塾長ブログ

2023.04.20

問題集の使い方!やっぱり質より量ですよ作戦!

 

問題集の使い方!やっぱり質より量ですよ作戦!
勉強において問題集は重要なツールですが、本屋などでも数多くの問題集があり、どの問題集を入手すればいいか悩むことも多いと思います。
学校のテストで良い成績を修めるため、勉強をより深く理解し身に付けるため。
特に受験生は、これから迎える入学試験に合格するために、自分の実力を上げるために、問題集に取り組む人も多いと思います。

各問題集には目的があり、その目的を達成するのに適したつくりになっています。
しかし、それを理解し何が自分に最もふさわしい問題集なのか選ぶのは非常に難しいことです。
更に、入手した問題集をどのように活用していくかもよく考えるべき事柄です。
そこで今回は問題集の使い方の一つを紹介し、どのように問題集を選び利用するのか参考にしてもらえればと思います。

質より量作戦!

以前に触れたこともありますが、今回もう一度詳しく説明したいと思います。
これはとにかく片っ端からひたすら問題集を解くというやり方です。

一冊の問題集を深く詳しくするのではなく、一度やったら使い捨て次の問題集に取り掛かるといスタイルです。
もちろんただやるだけではなく、答え合わせをした後、解説などを使ってどうやったらそういる答えを導き出せるのか確認することは大切です。
しかし、一問一問にじっくり時間をかけるというより、より多くの問題をこなし、様々な問題パターンに触れたり似たような問題を繰り返し解くことで、反射的に解法や答えが浮かぶことを目指します。
反復作業をすることで自然により深く脳に勉強を定着させることができます。
つまり、一つ一つの問題を深堀りしない代わりに、問題を解く回数を増やすことで自然に問題の解き方が身に付くという訳です。

質より量作戦の注意点

とにかくひたすら多くの問題を解いていくのがこの作戦の要となります。
そのためには問題集はなるべく薄いものを選びましょう。
分厚いものだと一冊終わるのに時間が掛かり、途中で挫折したり飽きて止めてしまう生徒がたくさんいます。
薄い問題集を短期間で終わらせ、一つ終われば次へとどんどん使い捨てる感じでやってください。

そして、問題を解くときも一つの問題にあまり時間をかけず、パッと見て分からない問題は後回しにして、できる問題を先ずやって、残った時間で飛ばした問題をやってください。
それも時間が掛かりそうなら答えと解説を見てください。

このようにスピード感が重要なこの作戦ですが、それでも間違ったところ分からず飛ばしたところの解説はしっかり読みましょう。
とは言え、サッと見て「なるほど」と思えれば十分だと思います。
その場で100%できるようにならなくても大丈夫です。
すぐに忘れるかも知れませんが、この作戦では様々な問題に当たるので、重要な問題は必ずまた出てきます。
そして、何度も同様の問題を解くことで重要な問題は理解し解けるようになります。
最初は「全く分からない」、二回目は「分からないけど、前にやったことがあるなあ」くらいで大丈夫です。
三度めは「あ、そうそう、似たような問題やったことある。確か解き方は・・・」、四度目になると「はいはい、分かっていますよ。何度もやったことあるもん。こうするんでしょ。」というような感じで、気づけばできるようになっている。

繰り返すごとに「なるほど」が増え、勉強が自然と身に付くので、生徒が勉強時に受ける負担は比較的軽くなります。
しかし、繰り返すことが要なので、根気が要求されます。
でも、その点は同じことを繰り返すのとは違い、似たような問題でも毎回違うのである程度の新鮮さがあり、飽きるということは回避できるかと思います。

もう一つ注意点としては、問題集は一つずつ用意しましょう。
最初に何十冊と買って、目の前においてしまうと、その量に圧倒され心が折れてしまうかも知れません。
一つ終わったら次を買うという風にするのがいいでしょう。

この方法のメリット

質より量作戦のメリットは何と言っても精神的負担の軽さでしょう。
一つ一つの問題に時間をかけず、問題の経験値を増やすことで気づけばできるようになる(理想的には)ので、それほどプレッシャーもかからないと思います。
また、テンポよく調子が乗ってくると、やっている本人もハイになり、なんだかた楽しくなってきます。
「ハイ次、ハイ次」とどんどんチャレンジしたくなります。

そして、この作戦の最大のポイントは達成感が大きいことです。
次から次へと問題集をやるので、自分のやった問題集がどんどんたまってきます。
気づけば問題集の山ができます。
それを見れば自分がどれほど努力したかが目で見える形で分かり、実績としてとても分かりやすいです。
「自分はこれだけやったのだから大丈夫」と自信を持って試験に臨めます。

この方法のデメリット

デメリットとしては、薄く安価な問題集と言えども相当な数をこなすので、反って費用が掛かるかも知れません。
そして、この方法に相応しい薄めの問題集も本屋に十分あるとは限りません。
時には問題集を探して何件もはしごしないといけないかも知れません。
そうなると貴重な受験勉強の時間が無くなる可能性もあります。
この問題をどのように解決するか、一思案必要です。

また、この方法に慣れる前に疲れて挫折するかも知れません。
普段から勉強に慣れていない生徒にとっては、問題集に取り組むだけでも困難で、習慣のようにできるまで時間が掛かります。
そこまで苦にならず続けられるか心配です。
ここは周囲の励ましなどのサポートが欠かせません。



以上、『質より量』作戦をご紹介しました。
やり方がいまいち分からないようでしたら、気軽にご質問ください。
丁寧にご説明いたします。

テンポよく様々な問題集を解いていくので、一つのことをずっと集中して勉強するのが苦手で飽きっぽい生徒には向いているのではないでしょうか。
経済的負担など欠点はありますが、それらを克服できれば気軽に勉強できるのでお勧めです。

ただ、量が要求されるのでこれをこなせるだけの十分な時間的余裕はあった方がいいでしょう。
受験生なら特に、試験日から逆算して自分にやれるだけの時間が残されているのか確認が必要です。
まだ一年と思っていたら、あっという間に試験本番になりますよ。
勉強は計画的に!

どのような勉強方法が適しているかは、その人の性格や環境、考え方などが大きく影響するので、誰でも通用する唯一の勉強方法なんてありません。
ということはいろいろ試しながら自分で見つけるしかないのです。
そのためには勉強法をたくさん知っている方が有利です。
従って、今後もいろいろな勉強法をご紹介したいと思いますので、参考にしていただければと思います。

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