塾長ブログ

2023.06.14

外国人のゲスト先生が来てくれました

 葛西TKKアカデミーは生徒たちの希望に可能な限り答えらえるように頑張っています。
今回、外国人のゲスト先生が来てくださった授業も、生徒の希望で行っている小学生の英語クラスの一環として行われました。



英語は学校の勉強として大切ですが、単純に良い成績を取るため、テストでいい点を取るためだけではもったいないです。
せっかく習ったのだから、その能力を実際に使いこなし、今後の人生に役立ててほしいと願っています。
そのためには生徒の動機付けと実践の機会の提供が重要と考えています。

そこで今回のゲスト先生による授業を実施しました。
まだ小学生で英語初級者ですが、ゲスト先生が来てくれることを非常に楽しみにし、生徒たちの提案で「ようこその気持ちを込めたカード」を作りプレゼントすることにしました。
正直、自主的にこのような提案をした生徒にとても驚きました。
自分はそこまで考えていなかった、というか生徒がそんなことを言いだすなんて想像もしていませんでした。
まだ見ぬ外国人の先生を想像しながら、わくわくしながら一生懸命作っていました。
こうして英語に対するモチベーションが上がり、授業でもしっかり勉強してくれました。

ゲスト先生登場

そして、先日いよいよゲスト先生に来てもらって、異文化紹介を兼ねた英語の授業が行われました。
まだ英語の勉強を始めて日が浅い生徒は、当然表現できる言葉も少なく、英語を聞いて理解することも難しいです。
でも、分からないなりに何とか理解しようという積極的な姿勢が見られました。
そして、一単語でも聞き取れるとニコニコしていました。
また、教えた範囲で英語を話し、それがゲスト先生に通じると非常に嬉しそうにしていました。
授業を通して先生は英語を話し、通訳や補足説明が必要な時は、私が日本語で教えてあげました。

ゲスト先生はインド出身の女性で、とあるきっかけで知り合い、今回小学生の勉強のために一肌脱いでいただきました。
自分の小さな娘さんもつれてきてくれて、年が近いかわいい妹のような存在となり、一層生徒たちのテンションも上がり、授業を楽しそうに受けてくれました。
本当にかわいく無邪気な反応をしていました。
もうすでにいくらか英語を読んだり話したりできていました。

授業の内容としては、先生の文化的民族的背景を反映し、インドについていろいろ教えていただきました。
小学生なのでインドがどこにいるか分からなかったり、イメージがはっきりしなかったりしていましたが、それでも未知な事柄に興味深く耳を傾けていました。
インドで有名な観光地、多彩な民族、数々の食べ物、そして言語の多様性について教えていただきました。
日本とはかなり違いビックリすることも多かったと思いますが、写真を見ながら理解していました。

後半は葛西TKKアカデミー名物の工作の時間にしました。
ちょうど小さい娘さんもいらしたので、みんなで材料に色を塗り、仕掛けを作って作品を仕上げました。
今回作ったのは「飛び出すタマゴ」。
ゴムの力を利用し、タマゴが弾き飛んで中からキャラクターが出てくるというおもちゃです。
お互いにマジックペンをシェアしながら色を付け、時には手伝ってあげ、みんな無事に完成させることができました。

以上でお時間となり、今回のイベントは終了です。

特別授業を終えて

授業を終えて、生徒たちはその日の出来事を親御さんに楽しく話していたそうです。
このようにただ勉強するだけでなく、生徒たちが喜ぶ学びが提供できればといつも考えています。
反応も良かったので今後も時々、いろいろな国のゲスト先生を呼んで、生徒たちと交流できればと思います。
こうして生徒は楽しみが増え、英語に対する姿勢も前向きになります。
動機付けができれば勉強にも精が出ます。
そうすればより多くのことが学べます。
そして、今回のように実際に外国の方と英語を使いながら実践を積み重ねていけば、単なる学校の勉強のための英語ではなく、将来に役立つ生きた英語が身に付くのではと考えます。

また、今回のゲスト先生も生徒たちの純粋で前向きな勉強への取り組みに感心し、思いもがけずにもらった生徒からの手作りカードに大いに喜んでいました。
こうしてお互いが相手を尊重し理解しようと努めることができれば、ちょっと大げさですが、世界をより良い方向に変えられるのではなんて思ってしまいます。

生きた英語を身に付けるには

これは日本という環境のせいで致し方ないことなのですが、日本人の第二言語習得がなかなかうまくいかない原因の一つが、実際に英語を使う場がないということです。
日本は自国内で多くのものが完結されていて、英語が実際に使えなくても何の不便もなく、あえて英語を身に付けようという動機付けも少ないです。
先述したように、動機づけと実践の機会の少なさが、日本人の英語習得の大きな壁になっています。

英語の成績が良い生徒でも、外国人が英語を話している中に入ると、何も分からずしゃべれないということがよくあります。
英語ができないわけではないのに、英語でコミュニケーションができないのです。
これは知識の少なさというより経験の少なさに起因すると思います。
外国人と話すときは彼らが持っている文化的社会的背景も考慮しないと、会話の意図が読み取れないときがあります。
また、自分が話すときも、実は日本人が話せないのは話し方を知らないのではなく、何を話していいか分からなくて、他の人が楽しそうに話している中、一人だけ沈黙をつらぬいてしますというのも国際的な場面でよく見る日本人の光景です。

このような点は日本の英語教育の大きな壁でありそれを打破するためにも、引き続き外国人とのコミュニケーションの場をこのような形で提供していきたいと計画しています。
今後はインドだけでなく、様々な国の方々をゲスト先生として迎えて、葛西TKKアカデミーの塾生たちと楽しく交流していければと希望しています。



今回初めての試みでしたが、幸いにしてそれなりの成果があったと思います。
生徒たちの心の中に思い出ができ、それを基に英語に対する興味関心が育ち世界に目が向けば、きっと彼らは世界に貢献できる人材になってくれると信じています。
今度も活発に国際交流ができればと期待しています。

もし、葛西やその近辺に在住の外国籍の方(英語圏の方でなくても大丈夫です)で、日本の生徒たちとの交流に興味のある方は是非ご連絡いただければと思います。
子供たちの世界に対する視野を広げ、明るい未来を築く手助けをしていただけると非常に助かります。

最後に、今回ゲスト先生として協力いただいたディヴィヤ先生、本当にありがとうございました。

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