塾長ブログ
2017.12.09
いよいよ志望校を決める時期です。ここで高校入試のポイントである内申点について説明します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは入試の仕組みを分かりやすく説明し、進路相談も行っています。
二学期の期末テストが終わり、これまでの中学での成績が高校入試で重要な内申点が決まります。
都立高校の入試は1000点満点で評価され、そのうちの300点が調査書点で占められます。
(一部の学校では調査書点を1000点満点中400点にしているところもありますが、ほとんどの学校は300点です。)
残りの700点が入試当日の試験の点数になり、両者の合計で合否を判断します。
つまり、調査書点が高いと当日の学力試験の点数が多少悪くても合格できますし、調査書点が低いと合格には当日かなり頑張らなくてはいけないということになります。
そして、この要である調査書点は内申点から算出されます。
また、私立高校の入試でも内申点が大きな意味を持ちます。
基本的に各私立高校は受験するために必要な内申点を提示しています。
すなわち、その基準となる内申点に達していない生徒は、その高校の受験ができないということになります。
内申点が高ければそれだけ多くの私立高校が選択でき、低ければ嫌でも選択の幅は狭まります。
志望校を選ぶとき、内申点(内申点が元となって出される調査書点)が大きく影響します。
内申点とは何かご説明します。
都立高校の入試得点の出し方は少し複雑なので説明します。
学校によって多少の差異はありますが、一般的には次のように算出します。
この総合点の高い者から合格が決まります。
入試の総合点={300×(主要5教科の内申点合計×1+実技4教科の内申点合計×2)÷65}+{700×5教科の入試得点合計÷500}
先ほども述べたように調査書点で全体の3割が決まります。
それでは調査書点に基づく部分について説明します。
調査書点とは調査書の内申点から算出されます。
内申点とは通知表にある5段階評価の数字をそのまま点数にしたものです。
これを主要5教科は合計点を1倍、実技4教科は合計点を2倍して合計が調査書点になります。
つまり、オール5であれば65点になります。
オール4であれば52、オール3であれば39、オール2であれば26、オール1であれば13です。
この65点満点のうち何点取ったかを割合で出し、それに300をかけたものが調査書点に基づく部分の得点になります。
実技4教科は2倍されるので、この部分の得点を上げるには、主要5教科より実技4教科を上げたほうが効率が良いということになります。
ちなみに調査書点が1上がれば1000点の入試総得点のうち約4.6点上がるということになります。
(ちなみに入試得点では1上がると1000点満点では1.4点しか上がりません。)
1点で合否が分かれる入試では、この得点は非常に大きいのです。
内申点がいかに重要かお分かりいただけたと思います。
因みに、入試当日のテストに基づく部分は次のようになっています。
国語、数学、英語、社会、理科の5教科各100点満点で合計500点のうち何点取れたか、その割合を考えます。
これに700をかけて算出された得点が、入試当日の学力テストの部分の得点となります。
以上、内申点についてお分かりになりましたでしょうか。
入試についてよくわからない、志望校決定に悩んでいる、その他質問がある方は、遠慮なく葛西TKKアカデミーまでお問い合わせください。