塾長ブログ

2022.01.25

勉強で集中力が切れやる気が出ない!そんな時はこうしてみよう!

勉強で集中力が切れた。やる気が出ない。そんな時はこうしてみよう。

入試はいよいよ本番。
多くの受験生は最後の追い込みにいそしんでいることと思います。
そうでない生徒たちも勉強に頑張っていることでしょう。
しかし、いつも思う通りに勉強がはかどるとは限りません。
勉強はやらなければならないと分かっているんだけど、なかなかやる気になれない。
そんな時はどうすればいいのでしょうか。
ということで、今回は勉強に手が付かなくなったときの解決方法をいくつか提案してみたいと思います。

1.気分転換、息抜き
長時間続けて勉強するとやはり疲れてしまいます。
ふと疲労感に気づくと、疲れたということばかり気になってやる気がなくなってしまいます。
時間が限られているのは確かで、少しでも多く勉強しなくてはならないのは分かりますが、気分がのらないのに無理やりやるのも効率がよくありません。
ここは思い切って休憩をしましょう。
休むことで気分をリフレッシュし英気を新たに勉強に臨むと、より学んだものが頭に入ってきます。

人間の脳は運動によっても活性化されます。
ストレス解消と血行の促進により、記憶をつかさどる海馬という脳の部分が活性化します。
ただし、運動が激しすぎると肉体的に疲れ、反って勉強ができなくなるので、あくまでも軽い運動にとどめてください。
軽いストレッチや散歩などがいいでしょう。
ガム噛むと筋肉により脳が刺激され眠気を解消します。
また、英単語や漢字など「暗記学習」の場合には、身体を動かしながら暗記をすると、記憶に残りやすい場合があります。
これも、運動によって海馬が活性化されるためと言われています。

2.身の回りの整理整頓
勉強する環境も大事です。
身近に携帯やゲームなどが置いてあると、そちらに気がいってなかなか集中できません。
また、勉強に必要なものが散らかっていると、いざ必要な時にすぐに見つけられず時間を浪費してしまいます。

逆に、環境が整っていないと勉強できない(しない)言い訳になり、勉強しないことを正当化してしまいます。
そうなると、それを理由にやる気が出ないことも正当化してしまいます。
苦しい時に逃げる口実となって、勉強をしないことは仕方ないことと考えてしまいます。
これではいけません。
そうならないためにも勉強に適した環境を作ることは大切です。

3.現状を理解し計画を立てる
勉強をしようとしても何をやればいいのか分からない。
何からすればいいのか分からない。
そうなると勉強に手がつきません。

まず目標を確認し、次に自分のいる現状を考えます。
この二つをつなぎ、ゴールから逆算して自分の計画を作りましょう。
計画ができたら、それを守りましょう。
何をすればいいか分からないと、やる気を出す理由もなくなります。
毎日のスケジュールがあれば何をするか明確に分かります。
勉強にも取り掛かりやすくなります。

4.目標を達成した時のことを考える
よくスポーツ選手がしますが、目標を達成した自分をイメージするのです。
そうすると今勉強していることのメリットが分かります。
それがモチベーションを高め、やる気を出させてくれます。
メリットは大きなものでなくても構いません。
身近で手に入れやすいもの、小さなものでも結構です。

5.脳を休ませる
脳は体の中でも大量のエネルギーと消費する組織です。
長く勉強すればやはり疲れます。
だから脳を休めることは大切です。
脳の疲労がたまると勉強の効率も上がりません。
勉強が忙しくて時間もないのも分かりますが、十分な休憩は必要です。
長い目で見ると、脳のコンディションを整えた方が勉強ははかどります。
理想としては、どんなに忙しくても6時間睡眠はほしいです。
記憶のためにも十分な睡眠は必要です。
そうでなくても、休憩時間の10分や15分の睡眠が脳をリセットし、頭をすっきりさせることもあります。

後、糖分を取ることはエネルギーを補給にもなりますので、脳に新しい栄養を送り、次の勉強に取り掛かれる準備をしましょう。

本人のやる気が出ないとき、「勉強しなさい。」と強く言うのは逆効果です。
やらなくてはいけないのに自分が勉強をしていないことは本人がよく知っています。
「今やろうと思ったのに。もうやる気がなくなった。」とかえってやらないことを正当化する理由に使われますこともあります。

子供たちが勉強に手がつかないようでしたら、むしろ寄り添いその原因を一緒に考えてあげるのがいいでしょう。
明確に原因が分かれば対応策も考えられます。
分からなくても、一緒に悩んでくれた、苦しみを共有してくれたと思えば、安心感が生まれ勉強に取り掛かるようになるかもしれません。
子供たちが休憩し気晴らしをする相手になってあげるのもいいかも知れません。

「やれ、やれ」と無理強いするよりは、一旦勉強をやめ、態勢を整えてからもう一度取り組む方がいいです。
場合によっては、その日はもう勉強をしないで、就寝して早朝に残りの勉強をするのもよい方法です。
今だけの勉強に執着するのもいいですが、長い目で見たとき、案外やめて別の日に改めて勉強した方がいい場合もあります。

いろいろ試して、自分なりのスイッチを入れるジンクスやルーティーンが見つけましょう。

2022.01.24

受験でもしうまくいかなかったら

受験でもしうまくいかなかったら。

受験シーズン真っただ中。
共通テストも終わり、私立高校、私立大学の入試があちこちで現在実施されています。
もうすぐ国公立大学、都立高校の本番になります。
みんなうまくいってくれることを願いばかりですが、なかなかそうはいかないものです。
万が一ということはあり得るのです。

そこで今日は、受験にうまくいかなかったときどうするか考えてみます。

親としては焦らずパニックにならないことです。
本人は当然落ち込むし、意気消沈という状況でしょう。
そんなときに肝心の親がパニックで当てにならないようでは困ります。

心が傷ついている時だからこそ誰かに頼りたいし、恥ずかしくて逃げ出したい気持ちだからこそ守ってほしと思います。
親は自分にとって一番の味方出会ってほしい時に取り乱しているようでは、子供は余計に苦しみ立ち直ることもできないでしょう。

この失敗が自分を一生価値のないものにしてしまうという恐怖。
そして、もう自分は生きていても意味のないものだと感じる自己否定。
このような感情が心を支配するかもしれません。

こういう時だからこそ、親はどっしりと構えて、今うまくいかなかったからと言って、それで人生終わりではないんだということを分からせてあげてください。
入試という点では失敗かもしれませんが、人間として否定されたのではありません。
むしろこの失敗から学び、今後の人生に役立てることが大事なのです。
これまで受験勉強を頑張って、それが全て無駄になったなんて思わないでください。
無駄かどうかは自分の心がけ次第です。
受験を失敗しても、この経験があったから自分は強くなれた、大きく成長できたという人はたくさんいます。
現状を見つめたうえで前向きに生きることが大切です。
その手助けをできるのが、経験を積んだ人生の先輩である親ではないでしょうか。

受験で合格させるために自分の全てを捧げる親がいます。
その熱意は悪くないのですが、その思いが強ければ強いほど、失敗した時の反動が大きい人がいます。
そして、子供に不用意な言葉を投げてしまう場合があるので、気をつけましょう。
自己犠牲に陶酔し、自分が何で子供に受験をさせるのか、その本当の意味を見失っている人がいます。
期待が大きくなり、不合格を自分への裏切りのように感じ、「なんで合格できないのよ。」とか「恥ずかしくて外を歩けない。」とか、そんな深い意味のつもりではなくても、つい子供に言ってしまうことがあります。
先ほど申し上げたように、親以上に本人もつらいのです。
だからこそ、それに追い打ちをかけるような言葉は、たとえ軽い気持ちとしても、いけません。
子供は大変傷つき、人生に大きな影を落とすかもしれません。

子供のためと言いながら、自分のための受験になっていませんか。
「世間から笑われる。」とか、「みんなのうわさになる。」なんて発言は、自分をよく見せたいという欲求を満たされなかったからこそ出てくる言葉です。
また、子供も「自分のために色々してくれた親に報いなければならない。」というプレッシャーを感じ、それに答えられなかったときは「自分はダメな人間だ。」と生きていくのも嫌になります。
親も子も受験を通して相互に期待・依存しているのです。

今一度、受験の意味と目的を考えてください。
受験は手段であり目的ではない。
上手くいかなければ他の方法を考えればいい。
そう思えば落ち着くし、冷静になれば今の現実において何が自分にとって最良かを判断するのは難しくありません。
周りの目を気にする必要は全くありません。
自分の人生だし、周りが言うことは無責任で大きなお世話と思えばいいのです。

大学に合格して四年間を遊んで暮らせば、その時間はその人には無意味だろうし、不合格でも別の道を見つけまい進すれば、そちらの方が人生には糧になるでしょう。
ものは考えようです。
結果だけを見つめるのではなく、結果が出た後をどう過ごすのかが大切です。
受験のために頑張ってきた根本的理由は何でしょう、自分が目指す目標は何でしょう。
それを一緒に考えられる存在、苦しい時に相談できる頼もしい存在であってください。
そうなれば子供たちもいち早く立ち直り、前向きな気持ちでこれからの人生を歩むことができるでしょう。

このような事態にならないように普段から受験生は頑張っているとは思いますが、入試である以上全員合格ということはあまりありません。
大抵、合格する者もいれば夢破れる者もいます。
合格をイメージし、それを糧に厳しい受験勉強を乗り切るのはいいのですが、少なくとも親や周囲の人間は万が一のことも想定した方がいいです。
何の準備もなく不合格になってしまい誤った対応をしてしまうと、子供たちに一生消えない心の傷を与え、人生が一気にネガティブになってしまうかも知れません。
今回のことを参考に、備えあれば憂いなしで、あらゆる状況を想定して受験生を見守ってあげてください。

苦しい受験勉強も後わずかです。
悔いのないように全力を尽くし、良い結果が訪れることをお祈りいたします。

2022.01.23

塾の種類を知って自分に合った塾選びの参考にしよう

塾の種類を知ろう。自分に合った塾選びの参考にしてください。

塾を選ぶ際、本人に合った塾はどこか悩むと思います。
実際に「塾」も千差万別で数もたくさんあります。
そんな中から自分の現状と目的に合ったものを選ばないといけません。
しかし、○○塾と言われても、それがどのようなものか分かりずらいこともあります。
そこで今回は様々な塾を、その形態、指導方法などにより分類しながら、その違いを説明したいと思います。

塾のタイプ

塾はその教える内容によって大きく進学塾、補習塾、総合学習塾、専門塾に分けることができます。
それぞれが目指す目的に合わせて、これらの塾の中から選んでいただくとよいでしょう。

1.進学塾

このタイプの塾は、小学校・中学校・高校・大学と、各段階の受験に特化しています。
学校の勉強より速いスピードで授業は進み、生徒の偏差値を上げ、難しい入試問題にも対応できるように指導します。
よって、現在の学校の授業は無視して、もう一つ別の学校に通うイメージでしょうか。
特に入試に関する情報を多く持ち、模試や進路指導、進路相談もしっかりとしてくれます。
入試を控え、万全の準備で合格を目指す生徒に適しています。
因みに、予備校は大学受験に特化した進学塾と考えてください。

2.補習塾

このタイプの塾では、日々の学校の勉強に遅れずついていけるように、学校の授業のフォローや定期テストでの成績アップに重点を置いています。
地域の学校を熟知しており、それぞれの学校の進度に合わせて授業を進めます。
部活や習い事で忙しく効率よく学校の勉強をしたい、純粋に学校の成績を上げたいという人に向いています。

3.総合学習塾

前述の二つを合わせたような塾になります。ここでは生徒たちの学習を総合的にサポートしてくれます。普段の学校のフォローや学校の定期テストなどの対策を行い、入試に向けた勉強、進路相談や内申点を上げる手伝いもしてくれます。
AO入試や推薦入試も含めた入試にも対応できるところが多いです。
現在の学校の授業だけでなく、入試も合わせて総合的に勉強を見てもらいたい生徒にお勧めです。

4.専門塾

ここは皆さんがごく普通に持っている塾のイメージとは違い、英会話やプログラミングなど、特定の分野、内容に特化した塾です。
昔からある習字やピアノの教室、スイミングスクールや最近はやりのダンス教室など、一般的に言われる「習い事」と呼ばれるものもここに入ると言えるでしょう。
最近ではパズル道場など数学的思考力を養うものや、ロボットを作るものなどバラエティーに富んできました。
学校の勉強とは別に、個人の趣味や好み、興味関心に基づいてやる人が多く、個人の技術や能力のアップを目指す場合に適しています。
また、特定の資格取得に向けたサポートを提供しているところも、ここに分類されます。

塾の規模

塾の規模によって区別することもできます。
大きく大手塾と個人塾に分けることができますが、一般的に前者は進学塾、後者は補習塾が多いようです。
いずれもメリット・デメリットがあります。

1.大手塾

テレビCMなどで全国的に知名度が高く、事業展開も都道府県レベルから全国レベルにまで校舎を広げています。
規模が大きく、情報量も多く、グループ内で統一された年間カリキュラムなどが用紙されており、全ての生徒がある程度同じような授業を受けることができます。
塾の知名度と実績を上げるために、どうしても上位の生徒に資源を集中させ、下位の生徒は取り残されることも多々見られます。
また、知名度が高いところ、有名な講師が所属しているところは、授業料が高額になるのでよく考えないといけません。

2.個人塾

個人が経営している塾で、校舎も一つか二つと数少なくなっています。
しかし、その分、地元への密着度が高く、地域の学校に特化した指導を行います。
小規模なので生徒一人一人に密接した深い関係を作り、企業のルールに縛られていないので、個人個人に対して柔軟な対応が可能です。
多くの生徒と交わるのが苦手な生徒には、個人塾の方が向いているでしょう。

クラスのタイプ

次に一クラス当たりの生徒数による分類をします。

1.集団授業

基本的に一人の先生に対して多くの生徒が一斉に授業を受けます。
学校でも目にする一般的な教室のイメージです。
その中でも一度に10人以上の生徒を教えるクラスを多人数制、10人以下の生徒を教えるクラスを少人数制と言います。
多人数制では毎回の小テストで席順が変わったりと、生徒間の競争を高めることで学習意欲を高めようとする塾もあります。
一度に多くの生徒を抱えているために、授業料は比較的安くなっています。
少人数制では多人数制より生徒数が少ない分、生徒が質問など発言がしやすく、より細かい指導を受けることができます。
いずれにしても、他の生徒と一緒に勉強するのが苦手な生徒はお勧めできません。

2.個別授業

一般的に一人の先生に対して、一度に一人から二人の生徒を指導します。
他の生徒のことを考慮する必要がないので、担当する一人ひとりの生徒の現状と目的に合わせたカリキュラムや授業を提供できます。
習い事などで忙しく集団授業に時間を合わせることができない、成績が悪く集団クラスではついて行けないという生徒たちに柔軟に合わせて授業を実施できるところが多いです。
生徒と先生の深い絆を作りやすく、学習以外にも共感共有しやすく、先生がそれぞれの生徒のことを深く知れるので、勉強以外のことでも相談したり協力してもらったりしやすくなっています。
ただ、基本的に授業料が集団指導よりは高くなる傾向にあります。

3.その他の授業

最近ではコロナ禍の影響でオンライン授業や映像授業と言った、新しいタイプの授業も盛んになってきています。
俗に言う「e-ラーニング」というものです。
オンライン授業は個人またはグループをオンラインでつなぎ、教室にいる先生の授業をライブで受けます。
または、アプリなどで提供される動画を個人が自分の好きな時間に見ながら、付属の問題を解いて学習を進めるものもあります。
こちらでは映像を繰り返すことで、自分が理解するまで何度も繰り返すことができるという利点がありますが、これを行うにはインターネットや端末などの環境を整えないといけないという欠点もあります。
映像を通した授業を見てプリントや冊子で与えられる問題を解いて、理解の確認や学習内容の定着を図ります。
特に最近注目され流行ってきているものに、「自立学習型」というものがあります。
ITやAIを活用したデジタル教材を使って、生徒が自分たちのペースで問題を解いていくというものです。
塾の先生は教えるというよりも、サービス提供や進路相談が主な仕事となります。
どれも比較的リーズナブルな料金であることが多いですが、自分で好きなように進めることができる反面、よほどしっかり自己管理ができないと、結局誰も言う人がいないので、ずるずる怠けて失敗するということもあり得ます。

入塾を決める前に

以上、大まかな塾のタイプと授業スタイルについてお話しました。
これらを基に、自分に合った塾を探す参考にしてもらえればと思います。
ただし、塾を決定する前にはもう少しそれぞれの塾について調べた方がいいです。
一番大きいのは授業料でしょう。
通常授業の料金もそうですが、夏休みなどの長期休暇になればどの塾も特別講習を実施します。
テキスト代や模試代、その他経費もかかるでしょう。
お金の問題はしっかり事前に確認しないといけません。
時間割を調べて、自分が毎回きちんと通えるかも考えなくてはいけません。
受講は何科目できるのか、先生はこちらから指名できるのか、どんなサポート体制や設備があるのか、しっかり調べたり問い合わせたりしてください。

いくら良い環境で自分に合った内容の塾に思えても、実際通い始めると何か違うということはよくあります。
そこは「相性」というものがあり、これは個人の落ち度でも塾の問題でもなく、仕方ないものです。
だから、基本的に塾には入る前に「体験授業」というものがあります。
生徒に合った雰囲気か、先生の熱意や塾の考え方が合っているか、実際に授業を受けてみて分かりやすいか。
これらは体験してみないと分からないものです。
だから、塾の形式だけでなく実感として入塾後も続けられるかも考慮して決めてください。

今は塾の種類や数も増えて、選択肢の多さが逆に塾を決めにくくしているかも知れません。
そんな時、自分の現状と目的を考えながら、これらを参考に塾選びをしていただければ幸いです。

因みに、葛西TKKアカデミーは個人の個別指導塾です。
授業内容はそれぞれの生徒に合わせて柔軟に対応できるのが強みです。
また、個人経営であるからこそ、各家庭の事情に合わせた授業料やプランを提案することが可能です。
大手塾でうまくいかないときは、是非一声かけてください。
全ての生徒の力になれるように、全力でサポートしてまいります。

2022.01.22

コロナ禍で運動不足!体力が落ち怪我をしやすい子供が急増中

コロナ禍で運動不足、体力が落ち怪我をしやすい子供が急増中です。

コロナウイルスの感染防止のため外出を控えるように言われ、子供同士の接触も極力避けるように言われてきました。
学校が再開してもやはりソーシャルディスタンスを取り、子供たちが休み時間に思いっ切り遊びまわったり、体育の時間に活発にサッカーなどの接触を伴うスポーツをしたりもできなくなりました。
スポーツジムも閉鎖され、サッカーや水泳などのスポーツに関する習い事も中断されたところも多かったようです。
部活動も制限され、学校が終わってからも外出自粛で友達と外で遊ぶ機会が少なくなりました。

その結果、体を動かす機会が奪われた子供たちの体力が非常に落ち、病気にもかかりやすくなったという報告もあるようです。
また、肉体的にも丈夫でなくなり、鬼ごっこをしていて骨折したというケースも見られます。

元々子供たちの体力は年々低下する傾向があるのですが、今年はコロナウイルスで外で体を活発に動かすことができず、子供たちの体がもろくなっているのではないでしょうか。
現場でも、実感として子供たちの体力が極端に落ちているという声が聞かれるみたいです。

特に成長期に当たる子供は、体を適度に動かさないと成長における骨と筋肉のバランスが悪くなり、その後の生活にも影響が出ることが危ぶまれます。

このようにコロナウイルスによる運動不足から体力が落ちているうえに、今年の猛暑は子供たちの健康を非常に危険な状態にさらすでしょう。
夏休みが終わり再び学校が始まったとき、体力が落ちた子供たちは熱中症になる危険性が非常に高くなります。
コロナウイルスの感染防止のためマスク着用が呼びかけられていますが、これは同時に呼吸を苦しくし、体内の熱を呼吸と共に体外へ排出するのを妨げます。
どちらの防止も重要ですが、その方法が丁度反対の方向を向いている感じです。
文科省はガイドラインを出し、人との十分な距離を取り不要な会話を避ければマスクを取って熱中症防止に努めるように呼び掛けています。

怪我や病気とまではいかなくても、落ちた体力で学校に行けばいつも以上に倦怠感疲労感に襲われ、勉強が十分に身に付かないという危険性も指摘されています。
長期休校期間や夏休みで外で運動する機会がなくなった子供たちは暇つぶしに、SNSやYouTubeなどの動画、ビデオゲームなどにいそしみ寝不足や精神的疲労、昼夜逆転の生活が解消されず、学校が始まってもまともに登校したり勉強したりできなくなる場合もあります。
この不健全な状態が精神にも影響し、イライラしたり不安感にさいなまれたり、怒りっぽくなったり、マイナス思考になり否定的な考えしかできなくなったりすることもあります。
最終的には他の生徒と一緒に勉強ができなくなり不登校になる人も多いようです。

このような状態になってしまった場合、落ちた体力の体にいきなり激しい運動が危ないので、軽い運動から徐々に時間をかけながら体力を戻していくことがいいと思われます。
無理のないように計画的にスケジュールを立て、少しずつ元の体力に戻るようにしましょう。
適度な運動は精神状態の改善にもつながり、気持ちがスッキリします。
そして、昼間の運動が適度な疲労感を体に与え、夜ぐっすりと眠れるようになります。
こうなれば休み期間中に乱れていた生活のリズムも戻るようになるでしょう。
暑さも気になる今日この頃ですが、それでも全く外に出ず体を動かさないというのもよくありません。
無理のない程度に適切な運動を適度にするように心がけましょう。

2022.01.21

学校の勉強なんて社会に出たら役に立たないからやっても無駄!はNGワード

子供に言ってはいけないNGワード「学校の勉強なんて社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」

子供たちは毎日、周囲の人からたくさんの影響を受け、それを吸収して成長していきます。
時には、大人の何気ない行為や発言をしっかりとらえ、それが子供たちの人間形成に大きく影を落としたりします。
本当に、「そんなことまで聞いていたの」「そんなところも見ていたの」と驚かされることもしばしば。
だからこそ、大人は自分たちの振る舞いや言葉に細心の注意を払わないといけません。

子供に良い影響を与えるものならいいのですが、まだ分別がしっかりしていないこともに対しては見せたり聞かせたりしない方がいいものもあります(もう少し大きくなって物事が分かってきてからならいいのですが)。
その中で今回はこの言葉をNGワードとして考えてみたいと思います。
「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」

子供はまだ経験が浅く、世の中のことをよく知りません。
これから学ぶことが沢山あり、だからこそ、無限の可能性に満ちた存在といえます。
確かに現実は厳しくつらいものかもしれません。
しかし、まだ幼いうちからそれを知り、妙に斜に構えるようにはなってほしくありません。
できれば、夢と希望に満ち溢れた未来を感じさせてあげたい、そんな風に私は願うのです。

しかし、多くの大人や親がこのNGワードを口にします。
自分自身がこれまで生きてきて実感としてそう思うから、正直に何の気なしに言うのかもしれません。
しかし、この言葉が子供にどんな影響を与えるか考えてみてください。
子育てが一気に難しくなるかもしれませんよ。

この言葉を聞いて、子供はどんなことを思うのでしょう。
勉強が楽しくてやる気に満ちた子供や、これから頑張ろうと思っている子供には、自分がやっている勉強は役に立たないんだと感じ、気持ちが挫けるかも知れません。
大人の他愛無い一言で子供のやる気を潰す必要はあるでしょうか。

また、単純に、「そうか、役に立たないんだったら、勉強する意味はないな。勉強やめよう」と考えるのではないでしょうか。
これは、子供に「勉強をしない」ことに対する免罪符を与えることになり、勉強放棄を正当化させる根拠になります。
そうなれば、いくら親が「勉強しないと将来困るよ」とか、「勉強しないといけないんだから早くしなさい」なんて言っても説得力はなく、言うことを聞かなくなるかもしれません。
勉強嫌いな子供にとっては、まさに伝家の宝刀で、口の達者な子供なら特に、これによって勉強という呪縛から逃れることができるのです。
この言葉を理由にされたら反論できる親は多くはないでしょう。
なぜなら自分(または自分と同じ大人)が自ら言った言葉だから、否定できないし、言葉に対する責任もありますから。

「貧困の再生産」という言葉があります。
教育の価値を理解できず、十分な教育を受けていない親は満足な仕事になかなかありつけず、貧困家庭に陥ってしまう(特に貧富の差が拡大しつつある現代においては、その数も増加傾向にあります)。
日本のような国は、社会的地位の流動には教育が大きく関わってくるのですが、上記のような家庭では、親が教育の価値を十分わかっておらず、子供にしっかりとした教育を受けさせない傾向が強く出てくるそうです。
そうなれば、子供も親と同様に貧困に陥る確率が高くなり、「貧しい家の子供はやはり貧しくなる」という現象が現れてきます。
これが「貧困の再生産」です。
(本来教育は基本的人権の一つであり憲法に保障されているのだから、出自が何であれ、本人が望むなら誰でも十分な教育を受けられないといけませんが、実際はそうではなく、これは由々しき問題ですが、この議論は別の機会に。)

このような家庭環境における親がよく口にする言葉が「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」です。
この何気ない一言が、子供の将来における上昇志向に水を差し、自己肯定感をなくし後ろ向きな思考になるかもしれません。
そして、貧困に陥る可能性が非常に高くなります。
教育、そして子育ては子供の可能性を伸ばしていくものでなければなりません。
しかし、そのような可能性を一気に押しつぶすような、強力な影響を持つ言葉を大人たちはつい言ってしまいます。
本当に気をつけないといけません。

現実を子供に知らしめる親切心と言うかもしれませんが、大きなお世話です(すみません、言い過ぎました)。

そもそも教育とは、将来役に立つか立たないかで割り切る打算的なものなのでしょうか。
いいえ、違います。
方程式や国語文法、英語の仮定法など大人になって使わないからやる必要はないのでしょうか。
教育の目的は学んだことそのものを実社会に出たときに使うことではありません。
様々な側面があり、その手段の一つが学校で習う五教科であったり九教科であったりするのです。

確かに「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」というのは人生の経験を積んできた大人にとって真実の一面であり、教訓だからこそ自分自身そう信じて子供に言うのでしょう。
確かに、現実社会は厳しく小中学校で勉強したことで太刀打ちできるほど簡単ではないでしょう。
「子供の将来のために」と思って勉強をさせている親はたくさんいるでしょう。
しかし、子供は自分の将来がはっきり見えていて、何を勉強しなくてはならないか分かって勉強している者はほとんどいないでしょう。
実際勉強ができる子供は、将来のこと云々ではなく、単純に知的好奇心や知識欲で、もしくはもっとストレートに問題が解けた達成感のようなゲーム的面白さで勉強をしている人が多いです。
それを「将来役立たないから無意味だ」と言われたら、せっかく面白い勉強もつまらなくなってしまいます。

また、勉強するは習ったことそのものを大人になって利用するというよりも、「学ぶ」という過程で知ること身に付けることが生きるうえで重要なことが沢山あります。
つまり、勉強は目的ではなく手段とも考えられるのです。
数学をやりながら論理的説明を理解したり、国語を勉強しながら相手にいかに明確に分かりやすく説明するかということを学んだりです。
問題を解く中で試行錯誤し、「ああでもない、こうでもない」と苦労しながら多面的に物事を見たり考えたり、どういう結果になるか想像や推測したり。
難しいからこそ、もがき考えるうちに忍耐力や根気が育ったり。
嫌な仕事でも最後までやり遂げられる強い意志が持てるようになったり。
実はこのような要素が実際に社会に出たときに不可欠となります。
これこそ勉強の真の目的の一つです。

「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」と言うのは教育を表面的にしかとらえていない発言で、教育の真の意義を知らないのです。
子供たちの生活と心を豊かにしてくれるチケットです。
だから勉強は、こんな声明で価値をなくしてしまうような、そんな薄っぺらいものではありません。
その辺りをしっかり理解していただきたいと思います。

また、同時にこの言葉の持つインパクトを考えると、安易に子供に浴びせかけていいようにも思えません。
人生を長く生きてきた大人が実感を伴って思うことだからついつい口にしがちですが、子供に対していっていいものかよくよく考えてください。

葛西TKKアカデミーでは、ただテストのためとか受験のためではなく、本当に勉強を子供たちが楽しみ、教科書に書いている以上の知恵と教訓、そして学ぶ楽しさを知ってほしいと願います。

2022.01.20

塾に行くメリットとは!?

塾に入るメリットとは!?

多くの家庭が塾に通わすべきかどうか悩んでいます。
基本的に安くもない料金を支払っているのだから、やはりそれなりの成果はあってほしいところです。
塾に求めるものも、その家庭の事情によって様々です。
そんな悩みを抱えている保護者の方々の参考になるように、今日は一般的に言われる「塾に通うことのメリット」をご紹介したいと思います。

塾に行くメリット

塾に行くかどうかを決めるには、やはり「塾に行く価値があるか」どうかを判断しないといけません。
支払う授業料に対して十分な見返りがあるのならば、塾に通う決断をすればいいし、そうでなければいく必要はありません。
そこで今回は、先ずメリットに注目してご紹介したいと思います。

1.学校の勉強に遅れずついていける

やはり多くの家庭では子供の成績を上げるために塾に通わせるようです。
学校の授業だけでは、分からないときに質問したり、もっと勉強を深めるために何をすればいいか分からなかったりします。
学校では人数が多いので、個々の生徒の学習レベルに合わせて勉強を進めることが難しいです。
そうならないように、塾では質問もできますし、専門の先生が学校に先駆けて勉強を教え、専用教材を使って練習ができるようになっています。
個別指導の塾であれば、個人個人に合った学習計画を作成してくれて、必要であれば小学校の内容までさかのぼって教えてくれることもできます。
定期テスト前など必要であれば復習やテスト予想およびテスト範囲に合った問題を練習させてもらえたりします。
こうして、苦手教科を克服したり、基礎学力を充実させ学校の勉強について行けるようにして、成績を上げることができます。

2.様々な人と一緒に勉強することで学習意欲を高める

で一人で勉強しようと思ってもなかなか手が付かないことがあります。
一人だと何でもできるので、どうしても怠けてしまったり、周囲の誘惑に負けて勉強以外のことが気にかかり、集中できずに勉強が非常にしづらくなります。
しかし、塾にはいろいろな人がおり、勉強に励む仲間や熱心に教えてくれる先生に刺激され、自分も頑張らなくてはと学習意欲がわいてきます。
授業のない日でも自習できる塾が多いので、誘惑のない勉強に望ましい環境で、高まったモチベーションを維持しながら、勉強に打ち込むことができます。

3.受験対策がしっかりしていて、入試を有利に進められる。

塾では多くの受験生に対応するために、中学校から大学まで様々な受験対策を用意しています。
受験に必要な勉強ができると同時に、個人ではなかなか手に入らない情報も入手できます。
実際に入学した先輩の話、彼らがどのように受験勉強し、合格してどのような人生を送っているか、今年の受験生の傾向はどうなっているか。
また、受験日から逆算し、生徒たちの現在の実力からどのように勉強を進めていけばいいか、計画を立ててくれます。
それに基づき、目標の学校に入れるように授業や講習、プログラムを提供してくれます。
もちろん、模試も実施し、生徒が本番で自分の実力が出せるようにサポートもしてくれます。

4.定期テストの対策をしてくれる

先ほども述べたように、塾では定期テスト対策を行ってくれます。
学校の成績は色々な要素から成り立っていますが、その中の大きな部分を占めるのが定期テストの結果です。
塾に通わせる目的の一つが成績アップである以上、塾側としても生徒に何とか良い成績を取ってほしいと努力します。
テスト前には対策として特別な時間を設け、そのテストに特化した授業や勉強時間を提供してくれるところが多いです。
塾にはこれまで蓄積してきた過去の定期テストの問題がある場合もありますので、聞いてみれば問題をやらせてくれるかもしれません。
こうして予行練習ができるのは塾ならではで、塾に行かず家で一人で勉強する生徒にはできないことです。
当然塾の先生も学校のテスト範囲を見れば、何が重要で何ができていないといけないかということが分かりますから、要点に絞った勉強ができます。
学校では教えない解法やテクニックを教えてくれることもあります。
また、家で勉強する習慣がない、またはそれがうまくできない生徒にとっては、塾という勉強専門の環境が与えられるだけでもありがたいことです。
テスト勉強に集中でき、課題もどんどん進んで、十分な準備をしてテストに臨めます。

5.学校で勉強できないときの代替として

今回、コロナ禍で学校が一斉休校になり、生徒たちの学習が滞ったとき、学校の通常授業以外に学習のアクセスできる生徒とそうでない生徒の間に教育格差が生じたと言われています。
コロナ禍でなくても、教育の手段が一つしかないというのは心もとないものです。
そんな時、塾という選択肢を持っていると勉強の保険の一つとなります。
また、家庭の事情(例えば今回のコロナ禍での自主休校)や病気や学校の人間関係などによる不登校で学校に行けない生徒もいます。
そのような時にも、塾というもう一つの居場所があれば、子供たちの安全を守り勉強を継続させることができます。

6.有益な情報や良質の問題集が得られるため

次に塾のメリットとしては受験や勉強に対する豊富な知識や情報量でしょう。
毎年の入試傾向の分析、定期テストでの勉強のポイントやコツなども知っています。
特に現在、学校教育は大きな転換期で、これまでと教育の内容、方法、そして評価がかなり変わってきています。
親御さんのころのことを考えて勉強や受験を考えていると、かなり変わっていろいろ困った事態に陥るかもしれません。
そんな時、多くの情報が得られ対策が取れるということは、現代の教育(社会)においてかなり有利に働きます。
こういった情報は学校だけでは得られにくいものです。
また、塾で使用している教材も書店で販売されているものとは違い、良質のものが多いと言えます。
説明がまとまっていて分かりやすいテキスト、問題量と種類の豊富な問題集、いろいろなレベルの生徒に合わせた教材など、塾でしか手に入らないものが沢山あります。

7.勉強の動機づけとして

よくあるのが、「学校の勉強や宿題をやらなければならないのは分かっているのですが、どうしても一人だとやる気になれない。」「頑張って勉強したいけど、何をやればいいか分からない。」というものです。
勉強で何をどのくらいどのようにすればいいというのは生徒一人ではなかなか分からないものです。
塾はその点を十分に理解しているので、それぞれの目的に合わせて最適な教材、勉強量、勉強方法などを教えてくれるので、目標を持った勉強ができ、どこに向かっているのか全く分からないときよりも、生徒のやる気も上がります。
先生の指導を受けて、少し難しそうな問題、これまでできなかった問題が解けるようになるとモチベーションも上がり、もっと勉強に励むようになります。
また、一人ではできませんが、一緒に勉強する仲間がいれば、教えあい助け合ったり、他の生徒と比べることで競争意欲もわき、ライバルの存在がお互いを切磋琢磨させるきっかけにもなるでしょう。

8.広い範囲での自分の勉強の位置づけを知り、様々な刺激が得られる

よその生徒を知らず、自分のクラスや学校の中だけで生活しているとどうしても視野が狭くなってしまいます。
受験などで他校の生徒と競争しないといけないとき、自分の学校では優秀でも、実は他校の生徒はもっと優れていたなんてこともあります。
日頃から様々な学校の生徒と関わっていれば、自分の実力がもっと広い範囲においてどのくらいなのかが分かります。
そして、異なる学校の生徒と関係を持つことは、自分の世界観を広げ、互いに良い刺激になります。
中には自分の学校の生徒以上の友情が育まれることもあるでしょう。
ヒューマンネットワークが大きくなれば、それだけ自分に有利な情報が手に入ったり、いろいろ助け合うことができたりします。
このような学校の枠を超えた人間関係に基づく利点というのは、やはり塾に行けこそでしょう。

以上、塾に通うことのメリットを挙げてみました。
他にもあると思いますが、このようなメリットが期待に副うものであれば通塾も一考だと思います。
もちろん、お金を払っている訳なので、十分な対価があるか検討する必要があります。
今回はメリットだけを述べましたが、当然デメリットもあり、子供たちがデメリットを克服しメリットを享受できるか考えましょう。
多くの塾では入塾決定前に無料体験を行っているので、とりあえずそちらを受けて、担当の先生から話をよく聞いて決断すればいいと思います。
葛西TKKアカデミーにも無料体験があり、そちらを受けてから入塾するかどうか決めてもらうことになっています。

大手から個人経営、個別から集団、進学塾と学習塾と、塾の種類も様々ですし、その塾の理念や方針によっても教え方などが大きく異なってきます。
大事なのは、生徒に合っている塾はどこなのか、生徒に必要な塾はどこなのか知ることです。
いくら評判が良くても、自分の子供には合わないということはあります。
勉強は高度に個人的なものなので、みんながいいというから自分にもいいとはなりません。
例え今塾に通っていても、合わないようでしたら途中で変えることも大切です。
よく考えて、本当に生徒のために親身になってくれる塾を見つけてください。

2022.01.20

漢字を覚えよう!子供たちが勉強でぶつかる壁の一つでその対策は!?

漢字を覚えよう!子供たちが勉強でぶつかる壁の一つ、その対策は!?

子供たちが勉強で最初にぶつかる壁の一つが「漢字」です。
当塾でも「漢字が覚えられない。」と嘆く生徒がたくさんいます。
ただやみ雲に覚えようとしても、なかなかうまくいきません。
やはりコツや工夫が必要です。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでも漢字の指導を行っています。

子供たちに聞くと「漢字が嫌い」という生徒がたくさんいます。

二年生までは学校でも一つ一つ丁寧に漢字を教えますが、学年が上がると他に学ばなければならないことが増え、「漢字は自分で覚えなさい。」と先生はおっしゃるのではないです。
または「ノートに漢字を10回から20回ずつ書いてきなさい。」なんていわれることもあるのでしょう。
苦行以外の何物でもなく、やがて生徒は嫌になって漢字を覚えようとしなくなる。
これは逆効果です。

そこで今回はいくつかコツをご紹介します。

漢字の成り立ちを知る
一般に漢字はその成り立ちから四つのタイプに分けることができます。
「象形文字」「指示文字」「会意文字」「形成文字」です。

「象形文字」は絵から作られたもので「山」「川」「日」など。
「指示文字」抽象的な概念を記号的に表したもので「一」「二」「三」「上」「下」など。
「形成文字」は複数の漢字を組み合わせ、そのもたらす意味を漢字にしたもので「明」「鳴」など。

これらはインターネットで検索すると簡単に見つけられます。
中には動画で紹介しているものもあるので、それらを参考にしてから勉強すると脳への刺激も増え、漢字が納得できるので覚えやすくなります。
以上の三タイプはシンプルなものが多く、小学校低学年で習うものが多いです。

これらの基本的な漢字の音と、意味を表す部首を組み合わせてできるのが「形成文字」です。
漢字を音と意味の組み合わせと考えると覚えやすくなります。

共通な部首などでまとめて覚える
これはゲーム感覚で親子や友達同士で競い合ってもいいと思います。
ニンベンやゴンベン、サンズイやシンニョウなど一つ部首を決めて、どちらが多く書けるか勝負すると楽しいです。
お互いに書いたものを見比べて、そこでも覚えられます。

また部首でなくても、「体に関する漢字」「植物に関する漢字」などテーマを決めてやってもいいです。

好きなことに関する文をたくさん読む
文章を読めば漢字に触れるチャンスも増えます。
本が好きなお子様ならば自主的に読むので、自然と漢字も覚えます。

そうでなくとも漢字に触れる機会を増やすことは大事なので、例えば好きなスポーツ選手の名前を読ませたり、趣味のものの説明書を読ませるのもいいでしょう。
ゲームの解説本や攻略本もお勧めです。

間違えやすいパターンを覚える
せっかく覚えても、漢字が不正確であったり混同していたりします。
子供たちの間違えやすいところはある程度決まっているので、そこを重点的に印象に残るよう指導するといいです。
例えば、「牛」と「午」を間違える生徒がいます。
私は「「牛」には角があるから出っ張るんだよ。」なんて教えたりします。
間違えやすいところを把握していれば、子供たちも書くときに気をつけるので正確に書けるようになります。

熟語は意味と構成からまとめる
熟語も子供たちが苦手とするところです。
やはり工夫が必要です。

熟語の作りにもいくつかのパターンがあります。
パターンを知るとまとめることができ覚えやすくなります。
・前→後(前から後ろに意味が成立)
 例)病人=病の人、日没=日が沈む、新品=新しい品
・後→前(後から前に意味が成立)
 例)帰国=国に帰る、入学=学校に入る、着地=地に着く
・前≒後(似た意味の漢字を並べる)
 例)寒冷、豊富、勤務
・前⇔後(反対の意味の漢字を並べる)
 例)多少、増減、強弱

熟語は意味を考えながらやると覚えやすいし、熟語から漢字を覚えることもできます。
三文字以上の熟語も同様に熟語の構成を考えるといいでしょう。

他にも工夫やコツはありますが、一般的に行われている「ただひたすら何回も書く」方法はあまり効率的ではありません。
上記のように、漢字そのもの以外の情報も関連付けて覚えると、脳への刺激が増え身に付きやすくなります。
面倒くさがらず、急がば回れです。

国語で言えば慣用句や故事成語なども同様に、言葉そのものを覚えるのではなく、工夫して脳への刺激を強めることが大切です。

子供たちの間で人気のある「うんこ漢字ドリル」もいいです。
当塾の生徒にもやらせましたが、他のドリルと違い、本人が楽しみながら自主的にやっていたのが印象的でした。

勉強は大変です。
でも、ちょっとしたコツや工夫があれば効率よく学ぶことができます。
葛西TKKアカデミーでは、先生がこれまでの経験をもとに分かりやすく指導してくれます。
遠慮なく、是非見学や体験に来てください。
勉強や子育て、進路や学校生活などの相談も受け付けています。
地域の皆様に開かれた塾ですので、いつでも気軽にお越しください。

2022.01.18

数学検定を受けよう!そこにはメリットがたくさん!是非挑戦を!

数学検定を受けよう!そこにはメリットがたくさん!是非挑戦を!

英語検定は皆さんもご存知かと思います。
自分の英語のレベルを知る良い指針となると同時に、国内では権威ある技能検定なので、就職や受験などで優遇されることもあります。
同様に、最近は数学検定(実用数学技能検定)が注目されています。
今回は、数検がどのようなものか、そして、数検合格あるいはその過程でどんなメリットがあるか議論したいと思います。

数学検定とは

数学検定(実用数学技能検定)、通称「数検」ですが、これは日本数学検定協会により実施されている検定で、試験に合格するとそのレベルに合った数学力が認められます。

『公益財団法人 日本数学検定協会』へのリンクはこちら

内容は、算数や数学の実用的な技能である計算を始め、作図、測定、統計、整理、証明、表現と家内広い分野の能力を測るもので、1級から5級までが「数学検定」、6級から11級までと『かず・かたち(ゴールドスター・シルバースター)』が算数検定となっています。

数学検定のレベルとしては、それぞれの学年で学校で習う内容に応じてして、例えば、高校受験をする生徒が受ける3級はちょうど中学3年程度の内容となっています。
テストは1次と2次から構成されており、先ほど触れた3級では1次が50分、2次が60分の試験時間となり、合格の基準は1次で全体の70%程度、2次で全体の60%程度が要求されます。
問題は示された範囲から幅広く出されます。
当然級が上がると問題も難しくなり、合格率もどんどん落ちていきます。
例えば、5級では70.3%の合格率も1級では5.7%にまで落ち込みます。
因みに、中学卒業レベルの3級は59.9%だそうです。
詳しくは日本数学検定協会のホームページをご覧ください。

数検のメリット

1.入試に有利

英検と同じように数検の最大のメリットは何と言っても「入試で優遇されることがある」点でしょう。
大学の推薦入試やAO入試で、学校によっては評価の対象として認めてくれるところがあります。
この制度を取り入れている学校は、短大や専門学校まで含めると500校近くになります。
自分が志望する学校に、数検を合否判定に含められるならば、受験をグッと有利に導くことができます。

また、私立高校の入試においても、学校によっては英検、数検、漢検の指定された級以上を持っていると内申点に1加えられることろがあります(この制度は都立高校にはないので注意)。
1点の違いが合否を分けることもある高校入試において、試験を受ける前に確実に与えられるこの追加点は非常に大きいと言えます。

最後に、数検2級以上に合格すれば、文科省が行う「高等学校卒業程度認定試験(かつての大検)」で数学が免除されます。

このように数検が入試の参考要素や推薦条件の一つとされたり、学校によっては単位として認定されることもありますので、数検を受ける価値は十分あると思われます。

2.自分の実力を知る指針となる

日々の勉強において自分がどの程度の実力を持っているかが分かれば、勉強に対する不安も和らぎます。
数学検定は、基礎的なものから高度なものまで幅広く問題が出ていますので、自分がどのレベルまで習得できているのか分かります。

全て記述式の問題なので、本当に数学の仕組みを理解し、しっかりとした論理展開ができることも要求されます。
数検と入試での出題範囲は一致するので、数検の勉強がそのまま受験勉強にもなりますから、受験勉強を数検勉強に置き換えてやるというのもよい方法だと思います。
数検を勉強すれば自動的に学校の数学の内容も習得でき、数検を合格して先ほど触れたように受験を有利にするので一石二鳥。
これは良い作戦です。

3.場合によっては就職にも役立つ
数検もある程度のレベルを合格していれば、それは特技・資格として履歴書に書くことができます。
特に理数系の会社を受けるならば書いて損はありません。
3級以上であれば、厚生労働省のYES-プログラム(若年者就職基礎能力習得支援事業)という企業の求める就職基礎能力の習得を促進するプログラムの証明書を手にすることができます。

アルバイトでも塾講師をやるなら、数検合格は採用の決定に一役買うでしょう。
一般の就職でも、面接官が数学に興味がある人であれば話が盛り上がり採用に有利になるかも知れません。
そうでなくても、数検○級というのがあれば、ないよりは伯が付きますし、なんか教養があってできる人間のように見えますよね。
数検の勉強が公務員試験や一般教養のテストで役に立つことは十分あります。

数検の勉強の仕方

先ずやらなくてはならないことは、学校の教科書の内容を早く終わらせることです。
数学が得意で、学校で教わるのを待たなくても自分で勉強が進められる人はどんどん進みましょう。
基礎からしっかり学び、少なくとも教科書の問題は、応用まで解けるようになっておく必要があります。

また、数検は上記のように、試験は記述式なので答えだけを出せばいいというものではありません。
記述の方法も確実に習得しながら、丁寧な勉強が肝心です。
面倒くさがって途中式を書かなかったり、暗算で解いてばかりだと、いつまで経っても上手に解けません。
数検の問題は暗算で全てできるほど甘くありませんし、文字にして目に見えるようにした方が、自分の間違っている点を探し出すのも容易ですし、論の進め方や思考の展開も分かりやすく正確になります。
記述は実際に書く経験を積むことによって、その要領が身に付き、徐々にどのように書いていけばいいのか分かってきます。

そして、分野の苦手を作らず、どの内容が出されても解けるようになってください。
得意不得意や好き嫌いを作ってしまうと、その時の気分や出題された問題によって正答率が大きく変化し安定しません。
確実な合格を目指すならば、どの分野も一応の結果は出せるようにしましょう。

ここまでで基礎内容を十分習得したならば、後はひたすら問題を解き、出題傾向になれ、出題形式に慣れましょう。
市販の教本をやり、過去問を何回も繰り返しやれば、だんだん多くの問題が解けるようになります。

この時、本番を意識して、時間の管理もきちんとしてください。
最初は時間内に終わらないかも知れません。
しかし、意識しながらやることで、徐々にスピードが付きできるようになります。
ここで注意してほしいことは、先ずは丁寧な解答を心がけること。
丁寧にやってさえいれば、回数を重ねることでスピードは後から付いてきます。
逆に最初にスピードばかり気にして雑な解答をしていると、いつまで経ってもきちんとした解答はできません。

友達と一緒に勉強するのもよい方法です。
一人だと、分からないときに行き詰まってしまうかも知れませんが、そばに誰かいれば質問もできますし、一緒に考えることもできます。
誰かと一緒の方が心強いし楽しいです。

こういう意味では、そばにいるのは親でも構わないのです。
ただし、親の場合特に多いのですが、子供ができなかったときにイライラしたり怒ったりしないように気をつけてください。
むしろ、できないときにこそ励ましが重要です。

周りにそんな人がいない場合は、学校や塾の先生でもいいでしょう。
葛西TKKアカデミーも利用可能出です。
きっと皆さまの力になりますよ。

以上、数検とそれを取得することにより発生するであろうメリット、そして、勉強法について述べてきました。
実際受けるかどうかは個人の判断ですが、どうせ数学の勉強をするのであれば、ついでに数検も取って損はないと思います。
自慢にもなり、自信も付きます。
数検を上手に活用すれば、受験を始め様々な場面で優位になることができると思います。
とりあえず、物は試しでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
葛西TKKアカデミーも数検合格に向けて、皆さまのお手伝いをする用意があります。
是非一緒に頑張りましょう。

2022.01.18

ノートを見やすく分かりやすくするコツ!工夫して勉強の効率をアップ!

ノートを見やすく分かりやすくするコツ。工夫して勉強の効率をアップ!

ノートは勉強で最も大切なものの一つ。
自分が勉強したことを習得するのに必要なだけでなく、自分のこれまでの努力の証でもあります。

生徒の中には「どうせノートは見ないから書かない。」なんて言う人もいますが、やはり学んだことをしっかり身に付けるにはノートは必須のアイテムです。
授業で先生が言ったことを書き留めるだけでなく、書かないよりも書いた方が脳により大きな刺激が起こるので記憶の促進と定着にも有効です。
後日、記録としてノートを見返せばテスト勉強にも大いに役立ちます。
なぜなら定期テストは学校の先生の授業が元になって作られることが多いからです。

しかし、せっかくとったノートも後で見て何が書いてあるのかよく分からないでは困ります。
ノートはどのように使うといいか考えてみましょう。

1.ノートは贅沢に大胆に使う
森林伐採などで資源を大切にしようと言われますが、勉強に関してはそこは少しご容赦いただきたい。
子どもたちがしっかり勉強すれば、それを補って余りある恩恵を自然にお返しできるでしょう。
だから、ノートを大きく使ってほしいと思います。
私のお勧めとしては、一行おきに書く。
この明けた行間に、後日更なる情報が追加できるようにです。
ノートは一回書いたら終わりではなく、復習などで繰り返し使ってほしいです。
その時に今までにない新しいことを学んだら書き込めるスペースを用意しておいた方がいいです。
時には付箋やメモを貼り付けるのもいいでしょう。
更に私がやっていたのは、学校では開いたノートの左ページだけ書き、右は自宅学習で書きこんで内容を充実させたり、補足情報やデータ、表などを書いたり貼ったりしていました。
このように後からどんどん拡張ができるようにすることで、学習をより深くすることが可能です。
(拡張と言う意味ではルーズリーフなんかもいいですね。)

2.各科目専用のノートを作る
荷物が多くなるのが嫌だからと何でもかんでも一つのノートに書く人がいます。
こうすると後で、何がどこに書いてあるのか分からず時間がかかったり見つけられなかったりします。
結局勉強の効率が悪くなり、ノートを取る意味があまりなくなってしまいます。
少なくとも1科目1冊にしましょう。
荷物が重くなってしまいますが、そこは勉強のため、体力をつけると思って割り切りましょう。
勉強は肉体労働です。
ノートの表紙には科目名の他に使い始めた日付と使い終わった日付を書きましょう。
各ページにも日付を書きましょう。
こうすることで後でどこに何が書いてあったか探す助けになります。
自分がどれだけ勉強したか分かりますし、ノートがそのまま自分の努力を反映しているので、ノートが自分の自信と達成感につながり大きな誇りとなります。

3.統一した自分のルールを決めよう
ただ思いつくまま書いてはまとまりがなく、見直したときに何のことかさっぱりわからないということになります。
自分なりのノートの使い方のルールを決めましょう。
ノートには勉強の内容以外に何を書くのか。
単元や日付、教科書のページなどは決まった場所に書くようにしましょう。
もったいないかもしれませんが、新しい単元に入るときは、どんなに余っていても次の新しいページから書き始めましょう。
文字やアンダーラインやハイライトなどの色も決めて何色が何を表しているか決めるといいです。
例えば「赤」は重要事項、公式は「青」など。
囲みも四角と丸で意味を変えてみたりするのも有効です。

4.可能であればコピーを活用
国語の古文や英語など、本文に訳を書いたりするときは教科書をコピーしたものを貼り付けるといいです。
長い文章を手書きで全部書いていったら時間が足りなくなってしまいます。
可能であれば学校の先生にお願したり、コンビニなどのコピー機を利用してください。
時間の節約にとても役立ちます。
社会や理科なら挿入されている表や絵、写真をコピーしてノートに貼るといいです。
特に絵を描くのが苦手な人にはいいかもしれませんね。
また、テストや問題集で出てきた問題をコピーして貼るのもいいです。

他にも様々な工夫があると思います。
皆様の工夫があれば教えていただけると勉強になります。

ノートは勉強に非常に大事なもの。
戦う武器です。
上手にノートを書くことが勉強の効率を高め、より良い成績を修めるのに重要です。
自分だけの素敵なノートを作り、本屋さんでそのまま陳列できるくらいになるといいですね。

勉強に関する悩みや分からない点があれば気軽に連絡ください。
これまでの経験から何かしらご提案できると思います。
勉強大変ですが頑張ってください。

2022.01.16

勉強や人間関係など子供も相談したいが悩みに答えるにはコツが!

コロナなどで子供も悩み相談したい。でも、子供の悩みに答えるにはコツが必要です。

全国で再びコロナウィルスの感染が広がり、子供たちの窮屈な学校生活はいつまで続くか、未だ見通しもつきません。
友達と遊びたいのに活動を制限されたり、おしゃべりもできなかったり。
学校行事も短縮や中止、普段の授業でもいろいろ混乱が生じています。
このようなこれまでに経験したことのない状況に大人もそうですが、一番不安で心細く感じているのは子供たちかもしれません

そんな時に大人たちは頼りになる存在でありたい。
そうして子供たちに安心を与えられるようでなければなりません。

しかし、普段私たち大人は子供たちにどのように接しているでしょうか。
いつもと違う異常事態で、普段よりもストレスを感じ心に余裕がなく、ついつい子供に当たったりしていませんか。
これでは子供たちは助けを求めたくても声を上げることができません。
難しいですが子供の成長に関わる大人としては、冷静になり子供たちがいつでも話しやすい状況、人間関係を築くことが大切です。
では、どのように子供たちと関わればいいか考えていきましょう。

子供が成長する過程で、彼らはいろいろな壁にぶち当たります。
そして、どうしていいのか分からず、悩み苦しみます。
そんな時、子どもの成長に関わる大人としては、相談にのり道を示さなくてはなりません。
しかし、数学の問題とは違い、明確な答えのない悩みにはどのように対処すべきでしょうか。
私の経験上、いくつかのコツを今日はご紹介したいと思います。

1.いつも子供が心を開ける存在であること
特に思春期の子供たちは悩みが多くなります。
そんな時に大人が相談できる存在であることは重要です。
子供に信頼されている、少なくとも不信感を持たれないことが大切です。
付きつ離れつの適度な距離感を保ちましょう。
微妙な年頃なので口出ししすぎると、反って嫌がられます。
時には言いたくても我慢することが必要です。
でも、時には声を掛け、困ったことがないか聞きましょう。
いざという時は頼れる人がいるという安心感は、子供の精神安定の大きな助けとなります。
普段から他愛ない話をして、何でも気軽に話せる間柄を築きましょう。

2.まずは子供と同じ視点に立つこと
相談にのるとき、大人はつい自分が子供より経験豊富で知識もあるから、子供を無視して自分の考えを押し付けがちです。
しかし、押し付けは反って子供の反発を招きます。
いくら良いと分かっていても、自分が納得しなければ行動は難しいし、精神的負担も多いでしょう。
だから、最初は子供の視点に立って、問題に対する考えを共有することが第一歩です。
拒絶と否定は可能性を狭めます。
まずは子供を受け入れ、同じ立場で考えましょう。
そうすると子供も自分と同じ立場で考えてくれると安心し、見方として受け入れてくれます。
そうして同じ方向を向いて考え、もし道が間違っていれば少しずつ方向転換するように導きましょう。
誘導しつつ、子供が自分で答えを出せるように手助けをするのが相談役としての立場です。
答えを与えるのではなく、自分で考え出せるように促す。
その過程に子供の成長もあります。

3.文字や図にして目で見えるようにすること
よく口頭だけで話し合いをします。
しかし、口から出た言葉はすぐに消えてしまいます。
だから、文字や図などで紙に書いて目に見えるようにする(視覚化)とお互いに分かりやすくなります。
何が問題なのか、何が原因なのか、今後どのように対応するのか。
これらを全てはっきりと見える形にすると、考えもまとまりやすいし、お互いに共有もできます。
こうすれば問題解決もより簡単になります。

4.プレッシャーをかけ過ぎないこと
大人が子供であったころと今とでは環境がかなり違います。
自分たちの子供のころの経験が、そのまま当てはまらないことが多々あります。
大人にとっても未知の問題に子供たちが直面しているとき、大人は明確な答えが提示できないこともあるのです。
だから、自分が良かれと思って言った助言が必ずしも正しいとは限らないのです。
むしろ、そうしない方がうまくいったりすることもある。
「こうすればいいんだ。」「こうしないとダメなんだ。」とプレッシャーをかけるのは、子供の精神的負担を増やすだけでやらない方がいいでしょう。
逆に「これでうまくいかなければ別の方法をまた考えよう。」というくらいの軽い気持ちでいた方がいいです。
「今後もサポートするからね。」というメッセージにもなりますから。
そもそも子供は答えを求めているのではなく、一緒に考えてくれるという安心感を求めている場合が多いのです。

以上の点に気をつけて、子供が悩んでいるときは相談にのってみてはいかがでしょうか。

要するに「物は考えよう」と言うように、自分の気持ちを切り替えて友好的に接すればいいのです。
相手をコントロールするより自分が動いた方が楽ですからね。
そうして信頼関係を築ければ、子供の相談もうまく聞けると思います。
また、子供は解決方法を望んでいるのではなく、単純に自分を分かってほしい、悩みを共有して安心したいだけなのかもしれません。
そんな時は話を聞くだけでも、子供には大きな救いになるものです。

しかし、相手がいることなので、子供が頭から拒絶していればそれも難しいでしょう。
そのような親子関係にはそれに至るには経緯があるでしょうし、特に反抗期と呼ばれる子供には親がいるというだけで嫌がられ、相談どころではないかもしれません。
そんなときは自分一人でどうにかしようなんて考えず、外に助けを求めるのも大切です。
無理して事態を悪化させるより、自分は一歩引いて他人に任せてみるのも時には有効な手段になりえます。
「何を言うか」より「誰が言うか」で子供の態度がガラッと変わることもあります。
(同じことを言っても相手によって受け止め方が違ってくるということはよくあります)
もちろん、葛西TKKアカデミーはそんな存在の一つです。
困ったときは遠慮なくご相談ください。

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