塾長ブログ

2024.05.24

在日外国人の方々の日本生活お手伝いします!

 日本でも国際化が進み、葛西でもアジア圏を中心に外国籍の方々をよく見かけるようになりました。
このように海外の方と触れ合う機会が増えたということは、子どもたちにとっても自分の視野を広げるチャンスということもできます。
これまでも葛西TKKアカデミーでは子どもたちと外国の方々が触れ合う企画を何度か実施してきました。

同時に、葛西で暮らす外国の方にも日本の良さを知ってもらい、そして不自由なく幸せな日本の生活を送ってほしいとも願っています。
多様なニーズにお応えする葛西TKKアカデミーは、このように葛西で暮らす海外の方のために日本語レッスンや日本語サポートを行い、生活の支えになればと考え、様々なサービスを提供いたしております。
今回はそのようなサポートの一部をご紹介いたします。

1.日本語レッスン

日本語教員養成課程を終了し、日本語教育能力検定試験にも合格した先生が、葛西近辺に暮らす外国人の方々に日本語を教えます。
受講者のレベルや要望に合わせ、「日本語能力試験対策」や「日常会話教室」などの授業が受けられます。
日本語能力試験対策はN1からN5まで対応いたします。

合格のレベルによって日本での就学や就職が有利になることがありますので、ぜひチャレンジしてほしいと思いま日常会話教室では受講生の生活環境を考慮し、生活に必要な日本語の会話を勉強します。
それぞれの環境や目的に合わせて柔軟に対応しますので、希望要望は気軽にお伝えください。

2.日本語チャティング

日本語を実際に話して会話がうまくなりたい人、日本人と気軽に会話する機会が少ないが練習をしたい方向けのプログラムとなります。
お茶を飲みながら色々な話題を交えて、気楽に会話を楽しみながら練習するクラスです。
単純に会話の練習をするだけでなく、会話のテーマなどを通じて日本文化や日本社会、日本人の考え方などの理解を深めることもできます。

3.日本語ネイティブチェック

学生や社会人、主婦の方などが、日本語でのレポートや書類を作成するときに、その日本語が正しいかどうかをチェックしてもらうサービスです。
毎週の授業とは違い、必要な時に単発で受けられるサービスです。
もちろん文章を書くための日本語のお手伝いもします。

4.日本生活お手伝いセンター

言葉だけでなく、日本の暮らしで困っていること、分からないことの相談にのります。
文化的に理解できないこと、誰に尋ねていいかわからないこと。
どんな悩みでも共有し、問題解決のために考えます。

これら以外にも要望に応じて様々な支援ができればと考えています。
お忙しい方にはオンラインでの対応も可能です。
外国の方で、日本の生活にお悩みの方は遠慮なく一度ご相談ください。



葛西TKKアカデミーは生徒のみならず、地域の皆様のために役立つ塾を目指しております。
日本人だけでなく、どのような方々でも力になりたいと考えていますので、気軽にお問合せください。
地域に根差し、密着し、そしてお役に立てるよう日々頑張っています。

これからも葛西TKKアカデミーをよろしくお願い致します。

2024.05.20

「手書き勉強」vs「デジタル勉強」

 

最近はデジタルテクノロジーが発達してきているので、過去ではできない勉強法も普及してきました。
その代表的なものがコンピューターやタブレット端末、電子黒板などを使ったデジタル勉強があります。
確かにデジタル機器を利用した勉強は便利なところがありますが、これまで行われた手書きのアナログな勉強にもよい点があります。
今回は伝統的な「手書き勉強」と「デジタル勉強」について、そのいい点と悪い点を考え、最も適した勉強法の使い分けを考えてみます。



社会のデジタル化、IT化に伴い、その流れは学校などの現場にも及んでいます。
勉強のデジタル化の走りとなったのは「電子辞書」ではないでしょうか。
当時は「デジタルの辞書と紙で作られた辞書のどちらがいいのか」などという議論が飛び交っていましたが、このような話題は現代の教育現場でも盛んに行われています。

パソコンやタブレット端末、スマホなどを使った「デジタル勉強」と、これまで長年にわたって行われてきた紙ベースの「手書き勉強」のどちらがいいのでしょうか。
両者にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
まずはこの点に注目して考えてみましょう。

1.「手書き勉強」のメリット

学習内容の記憶

「手書き勉強」の最大の強みは、学んだ内容を記憶にとどめやすいということでしょう。
これは多くの研究で指摘されていることですが、デジタルの勉強に比べ手書きの勉強をより多くの体の器官を使うので、脳への刺激がより多くなり、学習したことをより長く記憶にとどめる効果があるようです。
手書きは確かに時間がかかりますが、それがかえって認知能力に作用し、記憶に残りやすくなります。
公立の悪さ、面倒くささが、機械的な作業になりがちの「デジタル勉強」と違って、情報を記憶として蓄積されやすくするのです。

脳機能の向上

「手書き勉強」は脳の中でも特に前頭前野を活性化させ、脳全体のはたらきをよくします。
前頭前野は思考や記憶、発想や判断、集中力と感情や行動の制御など、人間の機能の重要な部分を担っています。
しかし、スマホなどのデジタルな機械を使った場合には、前頭前野は逆に機能を抑制されてしまうそうです。
つまり、「手書き勉強」は記憶に大きく貢献するだけでなく、脳全体のはたらきをも活性化させるのです。
そうすると勉強にもプラスの影響が大きいため、デジタルツールを使った勉強より「手書き勉強」の方が脳にとって非常によいのだと分かります。

2.「デジタル勉強」のメリット

勉強を気軽に取り組むことができる

パソコンやスマホを使った勉強は、「手書き勉強」ではできないことがたくさんできます。
例えば、アプリを使った勉強は、自動的に最適な問題を提供してくれたり、動画などで解説してくれたりと、これまでの勉強では考えられないようなことができます。
このようなデジタルな新技術は、子どもたちの勉強への抵抗感を下げてくれることがあります。
伝統的な机に向かってやらなければできない勉強法は堅苦しく、とっつきにくい感じがします。
一方、「デジタル勉強」の多くは時間や場所に拘束されません。
途中でやめても、次に勉強するときは簡単にそこから始められる。
リビングのソファーに寝っ転がりながらでもできる。
このように暇つぶしにスマホをいじるように、気軽に勉強ができるのは大きな強みです。

効率の良さと柔軟性

先ほど述べたように「デジタル勉強」は時間と場所を選ばず勉強できます。
移動中の電車の中、外出先、用事と幼児の間のすきま時間。
とりあえず、その時分からなくでも保存して、後で勉強することもできます。
また、動画や問題も自分がやりたいところ、分からないところを何度も好きなだけ繰り返し勉強することも利点です。
このような柔軟性は、勉強環境の拘束されやすい「手書き勉強」にはないものです。
また、アプリを使えばこれまでの勉強の記録が残り、自分の苦手分野が分析され、どこを勉強すべきか簡単に分かります。
アプリが自動的に自分に最適な問題を出してくれるので、勉強の効率化という点も「デジタル勉強」のいいところです。
そして、最近ではデジタル教材も充実してきているので、レベルや多様性、問題量の多さもこちらの方が勝り、しかも簡単に入手できることも見逃せません。
よってこれらを総合すると、「デジタル勉強」はかなり個人に向けたカスタマイズな勉強が可能と言えるでしょう。

その場ですぐに調べられる

「デジタル勉強」のもう一つの利点は、分からないときすぐに調べられるということです。
「手書き勉強」の場合、解説を読んでも分からないときは分かる人に聞くのが一般的でしょう。
しかし、学校の先生であれ塾の先生であれ、家で勉強をしていたらすぐに質問することはできません。
ひたすら一人で考え続けると非常に時間がかかり、しかも自分で問題解決できる保証もありません。
しかし、「デジタル勉強」であれば、インターネットなどですぐに調べることができます。
オンラインで友達とメッセージをリアルタイムに交換しながら、お互いに教えあい学びあうこともできます。
このように「おやっ?」と思ったときに迅速に勉強が理解できると、「A-ha!」モーメントとなり学習がより分かり深く脳内に刻まれます。
下手に悩んで解けない時間を過ごすよりも、外部の情報にすぐアクセスして解決してしまった方が、時間の短縮になり効率よく勉強が進みます。

3.「手書き勉強」or「デジタル勉強」

これまで見てきたように、「手書き勉強」も「デジタル勉強」もそれぞれに良いところがあります。
ということは、「どのような学習にはどちらの勉強法がいいのか」ということが問題となります。
例えば、復習や苦手な問題の解き直しなどは「手書き勉強」の方が向いています。
手書きにすることでもう全体が活性化するので、より深く理解することができます。

短時間で効率よく基礎的なことを学びたいとき、すきま時間を活用して勉強したいときは「デジタル勉強」がいいでしょう。
時間や場所に縛られることなく、即効的でリピートも簡単だからです。
離れた友達と共同して勉強を進めるリモート学習のときも、「デジタル勉強」が有効です。

このように両者には向き不向きがあるので、自分のやらなくてはならない勉強はどちらでやった方がいいか見極めることが大切です。
どちらか一方ではなく、状況に応じてうまく両者を使い分けてください。



今回は古くから行われている「手書き勉強」と最近急速に普及しつつある「デジタル勉強」について考えてみました。
スマホやタブレット端末がそれほどなかった親世代にとっては、なじみのない「デジタル勉強」は不安かも知れません。
しかし、実際に教育現場ではデジタル教材がどんどん活用されるようになり、現在の子どもたちはそれをうまく活用して勉強していることも確かです。
上記のように両者には強みと弱みがあります。
両方の勉強の特質を理解し、その時々でどちらの勉強法が効果的かを考え、バランスよく勉強してくれれば、これまで以上に子どもたちの学習も深まるのではないかともいます。

デジタル教材の普及は時代の流れであり、それを否定しての勉強はますます困難になっていくでしょう。
時代の変化にうまく適応して、子どもたちがこれまで以上に上手に勉強を進めてくれればと期待します。

2024.05.18

子どもの五月病を考えよう!気をつけないと不登校にも!

 ゴールデンウィークが明けたこの時期、大人だけでなく子どもにも五月病が増えていきます。
子どもの五月病とはどのような特徴があるのでしょうか。
その原因や対処法を考えてみたいと思います。

五月病からそのまま不登校になってしまう生徒もたくさんいます。
学校に行けなくなると受験やその後の生活にも大きく影響します。
一時的なものと考えず、適切な対応が求められます。

五月病とは

五月病とはどのようなものでしょうか。
4月から新年度となり多くの人たちが新生活をスタートさせます。
ただ、新しい環境というのは不慣れで分からないことだらけで分からないこともたくさんあります。
周囲から早く戦力としての活躍を期待されると同時に、多くのプレッシャーもあり知らず知らずのうちに無理をしてしまう。
このような新しい環境への適応がうまくいかず、ストレスなどから精神的に無気力になったり、肉体的に不眠になったりして体調を崩してしまうことがよくあります。
4月中はまだ活力もあり何とか頑張ってこれても、ゴールデンウィークで緊張が解け一度解放されると、連休明けに再び元の環境に戻れなくなって、家から出ることさえできなくなってしまう。
このような精神的に病んでしまうことを五月病と言います。

これは子どもだけでなく多くの大人もかかってしまうのですが、やる気が出ない、体がだるく疲れやすい、物事を悲観的に考えてしまう、よく眠れず食欲もないなどの症状があるときは注意してください。
胃痛や頭痛など身体的に症状が現れたときは医者に相談する必要があるかも知れません。
五月病は放置しておくと、本格的なうつ病になってしまう可能性があるので、早めに医師の診療を受けて下さい。

子どもの五月病

大人と同様に子どものこの時期五月病になることがあります。
学年が変わり立場が変わる。
特に新一年生は学校環境そのものがこれまでと大きく変わってしまうので、適応がうまくできないことが多いです。
大人と同じように無自覚にストレスをため込み、精神的そして肉体的に不調をきたすようになります。
人生経験が少ないので対処も上手にできず、自分の体調不良をうまく伝えることができない子供が多く、周囲が気づかないうちに深刻な状況に陥っている場合がよくあります。
食欲不振や不眠による昼夜逆転が起きると登校すらできなくなります。
さらにいじめなどの要因が加わると、五月病になりやすくなります。
そして、五月病をきっかけに不登校となり勉強にもついていけなくこともしばしばです。
こうなると学校生活に復帰することは非常に困難になります。

こんな症状があるときは要注意!

子どもの五月病は周囲に気づかれにくいばかりではなく、本人ですら無自覚で病気になってしまう場合があります。
子どもは自分から周囲に伝えることがうまくできないことが多いので、周囲が十分に気をつけてあげなければなりません。
そして、早期発見が早期解決につながります。
よって、子どもの様子が次のようでしたら五月病を考えた方がいいかも知れません。

・やる気がなく表情が暗い。
・疲労感があり食事もあまりほしがらない。
・夜にぐっすり眠れず朝起きられない。昼間に寝るようになる。
・学校のことを話したがらず、学校に行きたがらない。
・精神的に不安定でいつもイライラして怒りっぽい。
・学校に行こうとすると、頭痛発熱胃痛などの体調不良になる。しかし、行かないとなると治ってしまう。

このようなときは五月病を疑い、家庭で対処しきれないときは一度病院に行ってみてもらいましょう。

子どもが五月病になったときの接し方と対処法

新生活が始まり、新しい環境に適応しようと頑張ってきたのですが、その頑張りが過度となり子どもたち自身が自分に無意識のストレスを与えてしまっているのが、子どもの五月病の原因と言われています。
だから、真面目な子どもが案外五月病になりやすいようです。
無理して学校に通っていたところ、五月の連休によって緊張の糸が切れて病となってしまうようです。

よって、学校を怠けようと思っているのではないことを理解し、それまでの頑張りを認めてあげることが第一です。
だから、学校に行けない子供を非難するのではなく、周囲の人が本人のことをしっかり見ていて正しく理解していることを伝えてあげましょう。
そして、子どもと向き合い、子どもの心の中にある不安や悩みを聞いてください。
明確な答えを出してあげられなくても大丈夫です。
聞いてあげるだけでも、心が軽くなるものです。

学校に行けない子どもをせかすのではなく、時間をかけてじっくり体調が良くなるように対処しましょう。
とりあえず学校を休ませ、子どものペースに合わせてストレス発散とリフレッシュを試みるのもいいでしょう。
しかし、学校に行かないからと言って、一日中家に閉じこもるのはよくありません。
適度に外に出てお日様の光を浴びて散歩などの軽い運動をしてください。
気持ちがすっきりすると思います。
栄養のある食事をしっかりととって、生活のリズムを整えましょう。
特に睡眠は重要で、夜更かしをせず早寝早起きができるように、一日のスケジュールを立てるのもいいです。



五月病は対応を誤ればそのまま不登校にもつながり、学校生活そのものが営めなくなります。
多くのことを学ばなくてはならない子どもたちにとって、学校に通えないということは今の勉強が分からなくなるだけでなく、将来にわたって甚大な影響を与えます。
人生の可能性が大きく減るということは、未来に生きる子どもたちにとっては不幸といえるでしょう。
そうならないためにも五月病を侮ることなく、周囲が子どもの様子に敏感になり適切に対応することが不可欠です。
性格にもよりますが、特に真面目な子、繊細でストレスを受けやすい子は要注意です。

無理せずできる範囲で頑張ればいいと思います。
心にゆとりができれば、きっと学校生活も楽しめるようになります。
毎日を明るく過ごしてほしいと願います。

2024.04.28

GWお勧めイベント紹介『大哺乳類展3-わけてつなげて大行進』『オダイバ恐竜博覧会2024』

いよいよゴールデンウィークが始まりました。
皆様それぞれお出かけの計画はありますか。
まだ何も予定が決まっていないという方のために、葛西TKKアカデミーがお勧めの展示を二つご紹介します。

『大哺乳類展3-わけてつなげて大行進』


『大哺乳類展3』へのリンクはこちら

上野の国立科学博物館で開催中の特別展です。
前回の2019年のときよりパワーアップして戻ってきた、大人気の哺乳類展となります。

500点を超える哺乳類の骨格標本やはく製が会場いっぱいに展示してあります。
会場中央のステージには200体もの標本が大行進!
これは見る人を圧倒します。
普段公開されないようなとっておきの標本も見られるので、生きもの好きの子どもたちには是非楽しんでほしいです。

今回のテーマは「わけてつなげて大行進」ということで、見た目は似ているのに別の種類の哺乳類、または別の種類なのに見た目がそっくりな哺乳類と「類似性」という点に着目し、「分類」と「系統」という二つのキーワードで不思議を掘り下げていきます。
そこには環境と適応という要素が大きく関わっており、哺乳類同士の関係性を分かりやすく説明してくれています。
特にDNA解析から、これまで見た目の類似性から近縁種と思われた哺乳類が実は違っていたりと、これまでの常識を大きく覆すような研究成果が発表されています。
メイン会場では圧巻の200体の哺乳類標本の大行進だけでなく、骨格や内臓標本から外観では分からない各分類群の特徴を紹介した「実物図鑑」も見ることができます。
違う系統の生きものでも似た環境で暮らしているととても似た身体的特徴を持つ「収斂進化」という現象に着目し、哺乳類の違いや共通性を発見できるか分かりやすく解説してくれています。

数多くの標本の中でも史上最大の生物であるシロナガスクジラの実物大の心臓模型はその大きさにきっと驚きます。
子どもたち自身の身長よりも大きいにもかかわらず、基本的構造は人間と全く変わりません。
また、あの長い首を持ったキリンも、その頸椎が人と同じ7個でできているというのもびっくりです。
このように実際に標本や模型を見ることで、生きものについての驚きが実感として伝わる展示となっています。
そして、分かりやすい解説が「A-ha体験」となり、子どもたちの好奇心をくすぐり身の回りの不思議に興味を持ってもらえるといいです。

ゴールデンウィーク期間中は開館時間が19時まで(入場は18:30まで)となっていますので、いつもよりゆっくり鑑賞できますし、仕事などで早く来れない人にも来場のチャンスが増えるので、是非訪ねてほしいイベントとなっています。

『オダイバ恐竜博覧会2024』


『オダイバ恐竜博覧会2024』へのリンクはこちら

もう一つはみんな大好き恐竜展です。

実は、北陸地方は古くから日本の恐竜発掘で有名な地域だということをご存知でしたでしょうか。
特に福井県は多くの恐竜化石が発見されることで有名で、「フクイサウルス」「フクイラプトル」「フクイベナートル」「フクイティタン」など「フクイ」の名を冠している恐竜がたくさんいます。
そんな福井県の県立恐竜博物館からお台場に、恐竜標本など約70体がやって来ます。

トリケラトプスやティラノサウルスなどのおなじみの恐竜の骨格化石の他、福井で見つかった恐竜の化石も展示されています。
映像やジオラマを使って、恐竜の生きていた時代を再現。
さらに、まるで生きているかのようなロボットの恐竜が私たちを迎えてくれます。
原寸大の動いて吠えるスピノザウルスが何と言っても目玉のようです。
本物のような迫力に度肝を抜かれること間違いなしです。

また、実際に石を砕いて中に恐竜の化石が入っているか、化石発掘を体験できるコーナーもあります。
子どもたちに貴重な恐竜発掘体験をさせてみてはいかがでしょうか。
運よく化石が出てきたら大発見になるかも知れませんよ。



今年のゴールデンウィークは連休が二回。
家族そろってお出かけするには非常にいいカレンダーとなっています。
このような特別展に行って色々な不思議や驚きに触れて、子どもたちの知的好奇心を刺激してみてはいかがですか。
貴重な学びの体験は、子どものころのよい思い出となるばかりでなく、学校の勉強にもとても役立ちます。

皆さんで楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。

2024.04.16

大学入試の総合型選抜とは何か?かつてのAO入試とどう違うのか?

 

大学入試の総合型選抜とは何か?かつてのAO入試とどう違うのか?
学習指導要領の変更に伴い、大学入試の方法もかなり変化してきています。
以前のセンター試験は廃止され、新たに共通テストになったのはその一例に過ぎません。

今回は制度の改訂で新しく導入された大学入試の選抜方式である「総合型選抜」について説明したいと思います。

1.「総合型選抜」とは

「総合型選抜」とは各大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合った受験生を、学力面だけでなく高校での活動や個性、適性、意欲などの人間性まで含め、受験生を総合的に評価し合否を判断する方式です。

私立大学ばかりでなく国公立大学でもこの方式を採用するところが増えており、一般的に9月以降の早い時期に試験が行われます。
選抜内容としては志望理由書や調査書の書類選考に加え、面接や小論文、課題やプレゼンテーション、実技試験など幅広い項目が含まれる可能性があります。
もちろん学科試験を実施する学校もあります。
大学が個別に学力試験を用意する場合もありますし、共通テストを学科試験として課すこともあります。
よって、「学科試験がないから総合型選抜を受ける」というのは注意が必要です。

実施スケジュールは9月頃から出願が始まり、10月頃から試験が行われます。
しかし、学校によっては出願以前にエントリーや面談を実施するところもあるので、6月頃に出される募集要項をしっかり読んで確認してください。
試験の全過程が終了するのに1ヶ月から3ヶ月かかることもあります。
また、先ほど述べた通り共通テストを試験に含むところは、試験の全てが終わるのに更に時間がかかります。

いずれにしても大学ごとに試験内容も日程もアドミッション・ポリシーなど要求されるものも違いますので、受験校の募集要項を気をつけて読んで、入試内容を正しく理解した上で受験をしてください。

2.「アドミッション・ポリシー」とは

このように一般受験と大きく違う訳ですが、総合型選抜で最も要となるものがアドミッション・ポリシーです。
いくら学力点が高くても、アドミッション・ポリシーに合わなければ合格できません。
とは言っても、アドミッション・ポリシーという言葉は日常ではあまり使うことがなく、なじみのない人も多いと思います。
そこで、「アドミッション・ポリシー」を簡単に説明したいと思います。

「アドミッション・ポリシー」とは大学が抱く理想や信念、目標などに基づき、どういう学生に来て学んでほしいかを明文化したものです。
どのような力や技能を持っているか、どのような人格や性質を有しているか、将来どのようなことをやりたいと考えているかなど、求める学生を描写しています。
さらに、受験生個人の学問や分野における興味や関心、探求心、特技や技能、資格なども考慮されます。

しばしばアドミッション・ポリシーは抽象的で分かりにくいことがあります。
結局、具体的にどのような学生を求めているのか分かりずらいときは、学校見学会や説明会、またはその他の機会で直接大学に問い合わせるのがいいです。
少なくとも曖昧のまま受験することのないようにしてください。

3.試験方法

試験内容・必要書類は各大学によって異なるので必ず問い合わせるか募集要項をしっかり読んで、自分が何をしなくてはいけないのか理解した上で受験してください。

基本的に必要なものは志望理由書と調査書になります。
志望理由書は自分がいかに大学のアドミッション・ポリシーに適合しているかアピールし、なおかつ自分の将来に向けてその大学で勉強することがどうして必要か説得しなければなりません。
また、調査書が必要ということは、高校時代をいかに過ごしたかが重要となるわけで、勉強の成績が優秀なだけでなく、部活や委員会活動、ボランティアや課外活動など、自身の積んできた経験が問われます。

試験内容に関して、一般的に小論文と面接が課せられます。
自分の目指す学部学科に関係する小論文が出され、面接ではその分野の知識を問われることもあります。
大学によっては事前に課題が出され、それを試験当日プレゼンテーションしなくてはならなかったり、実技などを披露しなくてはならなかったりします。
さらに先に述べたように学力テストが行われるところもあり、「総合型選抜では勉強しなくてもいい」と誤解することのないように気をつけてください。
テストは大学が独自に作成したものか、共通テストを受けさせることが多いです。

4.「総合型選抜」の注意点

第一に注意しないといけないことは日程です。
一般受験よりかなり早く行われ、当然募集の開始と締め切りも早くなります。
自分の進学したい大学を早く決め、その大学の試験を受け合格するため対策を早めに始めないといけません。
また、調査書が必要ということはある程度の評定平均を取っていないと、場合によっては受験資格さえ与えられないということがあります。
すなわち一年生からの積み重ねが大事で、三年生になって総合型選抜を受けようとしても受けられない場合があります。

さらに、一般受験と同時進行で受験しようと思っている生徒は、かなり厳しい受験勉強を強いられる可能性があります。
受験の内容と性質がかなり違うので、両方の対策をするということは他の受験生より多くの準備をしなくてはならないことを意味します。
仮に総合型選抜一本に絞ったとしても、その受験に失敗すれば三年生の早い段階で進むべき大学がなくなるという事態に陥ることも考えられます。
つまり、本気で準備をし必ず合格するつもりで万全の対策を行わないと、失敗したときつぶしが効かない分、危険度が大きいということです。
そして、自分の興味関心、専門知識と経験、そして将来の人生設計をしっかり持っていないと選抜において適切に対応しきれないし、受験する大学を十分理解していないと不適格と見なされるかも知れません。
一般入試以上に事前準備が重要になります。

面接や小論文、プレゼンテーションなどがあるので、内容理解力や分析能力、表現力も不可欠になります。
これらは一朝一夕に身に付くものではないので、普段から触れて慣れる必要があります。
日頃から身の回りの物事や日常生活の中の問題に着目し、問題意識をもっていろいろなことを考えることが思考力の字向上につながり、人と議論を積み重ねていれば総合型選抜を優位に進めることができるでしょう。
普段から「問い」を見つけ考えを深めていく癖をつけてください。

自分の個性や強みを生かせるという点では、アドミッション・ポリシーにそれがあっていれば受験は有利になります。
しかし、そうでない場合、どうしてもその大学に入学したければ不利であっても事前に自分の実力を上げなくてはいけません。

5.「AO入試」とどう違うのか

よく言われるのが「総合型選抜」は以前の「AO入試」と同じということです。
しかし、これは正しくありません。
では、この両者はどのように違うか最後にお話したいと思います。

AO入試というのは、これまで学力試験の結果のみで無条件に誰でも入学を許可していたのに対し、大学がほしい学生像を提示することで大学の望む人物を選抜する方式でした。
総合型選抜と同じように調査書や小論文、面接や実技試験を実施し合否を決めていました。
こうして学力の枠組みのみに囚われない選抜方式として広く普及していったのですが、その結果多くの受験生には大学で学力試験を受けない受験方法として認知されるようになってしまいました。
そこで教育改革に伴い、文科省が中心となってAO入試の見直しが行われ、何らかの形で受験生の学力も問う「総合型選抜」という新しい様式として導入されました。

つまり、学力の評価も伴う点が「総合型選抜」と「AO入試」の最大の違いです。



教育改革が実施され、学校教育のあらゆる面がこれまでとは大きく変わりました。
大学入試もその一つで、未だに多くの人に認知されていないこと、多くの人が分からないことがあります。
「総合型選抜」も改革に伴い導入された新しい受験形式ではありますが、まだ正しく理解されていない部分がたくさんあります。

社会全体としても変化の激しい昨今ですが、教育においても変化を正しく認識し、その対策を適切に行うことが受験で打ち勝つ最大のコツです。

2024.03.22

小学4年生が算数検定6級合格しました!

 

小学4年生が算数検定6級合格しました!
以前、お話しましたが、葛西TKKアカデミーでは算数検定6級に挑戦している小学4年生の生徒がいました。
そして、先日初めて検定試験を受けたのですが、見事合格しました!
本日は、この喜びを皆様と分かち合いたく投稿しました。

算数検定6級というと小学年生レベルの学力が必要で、小学4年生の彼が合格するというのは大きな偉業と言っても過言ではありません。
しかし、こう言っては失礼ですが、彼は決して算数の天才ではありません。
普通の小学生です。
よって、この偉業達成には秘密があるのです。
今回はこの事例から、「好き」がもたらす勉強の効能と、「好き」を保ち続ける大切さについても考えてみたいと思います。

先ずは合格おめでとうございます

生徒を指導する立場にあるものとして、生徒の努力が実を結んでくれることは何よりも喜ばしいことです。
今回のことに限らず、生徒の希望が叶ったときは素直にその頑張りを称えたいと思います。
心からおめでとうの言葉を送ります。

しかし、合格には生徒の努力が不可欠であり、今回の結果もその点を強調したいと思います。
自分の努力が実力となり、そのせいかが発揮できたわけで、生徒自身もそのことを誇りに感じてほしいし、今後の生きる自信にもつながればと願います。
いずれにしても望ましい形で一区切りついたことに安堵しております。

「好き」を大切に

昔から「好きこそものの上手なれ」ということわざがありますが、この生徒も算数が大好きで、学校の勉強以外にも自分から問題集を買って進んで算数の問題を解いていました。
どうして彼が算数が好きになったのか明確な経緯は分かりませんが、重要なことの一つは「彼は算数が好き」という気持ちを持ち続けたことと、親がその気持ちをないがしろにすることなく応えてきたということです。
子どもの「算数を勉強したい」という思いを大切にし、問題集を与え、分からないときは教えてあげ、親が対応しきれないときは塾の先生に教えてもらえるように、常に子どもの気持ちに応えられる環境を整えていました。
人間、好きなことには情熱を注ぎ、率先して取り組みますから、自然と上手になる訳です。
勉強も同じで、子どもがやりたいと思ったときにやれる状況を作ってあげることが大事です。

もう一つ重要なことは、子どもの「好き」という気持ちを尊重してあげることです。
せっかく好きでやる気になっているのに、意図的でないにしても、それを否定してしまうと、自己肯定感も弱まっていきますし、毎日の生活も楽しくなくなっていきます。
日々の暮らしが楽しくなければ、生きていく喜びも薄れ、勉強に対しても投げやりになってしまいます。
特に運動や芸術など勉強以外の創造的活動も含めて、子どもが「好き」という気持ちを持っているのであれば、それを守ってあげてください。
技術的に子どもの能力が上がるだけでなく、精神的にも健全に成長ができます。

小学校に入ったとき、子どもたちは勉強に憧れ、とても明るい目をしています。
自分が一つ大人に近づいたようで、嬉しくてわくわくしています。
もちろん勉強が好きという子どもがほとんどです。
しかし、学年が上がるにつれだんだんと「勉強が好き」という子どもは減っていきます。
その理由はいろいろあります。
勉強が自分の理解を超えて分からなくなった。
そして、そのとき上手く教えてくれなかったから、そのままにしていた。
そうするとますます分からなくなり、ついていけなくなって勉強がつまらない苦痛な時間になってしまった。
または、周囲の人間が勉強を非難し、勉強することが格好悪いように言う。
理由はいろいろあると思いますが、このような勉強を嫌いになるような状況を極力避け、小学校に入学したばかりのころの、あの純粋で無垢な勉強に対するあこがれのまなざしを失わさせることのないように、子供たちの「好き」を大切にしたいものです。

「好き」なことはラッキー!

子どもたちと話していると、とても無気力で「好きなものは特にない」と言われることがあります。
いろいろな事情で、子どもたちが将来に夢を持ちにくい状況があるのも否めません。
若者は本来あらゆることに無頓着で、だからこそ好奇心旺盛で多くのことにチャレンジし、たくさんのことを学び成長します。
しかし、どうも子どもたちからそのような生気を奪い取る、社会的閉塞感があるのも事実でしょう。
そのような現代において、子どもたちが「好き」でいてくれることは非常にラッキーなことだと思います。
運よく子どもたちが「好き」を持っているのであれば、大人としては全力で支えてあげたちものだと感じます。
社会全体で可能な限り子どもたち一人ひとりの「好き」を支えていければ、子どもたちはどんどん人として成長し、世の中もよい未来に進むのではないかと期待しています。
「好き」を持っている子どもたちの幸運に感謝し、少しでもよい方向に伸ばしてあげられればと願うばかりです。

反対に、人間は一度「嫌い」になってしまうと、もう二度と関わることでさえ嫌になってしまいます。
そうして拒絶に入ってしまえば、新しい可能性は失われ、元の関係に戻ることは非常に困難になります。
勉強も同じで、一度「嫌い」になってしまえば見るのも嫌になり、勉強に取り掛かることさえできなくなります。
こうなってしまえば、勉強をできるように改善することは難しく、仮にできたとしても莫大な時間と費用が掛かります。
現実には受験などの時間制限に生徒は追われるので、勉強嫌いになった生徒ができるようになるのはほぼ不可能です。
だからこそ、子どもたちを「嫌い」にしてはいけないのです。
こうならないためにも、大人は全力で子どもたちの「嫌い」を回避しなくてはなりません。

私がよく言うのは「勉強を好きにならなくてもいいけど、嫌いにはならないで」ということです。
まあ、私の真意も知らず子どもたちはあっさりと「勉強嫌い」と言うのですけどね。
まとめると、「嫌い」になってしまうと手がつけられなくなるので、「好き」がまだあるうちは幸運と思って、その「好き」を大切に守りましょうということです。



今回算数検定6級に合格した小4の生徒は、実は来年度から大阪に引っ越します。
偶然にもこの塾に巡り合って、自分の大好きな算数を一所懸命に頑張ってくれていたので、何かの記念になればと考え、今回の受験を提案しました。
試験日を目指してコツコツ勉強し授業でも積極的なので、教え甲斐があり一緒に勉強した日々はとても楽しいものでした。
そして、望み通り合格し、一つの形となって努力の証ができたことを純粋に喜んでいます。
彼にとってよい思い出の一つになってくれることでしょう。
しかし、この合格の裏には本人の努力だけでなく、彼の「好き」を尊重し伸ばしてくれた親御様の理解も欠かせません。
周囲の人間が協力することで、子どもはより大きく成長できます。

今回のことで勉強に限らず子どもたちの「好き」を大切に守って、彼らの成長につなげられるように力になりたいと改めて感じました。

ちなみにこの生徒は小学の算数の勉強が終わったので、すでに中学の数学を学び始めています。

2024.03.10

TKKOB会!卒業生との再会!つながる絆!

 

世間ではそろそろ卒業式が行われることと思います。
それぞれの学校を卒業し、たくさんの生徒が新たなステージに進むことになります。

葛西TKKアカデミーでも、これまで多くの生徒たちが卒業していきました。
苦しい受験勉強を乗り越えつかんだ栄光は、みんな誇れるほど素晴らしいものです。
まだ未熟で世の中の理もよく分からない中、不安や絶望を感じることもあったでしょう。
それでも歯を食いしばって試練に打ち勝ってきた生徒は、単純に学力を伸ばしただけではなく、精神的に大きな成長を成し遂げたはずです。
そして、苦難を克服できた経験と自信は、生徒たちにその後の人生においても簡単にはへこたれない強靭さを身に付けさせたことでしょう。

お互いに支えあい励ましあって困難を乗り越えたTKKの仲間たちの多くは、自分たちの新たな道へ飛び立った後も、折に触れて連絡を取り合い、時にはTKKとそこに通う後輩たちのために力を貸してくれることもあります。
こうして生徒たちとのつながりが切れないで続くことは、指導をしてきた私としても大変有難く、嬉しく感じている次第です。

そのような状況の中、先日、卒業生と集まってOB会を開くことができました。
みんな卒業からかれこれ7年になるでしょうか。
それぞれがそれぞれの道に進み、もうみんなすっかり立派な大人になっていました。
以前からOB会はやりたかったのですが、自分を含めみんな多忙で日程の調節に苦労しましたが、ようやくOB会を開催することができました。
このように大人になった卒業生と飲みながら色々な話に花を咲かせるというのが私の夢の一つでもあり、その夢がこうやって実現したのは非常に喜ばしいことです。
これまでの苦労が報われたと感じ、同時にこうやって集まってくれるみんなに心から感謝しています。

3月某日、月島駅に集合。
OBたちの希望で、もんじゃ焼きランチを行いました。
時間通り待ち合わせ場所にて集合したOBたちの顔はとても明るく、長年の空白をものともしないくらい再開の喜びであふれていました。
平日の午前11時はまだランチタイムには早いせいでしょうか、月島の有名な『もんじゃストリート』は開店している店もまだ少なく、人通りもまばらでした。
しかし、予約していた店に入ると店内はお客さんたちで既にいっぱいでした。

早速ドリンクを注文し、もんじゃ焼きとお好み焼きを注文。
昼間からですが、せっかくこういう機会ですし、お酒を頼んでみんなで乾杯しました。
こうやって自分が教えていた子供たちが大きくなって、立派な大人としてお酒を酌み交わすというのが私の夢の一つでした。
それが叶って、本当に幸せな一日となりました。
久しぶりの再会で話が続かないのではないかと心配していましたが、実際に会ってみるとそんなことは全くなく、TKKに通っていた当時の話、今日来られなかった仲間の話、卒業後の進路と現在に至る話など、会話が尽きることは決してありませんでした。
みんな笑顔で冗談を交えながらも、お互いに称えあう姿に、本当によい生徒に出会えたんだなと実感しました。

私は下町出身ではないので「もんじゃ焼き」には馴染みがないのですが、店員さんが手際よく作ってくれて美味しくいただくことができました。
今回は「もへじ本店」さんにお世話になったのですが、この店は有名で月島だけでも6店舗もあるそうです。
店員さんもはきはきして明るく、全てのテーブルに目を通して焼いてくれるので、もんじゃ初心者の私のような人でも安心して美味しいもんじゃ焼きが食べらえます。
お勧めです。
葛西にはもんじゃ焼きのお店がなかったので、美味しいもんじゃ焼きを食べたい人は月島まで足を運んでもらってもいいかも知れませんね。

お店が勧めてくれた『明太もちチーズもんじゃ焼き』はとてもおいしく、その後『ブタ玉お好み焼き』、『明太もちもんじゃ』とみんなでいただきました。
どれも店員さんが焼いてくれましたが、全部絶品でみんなであっという間に食べてしまいました。
自分の好きなコンピューターグラフィックの仕事について活躍している者、自分の夢であったアイドルとして頑張っている者、大学に進みこれから社会人として羽ばたこうとしている者。
みんな大人として立派に人生を歩んでいるんだと分かりました。
それぞれ不安もあるようですが、若者なのだから先のことなど考えずに、自分の思う通りに人生を進めばいいとアドバイスしました。
若い時の苦労はどんなことでも絶対その後の人生に大いに役に立ちますから。
懐かしい仲間との話題は尽きず、2時間の予約もすぐに過ぎてしまいました。

お店を出て、河川敷の桜の花が咲いていないかと思い行ってみたのですが、時期が少々早かったようで残念。
みんなまだ熱も冷めやらずという感じで、喫茶店に行くことにしました。
当てもなく月島の町をぶらぶら歩いて、たまたま見かけた喫茶店に入りました。
この店はレトロで落ち着いた感じの店で、店内にはマスターが創作された陶器などが飾ってありました。
メニューにある飲み物も有機物を使用したりとこだわりがあるようで、私の注文した『豆乳カフェラテ』もかなり濃厚で美味しかったです。
ここでも話が盛り上がり、2時間近く滞在してしまいました。
デザートを食べようということになり店を出て、また月島の町を徘徊。
駅の近くのジョナサンに入りました。
OBの一人が勧めてくれた『白玉ソフトみつ豆緑茶&黒蜜つき』を注文しました。
16時から授業があるので、私は早々にみつ豆をかっ込んで店を後にしました。
後ろ髪を引かれる思いでしたが、生徒が待っているので仕方ありません。
また、第2回の開催を約束して、ここでお別れしました。
OBたちはその後も店にのこり、かなり遅くまでおしゃべりしていたようです。

以上、OB会のご報告でした。
気づけば7年もたっていたとは驚きです。
でも、そんな時間を微塵も感じさせず、当時と同じように気さくに話しかけてくれた元TKKの塾生たちには、心から感謝申し上げたいと思います。
どの代の生徒もそうですが、いろいろ苦労し、私自身も大いに悩み不安になることもしばしばです。
それでも投げ出すことなく、最後まで支えて送り出すのは大変なことです。
毎年そんな苦しい思いをしても、その後の生徒たちの笑顔を見れば報われます。
いつも本気で生徒と向き合い、それに応えてくれる生徒たちに出会えたということは、人生における幸運というべきでしょう。
通塾中に限らずその後もこうしてつながってくれ、気の置けない関係でいてくれることは非常にありがたいと思います。

このように若者たちの人生に関われる仕事に恵まれ、ずっと彼らとの絆が保てる現状に、「自分の努力が多少は人のためになっているのだな」とやりがいをしみじみ感じます。
素直に幸せだなと実感できた一日でした。

2024.03.06

都立高校の合格も決まり、みんな高校の勉強を先取り中!

 

都立高校の合格も決まり、みんな高校の勉強を先取り中!
先日、都立高校の合格発表がありました。
おかげさまで、TKKの生徒は全員合格が決まりました。
これも受験生一人ひとりの努力の賜物です。
心からおめでとうと言いたいです。

そんな生徒たちは現在、高校の勉強をやり始めています。
受験で合格しようとしまいと、それは一通過点でしかなく、大事なのはこの後をどのように過ごすかです。
合格しても三年間遊んで何も学ばなければ、高校生活は実りの少ないものになります。
逆に不合格でも、それをバネに頑張れば、合格した以上の実力を身に付けて次の段階に進めます。
だから、葛西TKKアカデミーでは受験の終わった生徒には、少しでも早く高校の学習を提供しています。

入学式まで約一ヶ月の猶予があります。
この時間を高校の準備の時間に当てれば、入学してから新生活がかなり楽になります。
よって、葛西TKKアカデミーでは高校の勉強の先取りをお勧めしています
塾生でなくても興味関心のある方は、是非ご連絡ください。

新たな高校生活は中学と大違いで、知らないこと慣れないことも多く戸惑うことばかりです。
新しい規則や生活習慣、新しい生徒と先生、そして勉強はこれまと比べものにならないくらい難しく、進度も早くなります。
これらに適応するのはとても大変で、この適応への負担を少しでも軽減するために、今のうちから高校の勉強を始めていれば、少なくとも勉強に関しては余裕が多少は持てます。
これは小学から中学へ進学する生徒たちにも当てはまりますので、気をつけてください。

特に、英語は文系に進もうと理系に進もうと必要ですし、科目数も一般的に4科目に分かれるので、英語ができないと4科目も落とすことになるので、英語は本当に重要になります。
言い換えると、英語が分からなくなると成績が一気に下がり、進級進学も危うくなるということです。
だから、英語が苦手な生徒はこの時期を逃さず、中学で学んだ英語のフォローをしてください。
そして、可能であれば高校の勉強を少しでも始めてください。

また、数学も多くの生徒がついていけなくなる教科です。
これまで以上に計算も複雑になり、下手に暗算したり、いい加減に書いたりしていると、ごちゃごちゃになって正確な答えが出なくなります。
面倒でも整理して見やすく丁寧に書く習慣を今のうちに身に付けてください。
これは他の教科にも共通して言えることなので注意してください。
最初のうちは、数学の複雑さに驚き圧倒されると思いますので、受験が終わり一段落就いた時点で、高校の数学を始めた方がいいです。

国語も同じで、特に古文漢文が本格的になって追い付けなくなる生徒が増えていきます。
中学でも古文漢文はありますが、高校ほど深掘りはしないので、あまり理解してなくてもなんとなく雰囲気でできたかも知れません。
しかし、高校ではそうはいきません。
だから、今のうちの少しでも取り掛かった方がいいです。

受験が終わり新生活が始まるまでのこの時期は、これまでになく自由にできる時間の多い時です。
苦しい受験勉強という試練を乗り越えたのですから、当然ご褒美として友達と思いっ切り遊び、楽しい思い出を作り親睦を深めるのはとてもいいことだと思います。
しかし、そればかりではなく次の学校生活ことも考慮して、賢く有効にこの貴重な時間を過ごしてほしいと思います。

新生活は分からないことだらけで、それに慣れるには莫大な時間と労力を要します。
その中でも勉強は負担の大きな部分を占めます。
勉強に早めに取り掛かれば、この負担を分散させ生じたゆとりを他のことに当てられることができます。
そうすれば余裕をもって高校にもなじむことができます。
だから、新生活にうまく適応するためにも、今のうちから勉強の先取りをすることは大変意義のあることになります。
新生活のスタートを成功させるため、気を緩めすぎて勉強から完全に離れることなく、今のうちから少しずつでも準備に取り組んでください。
葛西TKKアカデミーも応援します。

2024.02.26

今年度都立高校入試を振り返る三回目(社会・理科)

 

今年度都立高校入試を振り返る三回目(社会・理科)
今回も引き続き、都立高校の入試問題を検証してみます。
いよいよ最後の回となります。

社会

社会の大問1の最初は地図を使った問題。
地図上に示された経路にある四地点の地形から、示される四つの写真を特定するもので、こちらも似たような問題が頻繁に出されています。
よって、しっかり過去問等で練習してきた受験生であれば容易であったと思います。
写真とその説明を理解し、地図を正確に捉えていれば問題ありません。
他に歴史と公民から用語に関する問題が出ていましたが、こちらも基礎的な問題なので教科書の太字をきちんと勉強していれば解けたはずです。

大問2は世界地理でした。
こちらも出題形式は例年通りです。
雨温図からどの気候か判断ができる必要がありました。
問題中の文章の中から、特定の根拠となるキーワードをきちんと見つけられれば、他の問題もできるはずです。
特に問3では国を特定した後、資料を正確に読み取って、説明文に基づいて取捨選択すれば解けます。
資料の読み取りに関する問題は、予備知識なくその場で資料さえ正しく捉えられれば答えられるので、このタイプの問題は是非取りたいところです。

大問3は日本地理です。
こちらも出題形式はいつもと同じです。
地形や気候の説明から都道府県を特定する問題、昼夜の人口移動に関する問題が出ていました。
最後の記述問題も、出題の意図をくみ取って何を答えさせたいのかを考えながら解けばそれほど難しくはありません。
記述問題だからと言って敬遠しないで、慣れれば意外と簡単なものが多いので、普段から挑戦して欲しいと思います。
全体的にいつもよりはやや簡単だったのではないでしょうか。

大問4は歴史の問題です。
日本と外国との交流は各時代の重要事項を押さえていれば、年代順の並び替えはできたはずです。
二問目は資料からの記述問題でした。
問題が何を意図して解答させようとしているのか、分かりにくく戸惑ったかも知れません。
「河村瑞賢」という聞き慣れない人命に、難しそうと感じた受験生も多かったと想像します。
しかし、素直に「提案」の内容を読み取って、要約して解答すればできなくはないでしょう。
問3は選択肢の時代を特定する問題、問4は戦後の外国との輸出入量の資料から選択肢の期間を特定する問題でした。
どちらもこれまでに出たこともある形式なので、それほど問題はなかったでしょう。
特に問5は戦後の日本の経済発展のパターンとその時代背景を理解していれば平易であったと思います。
並び替えが三問も出たのは異例と言えるかも知れません。

大問5は公民の問題でした。
問1は基本的人権に関する問題、問いには国会の予算に関する問題でした。
問1については基本的な問題なのでできた受験生も多かったのではないでしょうか。
問2は文章が歳入の何を示しているのか理解しないといけませんが、これを特定するのは難しくはなかったと思います。
文章を正確に読み取れば、その説明からグラフのどれに該当するか分かり、特定ができればその税の説明をしている選択肢を見つけるものできると思います。
問3はSDGsについての問題ですが、世間一般でもよく言われ、学校の授業でも社会に限らずいろいろな場面で強調されている話題なので、SDGsは間接的にも馴染みがあると思います。
その分解きやすかったのではないでしょうか。
問4は資料を読んだからの記述問題になります。
成人年齢が下げられたことに関するもので、資料の内容を要約すればできたと思います。
ここでも文章表現力が試され、普段から書くことに慣れているかどうかが解けるか解けないかの分かれ目になるでしょう。
この問題を含め今回の社会は記述問題が三問も出されたので、これまで記述を避けてきた受験生には大きな痛手になったかも知れません。

大問6は総合問題で、こちらもいつもの形式でした。
問1は歴史上の日本人が海外との関係した説明文を読んで、その国を特定する問題でした。
説明文中のキーワードが見つかればある程度絞られるので、全てを知らなくても解けたと思います。
特に隣接するフランスとドイツの位置関係に注意してください。
日本の医学がドイツから強い影響を受けていることを知っていれば、解くのがより楽になったでしょう。
問2は近年の経済に関する国際会議についての問題でした。
説明文にある世界的出来事が何か分かると選択は可能だったと思います。
最後は国連の加盟国数に関する問題でした。
旧植民地からの独立に関する流れと、その結果何が起こったのかを知っていれば比較的簡単に解けたと思います。

理科

大問1は理科の基本的な問題で、各分野から出されました。
教科書をよく読んでその内容をしっかり理解していればできるものばかりでした。
どれもひねった問題ではなく、できた受験生は多かったと予想できます。
大問2も毎年出されるレポート形式を利用した問題でした。
少し文章が長い気もしますが、このタイプの問題に慣れ要領よく読み取りができる受験生なら解けたと思います。
しかし、問題内容をきちんと理解するのが苦手な受験生は、覚えているだけでは解けない問題が多いので、苦戦したかも知れません。
問2は問題をよく読んで比例関係を正確に理解しないといけないので難しかったかも知れません。
大問3は天体に関する問題で、過去問や模試などでよく見かけるパターンの問題でした。
問2は記述ですが、解くのは比較的簡単でした。
問3は地球の自転と太陽の方向について正しく理解していないと思考が混乱するかも知れません。
焦らず注意深く解いてほしいものです。
問4も少し分かりにくい出題の仕方をしているので、勘違いして問題を間違えることのないように注意してください。

大問4は光合成に関する問題でした。
問1は顕微鏡の扱い方に関する問題でした。
器具の使い方はやらない受験生が多いですが、試験でも時々出てくるので手を抜かず押さえておきましょう。
他は実験結果から何が分かるのか問う問題で、これまでもよく取り上げられる内容なので、できた受験生は多かったのではないでしょうか。
図の読み取りを間違えないように気をつけてほしいです。

大問5は科学実験の問題で、電解質、水溶液についてでした。
温度と溶解度の関係を正確に理解していないといけなく、特に質量パーセントの問題は計算が必要になるので、苦手な受験生には難しかったかも知れません。
問3に再び記述問題が出され、理科で二回記述が出たのは珍しいことですが、解答自体はそれほど困難ではなかったと思います。

最後の大問6は物理の問題でした。
基本的な学習事項を押さえ、計算方法を分かっていればできなくはなかったでしょう。
問1で「作用・反作用」がでてきましたが、実験内にある力の関係を正確に見極める必要があります。
「つり合い」の関係と混同しないように注意してください。
問3の台車が坂道を下るときにはたらく力の問題は、これまで非常によく出ており、学校の授業でも強調されたと思います。
ここの理解はきちんとしておきたいものです。
位置エネルギーと運動エネルギーの問題は理科でもよく出るものの一つですが、問4では実験に基づいて答えないといけないので、実験内容とその結果を正しく捉えていないといけません。
正確に読み取り誤解のないように答えてください。



以上、5教科を見てきたわけですが、全体としては出題パターンも難易度もいつも通りの印象を受けました。
特に大きなサプライズはなかったので、過去問などこれまで出てきた問題を解いて練習していれば、問題を解くのはそれほど難しくはなかったのではないでしょうか。
基本事項を正確に身に付けていれば、高得点も狙えたと思います。
平均点は少し上がったかも知れません。

多くの受験生はこれで一段落ついたことと思います。
長い受験勉強、大変ご苦労様でした。
とりあえず一休みしてください。

数日後には試験の結果が出ると思います。
結果がどうであれ、この苦しい試練を乗り越えられた経験は、皆さんの今後の人生に大きな力となるはずです。
勉強だけでなく、人間の成長としても多くのことを学べたのではないでしょうか。
そういう意味では、一回り大きくなった自分を誇りに思っていいと思います。

本当にお疲れ様でした。
目の前の困難から逃げることなく、最後まで戦い抜いた皆さんは本当に立派で素晴らしいです。

2024.02.25

今回も都立高校入試学力検査の問題を振り返ってみます(英語)

 

今回も都立高校入試学力検査の問題を振り返ってみます(英語)
今回も前回に引き続き、今年度の都立高校の入試問題を考えてみます。
今回は英語・理科・社会です。

英語

大問1はリスニングテストでした。
形式はいつも通りで、対話文を聞いて答える問題が3問、長めの文章を聞いて答える問題が2問(そのうち1問は記述)でした。
対話文に対する問題、長めの文章に対する問題共に、レベル的にはこれまでと大差ない感じです。
聞いている英語の抑えるべき語句をしっかり聞き取れれば、それほど難しい問題ではありません。

大問2は図表を使った問題で、こちらも例年通り。
図を正確に読み取ることができれば難しくはなかったと思います。
しかし、解答を見つけるには問題文を注意深く読まないとヒントが見つけにくいかも知れません。
会話文の問題は地図を見て答えるものなので、会話から現在地と目的地への道筋を理解する必要があります。
目印となるものや曲がる方向に注意して読みましょう。
最後に思い出をつづったメールの問題もいつも通りで、英文も難しくはないので内容一致問題も気をつけて選択肢を読めば大丈夫でしょう。
「move」に「動かす」以外に「感動させる」という意味があることに気づけば、作文問題もできたと思います。
これもいつものパターンなので、これまで自分なりに書き方を身に付けていれば問題ありません。

大問3は会話を使った問題で、こちらも出題傾向は変わらずです。
特に指示語関連の問題は前文を読まなくても答えられるものが多いので、前後の文をしっかり読んで手早く答えられると時間を短縮できます。
内容は生徒たちが学校の生活について話していて、そこに留学生が混ざり新しい視点を提供し、生徒同士が考えを深めていくもので、これもいつも通りでした。
単語も特に難しくなく、内容も理解しやすいものでした。
この会話の場面について日記にまとめた英文を読んで単語を選ぶ問題も、2択×2択なので、それぞれの空欄にどちらが入るか吟味して考えれば分かりやすいと思います。

大問4は長文問題で、これも例年通りです。
内容は主人公の日本人生徒がニュージーランドにホームステイをする話です。
最初わからなかった自分の将来の夢が、そこでの様々な経験を通して、だんだん見えてきて、それに向かって頑張ろうと決心します。
英語は平易なもので、分かりにくくはなかったのではないかと思います。
長い物語なので、各段落ごとに何が書いてあったかメモをして、最終的に全体の筋がつかめるようにすれば、解答はできたと思います。
指示語の内容に関する問題、話の展開に合わせて選択肢を並び替える問題、本文の内容に合うように選択肢を選んで文を完成させる問題、そして内容に関する問題と、これらもいつもの都立入試の出題パターンと同じでした。
慣れない英語で大変かも知れませんが、その英文量に圧倒されることなく要点を的確に押さえながら、大雑把に内容を捉える練習をしていれば読んで答えることは可能でしょう。



以上、英語の入試問題について考えてみました。
レベル的には例年通りで、内容も別段難しいものではなかったと思います。
過去問などをしっかりやって、解き方を習得して入れば比較的容易に解けたでしょう。
恐らく平均点もいつもとそれほど変わらないと予想します。

明日は残りの理科・社会について書きたいともいます。

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