塾長ブログ

2022年04月

2022.04.10

中学生の塾の選び方

中学生の塾の選び方(その一)

新年度を迎え学年が上がると勉強もだんだん難しくなっていきます。
新しい学年でもちゃんと勉強についていけるように、新たに通塾を考えているご家庭も多いことと思います。
特に中学生になると勉強がより難しくなって、これまでのように家庭で子供の勉強を見てあげるのができなくなってきます。
そこで今回は塾選びのポイント(特に中学生)を考えてみます。

塾に行く目的、理由を考えよう

塾を選ぶにはまず、子供がどうして塾に行かないといけないのか、その目的や理由をはっきりさせる必要があります。
そして、この目的、理由に基づいて塾選びをしないと自分の目指す目標に上手くたどり着けません。
塾と言っても、その形態やカリキュラム、指導科目や対象者は異なります。
自分は勉強の基礎からしっかり教えてもらいたいのに、進学塾の難関クラスに入ってもついていけないでしょうし、生徒自身もだんだん勉強に疲れてかえってマイナスになるでしょう。
だから、自分は何のために塾に行くのかはっきりさせて、それに合った塾を選びましょう。
「周りが通っているから自分もいかないといけない気がして、なんとなく塾を選んでしまった」ではいけません。

では、それぞれの理由に合わせた塾のタイプを紹介します。

1.特定の教科、科目だけ勉強したい

自分の苦手な分野や受験に必要な教科だけ集中して勉強したい人たちです。
このような生徒は個別指導塾がいいでしょう。
個別指導塾は、他の生徒と一緒に学習するわけではないので、個人に合わせて柔軟にカリキュラムや授業内容を変更してもらえます。
また、夏休みや冬休みなど長期休暇で短期の講座を受けて、特定の教科を勉強するのもいいでしょう。

2.特殊な生徒の学習環境に合わせた勉強をしたい

個別指導塾は一人の先生に一人か二人の生徒を見ます。
よって、個人の事情を先生がよく理解してくれ、それに合わせた授業を用意できます。
部活が忙しい時は勉強量を調節することも可能だし、定期テスト前に集中して教えてもらうこともできます。
従って、特に部活が忙しい生徒に適しています。
また、私立中学校など独自のカリキュラムも持っている学校の授業のフォローにも、授業内容の調節が容易な個別指導塾は向いています。

3.一人で勉強するのが苦手で、しっかりと勉強を管理してほしい

学年が上がるにつれ勉強が難しくなっていく中、自分一人で勉強をするのに自信がない生徒も個別指導塾がお勧めです。
個別指導塾は先生と生徒がいつもコミュニケーションを取りながら、分からないときはすぐに質問ができ、その場で問題解決ができます。
生徒や家庭の希望に沿った学習計画を作ってくれたり、学校の宿題を見てくれたり、生徒たちに合った勉強法のアドバイスをくれたります。
こうして生徒の勉強を近い距離から綿密に支えてもらえるので、生徒も安心して勉強を進めることができます。

4.自分のペースでどんどん勉強を進めたい

周りを気にせず自分のペースで勉強を進めたい生徒には、映像授業やオンライン授業(こちらはライブではなく配信タイプ)がいいでしょう。
本人が望めば学校より先の勉強もできますし、分からないときは同じ映像を繰り返し好きなだけ見ることができます。
また、応用問題を選んですることもできます。
ここで注意しなくてはならないことは、この場合、生徒がきちんと自己管理できて、自分でしっかり勉強を進められることが必要です。
自分のペースで進められるということは、自分のペースで怠けることもできるということです。
生徒ができなければ、周囲の人間がきちんと学習状況を把握し、進んでいないときは後押しできる体制が必要です。

5.一緒に勉強する仲間がほしい

一人では難しいが、周囲に一緒に勉強する仲間がいると「やらないといけない」というプレッシャーになってやる気が出る。
お互いにライバルになって切磋琢磨して、勉強を伸ばしたい。
他の学校の生徒とも交流したい。
このような場合は集団指導塾がいいでしょう。
一度に多くの生徒を相手にするため、進度やカリキュラムが決まっています。
同じ学校の生徒だけでなく他校の生徒もいて、一緒に勉強しながら常にテストなどで順位をつけることで競争心が芽生え、モチベーションが上がります。
自習室で勉強している他の生徒の姿が刺激になって、各生徒も「やらないと」と感じられます。
こうして同士を作って勉強したい人には、集団指導塾の方がふさわしいでしょう。

一般に成績の低い生徒は、過去にさかのぼって勉強したり、個々の特性に合わせた指導が必要なので個別指導塾の方が向いています。
成績が平均的な生徒は個別でも集団でもどちらも考えられますが、「勉強習慣はあるが成績が上がらない」生徒は個別、「成績は悪くないが勉強習慣がない」生徒はお互いに切磋琢磨する集団がいいでしょう。
成績上位の生徒は、上位向けの特別コースのある塾を選びましょう。
自分の実力を高め、高い意識のまま勉強ができます。

カリキュラムを知ろう

塾によって何を教えるのかは様々です。
どの塾も自分の希望する授業を提供できるとは限りません。
資料を見たり担当の先生と相談したりして、その塾がどのようなカリキュラムを持っているか調べてください。
英数は多くの塾で教えているのですが、国理社は指導していない、または定期テスト対策のみという塾もあります。
基礎学力養成コースとか難関校受験対策コースとか、たくさんのコースを設けている塾もあり、そこでは対象となる生徒が異なります。
自分の必要としている授業を本当に受けられるのか必ず確認してください。
カリキュラムだけでなく授業の進め方もチェックした方がいいです。
例えば、予習を前提として授業を進めていく塾なら、部活に忙しい生徒には予習時間を確保しにくいので難しいと思います。
生徒に過度な負担にならないか気をつけないといけません。

どんな先生がいるのか知ろう

塾に通うに当たって、先生は重要な要素です。
本当にきちんと指導してくれるのかはもちろん、その指導スタイル、経験とスキルや資格など事前に知っておいた方がいいでしょう。
また、例え良い先生であっても生徒との相性もありますので、うまくいかないこともあります。

集団指導で上位校を目指すクラスの先生は、豊富な実績と知識、進学校に対する情報を多く持っていたりします。
志望校に合格できるよう、生徒の成績アップのために熱心な指導をする反面、ついついスパルタが過ぎて生徒に厳しく当たる(時には生徒の心を傷つける)こともあります。
一方で基礎レベルの先生は。勉強嫌いの生徒が継続して勉強に取り組めるように優しく生徒の様子を見ながら指導を行うことが多いです。
こうして時間をかけて信頼関係と強い絆を築くのです。

また、専任の先生かアルバイトの先生かも注意しましょう。
専任の先生は長い指導経験を持ち、生徒が分かりやすくやる気になる授業を行うノウハウを知っています。
担当の教科の知識だけでなく、進学する高校の情報や受験に必要な勉強内容と方法も教えてくれます。
それに対してアルバイトの先生は生徒との年齢が近く、親しみの持てるお兄さんお姉さんと言った感じで、すぐに慣れいい意味で緊張なく勉強に取り組めます。

先ほど述べたように人間には相性があり、どんなに素晴らしいと言われる先生でも自分には合わないということもあります。
事前に、既に入塾している生徒や保護者から塾の様子やどんな先生がいるか聞くのも大事ですが、大抵塾には体験授業があるので、そこで実際に授業を受けてみて、この先生となら一緒にやっていけるかどうか考えてみてください。

評判を調べよう

最近はインターネットが発達しており、特に大手の塾であれば評判や口コミがまとめられたサイトも簡単に見つかります。
それを参考にするのはいいのですが、こういったものは個人で意見が別れたり、投稿者が深く考えずに無責任に書いている場合もあるので注意しましょう。
実際に通っている生徒や保護者の声を聞くのもいいでしょう。
しかし、いくら評判がいいからと言って、必ずしも自分の子供に合っているとは限りません。
逆に、悪い評判があっても、いざ通ってみると案外ぴったりということもあります。
大切なので、評判を信じ込み過ぎず、最終的には自分の目と耳で判断するということです。

料金について詳しく聞こう

ここが多くの保護者の方々にとって気になるポイントでしょう。
基本的に塾には次のような料金がかかります。

・入会金・年会費
・月謝(授業料)
・教材費
・テスト(模試)代
・春期・夏期・冬期講習代
・設備費

入会金は塾に入ったときにかかる費用で登録料となっている場合もあります。
年会費は毎年払わなければならない費用で、月謝(授業料)は毎月支払う料金です。
教材費は基本的にテキスト代で、業者が提供する模試やテストを受けるときは別途料金が発生します。
春、夏、冬の学校の長期休暇ではそれぞれ講習があり、多くの塾では受けるのが必須となっています。
最後に設備費は、塾で使うコピー代や光熱費などが含まれます。
授業料と設備費が一緒になって請求される場合もあります。

これらは塾によってまちまちなので、「授業料が安いからいい」と思って入塾すると、後からいろいろな名目で料金を請求される場合もあります。
また、最近はやりの「成績保証」とあるから成績が上がらないときは全額返金してもらえると思っていると、実際には細かい規定が書かれていて、成績が上がらなくてもお金が返ってこないこともあるので注意しましょう。
また、一ヶ月の授業数が4回のときと5回のときで料金が変わる塾もあります。
休んだときに振替をしてくれる塾、してくれない塾があります。
そして、振替ができない塾、できるとしても有料になる塾もありますので、こういった点も確認しましょう。

事前に「いつ、何にいくらかかるのか」「どのような料金プランになっているのか」きちんと説明を受け、疑問があれば必ず質問し、全てを明らかにしてから決めましょう。
そうでないと、「こんなはずではなかった」なんてことになります。

塾の場所や環境を知ろう

多くの生徒は学校が終わってから塾に通うので、塾に行くのは基本的に暗くなってからになります。
夜遅く生徒一人で帰らないといけないとなると、防犯上心配です。
通う道が明るく安全か確認しましょう。
また、塾が遠すぎると通うだけで疲れてしまうし、公共の交通手段を利用する場合は時刻をしっかり確認しないと、夜にバスや電車が来るまでずっと外で待たないといけなくなるかも知れません。
親が車で送り迎えするなら車を駐車する場所があるか、自転車で通うなら駐輪場があるかどうか調べましょう。
遠すぎず安全に通えるかも大事なポイントです。

最近ではオンライン授業があるかどうかも注目されています。
もし、オンライン授業があれば、家からの距離や天候などに左右されず授業を受けられるからです。

サポート体制があるか知ろう

普段の学習の指導だけではなく、進学や成績アップのためのきめ細やかなサポートがあるかどうか見てみましょう。
つまり、定期的な二者面談や三者面談だけでなく、必要な時はいつでも連絡を取り合ったり相談できる体制があるということです。
特に志望校選択において、生徒の実力や希望に合わせて、どの学校を目指すとよいかアドバイスが的確にできる塾は心強いです。
ただ教えるだけでなく、それ以外の点(時には生活や体調、悩みなどの相談)でも十分に生徒を支えてくれるか考えましょう。

安易に決めない

後で安くない料金を払わないといけないので、塾選びは慎重にしっかりやりましょう。
本当にこの塾でいいか、最後までやれるか考えましょう。
安易な気持ちで行くのではなく、お金を払って通うのだから、元を取って更にそれ以上身に付けるくらいの気概があった方がいいです。
単純に、「友達が通っているから自分も行く」ではいけません。
確かに友達がいれば安心感につながりますが、それが馴れ合いや自縛になって、本来の目的が達成できなければ本末転倒です。
協力して勉強するならいいですが、友達だからと言って、ついつい勉強以外のことに流されないようにしてください。
何のために塾に行くのかをしっかり考え、時には友達付き合いより勉強を優先できるような強い意志を持っていないといけません。

できるだけ情報を集めよう

大まかな話を聞いて、初見ですぐに入塾を決めないようにしましょう。
決断は慎重かつ的確でないといけません。
塾の先生の話や資料などできるだけ多くの情報を集めてから決めてください。
そして、一つの塾だけではなく、いくつかの塾を調べ、比較検討しましょう。
体験授業は必ず受けてください。
いくら資料や話で良さそうでも、実際に受けてみないと自分に合っているか分からないものです。

親子でしっかり話し合いをしましょう

実際に塾に通って授業を受けるのは子供たちです。
自分がお金を出すのだからと親が強制的に決めてはいけません。
逆効果です。
親子でしっかり話し合いを重ね、時には子供の意見を尊重し、子供にどうして塾に行くのか理解してもらわないと長続きしないでしょうし、期待した効果は出ないと思います。
結局、勉強は本人がするもので、周囲の人間はサポートするぐらいしかできないのです。
本人がやる気がないのに、周りがいくら頑張っても結果は出ません。
「自分は学びたい」という意思、「自分は頑張らないといけないんだ」という自覚を持たせるようにしてください。

塾選びは慎重にやってやり過ぎるということはないでしょう。
「通って合わなければやめればいいや」ではお金と時間の浪費になってしまいます。
今回述べたポイントをしっかり押さえたうえで塾を選んでください。

でも、一番忘れてはいけないことは、「塾に行って学ぶのは子供自身なのだ」ということです。
子供を無視して決めてはいけません。
しっかり話し合い、必要ならば丁寧に説明し説得しないといけません。
そして、本人が納得して合意して、ようやく塾に通う意味が出てくると思います。

更に、親子の話し合いを通じて子供自身が自分の将来をどのように考えているのかも分かってきます。
子供の夢を叶えるために、時に親は、自分の考えと違っていても妥協してあげるのも必要です。
仮に、将来の夢や進路がはっきり分かっていなくても、親子でコミュニケーションをとることは、お互いの理解と信頼を深めます。
そして、塾に入る目的や将来の目標が見えてくるのではないでしょうか。
自分の経験や失敗を話してあげると説得力が増しますし、子供も「へえ、そうなんだ」と驚き、人生の先輩としての助言を誠実に受け止めるかも知れません。

このように塾選びを親子の会話のツールとして使ってみるのもいいと思います。
子供を孤立させず、近しい関係に置いておくことは、様々な問題に対する予防にもなります。
塾のホームページや冊子などを、子供と一緒に見て会話を楽しんでください。

最後に塾選びで困ったときは、葛西TKKアカデミーにお問合せください。
決して葛西TKKアカデミーを押し売りはいたしません。
一緒に話し合い考え、お子様の未来に一番最適な塾選びのお手伝いをしたいと考えております。

塾は千差万別で、向き不向きもありますから、自分にぴったりのものを探してください。

2022.04.09

塾に入るタイミングはどうすればいい?

塾に入るタイミングはどうすればいい?

塾通いを検討されている方で、いつから子供を塾に行かせればいいか悩んでいる方も多いと思います。
塾は決して安くはありません。
「できれば塾に行かなくても頑張ってほしい。しかし、そのままではどんどん勉強に追いつけなくなって、成績が下がり進学が危うくなる。」などと悩んでいることと思います。
そこで今回はいつから塾に通わせるといいのか、そのタイミングについて考えてみたいと思います。

私なりの結論から申し上げますと、塾は「学校の勉強が分からなくなり、家の人間もうまく教えられなくなったら、すぐに手を打つべき」ということです。

小学校低学年では親が何とか教えることができたとしても、学年が上がり、早ければ小学校中学年くらいから手が出なくなってきます。
「学校の先生に聞きなさい」と言っても、先生の多忙さに遠慮したり、分からなくことを聞くこと自体が恥ずかしくて質問できない子供もたくさんいます。
そうなると、子供たちは勉強で分からない点を解決することができずに、そのまま放置することになってしまいます。
しかし、学校の授業は決して待ってはくれず、どんどん先に進んでしまいます。
学校の勉強の多くは前出の内容が基になって新出の内容を理解するという積み重ねになっていますので、最初の小さなつまずきをそのままにしておくと、時間が経てば経つほど「分からない」が大きくなってしまいます。
病は小さいうちに治療した方がいいのと同じく、勉強も分からないが小さいうちに対処し分かるようにする方が、時間も労力も少なくて済みます。

また、早いうちに手を打った方がいいもう一つの理由は、「分からない」がそのまま「勉強が嫌い」につながっていくことです。
「勉強が嫌い」になれば、それは問題の教科だけでなく全教科に及び、勉強することそのものが嫌になって、「やりたくない」という気持ちが強くなってしまいます。
そうなれば生徒にとって、勉強が苦痛になり、より勉強をしなくなるという負の連鎖が生じてしまいます。
嫌な気持ちが学校生活全般に広がってしまえば、学校に行くこと自体もできなくなり、学校で過ごす時間を楽しむことができなくなります。
問題行動を起こしたり、不登校の原因にもなります。
心の問題は勉強そのものが分からないという問題よりもっと解決が困難で、そのために多くの時間と労力、そして費用が必要となるでしょう。
それでも解決できないこともあります。

とにかく問題の芽は小さいうちに対処するのが一番。
少しでも「自分たちで十分に対応できないな」と思ったら、人と相談したり、塾を考えてみたりした方がいいです。
しかし、残念ながら現実には「勉強が分からない」「勉強が嫌い」がかなり進行してから、塾に来たり相談を受けたりすることが多いです。
そんな時は勉強を教える前に心のケアから始めないといけないので、非常に時間が掛かり、なかなか本題の勉強に入るのが難しいこともよくあります。

本当に、少しでも心配、不安だと思ったら、すぐにご相談ください。

実際、世間一般にはどのタイミングで塾に通わせているか

ある調査によると、中一の段階で私立公立の中学生共に50%以上が塾に通っています。
公立中学の三年生では80%以上という結果も出ています。
これは高校受験対策という点が大きく影響していると思われます。

これ以外にも様々な理由で各家庭が塾に行かせるタイミングは異なります。
代表的な例を挙げてご説明します。

1.中学入学前

中一ギャップという言葉がよく知られているように、小学校から中学校に入ると勉強の内容も学校生活もガラッと変わります。
そして、その変化に驚きうまく適応できない生徒がたくさんいます。
そうならないために、中学に入る前の小6の段階で中学校の勉強がどういうものかを教え、早いうちから慣れさせるために塾に通わせるのです。
夏期講習や冬期講習を利用して、中学進学準備として中学の勉強を早めにスタートしておけば、新年度をゆとりをもって始めることができます。
小学校ではなかった定期テストにも安心して臨めることでしょう。
特に自治体によっては、高校入試で必要になる内申点が中一からは含まれるところもあるので、そんな地域の生徒は中一の最初のテストから気合を入れて取り組まないといけません。
だから、小学6年生の段階で塾を始めるのです。
後、中学に入る前に小学校で生じた苦手や分からないを克服したいという理由で入る人もいます。
勉強面でゆとりがあれば生活面においても、新しい環境に適応するのは楽になります。
そのためにこのタイミングで入塾を考える家庭は多いです。

2.中一から中二

中学に入り最初の定期テストは易しいので、多くの生徒は悪い成績にはなりません。
しかし、勉強が進むと徐々に難しくなり、分からなくなってくる生徒が増えます。
それまで順調だったテストの点もだんだん下がってきて、生徒も含め家族全体が不安になって焦り、「このままで大丈夫なのか」と考え出します。
「分からない」に「分からない」が重なり、本人も「何が分からないのか分からない」となり、どうすればいいのかさえ分からなくなります。
そして、勉強へのやる気や興味がどんどんなくなり、勉強することさえなくなってくる。
ここで塾に相談にくる家庭が多いです。

一方、「勉強が難しくなりやらなくてはいけないのは分かっているが、子供だけではどうしてもやらない」ということで、強制的に子供に勉強させるために塾に行かせる家庭もあります。
塾に行けば授業は受けないといけないし宿題もあるので、必然的に生徒は勉強しないといけなくなります。
こうやって勉強習慣を身に付けさせようと考えるのです。
そして、塾に通えば周囲に一生懸命勉強を頑張る生徒や、熱心に指導してくれる先生もいるので、それが刺激となって生徒のモチベーションが上がることも考えられます。
こうして自主的に勉強してくれることを狙って塾に行かせるのですl

また、この時期は部活も忙しくハードになってくる時期です。
中二になれば部活の主力となり、夏休みが終わって三年生が引退してしまえば、いよいよ部活を引っぱっていかないとけない立場になります。
帰ったらヘトヘトになって勉強に手がつかなかったり、授業中に居眠りをして大事な内容を聞き洩らすこともあります。
そういうことを克服し、勉強と部活の両立を目指すために塾に行く生徒もたくさんいます。

3.中二から中三

この時期に入塾する生徒は明らかに高校受験を意識しています。
早い時期から内申点が高校入試で使われる地域の生徒は、もっと早くから定期テストの点を上げ、内申点を上げるために塾に入ります。
この時期には入試が近づき、受験がだんだん現実のものとして生徒にも感じられるようになります。
「本当に学校の勉強だけで大丈夫なのか」
「自分は高校に合格することができるのか」
人生初の受験という経験に戸惑い心配になります。
実際に公立中学校では受験に向けた勉強や対策は私立に比べかなり弱く、学校は年度内に学習項目を終わらせればいいと考えているので、最悪、入試が終わってから新たな内容を教えたり、教科書を授業中にざっと読んで終わりにすることもあります。
これでは受験に間に合いません。
だから、塾に行って自分の合格を確実なものにしようと考えるのです。
更に、塾には高校入試に関する資料や情報も多くアクセスできるので、やはり、塾に通った方が受験に有利となるのです。
意外と高校入試の仕組みが分かっていない家庭は多く、塾でしっかり相談し説明してもたった方がいいです。

塾に入るタイミングはそれぞれの授業でいろいろあるでしょうが、明らかなことは早めに手を打つのが一番ということです。
少しでも困った、不安だ、心配だと思ったら、とにかく相談してみてください。
いろいろアドバイスをくれるはずです。

葛西TKKアカデミーも皆様のためにいつでもご相談にのります。
個人の小規模個別指導塾なので、授業内容や時間、料金など個々の状況に合わせて対応することができます。
「本当にどうにかしたい」「もっと勉強ができるようになりたい」という意思があれば、葛西TKKアカデミーがきっと皆様のお役に立ちます。

因みに高校入試を考えて塾を探している場合、遅くとも三年の一学期までに決めた方がいいです。
勉強ができる生徒ならいいですが、そうでない生徒はなおさら早目の準備が必要です。
生徒によっては、三年からでは手遅れの場合もあります(物理的に間に合わない)。
二学期に入ってしまうと入試までの時間が短く、十分な対応ができない可能性が高まります。
だから、多くの塾では拒否されるか、受け入れられても個別のフォローなく他の生徒の中に入れられるだけになることでしょう。

2022.04.06

葛西TKKアカデミーがJ:COMに出ます!!!

葛西TKKアカデミーがJ:COMに出ます!!!

今回は完全な告知です。
何と葛西TKKアカデミーがJ:COM内の番組に出ます!、と言うか出ています!
J:COMはご存知ですか。
そう、ケーブルテレビのJ:COMです。
その中の番組が葛西TKKアカデミーに撮影に来ました。
私も出ています。
ケーブルテレビをお持ちの方は是非見てください。
「ケーブルテレビはないけど見たいな」という方は葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
面白いですよ!

江戸川 元気!パラダイス 
▽GetOver(乗り越えろ)!江戸川チャレンジャーズ

放送チャンネル:J:COMチャンネル(地デジ11ch)
放送エリア:江戸川区・台東区・墨田区
更新日:毎月1日更新
江戸川区の放送時間:
月曜~金曜 8:00~8:30、14:00~14:30、18:00~18:30
土曜~日曜 8:00~8:30、14:00~14:30、17:00~17:30

吉本芸人の「げんき~ず」が江戸川区の様々な場所に行き、面白い人物やスポット、イベントなどを紹介する地域情報エンターテイメント。
げんき~ずの二人が実際に体をはって体験し、江戸川区に元気を伝え、地域を盛り上げる番組です。
番組内容は毎月一回更新され、同じ番組を一日三回、毎日放映します。
だから、見逃しても大丈夫。
何度でも繰り返し見ることができます。

四月は『get over(乗り越えろ)!江戸川チャレンジャーズ』ということで、げんき~ずが「自分の壁を乗り越える」というテーマの下、江戸川区内の「達人」たちが出す課題にチャレンジします。
しかも、Jリーグ入りを目指す、江戸川区の『東京23FC』の選手も参加して一緒に挑戦します!

今回の放送では「体力の壁を乗り越えろ」「マジックの壁を乗り越えろ」「漢字の壁を乗り越えろ」の三つのミッションが用意されています。
葛西TKKアカデミーは三番目の「漢字の壁を乗り越えろ」で番組に協力、出演しています。
このチャレンジでは、げんき~ずの二人と東京23FCの加藤選手が塾まで足を運んでくださいました。
皆さん漢字が苦手ということでしたが、キラキラネームや漢字の仕組みを話し、漢字の興味を持ってもらって、「漢字覚え競争」をしました。
果たして結果はいかに!?ということで、皆さん番組を是非見てください。

塾の様子も分かりますし、私がどのように教えているかも見ることができます。
とにかく「嫌だ」とか「苦手だ」という意識を持ってしまうと、それだけで精神的に勉強への抵抗となり、本人は頑張っているつもりなのですが成果が出ないということによくなります。
そうならないように工夫し、勉強が楽しく、少なくとも嫌じゃない程度になるようになってほしいと思います。
そんな勉強に関する参考になればと思っています。

正直、想定し考えていたようにはならず、「もっとこうすればよかったなあ」という点も多々あるのですが、次回上手くいくように反省点を生かしていきたいと思います。
とは言え、出演者を始めスタッフの皆さんも明るく、とても楽しい撮影となりました。
また機会があれば是非やってみたいと思います。
その時はもっと上手にできるように努力します。

ケーブルテレビという限定されたメディアですが、これを通して少しでも葛西TKKアカデミーのことを知り、理解してもらえればと思います。

2022.04.04

勉強ができる子ってどのような子供でしょうか?その特徴を考えてみます

勉強ができる子ってどのような子供でしょうか?その特徴を考えてみます

勉強ができる子供には、ある程度共通した特徴、環境があります。
つまり、このような環境を整えると自分の子供も勉強ができるようになる可能性があるのです。

1.自主的に勉強する

勉強ができる子は自分から進んで机に着き、勉強をしています。
そんな子どもは学校などから与えられた勉強以外のことも学ぼうとします。
勉強していて分からないときは、自分から調べて答えを見つけ出すのです。
特に現代ではパソコンなど調べるツールは豊富で、これらの使い方も自然と身に付けていきます。
実はこれからの社会では、勉強そのものも大事ですが、自分が分からないとき「自ら調べ答えが見つけられる能力」が重視されます。
今では学校でもパソコンの時間があったりしますが、このような子供は既に自分から身に付けているのです。

また、自主的に勉強する子供は学びに対する意識と意欲が高く、当然学習内容の吸収も早いです。

「そんなこと言われてもうちの子は勉強嫌いでとても自分からは勉強しません。」とおっしゃる方のいるでしょう。
そうなのです。
一度勉強嫌いになってしまうと非常に厄介です。
だから、そうならないようにすることが大事です。
「好きにならなくてもいいから、勉強を嫌いにならないように。」というのは私がよく口にすることです。

思い返してください。
だれでも最初から勉強が嫌いではなかったはずです。
それを勉強嫌いにしたのは何なのでしょう。
「勉強しなさい。」「なんでこんなのもできないの。」などと大人の強要する言葉や否定的な言葉ではなかったでしょうか。

大切なのはするように導くこと。
勉強するとどんないいことがあるかと夢を持たせたり、少しでもできたことを褒めて自信を持たせてあげましょう。
そうして勉強が習慣になると、自分から勉強するのが当たり前になります。
特に時間と場所を決めると、より勉強の癖が定着しやすくなります。

2.予習復習をしている

勉強ができる子は予習復習をよくしています。
自主的に学ぶ習慣のある子供は学びに対して貪欲となり、より深く学び、そしてより新たに学ぼうとします。
その手段の一つが予習復習となり、より学習成果を高めていきます。

事前に勉強するので分からない点が明白になり、学校で何を質問すべきか分かります。
自分の学ぶべきポイントがはっきりしているので、学校の授業から学ぶ効率も良くなります。

家に帰って一日を振り返り、もう一度やったことを見直すので記憶の定着も促進されます。
学習内容がその日の思い出として残るのです。

この結果、当然テストの結果もよくなり、自身をつけモチベーションが上がって更に自主的に勉強するというプラスのサイクルが生まれます。

3.保護者と一緒に学習する

保護者と一緒に勉強すると言っても心配しないでください。
別に保護者が先生になって教えろと言っているのではありません
保護者がそばにいることで安心感が生まれます。
その日学んだことを聞いてあげると、子供は自慢げに話してくれるでしょう。
それに「すごいね。」などと相づちを打ってあげれば、子供は勉強することがもっと楽しくなります。

会話を通して子供の学習状況が分かり、つまづきや苦手などを早く見つけることができます。
そうすれば早く対策が取れるので、勉強が手遅れになることもないでしょう。

勉強そのものというより勉強の仕方のアドバイスをしましょう。
自分の経験や自分の学生時代に友達がやっていたことなどを話してあげてください。
参考になると思います。

また、親子で気軽に何でも話せる関係を作っておくと、勉強以外の学校で起きている問題、例えばいじめなども早く見つけられ、大人としても対応ができるというメリットもあります。

以前お話しましたが、これらがリビング学習の長所でもあります。

4.基礎的な学習を丁寧に面倒くさがらずにやる

勉強ができる子は基礎をしっかり身に付けています。
基礎的な学習は漢字の練習や九九のように退屈な繰り返しであることが多いです。
それを面倒くさがっていい加減にしていると、結局勉強の土台ができていないので、その後の応用もできなくなります。

最近は何でも早く効率的にと求められます。
その結果、地道な勉強法は敬遠され、面倒くさいとなります。
面倒くさいはできないことではありません。
手間をかければできるのです。
脳の発達には失敗や試行錯誤が大切です。
そこに学びのチャンスがあります。
結果を急いで、学びのチャンスを失わないでください。

また、勉強できない子供は基礎勉強を面倒くさがって、正確に丁寧に学習していません。
言われた通りせず自己流でやるので曖昧でその場しのぎになってしまいます。
学習内容が整理されて頭に入っていないので、他のことと取り違えたり混乱したりします。
楽をしようといい加減にすると、結局分かっていないのでもう一度やらないといけません。
二度手間になって反って苦労することになります。

早くても間違っていては意味がありません。
最初は急がせず、計算練習などの学習にじっくり時間をかけ、ノートも丁寧に書かせ丁寧にできるようにしましょう。
スピード練習していけば自然と身に付きます。
雑にやる習慣がつくと、後で直すのは大変です。

5.保護者や先生によく褒められる

先ほども触れましたが、人間やはり褒められるとやる気になります。
最近の教育では「自己肯定感」という言葉が注目されています。
自分に否定的な子供より、自分に肯定的な子供の方が伸びるのです。
怒られて自分に自信を失い、自分がダメな人間だと考えるようになると何をやってもうまくいきません。
上手くできないからやらない、やらないからうまくできないという悪循環に陥ってしまいます。

どんなに些細なことでもいいので褒めてあげましょう。
それが本人の自信につながり、勉強に対するやる気になります。
すぐに結果が出ないからと言って保護者はイライラせず、長い目で見てあげてください。
勉強や子供の成長というものは時間のかかるものです。
焦って不用意な発言で子供の芽を摘むことのないように気をつけてください。

以上のように、勉強できる子供な自主的に学んでおり、そこにはプラスの相乗効果があって、より学習結果を高めていくのです。
そして、そこで忘れてはいけないのが、親を始めとした周囲の大人たちのサポートが結果に大きく影響するということです。

子供のこと思う親の気持ちは分かります。
できなければ心配になりつい口うるさくいってしまうこともあるでしょう。
でも、深呼吸して一度落ち着いてから言動を考えてください。
その子供への愛情を正しい方法で表現しないと、逆効果になることをくれぐれもお忘れなく。

2022.04.03

英検のメリット

英検のメリット

たくさんある検定試験の中で『実用英語技能検定(略して英検)』は特に学生の間で認知されている検定試験ではないでしょうか。
実際に小学生から大学生まで多くの学生が毎年この検定試験を受けています。
今回は英検を受けるメリットについて考えてみたいと思います。

英検とは
多くの方はご存知と思いますが、英検についてご説明したいと思います。
公益財団法人日本英語検定協会が実施する英語技能の検定試験です。
国内の英語の検定試験としては最も伝統のあるものとされており、受験生の英語レベルに応じて各級の認定を行います。
小学生や英語を学び始めたばかりの子供たちが受ける5級から中学生レベルの3級、高校生レベルの2級、そして、国内外でも高く評価される1級となっております。
1級から3級にはその級に準じたレベルとして「準1級」「準2級」「準3級」が設けられています。

英検は言語運用の「読む」「書く」だけではなく、「聞く」「話す」という技能まで評価します。
英検の1次試験の解答は選択肢を選ぶマークシート方式となっています。
しかし、1級と準1級では「書く」技能も測る記述問題が含まれます。
「話す」の方は試験官と面談で行う2次試験で測りますので、2次試験のない4級、5級は評価に含まれません。
各級の提示する点数に届いていれば合格となります。
因みに試験結果も単に合否を知らせるものではなく、自分の到達度がどれくらいか、どこができていなかったかなど詳しく報告されているので、その後の英語の勉強のとても良い参考資料となります。

英検を受けるメリット

それでは本題の英検のメリットを話していきたいと思います。
英検を実施している公益財団法人日本英語検定協会は、文科相が後援していることもあって、国内における信頼度が非常に高く、ある程度の級を取得しれいれば、入試や就職がとても有利になります。
他にもいろいろいい点がありますので、簡単に見ていきましょう。

1.英語を勉強する励みになる

特に英語を勉強し始めた子供たちにお勧めです。
英検4級、5級は比較的簡単で小さいお子様にも取得しやすい内容となっています。
まだ人生経験の少ない子供たちの中には、この英検が人生最初の検定試験という人が少なくありません。
始めての試験で合格すれば、当然本人はうれしくなり、英語の勉強の励みになります。
そして、更に上の級を目指そうという非常に強い動機付けもできます。
よく分からないまま、ただ「勉強しなさい」と言われるより、やる気になります。
「頑張れば結果が伴う」ということを身をもって経験できるので、英語だけに限らず他の教科の勉強にも良い影響を与えます。

2.英語に早くから取り組み、英語嫌いを防止する

先述の通り、英検は初級から上級まで幅広い層が利用できる内容になっています。
だから、小学生の時から、英検をきっかけに英語の勉強に取り組んでいれば、中学に入ったとき他の生徒より一歩先んじることができます。
逆に中学に入ってから本格的に取り掛かろうとしても、小学校の時からやっている生徒がスラスラ解いていると焦って、「もう自分はダメだ」なんて意識が芽生えてくるかも知れません。
このような苦手意識があると、その後の勉強や受験において大変苦労します。
だからこそ、英検を通して早くから英語に慣れ親しむのは良い理由になります。

3.入試で有利になる

漢検や数検もそうですが、英検においてもある程度の級を持っていると入試で有利になることがあります。
例えば高校受験において、私立の高校では英検3級を持っていると内申点に「1」プラスするという学校もあります。
大学受験でも英検2級を持っていると英語の試験が免除されたり、入試の点数に加算されるところもあります。
このような優遇処置を利用することで、自身の入試を有利にすることができます。

また、英検の内容は学校の英語のおける学習項目と一致する部分が多いので、英検の勉強がそのまま学校の勉強とつながり、受験勉強にも共通するので、英検の勉強はわざわざやらなくてはならない手間とは決してなりません。
受験勉強で自分の実力を測る力試しにもなるので、英検を受けることは受験生にとっても意味があります。

更に、大学に入学した後も、英検を持っているとそれを英語の単位として認定してくれる学校もあるので、学生にとって英検の勉強は決して余計で無駄なことにはなりません。

4.「話す」能力も判定できる

英語の検定試験は他にもたくさんありますが、英検のように「話す」技能まで判定してくれるものは多くありません。
TOEICにはスピーキングテストはありませんし、TOEFLには一応スピーキングテストはありますが、これはパソコンに向かって音声を記録するという形なので、真の意味での英語のコミュニケーション能力を測っているとは言い難いです。
もちろん、発音の美しさや、問いに対する適切な答えが言えるかどうかという点では能力を評価することができますが。
人によっては英検の二次試験のように、機械ではなく実際に目の前に人がいてコミュニケーションをしながら試験を受けた方が楽だという人もいるでしょう。
また、3級から面接試験で「話す」能力を見てもらうので、中には中学生の時から受けていて、英検のスピーキングテストの方が慣れているのでやりやすいという人もいるでしょう。

5.就職に役立つ

英検は学生だけでなく社会人にも有利にはたらくことがあります。
就職試験でもそうですし、塾講師など業種によってはアルバイトでも英検を持っていることで採用の可能性が高まります。
例えば、教員採用試験では、英検の準1級や1級があれば教員採用試験の一部が免除されることがあります。
また、貿易や英語圏に関わる会社に就職、転職する際も、ある程度の英検の級が採用時の目安になり、アピールポイントとなります。
社内における外国の拠点への出張や出向にも英検があるといいです。

英検の注意点

このように英検のメリットを述べてきましたが、英検の注意すべき点もあります。
一番の注意点は、英検は国内において非常に権威がありますが、国際的には認知が低いということです。
英検は国内の機関が行っているもので、国際的な組織によって運営されている訳ではありません。
だから、留学の資格として英検は認められないことが多いです。
こちらはTOEFLが要求されます。

また、これまで話した通り、英検の受験生の多くは学生であり(全体の8割近く)、どちらかというと1級、準1級を除いては社会人向けの試験とは言い難い点もあります。
逆に言うと、社会人の場合、1級、準1級以外の級を持っていても、あまり役に立たないということです。
同じ英語能力のレベルであっても、英検2級よりTOEIC750点以上取った方が優遇されます。
TOEICは」ビジネス向けの試験であるのに対して、英検は学生向けの試験であるという認識が強いためです。

別の注意すべき点としては、二次の面接試験における公平性があげられます。
人間同士の一対一の面談であり、採点は試験官の主観によるところがどうしても大きくなるため、同じ解答をしたとしても評価が異なる可能性がるのです。
受験生としては結果に納得がいかないこともあるかもしれません。
とは言っても、試験官も採点基準を理解し経験も積んできた人たちなので、不公平は極力ないように努めています。
なので、「まあ、そんなこともあるよね」くらいの気持ちに留めておきましょう。

以上、英検を受けるメリットについて考えてみました。
英検は英語の勉強を始めたばかりの生徒や児童から、かなり熟達した大学生、社会人まで幅広く対応した試験と言えます。
だから、どのレベルの人間でも取り組みやすく、学校の勉強とも重なるところが多いので、学校の勉強の一環としても便利です。
政府の承認の下、国内では広く認知され伝統もあるので、ある程度の級を持っていると、その英語力が保証され、学校の評価や入試、就職などにおいて優遇(場合によっては要求)されることも多いです。
よって、英検を頑張って勉強し合格することは十分価値があると考えます。

また、文科省は大学入試において英語の「スピーキングテスト」も導入しようと試みており、その際は民間の英語の検定試験を利用することを示しています。
将来的には入試科目から英語が外され、検定試験の結果がそのまま入試の合否判定に利用されるようです。
都立高校の入試では今年の後半にスピーキングテストが実施される予定です。
このような教育改革に伴う入試の変化を考慮に入れても、英検に慣れておくことは大事な意味を持つでしょう。

小学校高学年から英語が正式な教科となり、学校教育における英語の重要性はますます大きくなっています。
英検を上手に使って、英語の勉強に役立てましょう。

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興味のある方は是非こちらもご利用ください。
きっと力になれると思います。

2022.04.01

定員になり次第終了!コロナに負けるな!学びを諦めないキャンペーン!

定員になり次第終了!コロナに負けるな!学びを諦めないキャンペーン!

今回のコロナ禍は多くの家庭に経済的ダメージを与えました。
失業や倒産、レイオフなど多くの人々が仕事を失い収入が減る、なくなるという事態。
シングルマザーなど、いわゆる社会的弱者と言われる家庭を中心に、多くの家計を圧迫しました。

コロナ禍による各家庭の減収は当然、子供たちの教育にも大きな影響を与えました。
塾や習い事にかかる費用が払えず、仕方なく辞めざるを得なかった子供たち、大学の進学を諦めなければならなかった受験生たち。
教育は基本的な人権として誰もが望めば受けられるべきものにも関わらず、今回の新型コロナウイルスによる一連の騒動から、多くの子供たちにそれが叶わなくなっています。
私も個人的にそのような話はたくさん聞きました。
「お金が足りないから勉強を諦めない」といけないというのはあまりにも不幸で可哀想な話です。
「何とかしてあげたい」と強く考えるようになりました。

そこで今回、特別キャンペーンを実施することに決めました。
その名も『コロナ禍に負けるな!学びを諦めないキャンペーン!』です。

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