塾長ブログ
2022.02.07
集中力のない子供に勉強させる方法
勉強してもすぐに飽きて周りにあるものをいじり出す。
手が止まってぼーっとしている。
時間ばかり過ぎて一向に勉強が進まない。
きつく言うととりあえず勉強に取り掛かるが、少し時間をおいて覗いてみるとまた別のことをやっている。
皆様のお子様はどうでしょうか。
勉強をやらせてもすぐに飽きて違うことばかりやってしまう。
こんな悩みを抱えている親御さんは多いと思います。
集中力のない子供の勉強をどうすれば進めることができるでしょうか。
子供も千差万別なので、この方法で絶対ということはありません。
だからこそいろいろ試して、その子に合った方法を見つけましょう。
ということで本日は、使えそうな方法をいくつか挙げてみます。
どうすれば飽きっぽい子供に勉強させられるか
子供たちに勉強させなければいけないのに、肝心の当人がもたもたと勉強に取り掛かるのに時間が掛かる。
ようやく始めたと思っても、気づけば別のことをしている。
親としては焦りイライラして、ついきつく言ってしまいますが、時間が経てばまた他のことをやっている。
こんなことを繰り返すばかりで、いつまで経っても勉強がはかどらず、ストレスでまいりそうな人も多いことでしょう。
子供を扱うのは本当に難しい。
私もよく悩みます。
恐らく本人たちは勉強の重要性を十分には理解していないのでしょう。
まだまだ未熟故、分からないのかも知れません。
特に、小学や中学の生徒は好き嫌いや気が向くか向かないかが行動の決定に大きな影響を与えるます。
高校生のように理性や理屈で自分の行動を律するには、まだ発達が不十分なのです。
そうなれば、小中学生の可能な範囲で(嫌になったり飽きたりしない範囲で)勉強できるように仕向けるのがいいでしょう。
そこで、以下のことを提案します。
試してみてください。
1. 勉強する時間を短くする
集中力のない子供に長時間の勉強を強いても逆効果です。
勉強そのものを放棄してしまいます。
「え、そんなに長くやらなければならないの。」と思わせてはいけません。
長続きしないので、できるだけ短く区切り、休憩を踏まえながらやるといいかも知れません。
時計を置くべきかどうかはわかれるところですが、時計がない方がいい場合があります。
気づいたら「随分勉強したな。」と思わせられればベストです。
ここで注意するのは、時間で区切るのでなくタスクで区切ることです。
時間で区切ると何もしなくても終わってしまいます。
何問とか何ページと言うように具体的にどこまでやったら休憩かを決めます。
くれぐれもタスクをたくさんやらせないようにしてください。
短く小刻みにたくさん回数をやらせるのがコツです。
慣れて数をこなせるようになったり、短時間で終わらせられるようになったりしたら、少しづつ増やすのもいいです。
2.自分の好きなもの得意なものからする
勉強する順番も大切です。
嫌なものからやらせると、それだけで気分が落ち込みうつ状態になることもあります。
「嫌だ。」という気持ちを持たせたら、集中はおろか勉強そのものを拒否してしまうかもしれません。
先ずは取り掛かりやすいものから始めましょう。
好きな教科、得意な教科なら集中力も持続するでしょう。
そこで調子が出れば、苦手な教科でも多少は進むかもしれません。
仮に苦手な教科まで手が回らなくても、全くできないよりはましです。
それ以前に嫌いな教科を作らないように心がけることが肝心で、一度嫌いになってしまうとそれをなくす、その教科に取り組ませることは困難になります。
好きにならなくても嫌いにならないようにするのがコツです。
3.子供がやった成果を褒めましょう
嫌々ながらも子供たちが頑張って成し遂げたことは褒めてあげましょう。
「これだけしかできないの。」なんて子供の心をくじくような発言はいけません。
例え少なくても、苦しいのを乗り越えて頑張った結果はきちんと認めなくてはいけません。
褒められれば気分がいいものです。
次にやる励みになります。
マイナスの面に触れるなら、必ずプラスの面にも言及してあげてください。
そして、マイナス面を指摘しなければならないときは、的確に明確に手短にしてあげてください。
長々と話すのはモチベーションを下げてしまいます。
嫌な気持ちがあれば当然勉強に集中はできません。
ただ責められるだけはつらいものがあります。
褒めることで自己肯定感ができれば自分に自信が芽生え、勉強だけでなく様々なことに取り組めるようになるでしょう。
とりあえず三点ほどお話しました。
他にも方法はありますので、そちらは明日、触れたいと思います。
勉強は本来楽しいものです。
楽しいことは時間を忘れ他に目もくれず集中してできます。
小学校低学年で勉強嫌いの子は少ないです。
しかし、不幸にも学年が上がるにつれ勉強嫌いの子供は増えます。
その理由は様々です。
時には大人の何気ない言葉であったり、行動であったり、期待であったり。
プレッシャーが子供の心を勉強から遠ざけ、勉強を続けるのがただ単に苦痛になることもあります。
発達障害など最近は注目されていますが、子供たちの集中力のなさは我々大人に責任があるかもしれません。
そのことに気を留めながら、子供と接するとき、特に勉強に関しては慎重に考えながら行動しましょう。
修正がきかなくなってからでは手遅れです。
子供たちの心理に十分配慮しながら、子供たち勉強をさせる工夫をしましょう。