塾長ブログ
2024.02.25
今回も都立高校入試学力検査の問題を振り返ってみます(英語)
今回は英語・理科・社会です。
英語
形式はいつも通りで、対話文を聞いて答える問題が3問、長めの文章を聞いて答える問題が2問(そのうち1問は記述)でした。
対話文に対する問題、長めの文章に対する問題共に、レベル的にはこれまでと大差ない感じです。
聞いている英語の抑えるべき語句をしっかり聞き取れれば、それほど難しい問題ではありません。
大問2は図表を使った問題で、こちらも例年通り。
図を正確に読み取ることができれば難しくはなかったと思います。
しかし、解答を見つけるには問題文を注意深く読まないとヒントが見つけにくいかも知れません。
会話文の問題は地図を見て答えるものなので、会話から現在地と目的地への道筋を理解する必要があります。
目印となるものや曲がる方向に注意して読みましょう。
最後に思い出をつづったメールの問題もいつも通りで、英文も難しくはないので内容一致問題も気をつけて選択肢を読めば大丈夫でしょう。
「move」に「動かす」以外に「感動させる」という意味があることに気づけば、作文問題もできたと思います。
これもいつものパターンなので、これまで自分なりに書き方を身に付けていれば問題ありません。
大問3は会話を使った問題で、こちらも出題傾向は変わらずです。
特に指示語関連の問題は前文を読まなくても答えられるものが多いので、前後の文をしっかり読んで手早く答えられると時間を短縮できます。
内容は生徒たちが学校の生活について話していて、そこに留学生が混ざり新しい視点を提供し、生徒同士が考えを深めていくもので、これもいつも通りでした。
単語も特に難しくなく、内容も理解しやすいものでした。
この会話の場面について日記にまとめた英文を読んで単語を選ぶ問題も、2択×2択なので、それぞれの空欄にどちらが入るか吟味して考えれば分かりやすいと思います。
大問4は長文問題で、これも例年通りです。
内容は主人公の日本人生徒がニュージーランドにホームステイをする話です。
最初わからなかった自分の将来の夢が、そこでの様々な経験を通して、だんだん見えてきて、それに向かって頑張ろうと決心します。
英語は平易なもので、分かりにくくはなかったのではないかと思います。
長い物語なので、各段落ごとに何が書いてあったかメモをして、最終的に全体の筋がつかめるようにすれば、解答はできたと思います。
指示語の内容に関する問題、話の展開に合わせて選択肢を並び替える問題、本文の内容に合うように選択肢を選んで文を完成させる問題、そして内容に関する問題と、これらもいつもの都立入試の出題パターンと同じでした。
慣れない英語で大変かも知れませんが、その英文量に圧倒されることなく要点を的確に押さえながら、大雑把に内容を捉える練習をしていれば読んで答えることは可能でしょう。
以上、英語の入試問題について考えてみました。
レベル的には例年通りで、内容も別段難しいものではなかったと思います。
過去問などをしっかりやって、解き方を習得して入れば比較的容易に解けたでしょう。
恐らく平均点もいつもとそれほど変わらないと予想します。
明日は残りの理科・社会について書きたいともいます。
2024.02.24
今週は都立高校の入試がありました!簡単に総評してみます(国語・数学)
最終応募状況によると、全日制では約3万人の募集に対して、約4万2千人が志願し、全体の倍率は1.38倍だったそうです。
この辺りでは、城東が1.81倍、江戸川が1.62倍、深川が1.58倍、東が1.38倍、本所が1.96倍、小岩が1.59倍、紅葉川が1.45倍と中堅以上の高校で軒並み全体の倍率以上となり、かなり激戦となりました。
本当の意味で実力を試される試験になったように思われます。
そこで都立高校入試の学力検査を各教科ごとに簡単に振り返り、総評を述べたいと思います。
今回は国語と数学を見てみます。
国語
大問3は物語文になります。
よくある青春群像劇で、ドラマや映画にも取り上げられそうな場面だったので、読んで情景を想像するのは難しくはなかったかと思います。
登場人物が多いので、会話や行動が誰のものかきちんと把握する必要がありますが、物語の流れとしてはオーソドックスなものなので、分かりやすかったのではないでしょうか。
問題も、文の表現に関する問題、登場人物の様子や心情を問う問題とよくあるパターンの問題なので、過去問などで解
き方をしっかり理解している受験生なら解けたと思います。
大問3は論説文です。
「人の三項表象の理解」というテーマで聞き慣れない言葉だから難しそうに思えますが、それは本文にきちんと説明がありますので、それを正確に捉えることができれば理解は容易です。
言葉のイメージに惑わされないで、素直に本文に従って理解してほしいです。
一度「難しい」と自分で思ってしまうと、それ以上の思考が妨げられ、本当は解けるはずの問題も解けなくなってしまうので注意してください。
これは他の教科でも同じです。
文の意味を聞く問題、段落の文章内での働きを問う問題、筆者の意図を読み取る問題、そして最後は恒例の200字作文。
これもいつもと同じ問題形式です。
したがって、過去問などから出題パターンを理解し対策を講じてきた受験生なら、比較的よくできたと思います。
大問5は古文を使った対談の問題で、こちらもいつもの通りです。
AB二つのパートから頼政の歌の示し方の特徴を聞く問題、言葉の説明を問う問題、対談中の人物が対談の中で担った役割に関する問題、原文の中から特定の言葉を見つける問題、そして最後は文法の問題でした。
こちらも例年と変わりないもので、これまでの出題に触れていれば、解き方は見つけやすいものだったと思います。
特に最後の助詞「が」の用法は文法問題でよく聞かれるものなので、そのことを理解して準備していれば難しくはなかったと思います。
全体として例年通りで、出題パターンも特出して変わったものもないので、これまでの問題をしっかり分析し、解き方を理解していれば高得点が狙えたと思います。
以前から述べていますが、国語は解き方が分かれば非常に簡単な教科なので、受験生の皆さんは是非国語を得点源にしてほしいと思います。
今回は恒例の200字作文以外に記述問題がなかったことも、国語の得点が取りやすい一因になると考えます。
文章問題を見ただけでやる気が削がれる受験生が多いですが、そんなイメージで自分を窮地に陥れないようにしてください。
特に国語は文章を正確に丁寧に読み取れば、取りやすい問題が非常に多いです。
普段から文章を読んだり書いたりすることに慣れましょう。
数学
データの問題がよく出されますが、今回は出題頻度の少ない「箱ひげ図」が出たので、答えられなかった受験生も多かったのではと想像します。
学校でもあまり深掘りしないことが多いので、苦戦したのではないでしょうか。
しかし、箱ひげ図の仕組みを正しく理解していれば、問題自体は難しくないと思います。
角度の問題は円周角を分かっていれば解けたと思います。
作図も込み入った問題ではなかったので解きやすかったのではないでしょうか。
大問2は文字を使って要素を表現し、それを式を使って説明する問題で、こちらも例年通りでした。
解き方のパターンも、この手の問題が分かっていれば、いつものように解くことができたと思います。
問題自体は難しくないのですが、このような説明する問題は最初からできないと思い込み捨ててしまう受験生が多いので、そのような思い込みはやめましょう。
やり方が分かれば本当に簡単なので、受験勉強でも敬遠することなくチャレンジしてほしいです。
数学の得点源にできる問題だと思います。
大問3も例年通りグラフの問題です。
こちらも関数の基礎的な問題で解きやすかったと思います。
最後の問3の問題もいつものパターンで点Pの座標を文字で置いて各座標を文字を使って表せば各三角形の面積を利用した方程式で座標は解けたと思います。
こちらもいつものパターンですし、問題のひねりもないので解きやすかったのではないでしょうか。
大問4は平面図形の問題で、こちらもいつも通りです。
文字を使って角度を表す問題、図形の証明問題もいつも通りです。
最後の問2②の問題は相似を利用して辺の比を答える問題です。
このような問題はこれまでもあったので、過去問をやりこなしている受験生はある程度は解けたかも知れませんが、難易度は高かったと思います。
大問4の最後の問題が難しいのはいつも通りなので、想定内と言えはします。
ここは自分の実力と目標校のレベルなどを鑑みて、やるか捨てるか選んでもいいでしょう。
大問5は空間図形の問題で、これも例年通りです。
しかし、今回の問題に関しては問1、問2共に非常に簡単だったと思います。
毎年大問5(特に最後の問2)は難しい問題なので、多くの受験生は問題を解く前からあきらめてやりません。
時間配分等考えて、解けるか分からない難問に時間をかけるより、解ける問題に時間を割いて確実に得点に結びつけるという作戦で、これ自体は全く悪い方法ではありません。
むしろ賢いくらいです。
しかし、今年度に関しては、これまでにないくらい簡単な問題だったので、問題を読みもせず捨ててしまった受験生はもったいなかったと思います。
この辺は出題者との心理戦ではありますが、このようなこともあるので、問題を見もしないで諦めるのはやめましょう。
よい教訓です。
このように国語と数学に関しては、難易度はいつも通りかやや易化したように感じます。
しかし、受験は相対評価なので、問題が簡単になれば平均点も上がるので、得点が上がったからと言って合格が近づいたとは言えないことに注意してください。
しかし、受験勉強で過去問をしっかり解いて、これまでの出題の傾向と解き方のパターンを理解していれば高得点も狙えたのではないでしょうか。
中には想定外に簡単な問題もあったので、どの問題も自分の勝手なイメージで毛嫌いするのではなく、冷静に客観的に考えて解けるかどうか見極めてください。
これが合格するコツの一つです。
今回は国語と数学について述べてきました。
引き続き残りの教科に関しても議論したいと考えています。
お楽しみに。
2024.02.14
今日はバレンタインデー
もともと日本の年中行事ではありませんが、今ではすっかり定着してしまいました。
私が子供の頃には、ハロウィンは「普段できない女性から男性への告白の日で、告白の言葉と一緒にチョコレートを渡す」でした。
しかし、今ではかなり様変わりして、クリスマスやハロウィンと同様に賑やかなイベントの一つとなっております。
バレンタインデーの歴史
ローマ皇帝の命に背き、当日禁止された兵士の結婚を内緒で執り行いました。
しかし、それがばれて処刑された日が2月14日だったそうです。
人々の愛を見守り、愛に殉教した司祭を讃え人々が祈ったのが起源と言われています。
そして、中世には「恋人たちの日」として定着したようです。
今日、ヨーロッパではこの日に恋人たちが互いにプレゼントや花を渡したり、男女が告白をしたり、夫婦が特別な時間を過ごしたりします。
一方、アメリカでは恋人や夫婦の愛を確かめるだけでなく、家族や大切な人への感謝を示し贈り物を渡すようです。
花束やメッセージカード、ケーキや小物など様々です。
また、一緒に食事をして楽しい時間を過ごしたりします。
そして、最近ではバレンタインデーは多くの国に伝わり、その国ならではの祝い方があるようです。
日本でのバレンタインデー
そして、日本にバレンタインデーの風習が広まったのは戦後まもなくの昭和30年代から40年代にかけてと言われています。
男女間で贈り物をすることに馴染みがなかった日本では、最初は親子や友達同士でプレゼントをしていました。
やがて日本のお菓子メーカーなどが売り上げ向上にバレンタインデーに目を付けたと言われています。
こうして商業的理由により、日本ではバレンタインデーにチョコレートを贈る習慣が根付いたようです。
この愛の日に「普段内気でなかなか言い出せない女性が好きな男性に告白をする」というフレーズが功を奏し、その際チョコレートをチョコレートを渡すという行動がうけ、世間一般に「バレンタインだーにはチョコレートを渡す」という習慣が普及しました。
したがって、このような経緯からチョコレートを渡すという日本では常識的な習慣は、実は他国では見られません。
同様に商業的な理由からバレンタインデーに絡めて生み出された「ホワイトデー」という習慣も海外ではありません。
どちらも日本独自のものなのです。
バレンタインデーの大成功を受けて、お菓子業界が二匹目のどじょうを狙い「ホワイトデー」を作りったのですね。
バレンタイン商戦はこうして日本に定着、白熱化して、毎年この時期には多くの人々が一人何個もデパートでチョコレートを求めるのが風物詩となっています。
バレンタインチョコのヴァリエーション
私の子供のころはせいぜい「本命チョコ」と「義理チョコ」だけで、「もらったチョコレートがどっちなんだ」と大騒ぎしたものです。
近頃はこれだけでなく、さらに多くの種類のバレンタインチョコがあるようです。
その中には業界の連略だけではなく、若者の間で誕生したものもあります。
これには目を見張るものがあり、そんなものまでチョコレートで渡すのかと驚くものがあります。
「友チョコ」・・・女子が女子の友達に渡す
「逆チョコ」・・・男子から女子に渡す
「ファミチョコ」・・・家族に渡す
「マイチョコ」・・・自分に渡す(これって普段と変わらないような気がしますが)
「俺チョコ」・・・マイチョコの中でも特に男性が渡すもの
「社交チョコ」・・・会社の男性社員に渡す
「世話チョコ」・・・世話になっている人に渡す
「ファンチョコ」・・・芸能人がファンに渡す
「感謝チョコ」・・・感謝したい人に渡す
ざっと調べただけでもこれだけありました。
子供たちのバレンタインデー
材料から容器やパッケージなどを買ってきて、自分オリジナルの手作りチョコを渡す生徒も最近では少なくありません。
100円ショップの普及により、これらの材料を揃えるのは非常に容易になっていますから。
我が家でも妻と娘がワイワイ言いながらチョコレートを作り友達に渡し、そしてその友達からもお返しのチョコレートをもらっていました。
みんなイベントごとは大好きですね。
どのような形であれ、日頃から近くにいる人に愛情や感謝の気持ちを表すことはいいことです。
商業戦略だったにせよ、人に心を伝えるという行為は日本人のお祭り好きの気質とも相まって、バレンタインデーをこれほどまで大きなイベントにしました。
なかなかこういう機会(口実)がないと素直な思いを口にできないという性格も反映しているのかも知れません。
どういう形にしろせっかくなので、バレンタインデーを楽しんで下さい。
2024.02.12
今週末は三連休でしたが「ふなばし朝市」に行ってきました
この週末は月曜日も含め三連休となりました。
このまとまった休みに皆様はどうお過ごしでしょうか。
実は連休初日に、船橋の船橋大神宮にて開催された朝市に行ってきました。
2月10日の午前9時から11時まで開かれていましたが、天候にも恵まれ短い間ではありましたが、久しぶりの家族そろってのお出かけができました。
天候にも恵まれ、ほんのりと温かい一日で、お出かけにはちょうどいい日よりでした。
ということで、今回は私のプライベートの報告となります。
ふなばし朝市
前日の金曜日に偶然『ふなばし朝市』の情報を目にし、「受験などで仕事が忙しく最近家族そろってのお出かけもしていないなあ」と思い、家族サービスで朝市に出かけることを決めました。
場所は船橋の「船橋大神宮」で、午前9時から11時までと少し休日にしては早い時間ですが、家の近所ということもあり、みんなで出発しました。
船橋大神宮はJR船橋駅から徒歩で10分程度のところで、比較的アクセスは簡単です。
途中に「船橋」の由来ともなった橋を渡ると、神社は目前でした。
現地に到着したときはもう9時半を過ぎており、すでに多くの人々が訪れていました。
境内の一角にテントが建てられ、キッチンカーもいくつか並んでいました。
地元を拠点とする多くの店や農家さんが出店をしていました。
朝採れたての野菜やはちみつ、卵など新鮮な食料品が売られており、中でも船橋名物「ホンビノス貝」目を引きました。
私は知らなかったのですが、この貝は大きく握りこぶしぐらいあり、見た目は太ったハマグリのようです。
家が近ければ、あるいはその場で焼いてくれれば買ったのですが、この後のことを考えて今回購入は見送りました。
しかし、とても大きくおいしそうだったので、今度機会があれば買って食べてみたいです。
同じ理由でネギなど新鮮でお買い得な値段の野菜たちも断念。
場内をぐるりと一周して、何があるのかを把握してから、場内で売られているグルメに注目。
その場で作るクレープ、ガレット、ピザ、フルーツサンド、タイ料理、コーヒー、焼き鳥、焼きそばなど盛りだくさん。
どれも興味深く、多くの店で行列ができていました。
私たちもそば粉のガレットを買って食べました。
注文してから焼きはじめ、10分ほどで完成。
生地のそば粉の香ばしさが素晴らしく、私の妻には大好評で「そば粉を買って自分でも挑戦してみよう」と言っていました。
娘が焼き立てのスパイシーな焼きソーセージを食べ、喉が渇いたので濃厚なイチゴミルクもいただきました。
クラムチャウダーもおいしそうだったのですが、他の物を食べている間に売り切れ終了。
残念。
しかし、ここに出展しているお店は船橋市内で営業しているので、その気になれば調べて行くことができます。
皆さんも興味があれば調べてみてください。
会場はそれなりに混んではいましたが、行列で何十分も待つ必要もないくらいだったのでよかったと思いました。
食べ物以外にも船橋駅や銚子電鉄、船橋市の公式キャラクターの「ふなえもん」(ふなっしーは公式ではありません)や千葉のゆるキャラ「チーバくん」のブースもあり、とても賑わっていました。
個人的には銚子電鉄の「まずい棒」(うまい棒ではありません)が気になったのですが、まずいと嫌なので今回は買いませんでした。
「まずい棒」をご存知の方は情報お待ちしております。
遅ればせながらの初詣
毎年のことですが、混雑が嫌なので毎年初詣は正月を過ぎてから行くのが、我が家の習わしとなっています。
今年もまだ行っておらず、会場が船橋大神宮だったので、この機会に遅ればせながらの初詣もしました。
家族みんなでお賽銭を入れ、神様に願い事をしました。
その後、一人ずつおみくじを引きました。
娘は小吉、妻は末吉、私は大吉でした。
今年はいいことが起こるといいですね。
おみくじを結んで神社を後にしました。
この神社は娘の七五三のときにお参りした神社で、当時のことも思い出されます。
あれから二年が過ぎ、娘も大きく元気に成長しております。
神様のご加護でしょうか。
感謝、感謝。
その後、私は仕事があるのでそのまま葛西へ向かいました。
娘と妻はバレンタインデーの準備で、船橋に留まり買い物をして帰りました。
前日に思い付きで決めた家族そろっての外出でしたが、とても楽しめました。
『ふなばし朝市』は年に何回か開催され、今年度はこれで終わりのようですが、4月からの新年度でもまた開催されると思いますので、気になった人は船橋の情報をチェックしてください。
最近は忙しくて家族でのイベントも写真もあまり撮っていなかったので今回は写真も撮り、思い出の一つとして残したいと考えています。
皆様の機会がありましたら、積極的に家族の思い出を作ってみませんか。
江戸川区でもたくさんのイベントがあると思うので、そちらに参加してもいいかも知れませんね。
その時は『まいぷれ江戸川区』がお役に立つと思いますので、ご参考にしてください。
三連休も終わり明日からいつもの日常が戻るという方も多いと思いますが、寒さに負けず元気に頑張っていきましょう。
2024.02.09
大きな字を書こう!なぜ生徒は小さくて読めない字を書くのでしょうか?
そのようなことの中から、今回は字の大きさについてお話したいと思います。
文字を書くことは勉強において日常茶飯事だし、ICT化が進んでいるとは言え、未だに学校ではテストを始め多くの場面で手書きが行われています。
それは教育において「手書き」がある一定の有効性をもっているとの認識からなのでしょう。
しかし、スマホなど頻繁に文字入力変換を行っているいわゆるZ世代には、「手書き」はとても面倒で苦痛のようです。
Z世代でなくても、子供のころ「手書き」は苦手だったという人は多いと思います。
だから、こちらが言わないとノートを取らない生徒が非常に多くなっています。
ノートを取ることは勉強の基本ですから、これをする習慣のない生徒は当然成績も悪くなってしまいます。
「手書き」に関してはいろいろ申し上げたいことはあるのですが、今回はその中でも「非常に小さい字を書く」という点に関して議論してみたいと思います。
どうして「非常に小さい字を書く」のか?
本当に小さくて、文字がつぶれて何が書いてあるか分からないくらいです。
書いた本人も含めて誰も読めない字を書くということは、そもそも書く意味をなさないわけですが、どうしてそのような文字を書いてしまうのでしょうか。
先ず考えられる理由としては、小さい字は大きい字に比べ書く量が少なくてすむため早く書けるという点があります。
書くのが嫌いな生徒にとって、少しでも苦痛な「手書き」の時間を短くしたいという気持ちがあるのでしょう。
それから小さい字を書くと、鉛筆を動かく範囲も小さくてすむので書いていても疲れにくいという点も挙げられると思います。
最近の生徒たちは筆圧が弱く、文字を書く体力がなくなっています。
これは最近の生徒たちの体質の問題ではなく、生活環境の問題だと思うのですが、驚くかも知れませんがこれは明らかな事実です。
このように「時短」と「省エネ」が非常に小さい文字を書く要因の一つと考えられます。
もう一つ、個人的にはこちらの方が気になるのですが、考えられる理由としては、「生徒たちの自信のなさの表れ」です。
生徒は文字を書かなくてはなりません。
しかし、書いたものに自信が持てず、周囲からの批判を恐れるならば、小さい文字が言い訳になるのです。
「自分は書くことは書いたから義務は果たした。でも、不正解になったのは字が小さくて読んでもらえなかったからだ。」
多くの生徒はナイーブで、自分を批判され悪く見られること、心が傷つけられることを非常に嫌がります。
まともに書いて間違ってしまえば、周囲から自分は「ダメ人間」のレッテルがはられると思うのです。
不正解が自分の答えのせいでなく文字のせいであれば、「自分の解答が間違っていた」という批判はごまかすことができます。
自分が「間違える」ことが人に知られることを恐れる生徒はとても多いです。
しかも、書くことは書いたのだから、最低限やるべきことはやっていると自分を正当化できるのです。
また、字を小さく書けば「文字そのものに対する自信のなさ」をごまかすこともできます。
自分の字に対するコンプレックスがある生徒は、小さな字を書くことで字の上手い下手が判断できないようにしているのです。
小さければ文字のバランスも分かりにくく、どれも同じように見えてしまうので、なんとなく上手く書けているような錯覚に陥ります。
更に、漢字の間違いも小さい文字で書いてしまえば、画数の多い漢字は黒くつぶれてしまうので、点を打ったのか打っていないのか、棒を引いたのか引いていないのかよく分からなくなります。
だから、自分が漢字を正しく書いていなくてもバレにくくなります。
以上、字を書くという苦痛から逃れるため、そして、自信のなさを隠すために小さな文字を書いているのだと推測できます。
どうすれば小さな字を書かなくなるか
また、「自信」のなさを隠すごまかしにすぎないのであれば、いずれごまかしはバレ、特にテストなどにおいては何の良い結果ももたらさないので、小さな字を書く利点はありません。
先ずはこの二点をしっかり生徒たちに自覚させ、小さな文字を書いても何の得もないことを分からせる必要があります。
この点においては親さ先生などの指導者の説得が重要になってきます。
小さな文字を書くことのマイナス面を教えると共に、大きな字を書いたときはしっかり褒めてあげてください。
字そのものが汚いとか、書くのに時間がかかるとかは次の段階の問題なので、最初は日頃から大きな字を書く習慣を身に付けさせることです。
普段からメモや書き写し、日記など、日々の生活の中に書く機会を増やす工夫をしてください。
書く内容は勉強に限る必要はありません。
ちょっとした気づきや感動、自分の書きやすいもので構いません。
それから、すぐに書くのに疲れてしまう生徒は書く体力の無さもありますが、書く姿勢が悪い可能性もあります。
正しい姿勢で書けば体への負担も少なく疲れにくくなります。
このように書く時間を増やして、書くことに慣れさせ、書くことに耐え得る体力をつけましょう。
「自分の解答に対する自信のなさ」は「間違えることは決して悪いことではない」ことをしっかり話してあげましょう。
実際に学習において「間違い」というのは非常に重要なことで、むしろ「間違い」から多くを学べるので、「間違い」を責めないで次につながる大きなプラスであると考えましょう。
こうして「間違い」に対する恐怖心を取り除いてあげてください。
そして、「文字そのものに対する自信のなさ」は一つ一つ丁寧に漢字をさらえる必要があります。
最初はつらいかも知れませんが、漢字というのはパーツの組み合わせと考えれば、ある程度覚えてくると自然と新しい漢字も覚えられるようになります。
それまでは忍耐強く頑張るしかありません。
このとき、周囲のサポートが大きく影響しますから、可能な限り誰かが寄り添ってあげらえるようにしてあげましょう。
こうして一歩ずつ改善してあげてください。
一度身に付いてしまった習慣は、変えるのがとても大変です。
だから、できれば「小さい字を書いているな」と気づいたときにすぐ対応し、それが身に付いてしまう前に対処するのがいいです。
しかし、すでにそうなってしまった場合は、焦らず地道に頑張りましょう。
大きな字を書く利点
当然、大きな字は読んでくれている相手に分かりやすいので、自分の伝えたいことが伝わりやすいという点があげられます。
テストでは採点者にある程度の裁量が認められているので、小さく何を書いている分からない解答は読まれる前にバツになってしまいます。
せっかく書いたのだから、採点者にきちんと読んでもらい正しく判定してもらうためにも文字は大きく書きましょう。
次に、大きな文字で書けば自分でも何を書いたか目に入りやすくなるので、自分の計算や思考の過程がはっきり分かります。
そうすると間違ったところもすぐに見つかり訂正も簡単です。
そして、学習の内容も頭の中に入ってきやすく、記憶にも残りやすくなります。
そして、大きな文字を書くと、自分の書いていることがよく分かるので、書くことに集中でき勉強の効率も上がります。
先ほどの記憶に残りやすいという効果も含めて、勉強には非常に有効なことです。
また、無心で手を動かして「書く」という行為に没頭すると、周囲のストレスから解放され脳がリラックスします。
心に浮かぶことを書き記すことで、自分の考えを整理し脳内をすっきり整えることができます。
大きな文字を書くと外部からの印象も変わってきます。
大きく読みやすく伸び伸びとした字は、おおらかで外交的な印象を与えます。
人が親しみやすいと感じるでしょう。
また、高齢者など目の不自由な方に対して大きな字を書けば、それだけで相手に対する配慮があると好感度が上がります。
小さな字を書く生徒が気になり、今回はこのことに関していろいろ考えてみました。
字の大きさ以前に、「手書き」そのものの機会も減ってきているので、「字を書く」こと自体が苦手という生徒がたくさんいます。
しかし、勉強するうえで「手書き」という行為は現状では完全に逃れることはできず、日常生活においても同様です。
今は非常に小さい範囲て生活している生徒たちも、やがて大きくなり様々な人と交わり世界が広がっていきます。
そのとき、やはり「書く」という行為がきちんと身に付いていないと、大人として大きな恥をかくことになります。
したがって、生徒たちには勉強のためだけでなく将来のためにも、「書く」ことを嫌がらず正面から取り組んでほしいと思います。
とりあえず、字の大きさを大きくすることを心がけてください。
そして、「書く」ことに慣れ「書く」ことを楽しめるようになると、とても素敵です。
2024.02.09
大きな字を書こう!なぜ生徒は小さくて読めない字を書くのでしょうか?
そのようなことの中から、今回は字の大きさについてお話したいと思います。
文字を書くことは勉強において日常茶飯事だし、ICT化が進んでいるとは言え、未だに学校ではテストを始め多くの場面で手書きが行われています。
それは教育において「手書き」がある一定の有効性をもっているとの認識からなのでしょう。
しかし、スマホなど頻繁に文字入力変換を行っているいわゆるZ世代には、「手書き」はとても面倒で苦痛のようです。
Z世代でなくても、子供のころ「手書き」は苦手だったという人は多いと思います。
だから、こちらが言わないとノートを取らない生徒が非常に多くなっています。
ノートを取ることは勉強の基本ですから、これをする習慣のない生徒は当然成績も悪くなってしまいます。
「手書き」に関してはいろいろ申し上げたいことはあるのですが、今回はその中でも「非常に小さい字を書く」という点に関して議論してみたいと思います。
どうして「非常に小さい字を書く」のか?
本当に小さくて、文字がつぶれて何が書いてあるか分からないくらいです。
書いた本人も含めて誰も読めない字を書くということは、そもそも書く意味をなさないわけですが、どうしてそのような文字を書いてしまうのでしょうか。
先ず考えられる理由としては、小さい字は大きい字に比べ書く量が少なくてすむため早く書けるという点があります。
書くのが嫌いな生徒にとって、少しでも苦痛な「手書き」の時間を短くしたいという気持ちがあるのでしょう。
それから小さい字を書くと、鉛筆を動かく範囲も小さくてすむので書いていても疲れにくいという点も挙げられると思います。
最近の生徒たちは筆圧が弱く、文字を書く体力がなくなっています。
これは最近の生徒たちの体質の問題ではなく、生活環境の問題だと思うのですが、驚くかも知れませんがこれは明らかな事実です。
このように「時短」と「省エネ」が非常に小さい文字を書く要因の一つと考えられます。
もう一つ、個人的にはこちらの方が気になるのですが、考えられる理由としては、「生徒たちの自信のなさの表れ」です。
生徒は文字を書かなくてはなりません。
しかし、書いたものに自信が持てず、周囲からの批判を恐れるならば、小さい文字が言い訳になるのです。
「自分は書くことは書いたから義務は果たした。でも、不正解になったのは字が小さくて読んでもらえなかったからだ。」
多くの生徒はナイーブで、自分を批判され悪く見られること、心が傷つけられることを非常に嫌がります。
まともに書いて間違ってしまえば、周囲から自分は「ダメ人間」のレッテルがはられると思うのです。
不正解が自分の答えのせいでなく文字のせいであれば、「自分の解答が間違っていた」という批判はごまかすことができます。
自分が「間違える」ことが人に知られることを恐れる生徒はとても多いです。
しかも、書くことは書いたのだから、最低限やるべきことはやっていると自分を正当化できるのです。
また、字を小さく書けば「文字そのものに対する自信のなさ」をごまかすこともできます。
自分の字に対するコンプレックスがある生徒は、小さな字を書くことで字の上手い下手が判断できないようにしているのです。
小さければ文字のバランスも分かりにくく、どれも同じように見えてしまうので、なんとなく上手く書けているような錯覚に陥ります。
更に、漢字の間違いも小さい文字で書いてしまえば、画数の多い漢字は黒くつぶれてしまうので、点を打ったのか打っていないのか、棒を引いたのか引いていないのかよく分からなくなります。
だから、自分が漢字を正しく書いていなくてもバレにくくなります。
以上、字を書くという苦痛から逃れるため、そして、自信のなさを隠すために小さな文字を書いているのだと推測できます。
どうすれば小さな字を書かなくなるか
また、「自信」のなさを隠すごまかしにすぎないのであれば、いずれごまかしはバレ、特にテストなどにおいては何の良い結果ももたらさないので、小さな字を書く利点はありません。
先ずはこの二点をしっかり生徒たちに自覚させ、小さな文字を書いても何の得もないことを分からせる必要があります。
この点においては親さ先生などの指導者の説得が重要になってきます。
小さな文字を書くことのマイナス面を教えると共に、大きな字を書いたときはしっかり褒めてあげてください。
字そのものが汚いとか、書くのに時間がかかるとかは次の段階の問題なので、最初は日頃から大きな字を書く習慣を身に付けさせることです。
普段からメモや書き写し、日記など、日々の生活の中に書く機会を増やす工夫をしてください。
書く内容は勉強に限る必要はありません。
ちょっとした気づきや感動、自分の書きやすいもので構いません。
それから、すぐに書くのに疲れてしまう生徒は書く体力の無さもありますが、書く姿勢が悪い可能性もあります。
正しい姿勢で書けば体への負担も少なく疲れにくくなります。
このように書く時間を増やして、書くことに慣れさせ、書くことに耐え得る体力をつけましょう。
「自分の解答に対する自信のなさ」は「間違えることは決して悪いことではない」ことをしっかり話してあげましょう。
実際に学習において「間違い」というのは非常に重要なことで、むしろ「間違い」から多くを学べるので、「間違い」を責めないで次につながる大きなプラスであると考えましょう。
こうして「間違い」に対する恐怖心を取り除いてあげてください。
そして、「文字そのものに対する自信のなさ」は一つ一つ丁寧に漢字をさらえる必要があります。
最初はつらいかも知れませんが、漢字というのはパーツの組み合わせと考えれば、ある程度覚えてくると自然と新しい漢字も覚えられるようになります。
それまでは忍耐強く頑張るしかありません。
このとき、周囲のサポートが大きく影響しますから、可能な限り誰かが寄り添ってあげらえるようにしてあげましょう。
こうして一歩ずつ改善してあげてください。
一度身に付いてしまった習慣は、変えるのがとても大変です。
だから、できれば「小さい字を書いているな」と気づいたときにすぐ対応し、それが身に付いてしまう前に対処するのがいいです。
しかし、すでにそうなってしまった場合は、焦らず地道に頑張りましょう。
大きな字を書く利点
当然、大きな字は読んでくれている相手に分かりやすいので、自分の伝えたいことが伝わりやすいという点があげられます。
テストでは採点者にある程度の裁量が認められているので、小さく何を書いている分からない解答は読まれる前にバツになってしまいます。
せっかく書いたのだから、採点者にきちんと読んでもらい正しく判定してもらうためにも文字は大きく書きましょう。
次に、大きな文字で書けば自分でも何を書いたか目に入りやすくなるので、自分の計算や思考の過程がはっきり分かります。
そうすると間違ったところもすぐに見つかり訂正も簡単です。
そして、学習の内容も頭の中に入ってきやすく、記憶にも残りやすくなります。
そして、大きな文字を書くと、自分の書いていることがよく分かるので、書くことに集中でき勉強の効率も上がります。
先ほどの記憶に残りやすいという効果も含めて、勉強には非常に有効なことです。
また、無心で手を動かして「書く」という行為に没頭すると、周囲のストレスから解放され脳がリラックスします。
心に浮かぶことを書き記すことで、自分の考えを整理し脳内をすっきり整えることができます。
大きな文字を書くと外部からの印象も変わってきます。
大きく読みやすく伸び伸びとした字は、おおらかで外交的な印象を与えます。
人が親しみやすいと感じるでしょう。
また、高齢者など目の不自由な方に対して大きな字を書けば、それだけで相手に対する配慮があると好感度が上がります。
小さな字を書く生徒が気になり、今回はこのことに関していろいろ考えてみました。
字の大きさ以前に、「手書き」そのものの機会も減ってきているので、「字を書く」こと自体が苦手という生徒がたくさんいます。
しかし、勉強するうえで「手書き」という行為は現状では完全に逃れることはできず、日常生活においても同様です。
今は非常に小さい範囲て生活している生徒たちも、やがて大きくなり様々な人と交わり世界が広がっていきます。
そのとき、やはり「書く」という行為がきちんと身に付いていないと、大人として大きな恥をかくことになります。
したがって、生徒たちには勉強のためだけでなく将来のためにも、「書く」ことを嫌がらず正面から取り組んでほしいと思います。
とりあえず、字の大きさを大きくすることを心がけてください。
そして、「書く」ことに慣れ「書く」ことを楽しめるようになると、とても素敵です。
2024.02.02
都立高校推薦入試合格おめでとう!
葛西TKKアカデミーでも二名の生徒が挑戦し、推薦入試に向けた対策講座でこれまで頑張ってきました。
そして、本日二人とも見事合格の連絡が入ってきました。
本当にすばらしい。
心からおめでとうと申し上げます。
これもひとえに生徒たちの努力の賜物です。
本人の頑張りがなければ決してなしえないことでした。
そういう意味では、彼らは堂々と自信を誇れる存在であると言えます。
上々の結果
そこで葛西TKKアカデミーでは、文章の書き方から面接の振る舞い、回答の仕方など試される意義と目的も含めこと細かく説明してまいりました。
そうして理論を確立した上で、実戦を積み重ねるという方法で指導してまいりました。
同じ推薦入試を受ける者同士、お互いに見あって批評することで、自分の短所に気づき、他者の長所に学び自分にも取り入れるというやり方で、相互に技術を高めあってきました。
そうして臨んだ今回の推薦入試ですが、いい意味で予想を裏切られました。
先ほども述べた通り、推薦入試は狭き門であり、よほど大丈夫であろうと思える生徒でさえ落ちることがあります。
だから、今回の結果は非常に嬉しい誤算でした。
二人とも合格とは上出来です。
あまりにも嬉しいので今回ここで共有させていただくことにしました。
残りの一般受験の生徒も頑張れ!
これで残りの一般入試の受験生も合格してくれれば何も言うことなしなのですが、こればかりはふたを開けてみないと分かりません。
とにかく先のことをとやかく考えても仕方ないので、入試直前の数週間を目の前の課題にしっかり取り組み、その積み重ねが合格につながるのだと信じて、毎日一歩ずつ勉強に励んでほしいと思います。
ここで気を抜かないように!
確かにこれまでの苦労が報われ困難から解放されたのだから、羽目を外したい気持ちも分かりますし、自分たちの努力に見合う分だけ楽しい思いをしてもいいと思います。
しかし、気をつけてほしいのは、これで全て終わりではないということです。
いや、むしろこれからが始まりなのだということ。
推薦や私立に合格し早々と受験勉強を終了した生徒によくあることなのですが、受験が終わったからといって完全に勉強を忘れてしまい、遊びまくる生徒がよくいます。
でも、このような人が高校に入ってから苦労します。
高校の勉強は当然中学の勉強が基礎となっているので、その中学の勉強を忘れてしまうと、高校の新学期が始まったとたん落ちこぼれてしまう場合が非常に多いのです。
中学のとき優秀で推薦入試を合格した生徒が、高校が始まると意外と振るわなくなるのは、このような事情があるからです。
そうならないためにも勉強の習慣は継続し、むしろこのゆとりのある期間をチャンスとして利用して、これまでの中学の勉強を充実させ高校の勉強を先取りし、より他の生徒に差をつけるくらいになってほしいと思います。
また、未だに多くの受験生は受験勉強に頑張っているので、彼らへの配慮もお忘れなく。
もし逆の立場だったらと考えれば分かりやすいと思います。
浮かれる気持ちは分かりますが、彼らへの敬意と配慮も十分にお願いします。
何はともあれ、生徒が希望する進路に進めることは非常に喜ばしいことであります。
みんな本当によくやりました。
これでこれまでの厳しい日々から解放され一息つけます。
とりあえず今日はゆっくり休み心も体も整えて、希望満ちる新生活に向かって新たな一歩を歩み出してほしいと思います。
このようにこれまで苦楽を共にしてきた生徒が自分の望みをかなえ、更なる人生に向かって進んでくれることが分かると、私自身の苦労も報われたような気がして嬉しくもあります。
皆さんは素晴らしい生徒です。
今後の皆さんの人生が輝かしいものになることを祈っています。
そして、非力ではありますが、まだ私にできることがあればいつでも遠慮なく相談してください。
いつでも力になる用意があります。
2024.02.01
現在小学4年生が算数検定6級(小6相当)にチャレンジ中!
そこで、今回は算数大好きな小学4年生のお話をしたいと思います。
この生徒は学ぶことが楽しいらしく、算数以外に英語の勉強もしています。
とても素直ないい生徒です。
昔から算数が大好きで、学校の教科書にある内容だけでなく、つるかめ算や旅人算など特殊な算数も自分から勉強してきました。
こちらから指示する必要もなく、自分からどんどん与えられた問題集を進めていくタイプです。
もちろんなんでも理解してできるという訳ではなく、初見問題の中には一人では解けない問題もたくさんあります。
そんな時は葛西TKKアカデミーで質問するのですが、こちらが説明するときはきちんと耳を傾けて理解してくれます。
そうすると授業前には解けなかった問題も、授業後には自力で解けるようになります。
「おかしいな」「どういうことかな」「よく分からないな」と言うときは自分から進んで質問してくれるので、教える側としては非常にやりやすい生徒です。
そうやっているうちに小学6年生の内容も自分から勉強するようになりました。
そこで「せっかくだから自分の頑張った成果を形にしてはどうでしょうか」と提案しました。
自分の努力が目に見える形で残るというのは、非常に分かりやすく自信にもつながるからです。
このような経緯から来月に「算数検定」を受けることになりました。
レベルは6級で、小学6年生に相当します。
小学4年生の彼が合格すれば、それは十分に自慢できるほどの快挙であり、その可能性は非常に高いと考えています。
そういうことで今月から算数検定6級を目指した勉強に入っています。
算数検定6級は小学6年生程度の内容の問題を50分で30問解きます。
70%以上の正解で合格となります。
問題の9割が小学5年生、6年生の学習内容なので、小学4年生のこの生徒には決して楽な挑戦ではありませんが、これまで好きな算数を楽しんで自主的に勉強し、ご両親もこの子のそんな意思を尊重して算数の勉強をサポートしてきた思いもありますので、これまでの成果の結実として何とか合格できるように支えていきたいと思います。
今回のお話でお伝えしたいことは二つあります。
第一は、何であれ子どもが興味を持ったり、楽しいと感じたものは可能な限りさせてあげた方がいいということです。
自分の好きなことであれば自主的に行動し、自分なりに多くのことを考えます。
子どものうちは多くの経験を積むことや考えることが、彼ら自身の心と体の成長を促し、大人になったときに大いに役立つということです。
それは勉強だけに限る必要はありません。
生産的なものであれば、スポーツでも趣味でも何でも構いません。
本人が一心不乱に打ち込める何かを見つけられるということが大事です。
とは言え、それが簡単に見つからないの場合が多いと思いますので、親としてはいろいろな方面に情報を張り巡らし、どんなことでもいいから体験できそうなものがあれば、情報を提供し経験させてあげるように心がけましょう。
二つ目は、目に見える成果を与えることです。
勉強を始め多くの生徒たちが取り組んでいることは、幼い彼らにとってはよく意味の分からないものが非常に多いです。
時には苦痛でしかないように感じるかもしれません。
「何でこんなことをやっているのだろう」「頑張っているのに誰も分かってくれない」と自分の頑張りを疑い始めてしまうと、せっかくの情熱も冷めてしまうかも知れません。
よく分からないから、いまいちやる気が出ないということもあり得ます。
だから、何か漠然としてよく分からないものは、はっきり見える形にすることが大切です。
そうすると周囲の人間も分かるし、本人も自分の成果が分かるので自信につながります。
これは賞状やトロフィー、証書だけではありません。
日頃から子供たちをよく見つめ、その頑張りを称える周囲の人間の温かい言葉、できれば後にはっきり残る手紙やメッセージ、でも構いません。
ケーキやお菓子などのちょっとしたご褒美でもいいでしょう。
美味しい料理を食べたという楽しい思い出も悪くありません。
人間何かよく分からないことに対峙した時は、分かりやすい形に置き換えるのが一番です。
このように自分のことを正しく評価してくれる人がいると分かれば子供たちも安心して努力できますし、その信頼感が励みにもなります。
このように物事を可視化具現化することはとても重要なことなのです。
このように葛西TKKアカデミーでは日々、生徒たちが頑張れるように創意工夫をしています。
また、それぞれの生徒に合った授業、それぞれの生徒が希望する授業を提供できるように努めております。
今回のように算数検定を始め、英語検定や漢字検定を目指した授業も可能です。
色々な意味で皆様の要望に柔軟に対応できるのが、葛西TKKアカデミーの強みを自負しております。
どのようなことでも構いません。
こんな風にしてほしいななんてことがありましたら、遠慮なくお申し付けください。
皆様の力になれる葛西TKKアカデミーを目指しております。
2024.01.27
受験生の中にはすでに合格した人も!しかし注意してほしいことがあります
最近は東京都の高校の授業料無償化の政策により、私立高校を第一志望に見据えている受験生も多くなってきました。
そのような受験生たちの中で私立高校合格が決まった生徒は、長く苦しい受験勉強から解放されるわけです。
同様に先日都立高校の推薦入試も実施され、間もなくそちらの結果も発表される予定です。
こちらの受験生も合格すれば受験勉強から解放されるわけです。
しかし、高校合格が決まった生徒に注意してもらいたいことがあります。
今回はこの点に関してお話したいと思います。
1.受験勉強は終わりましたが、学業はまだ終わりではありません
一つの区切りがついただけで、新たなスタートが待っていることを忘れないでください。
長く苦しかった受験勉強が終わり、これまで抑えてきた遊びたいという欲求をもう我慢しなくてもいいと考え、何もかも忘れて新生活が始まるまで遊んでしまう生徒がよくいます。
確かにこれまでの努力が報われたのだから、ご褒美として遊びに出かけるものいいでしょう。
自分のやりたいことをするのもいいでしょう。
しかし、だからと言って高校入学までの約二か月間を全く勉強せず、これまで学んできたことを全て忘れてしまっては大変です。
高校の勉強は中学とは比べ物にならないくらい内容が難しくスピードが速いです。
毎日の授業をきちんとその都度理解し身に付けていかないと、授業に追いついていけなくなります。
そして、高校の授業は、一年生の時は特に、中学の内容を完全に分かっている前提で進められますので、それができていないからと言って、授業を中断し一から教えてもらうことはありません(そんなことをしていたら高校でやるべき学習項目が終わりません)。
だから、分からないときは自分で何とかしないといけません。
特に進学したてのときは、中学と大きく異なる高校生活に慣れるだけでも大変なので、勉強で余計なことをする余裕はありません。
推薦や私立で合格した生徒には本当によくあるのですが、何も勉強でしないでいた二ヶ月のブランクのせいで、高校の勉強のしょっぱなからつまずき、それ以降挽回できずに高校生活が苦しくなる生徒が非常に多いです。
是非気をつけてください。
そうならないためには、合格したからといって完全に勉強から離れるのでなく、ある程度日々勉強に触れるように意識しないといけません。
特に一般入試で入学してきた生徒は、空白の時間が短く、これらの生徒以上に長い勉強時間を過ごしてきたので、学力差が大きく開いてしまっていることがあります。
そうなると成績評価がかんばしくなくなることも想像に難くないでしょう。
もちろん遊ぶなといっているわけではありませんし、むしろ受験の苦労を考えるならば娯楽も心身ともに健康であるためには必要です。
ただ、完全に勉強を忘れるということはないようにと忠告したいのです。
2.入学までの時間をチャンスに
むしろ、この猶予期間をチャンスと捉えることが大事です。
これまで中学で勉強して苦手だった内容の克服に時間を費やしましょう。
特に英語はどの分野に進むにも必要となりますし、高校の授業でも多くの時間が割かれ、科目も多くに分かれます。
英語で苦戦すると高校の勉強が大きく不利になり、進学も難しくなるので注意してください。
数学も多くの高校一年生がつまずく教科なので、しっかり基礎の確認をしてください。
そして、中学の内容に問題がなければ是非高校の勉強に取り掛かってください。
全教科でなくてもいいです。
少なくとも英語と数学の予習ができれば勉強に余裕ができるので、高校生活に適応するのがかなり楽になります。
他の受験生が一般入試で手いっぱいのときに、彼らに先んじて高校の勉強を始めらえるということは、高校生になったときに大きなアドバンテージとなり、その後の学校生活や大学進学をとても有利にすることができます。
最初が肝心です。
中学の復習と高校の予習に関して、葛西TKKアカデミーでもお手伝いができますので、気になった方は気軽にお問合せください。
3.まだ受験勉強中の生徒に配慮を
確かに自分はもう苦しい思いをしなくてもいいので、気分がウキウキするのも理解できますが、まだ必死で勉強している生徒もたくさんいます。
彼らへの配慮なく、「明日はどこに遊びに行こうか」「今度○○に遊びに行くんだ」などと言うのはやめましょう。
相手の立場になって考えれば分かると思いますが、自分たちへの当てつけのようで非常に不快になります。
そうでなくても受験勉強で精神的にイライラしている時期なので、彼らの気持ちを逆なでするのはよくありません。
これからの楽しいイベントに踊る気持ちは分かりますが、ここは自制して思いやりを持って接し、むしろ彼らを応援し勉強を手伝ってあげるくらいであるといいです。
ここは人としての振る舞いの問題です。
入試に合格した人には心よりお祝い申し上げたいと思います。
苦難を乗り越えた自分を誇り、それに価する報酬は当然あっていいと思います。
苦しいだけでの人生は良くないです。
しかし、これで全てが終わったわけではなく、これからも続く長い人生を考えるならば、むしろ受験が終わったこの時期をいかに過ごすかが非常に重要となります。
新生活を順調に始めるためには、むしろ今こそ勉強に励むべきとも言えます。
受験生は高校がどのようなものか知らないのですが、中学とは大きく違うということだけは肝に銘じておいてください。
新しい学校に適応するのはとても大変なので、このゆとりある時間を使って少しでも高校に向けた準備をするのが賢明です。
周りの受験勉強にまだ頑張っている仲間のことも配慮しつつ、自分の実力を伸ばしてほしいと願います。
合格できた皆さん、本当にお疲れ様でした。
2024.01.22
最近のTKK:推薦入試対策が本格化!生徒も積極的に練習に励んでいます!葛西第三中、葛西中、東葛西中の生徒が最後の追い込みで猛勉強中
特に今年の葛西TKKアカデミーは、推薦入試を受ける生徒が多く、今月25、26日の推薦入試に向けた準備で大変です。
推薦入試は一般入試と違い、5教科の学力試験がないので簡単に思われる人もいますが、実はそれは大きな間違いです。
学校で日常的に勉強している5教科ではない部分を試験されるので、そもそも何をどうすればいいか、明確な唯一の正しい回答もないので、何も準備しないと戸惑い必ず失敗します。
テストで決められたやり方で一つの解答を見つけ出すことに慣らされている生徒には、実際受けてみると一般受験以上に難易度が高いと感じられるようです。
このような困った事態に陥らないように、葛西TKKアカデミーは推薦入試を受ける生徒には特別に推薦入試対策を実施しています。
推薦入試は調査書点と作文・小論文と面接によって合否が決まるので、そう既に決まっている調査書点以外の部分の指導を行います。
作文・小論文対策では、作文・小論文がどのようなもので何を目的として実施されるのか、そしてどのように書けばいいのか解説し、実際に与えられた課題に従って受験生に書いてもらいます。
そして、それらを一つずつ添削し、どこが間違っていて、どのようにすれば改善できるかを一人ひとり個別に指導していきます。
この対策講座を受けた生徒たちは皆、「思ったよりうまく書けなかった」と口にしています。
そうです、意外と文章って書けないものなのです。
だから、きちんと準備をし練習しないと本番では絶対にいいものは書けません。
逆に、練習をすればするほど上達するので、自ら心がけてたくさん書いてほしいと思います。
現に、ある生徒は試験当日まで毎日一つずつ課題を出してもらって、その課題に基づき小論文を書くと宣言しました。
この生徒の受ける高校はグラフなどの資料を出して、それについて議論させる形の論文形式なので、こちらも問題に出そうな話題についてのデータを集めなくてはならず、しかも毎日なのでとても大変ですが、せっかく生徒がやる気を見せているのですからそれに応えたいという一心で頑張って課題作ってあげています。
また、面接対策もしなくてはなりません。
こちらも中学生では面接を受けた経験はほぼないと思いますので、葛西TKKアカデミーで特別に指導をしています。
面接をする目的を説明し、どのようにすれば高評価を得られるのか解説します。
入退室や試験中の振る舞いや態度から、想定される質問にどのように答えるかまで細かく教えます。
面接では受験生がどのような人物かを聞かれるので、それぞれに自分が何者であるかを与えられたテーマに沿って書かせます。
こうして文字にして視覚化することで、自分をより深く考え見つめ直すことができるようにします。
そして、自分を知ることができれば、それをどのように表現すれば相手に伝わるかを指導していきます。
こうしてある程度の想定問答を作ると、次は実際に面接のリハーサルをします。
私が試験官になって、実際に生徒の入退室から面接中の態度、質疑応答まで細かくチェックします。
その後、リハーサルでの気づきや注意点、改善策を話していきます。
人に見てもらうということはとても重要で、自分では気づかない癖などを指摘してもらえます。
言われるからこそ気づけて、自分の悪い癖が意識できるので改善することが可能となります。
リハーサルでは、私以外にも他の受験生も立ち会ってもらいます。
理由は自分以外の人の面接を見ることで、お互いのとても参考になるからです。
人のいい点悪い点が分かれば、自分もどのようにすればいいか、何を注意しなくてはいけないのかが分かります。
このように受験生同士でも助け合って、共に合格を目指していきます。
こちらも生徒が「対策講座以外の時間にも練習させてほしい」と自主的に申し出てくれています。
せっかくのやる気に答えるためにも、何とか時間を作り対応しています。
面接に関しては推薦入試の受験生だけでなく、私立入試の受験生も参加しています。
こちらも面接を実施している高校がありますので、しっかり準備して少しでも合格に近づけるようサポートしております。
本日、都立高校の推薦入試の倍率が発表されました。
一般入試と違い推薦入試は倍率が高く、2倍3倍はざらです。
難しくはありますが、生徒が挑戦したいと頑張っている以上、こちらも何とかこの狭き門をくぐられるように全力で指導しています。
本番まであとわずか。
最後まで希望を信じて努めたいと考えます。