒が多いです。諦めが早いというか、何度も試行錯誤して失敗を繰り返すのが怖いのか、面倒くさいのかもしれません。)
問題はこちらから積極的に読み取ろうとしないと頭に入ってきません。
「どういう意味なのか。」「どうしてそうなるのか。」と自問自答しながら読むといいでしょう。
文字をなぞることが読むことと考えてはいけません。
2:正確に読んでいない。
よくあるのが問題を勝手に読み換えてしまうことです。
単語や助詞、助動詞など勝手に違うものにして読んでいるのです。
当然、語の関係が変わってしまうので正確に問題を理解することはできません。
これは音読させるとよく分かります。
自分でも気づかないうちに文を換えてしまうのです。
いつも「素直に読めばわかる。」と言うのですが、自分の都合で思い込んで異なる文として読んでしまうのです。
改善には音読や指差ししながらの読みをお勧めします。
そうすれば気づけるチャンスが増えるでしょう。
1と2の場合に共通して見られることは、慌てて答えようとして、じっくり考えるゆとりがないことです。
これはテストなど解答のスピードを要求されることの弊害でしょう。
先に早く解くことを教えるといい加減になってしまいます。
後から正確に解けるようにするのは至難の業です
最初は正確に解く癖をつければ、スピードは後から自然についてきます。
3:語彙力がない。
しばしば触れることですが、生徒の語彙力のなさは非常に深刻で明らかです。
先日も、「妥協」「威圧」「扇動」の意味が分からないと言われました。
この程度の言葉も知らないのです。
更に意味を教えた後も、みな同じで違いが分からないと言われました。
難しい漢字はその時点で皆同じになってしまうのでしょうか。
ことわざや慣用句になれば、なおさら知らないという生徒が増えます。
聞いたことない、使ったことないと言います。
言葉を知らなければわかるはずがないです。
また、接続語や修飾語、被修飾語の関係など言葉と言葉をつなぐものも苦手です。
生徒の作文を見るとよく分かるのですが、表現力が非常に貧困です。
ワンパターンなのです。
それは普段から豊かな言葉に触れていないからで、だからこそ多様な表現が理解できないのです。
(この言語の貧困の問題を私は非常に深刻に受け止め、機会を見ては触れていますので、また別のときに議論します。)
計算や暗記などパターンの問題はできるのに、読解力や論理的思考が試させる問題ができない場合は、問題の読み取りができていないことを疑ってみてください。
そして、この問題が生徒の学習にとって深刻な理由は、これから行われる教育改革にも関係があります。
文科省はこの教育改革で、今までのような知識中心でパターン化された形式を使って機械的に処理するだけでなく、その基礎知識を使って自分で使用から必要な情報を読み取り、論理的に考え相手に正確に伝える能力を重視しています。
むしろ、これらの力が身に付いていないと、大学入試の問題などは対応できないようにする方針です。
そしてこの力は一朝一夕にできるものでなく、長い月日をかけ経験を通して身に付けるものなので、早いうちに何とかしないと手遅れになります。
新しい日本の教育でこの力の有無が大きな差となって生徒に降りかかることは明白です。
葛西TKKアカデミーは小規模個別塾という特性を生かして、この点の指導にも力を入れています。
もし子供たちに、このような不安や疑いがある場合は気楽にご相談ください。
2017.12.11
新しく変わる大学入試の共通テストの試行調査の結果が発表されました。難易度アップ、その場しのぎの勉強では対応できません。個別指導塾葛西TKKアカデミーは新テストにも対応します。
大学入試は2020年度より大きく変わります。
現行のセンター試験が廃止され、新しく共通テストになります。
現在、共通テストの実施に向けて、どのようなものにするか検討されています。
今年5月と7月にそのテストのモデルが発表され、大いに反響がありました。
これは新しいテストがどのようなものになるかを示したものでした。
11月には実際に全国の高校生に問題を解かせ、その形式がふさわしいかどうかの試行調査が行われました。
そして、その結果が先日発表され、新聞各紙にも載りました。
私見も含め今回のテストを分析します。
問題を見て私が感じた第一の印象は受験生に不親切ということです。
これは問題の内容ではなく、テストの作りそのもののことです。
各教科、資料を読み取りそれを分析し論理的に答えを導く形式となっています。
これは文科省の目指す「基礎知識を身に付け、それを使いこなす」という点によるものです。
それはいいのですが、このように資料が追加された分、今までより問題のページ数が格段に増えています。
それもよしとして、では実際に問題を解くとき、受験生はどうするかと言うと、資料を見ては問題のページを開き、考えてはまた資料のページを開く。
このようにページを行ったり来たりしながら考えなくてはいけません。
受験生にとって手間であると同時に、問題と資料を同時に見れないので、考えをまとめることが困難になります。
この点を含めて試験と言ってしまえばそれまでですが、少し配慮があっていいと思います。
問題と資料を別の冊子に分けるとか、テストの構成をもう少し見やすいものにするとかあっていいと思います。
今のままでは扱いにくいテストなので、受験生にとって時間が足りなくなることが予想されます。
第二に、これまでに比べ難易度が上がっている印象を受けます。
これは現行の形式のテストに慣れている人ならなおさらです。
答えが用意されていない記述ということで、選ぶのではなく自分で解答を作らなければならない。
文章力が試されるのです。
これはやり方を覚えればすぐにできるというものではありません。
普段から練習し経験を積まなければなりません。
資料の分析と論理的思考も同様です。
つまり、直前の付け焼刃では対処できないということです。
高校三年間をフルに使って練習しないといけません。
基礎だけでも精一杯の下位の高校ではそこまでの指導ができるか心配です。
もちろんどこまでできるかは生徒の意欲にも大きく左右されます。
しかも、私が常日頃指摘しているように、生徒が置けれているSNSの環境では、このような文章を書く機会を確保するのは難しいでしょう。
そして、この点がこなせなければ、大学入試でいい成績を取ることは望めません。
更に、選択問題でも答えが一つとは限らず、複数ある場合もあります。
単純な消去法で一つに絞るという手が使えなくなり、正答率も下がります。
本当に正確に理解し、知識を身に付けていないといけません。
基礎学力の充実も今まで以上に求められる印象です。
また、これまでも指摘された通り、採点の公平性という問題も残っています。
文科省は「答えのない問題にも答えられる」教育を目指しています。
そこで記述式の解答も要求されるのですが、答えが一つではない分、正誤の判断が採点者にゆだねられることが大きくなります。
当然採点者はそれぞれ全く同じ採点基準ではないので、採点者によって点数にばらつきが出ることは考えられます。
ここをどのように是正するのか、まだ答えは出ていません。
しかも、限られた時間内に採点しなければならず、入試のスケジュールの問題もあります。
今回の試行調査でも、記述式の結果はまだ出ていません。
時間がかかります。
最後に、テスト問題が無理やりな印象も否めません。
学校の勉強はテストのためで、実生活には役に立たないという指摘がよくされてきました。
そのような声に反論するために、学校の勉強がいかに普段の生活につながるかを示すため、問題に日常の状況設定をしたもの、資料を使ったものが多くあります。
しかし、その知識を確認する問題なら、そのような設定は要らないのではないかと感じる問題も多数あります。
単に受験生に難解な印象を与えているだけではないかと思えます。
先ほどのテストの構成の問題と同じように、純粋に学力を測るのに、作業や印象によって評価が影響を受けるというのは公正性という点で問題があるように思えます。
他にも触れるべき点はあると思いますが、とりあえず今回はここまでにしておきます。
今回の結果を受けて問題の難易度や量など調整がなされます。
しかし、内容は確定事項であって大きな変更はないと思われます。
今までと変わりなければ、教育改革を掲げた文科省の顔が立たなくなりますから。
生徒もさることながら、現場の指導に当たる先生も戸惑うでしょう。
学校がいかに新しいテストに対応できるか、指導の内容によってテスト結果が大きく分かれると思います。
これは生徒と言うより、現場の学校、教師の力の問題になります。
学校の不十分な対応で入試がふいになってしまっては、生徒は悔やむに悔やみきれないでしょう。
本当は現場の準備が十分にできてから制度の変更を行えばいいのですが、2020年度という期限は既に設定され決まっています。
少なくとも5年くらいは混乱が続くでしょう。
学校や文科省はうまくいかなかったから次は改善しますで済みますが、うまくいかなかった制度で入試をさせられた生徒はたまったもんじゃありません。
そんな制度の犠牲者になる生徒が出ないよう、葛西TKKアカデミーは全力で彼らの勉強をサポートしたいと考えます。
2017.12.09
いよいよ志望校を決める時期です。ここで高校入試のポイントである内申点について説明します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは入試の仕組みを分かりやすく説明し、進路相談も行っています。
二学期の期末テストが終わり、これまでの中学での成績が高校入試で重要な内申点が決まります。
都立高校の入試は1000点満点で評価され、そのうちの300点が調査書点で占められます。
(一部の学校では調査書点を1000点満点中400点にしているところもありますが、ほとんどの学校は300点です。)
残りの700点が入試当日の試験の点数になり、両者の合計で合否を判断します。
つまり、調査書点が高いと当日の学力試験の点数が多少悪くても合格できますし、調査書点が低いと合格には当日かなり頑張らなくてはいけないということになります。
そして、この要である調査書点は内申点から算出されます。
また、私立高校の入試でも内申点が大きな意味を持ちます。
基本的に各私立高校は受験するために必要な内申点を提示しています。
すなわち、その基準となる内申点に達していない生徒は、その高校の受験ができないということになります。
内申点が高ければそれだけ多くの私立高校が選択でき、低ければ嫌でも選択の幅は狭まります。
志望校を選ぶとき、内申点(内申点が元となって出される調査書点)が大きく影響します。
内申点とは何かご説明します。
都立高校の入試得点の出し方は少し複雑なので説明します。
学校によって多少の差異はありますが、一般的には次のように算出します。
この総合点の高い者から合格が決まります。
入試の総合点={300×(主要5教科の内申点合計×1+実技4教科の内申点合計×2)÷65}+{700×5教科の入試得点合計÷500}
先ほども述べたように調査書点で全体の3割が決まります。
それでは調査書点に基づく部分について説明します。
調査書点とは調査書の内申点から算出されます。
内申点とは通知表にある5段階評価の数字をそのまま点数にしたものです。
これを主要5教科は合計点を1倍、実技4教科は合計点を2倍して合計が調査書点になります。
つまり、オール5であれば65点になります。
オール4であれば52、オール3であれば39、オール2であれば26、オール1であれば13です。
この65点満点のうち何点取ったかを割合で出し、それに300をかけたものが調査書点に基づく部分の得点になります。
実技4教科は2倍されるので、この部分の得点を上げるには、主要5教科より実技4教科を上げたほうが効率が良いということになります。
ちなみに調査書点が1上がれば1000点の入試総得点のうち約4.6点上がるということになります。
(ちなみに入試得点では1上がると1000点満点では1.4点しか上がりません。)
1点で合否が分かれる入試では、この得点は非常に大きいのです。
内申点がいかに重要かお分かりいただけたと思います。
因みに、入試当日のテストに基づく部分は次のようになっています。
国語、数学、英語、社会、理科の5教科各100点満点で合計500点のうち何点取れたか、その割合を考えます。
これに700をかけて算出された得点が、入試当日の学力テストの部分の得点となります。
以上、内申点についてお分かりになりましたでしょうか。
入試についてよくわからない、志望校決定に悩んでいる、その他質問がある方は、遠慮なく葛西TKKアカデミーまでお問い合わせください。
2017.12.07
「アクティブラーニングって何?」これから変わる日本の教育のキーワード!新指導要領に向け、もう始まっています。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーはアクティブラーニングに備えます。
学校に通うお子様をお持ちの家庭はご存知かと思いますが、2020年度より日本の教育が大きく変わります。
新しくなる指導要領では、これからの社会に活躍できる人材育成を目指し、知識偏重の教育ではなく、学んだ知識を用いて答えが一つではない様々な問題に生徒が取り組める教育を目指します。
その中のキーワードがアクティブラーニングです。
例えば数学の方程式を解く問題であれば、誰がやっても答えが同じで決まっています。
しかし、「学校の部活動で部員が活発に取り組むようにするにはどうすればいいか。」という問題は決して答えが一つではないし、決まった正解がある訳でもありません。
でも、このような問題は私たちが生きるうえでたくさん直面するものです。
今までの知識偏重の教育は、課題を与えられ解法も与えられて、それを処理するには大いに役立ちます。
しかし、今後はそのような機械的な処理はAIが担うので、人間はそうではない分野で活躍できなければならないと考え、今回の教育改革となった訳です。
では、実際にアクティブラーニングとはどんなもので、どのように子供たちに解答のない問題に取り組むようにさせるのでしょうか。
英語ならば、「発展途上国の人々が教育を受けられるようにすればどうすればいいか。」という課題を与えます。
生徒たちは自分たちで「発展途上国の教育の実態」調べます。
そして、自分たちでどうすればいいか話し合います。
最後に英語でプレゼンテーションをします。
この過程で、英文の資料を読まなくてはならなくなれば、自分たちで単語や文法を調べます。
意見交換も英語で行い、自分を英語で表現するにはどうすればいいか考えます。
もちろんプレゼンテーションも英語なので、自分たちで調べ英文の原稿を作ります。
今までのように与えられて覚えるのではなく、自分たちで必要に応じて調べ学ぶのです。
この過程で英語の知識だけでなく、論理的思考や途上国の実情などを学ぶのです。
そして意見交換では相手の意見を要約し正確に理解し、更に相手を説得するにはどうするかというディスカッションの能力も求められます。
こうやって英語の知識と運用能力を身に付けるのです。
これらの事柄を身に付けられるアクティブラーニングは非常に理想的な教育方法に思われます。
しかし問題はこれが実践できるのかということです。
アクティブラーニングにおいて教師の役割は知識を与えるというより、生徒が活発に学ぶように促すことです。
これには知恵と知識と多くの経験が必要です。
なぜなら生徒の状況は一様ではないので、状況に応じて臨機応変な対応が求められますし、授業を盛り上げるために時には冗談や笑いのネタなども言えないといけません。
課題も様々なのでどんな問題でも対応できる幅広い教養が必用です。
経験がないと、機転を利かせ生徒の気持ちを盛り上げ、自主的にやる気にさせるのも難しいでしょう。
しかも、生徒の行動に頼る部分が多いので、狙い通りの内容を身に付けさせるのも大変ですし、時間も今まで以上にかかるでしょう。
限られた時間で、指導要領に書かれている全ての要項を習得できるかどうかは、指導者の技量にかかる部分が大きいのです。
そもそも、今まで基礎的知識を身に付けさせるだけでも精一杯だったのに、更にそれを使って論理的に展開し課題に取り組むまで持っていけるのでしょうか。
また、それぞれの生徒で異なる学力や性格、姿勢などをどのように評価すべきなのでしょうか。
よくあるのが、どうしても人前で発表するのが苦手で何も言えない、もしくは発表するのが面倒くさい、そんな生徒をどのように見なすかです。
相手の意見を面白いと思う、自分の考えを言うのが楽しくなる。
これは生徒の問題というより、そのような気持ちに生徒を導けるかという先生の問題とも捉えられます。
いかに生徒の知的好奇心を刺激し、授業を活気づけられるかによって、生徒の学びも大きく左右されます。
解答のある問題であれば簡単に正誤を付けられますが、解答のない問題はどうすればいいのでしょうか。
他にもアクティブラーニングを実践するにおいてクリアすべき課題はたくさんあります。
上手くいけば非常に有効な教育方法ですが、そうでなければ結局基礎知識すら身に付かない可能性があります。
学ぶ側もアクティブラーニングの意図をよく理解して、授業を受けないとやはり意義が薄れてしまいます。
以上の点に注意してアクティブラーニングを有効に活用できるようにしましょう。
2017.12.04
何と、中学生の15%が「日本人だけど、日本語ができない」そうです。これでは問題を解くどころか、日常生活にも支障が出ます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちの言語能力に注目し指導します。
先日、新聞に中学生の15%が日本語を正しく理解できていないという記事がありました。
ただ文字が読めないのではなく、文章に込められた内容を正確に理解できないという問題です。
15%の生徒は表記されていない主語が正しく推測できないなど、初歩的な言語能力すら身に付いていなかったそうです。
そして約半数は推論や二つの文章の同異が十分に理解できていなかったそうです。
実際、私も生徒たちの読解力のなさに驚くことがあります。
本人は文字がきちんと読めるので理解した気でいるのですが、内容を詳しく問い詰めると答えられないことがあります。
「理解できていない」ということすら分かっていないのです。
だから問題が的確に理解できない。
問題が理解できなければ当然正しく答えることはできません。
テストができない生徒は、勉強が身に付いていないのではなく、問いにあったアウトプットができないのかもしれません。
言語運用能力の欠如は勉強やテストができないだけの問題ではありません。
日常生活にも大きな支障をきたします。
説明書を見ても機会の操作や組み立てができないなんてことが起きます。
会社などの組織でも、指示が理解できず求められる行動ができないことも考えられます。
このような高度な言語能力はやはり学生時代に勉強を通して養うべきものですが、この現実はそれができていないことの証拠でしょう。
その要因は学校の授業というより、生徒の生活環境の変化にあるのでしょう。
特にSNSの普及は見過ごせません。
内容の正確性より即答が求められ、表現が短縮され、しかもレトリックがパターン化され短調になっています。
そうすると豊かな言語に触れる機会が失われ、限られた普段目にする言葉以外は理解できません。
私も生徒と接し、誰もが知っているようなことわざなどを知らないと分かったとき、愕然としました。
しかも、SNSの言葉は文章ではなく、「り」とか「卍」と言った単発の語(ラインスタンプや絵文字を考えると記号)であることが多いのです。
小説はおろか、新聞の記事や1ページほどの文章でさせ、文字が多く読むのが面倒くさいと感じ、日頃から文章を読まない生徒が多くなっています。
マンガや動画など映像ばかり見ていると、文を読んで情景を想像したり、展開を推測する訓練が乏しくなり、脳の発達にも大きく影響します。
結果、先ほど申したような抽象的概念や論理的思考が読み取れなくないと考えられます。
そしてこれは文章の読解にのみとどまらず、日常の言語コミュニケーションにも支障をきたすのです。
一応会話も読み書きもできるからこそ、この言語能力の問題は気づきにくくなっていますが、皆様も注して子供たちを見てみてください。
少しでも心当たりがあれば、早めに手を打った方がいいでしょう。
その子の人生に関わる問題と言っても過言ではないからです。
2017.12.01
受験も控えたこの時期、いつも以上に対象管理に気をつけてください。葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの健康を考えます。
季節が変わり、これから冬に向かいます。
受験も近づき最後の追い上げにいそしむこの時期、体調管理は非常に重要です。
病気になってしまえば勉強どころではなくなりますし、ましてや当日試験を受けられなかったとなれば目も当てられません。
無理して試験を受けても、実力が出せなければ合格は難しくなります。
そこでやはり予防が第一です。
受験生は特に、いつも以上に気をつけましょう。
インフルエンザの予防接種を受けたり、マスクをしたり、外出から帰ったら手洗いうがいを徹底したり。
できるだけ人ごみは避け、ウィルスをもらわないようにしましょう。
体が慣れていない季節の変わり目は特に、外に出る時は暖かい服装で風邪を引かないようにしてください。
ただし、室内にいる時は上着を脱いで汗をかかないようにしましょう。
汗が冷えると風邪の原因になります。
家族や友人など身近な人で風邪にかかっている人がいれば、マスクなどをしてもらい、うつされないようにしてください。
遠慮して言わないで、こちらが風になっては大変です。
受験で忙しいとは言え、十分な睡眠は必要です。
体を休めないと病気に対する抵抗力が弱まります。
できれば6時間は睡眠時間を確保してほしいです。
また、十分に栄養を取り、バランスのとれた食事をすることも体を強くします。
特に風邪にはビタミン類が有効と言われています。
朝食を抜くということは絶対にやめてください。
朝、食事を取らないと体が目覚めず、脳もエネルギー不足で十分はたらかなくなります。
病気の予防と勉強の効率の両面から、食事と睡眠は気を付けなければなりません。
もしうまくできていないようでしたら、今の状況を記録し目に見えるようにしましょう。
そうすれば自分がいかに悪い状況にあるのかが分かります。
自覚すれば対策を講じることは簡単です。
また、勉強ばかりで家に閉じこもりっきりもよくありません。
休憩時間に軽い運動をすることは血行をよくし、免疫力も上がります。
後、精神的な健康も大事です。
不安とストレスの多い時期、気分転換などでうまく発散し、安定した精神状態でいることが大事です。
要は勉強と息抜きのメリハリをつけるということです。
長い受験勉強をやり切るには両方が必要です。
最後に、少しでも体調がおかしいと感じたら無理はせず、すぐに医師に診てもらってください。
早い対処が肝心です。
残りわずかです。
受験に悔いを残さないよう、体調管理にに気をつけましょう。
皆さん勉強頑張ってください。