塾長ブログ

2017.07.22

夏休みで子供の睡眠障害が増える 

様々な理由で、十分な睡眠が取れていない子供が増加しています。
単純に寝不足なだけでなく、朝起きられなくなり、学校にも行けない子供が増えています。
葛西TKKアカデミーにもそのような生徒が何人か在籍しており、彼らの勉強のサポートもしています。

夏休みで学校がなくなり早起きしなくてもいいので、ついつい昼まで寝てしまう。
それが積み重なり生活のリズムが崩れる子供がたくさんいます。
そして、これがきっかけで睡眠障害になる子供が多いのです。
元に戻そうとしても、戻すのはなかなか大変です。
そのままズルズルと新学期になっても起きられず、学校に行けなくなることも珍しくありません。

病院でも睡眠障害で訪れる子供たちが年々急上昇しているようです。
また、医師によると睡眠障害が寝不足による集中力の欠如や精神的不安定だけでなく、
糖尿病などの生活習慣病も引き起こすそうです。

先ほど述べたように生活リズムの崩れの原因の一つは「学校」というタガが外れることです。
もう一つの原因は現代社会が夜型になっていることでしょう。

両親も共働きで帰宅が遅く、子供たちに早く寝る環境を提供するのが難しくなっている。
テレビやゲーム、インターネットやSNSなど、終わりなく続けられる楽しみが非常に多い。
特にlineやtwitterなどのSNSはその場で返さないと無視したとして人間関係を悪くするので、やめたくてもやめられない。
時間やこちらの都合にに関係なく、一方的に多数からひっきりなしにメッセージ送られてくる。
その対応だけで一日が終わり、気づけば深夜なんてことはざらです。
つまり、十分に睡眠のとりにくい世の中に子供たちはいるのです。

そこで夏休み前に各家庭で話し合って、一日の過ごし方を決めることを提案します。
表に書いて視覚化し、本人の目に付くところに置いてください。
そのスケジュールに従い、遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強するとメリハリのある生活を続けるようにしましょう。
毎日スケジュール通りにできたか〇×△などで評価することも忘れずに。
どうしてもできないようであれば、スケジュール変更もいいでしょう。

また、「夜眠れない」、「朝起きられない」ということがあれば、葛西TKKアカデミーのブログを参照してください。

葛西TKKアカデミーのブログはこちら

体のリズムを守り元気に新学期を迎えましょう。

2017.07.21

書籍紹介 『スイスイ!ラクラク!! 読書感想文』

夏休みが近づいてきました。
夏休みの宿題もたくさん出されるでしょう。
その中で子供たちが苦手とするものの一つが読書感想文です。
本日はその読書感想文に役立つ本を紹介します。

『スイスイ!ラクラク!! 読書感想文』(成美堂出版)です。

小学1年生から6年生に対応しており、感想文の書き方だけでなく、本の紹介、あらすじ(ネタバレしない程度の)まで書いてあります。

読書感想文の最初の難関は本選びです。
この本には、それぞれの学年に合った本が紹介されているので、これを参考に選ぶといいでしょう。
しかも、いくつかは感想文の実例として扱われているので、更に書きやすくなります。

また、あらすじ紹介も大きな魅力の一つでしょう。
読む前におおよそどんな内容か分かれば、実際読むときも理解しやすくなります。

更に作文の実例が載っており、書き方のポイントや原稿用紙の使い方まで、細かく丁寧に解説してあります。

感想文用の本選びの参考になりますし、作文例があれば、どのように書けばいいか分かりやすい。
カラーになっているので見やすく、内容が頭に入りやすくなっています。
しかも、見比べれば、自分の作文の何かいけないのかすぐに分かります。

特に小学生は文を書くことに慣れていないので、どうやっていいのか分からないという声をよく聞きます。
それが、読書感想文を苦手とする原因の一つでしょう。

2017.07.18

埼玉の小学校の男性教諭が小4の児童に「窓から飛び降りなさい。」と言った件について

埼玉県の小学校で男性教諭が4年生の児童に対し
「窓から飛び降りなさい。」と言うニュースがありました。

産経新聞 『小4児童に「窓から飛び降りなさい」 所沢の小学校で男性教諭』

言われた男子児童は翌日から怖くて学校に行けなくなったそうです。

ここに至る経緯は定かではありませんが、指導が不適切であったことは明らかです。
「あなたが好きだけど、みんなを守らなくてはならない。明日から学校に来るな。」
「(34人学級だが)明日から33人で仲良くやりましょう。」
とした自分の発言に対し、この男性教諭は、
「誰かにいわれても、してはいけないことはやってはいけないということを指導する中で言った。」
と言いますが、果たしてこれらの発言で児童がそんな意図を理解できるでしょうか。
大人の私にもこの言葉からは読み取れません。

以前、ここでも触れましたが学校という閉鎖空間において、問題が表面化しにくいことから、教師の接し方が非常に不適切になっているのは事実です。
外部からの指摘がない分、感覚が鈍っているように思えます。
「指導とは何か」を根本的に知らないのか、忘れてしまっているのか。
「指導」という名目であれば、教諭は何をしてもいいのか。

人を育てるということは非常に至難の業です。
叱ることも必要だが、正しく叱らないと子供の心を大きく傷つける。
以前、ここで話しました。
教師の一挙手一投足がその生徒の人生に大きく影響を与えうる。
こんな教師として基本的なことが分からないのでしょうか。

私は生徒と接するとき、常に生徒の立場に立って気持ちを考え、言葉を慎重に選び、相手を否定せず、尊重し理解することを心がけています。
それでも、時に対応を誤ったなと自省するのに、この教諭のやったことは軽率過ぎます。

更にこの教諭はこの児童に対し、以前にも清掃時間に右足を蹴ったこともあるそうです。
先ほどの発言と合わせて、これは「いじめ」以外の何物でもないでしょう。
「いじめ」がいつまで経ってもなくならない理由の一つは、指導すべき大人が「いじめ」を行っているからです。
子供はちゃんと見ています。
子供だからと言って甘く見て、手を抜いてはいけません。
目上とか目下とかではなく、一人の対等な人間として接しなくてはいけません。

今回の件はニュースに載ったから、公の目にさらされることになりました。
しかし、現実には表に出てこない同様のことが学校で起き、多くの子供たちが心を痛めていることを忘れてはいけません。
子供たちが卒業するまで問題が表に出ないように、押さえつけてごまかし時間稼ぎをするような隠蔽体質は変えなくてはいけません。
むしろ問題がない社会は異常で、問題があってもいいではないでしょうか。
大事なのは隠さず問題と向き合うこと。
そうでなければ解決はあり得ません。
学校が解決できない問題があるなら、外に助けを求めていいと思います。
みんなで未来のある子供たちのことを考えようじゃないですか。
子供たちが泣き寝入りをするよりずっと健全です。

学校が激務でいろいろ目が行き届かないのも分かります。
しかし、それは学校側の事情であり、生徒への言い訳にはなりません。
怠慢です。
それならば十分な指導ができるように学校が改善すればいいのです。
仕事として教員をやっている以上、責任を持ってもらわなくては困ります。

子供たちのことをきちんと理解し、適切に指導できる素晴らしい先生方もいます。
尊敬すべき先生かどうかということも、子供たちはちゃんと見抜いています。

 

「いじめ」や「体罰」、「自殺」などのニュースを聞くたび子供たちを悲しく思い、救ってやれない現実社会に怒りを覚えます。
私がこの塾を始めた理由の一つはここにあります。
何とか子供たちの力になりたいのです。

 

2017.07.16

小学校でも英語が正式教科化されます

以前お話ししましたが、2020年度から学校教育が大きく変わります。
本日はその中から、小学校の英語の正式教科化について触れます。

実はすでに小学校でも英語があるのをご存知でしょうか。
「総合的学習の時間」を利用して、小学校5、6年生は英語に触れています。
ネイティブの先生と話したり遊んだりしながら、英語とはどのようなものかを知るようです。
当然「話す」「聞く」活動が中心です。
でも、経験した子供たちの多くが「英語は楽しい」と感じているようです。

しかし、中学生になって「読む」「書く」「文法」を中心とした授業に入ってくると、
急に英語が嫌いになる生徒が多いようです。
小学校のときが楽しかったからこそ、そのショックは大きいみたいです。
授業の質が大幅に変わって、今までやったことが役に立たない、ついていけないというのが理由です。

このような問題を解決するためにも、小学校から英語を正式教科にし、
小学校と中学校の指導内容を明確にして、二つが連携の取れるようにするのが目的の一つです。

〈小学校における英語の正式教科化の問題点〉
1.時間の確保
文科省によると現行の学習内容を減らさず、対話的で不快学びを実現し、思考力や主体性を伸ばすそうです。
現在でも授業時間は「脱・ゆとり」から増えていますが、文科省の想定している週2コマの英語の時間をどのように捻出するかが問題です。
しかも、上記のような学習には時間がかかるので、実際どの程度までやれるか疑問です。

2.生徒の負担・先生の負担
特に移行期においては様々な不具合が起きるものです。
そこを上手く乗り越えられる工夫が必要でしょう。
小学校の先生は担任が全教科を担当するのが基本なので、
今までやったことのない英語が加わることで、更に負担が増えるのは明白です。
また、「アクティブラーニング」とかうたっていますが、現場の先生がみんな等しくそれができるのでしょうか。
特にベテランの先生は新しい教授法が苦手で、自分のやりやすい教え方をしてしまう傾向があります。
未だに文法対訳法が日本で主流なのもこれが原因の一つです。
つまり、現場のサポート体制がどれほど整っているのかということです。

3.母語も十分に身についていないのに英語もやるべきか
小学生はまだ母語も発展段階で十分ではありません。
母語の基礎も十分できないうちに、外国語をやっていいのかという声もあります。
結局、どちらも中途半端になるという危惧もあります。
また、バイリンガルによくあることですが「アイデンティティ クライシス」という問題もあります。
小学校はまず国語をしっかりやるべきで、その土台の上に外国語を学ぶべきという意見です。
確かに私も子供たちに勉強を教える時に、日本語が不十分、表現力の劣化が著しいと感じることが多々あります。

4.結局、何が目的なのか
いつでもそうですが、上層部は理想を掲げますが、それが現場まで正確に伝わらず、また現場も具体的指導がないので、一貫性のない結果に終わることがあります。
英語を小学校5年生から始めるということが、単に開始時期を早め、3年間だった英語の授業5年間に増やしただけになるだけでしょうか。
結局、中一で受けた「ショック」を小5から受け、英語嫌いの時間が増えただけでは何の意味もありません。
せっかく長く学べるのだから、その目的をしっかり全員が共有し、確実に達成できるようにしなければなりません。
単にテストのための英語にならないように、文科省も述べる「社会に出る子供たちに資質や能力を広く社会と共有する」とはどういうことか考えるべきでしょう。

2017.07.13

頭の体操 「4つの4」

今日のクイズは「4つの4」というものです。
数学のいろいろな記号を使い、4を四つだけ使って0より大きい整数を作り出すというパズルです。

例えば「0」は
4-4+4-4=0
とか
44-44=0
「1」は
4-4+4÷4=1
「2」は
4÷4+4÷4=2

という具合に4を四つと数学で使う記号を駆使して頑張ってみてください。
0から1000までの整数(ただし、113、157、878、881、893、917、943、946、947を除く)は
作れるそうです。

とりあえず0から10までチャレンジしてください。
できた方は更に20までやってみてください。

答えは一つとは限りません。

頑張ってください。

2017.07.11

勉強しないと世界滅亡!!! 書籍紹介『Applis』

「ケータイゲームだったらいくらでもできるのになあ。」
ある生徒が言っていました。

「子供が携帯のゲームばっかりやって勉強しない。」
ある親御さんが嘆いていました。

この両者の折り合いをつける新しい参考書が出ました。

その名は

『Applis』(学研プラス)

 

 

先ず、本で勉強内容を理解し問題を解く。
次にアプリを使って要点をチェック。
無料ゲームアプリの問題を解けばアイテムがもらえ、ストーリーが進みます。
RPGのキャラクターになって、世界を滅亡から救うという内容になっています。

参考書(問題集)の内容はよくある一般的なもの、あるいは少し易し目です。
各学年に分かれて、一冊で5教科をカバーしています。
カラーで図や表も使い、漫画のキャラクターを通した解説など、親しみやすい工夫がなされています。
この本の最大の特徴は、携帯のアプリとの連動でしょう。
ゲームアプリになれている子供たちにとっては、面白く取り掛かりやすいのではないでしょうか。

感想としては、一冊に全ての教科を入れるのではなく、
バラバラにしてその分内容の充実を図った方がいいと思います。
とは言え、アプリとの連動は本書だけの特徴であり、見逃せません。

現代に合った最先端の参考書か、それとも単なる変わり本か。

人それぞれ勉強の仕方には「合う」「合わない」があります。
よって、その効果は未知数ですが、合えば楽しくなって、生徒は自分からどんどん勉強するようになるでしょう。

総評:勉強嫌いの生徒が勉強をするようになるきっかけの第一歩としてお勧め。

2017.07.07

暑さに負けず勉強するには

もうすでに暑い日が何日か出てきました。
夏も間近です。
そんな暑い中で勉強することはとても大変です。

今日は暑さに負けず勉強する工夫を考えてみましょう。

夏バテや熱中症など、暑さによって身体機能が衰え体内の水分が不足すると、
脳内の血流の循環が悪くなり、集中力が続かなくなり、勉強もはかどらなくなってしまいます。
夜も暑く寝付けない日々が続くと睡眠不足になり、更に勉強の効率が上がりません。
そうでなくても受験生は特に勉強のストレスなどで十分に休息が取れていないのに、
加えて暑さによる体調の悪化は勉強をより困難にします。

暑さ対策の原則は温度を下げることです。
クーラーと扇風機を上手く組み合わせて、室温を25℃くらいに保てるといいでしょう。
それが難しい時は首の頸動脈に濡れタオルや保冷剤(熱さまシート)などを当てると体温が下がります。

また食事も気をつけたいところです。
だるいからと言って食事を取らないと、暑い気候に対処する体のエネルギーが不足し、余計に体調が悪くなってしまいます。
そして、冷たいものばかり食べるのもよくありません。
内臓を冷やし消化吸収機能がうまく働かず、十分な栄養が取れなくなってしまいます。
むしろ暖かいものを食べた方が発汗作用により、体温を下げるには効果的です。

真夏の太陽の下での運動は熱中症になる危険性がありますが、
かと言って、室内でじっと机に向かって座るのもよくありません。
血液循環が滞り、やはり十分な酸素が体内、特に脳、にいきわたらなくなります。
ある程度勉強したら、室内でストレッチなど、軽い運動をすることをお勧めします。

最後に、早朝勉強法をご紹介します。
一日のうち最も熱くなる13時から16時は勉強を止めます。
昼食を取ったらお昼寝をして、リラックスする時間にします。
その分、暑さがそれほど厳しくない午前中や日の出前に勉強をするのです。
個人的に、この方法はお勧めです。
夜も夕食を終えて20時か21時くらいには寝ます。
そして、3時か4時くらいに起きて勉強するのです。
やはり早寝早起きの習慣は気持ちをシャキッとさせます。
騒音もなくシーンとしているので、勉強に集中しやすい。
そのまま昼間で勉強するのです。
意外と効率よく学べた経験があります。
食事の後、すぐ寝てしまうので消化も良く、食後の眠気と闘いながら勉強するということもなくなります。
睡眠時間も十分に取れ体の調子も非常に良かったです。

猛暑の勉強はとてもつらいです。
それでも勉強はしなければなりません。
いろいろ工夫してこの夏を乗り切れるよう応援しています。

2017.07.03

書籍紹介『おやすみロジャー』

本日紹介する本は『おやすみロジャー』(カール ヨハン・エリーン)です。

なかなか寝付けないお子様にうってつけ!
特に小さいお子様がいらっしゃる家庭では、寝る前に絵本の読み聞かせをしているのではないでしょうか。
最近の絵本は非常に考えて作られています。
私も4歳になったばかりの女の子がいるのですが、
とても面白い絵本がたくさんあります。

そんな中からこの本を選びました。
この本は心理学に基づき、その構成や話し方、そして語彙にまでこだわって作られています。
出版された当時から非常に評判でしたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

なかなか寝付けない子供を寝かせるために作られた本です。
たくさんの口コミでも、その効果の絶大さが書かれています。
うちの子も本を読み終える前に100%寝てしまいました。
本の中の注意書きにも「運転している人のそばで絶対に音読しないこと」と書かれてあるほどです。
私自身も体験するまで、ここまで効果があるとは思っていませんでした。
ぜひ、皆さんもお試しください。

勉強に関する本ばかりではなく、このような子育てに役立つ本も紹介していきたいと思います。

2017.07.02

睡眠障害 しっかり睡眠を取るには

葛西TKKアカデミーでは、睡眠障害で学校になかなか行けない生徒も指導しています。
思春期の成長の中でホルモンバランスが崩れ、夜眠れず、昼間起きられずに学校の授業を受けられない生徒がいます。
私が子供のころには聞いたことなかったのですが、社会的に認知されてきたせいか、最近ではそのような生徒が多いようです。

朝起きられない、頭痛がする、腹痛がするなどの理由で学校を休まなければならない。
慢性的ではないにしても、時折このような症状で学校に行けない生徒がたくさんいます。
原因が必ずしも明確でなく、よってその対処法も人それぞれで確立していないみたいです。
病院での治療もありますが、薬だけでは子供に合わないなど、解決しないことも多いようです。

思春期の一時的ホルモンバランスの乱れが原因であるなら成長するうちに自然と治るそうです。
でも、今、学校で学ばなくてはいけない生徒に取って授業が受けられないのは非常に困ったことです。
授業を受けたいのに、体のせいで受けられないというのが厄介な所です。

また、これが成長期の一時的なものかどうかというのも、実は明確に分からないのです。

〈睡眠障害(睡眠のリズムが崩れたとき)の対処法〉
睡眠障害の子供に限らず、寝れないなどの問題を抱えている人は試してみてください。

1.睡眠前の携帯、パソコンは厳禁
携帯電話やパソコンのスクリーンからの光は強烈で、睡眠前に見ると脳内の眠りのホルモンを乱してしまいます。
寝る2時間前には見ないようにしましょう。
とは言え、SNSなどで携帯の画面から目が離せないのが現代の生活となってしまっています。
難しいと思いますが、自分の健康のために行ってください。
家族やSNSの相手にはっきりと宣言し、寝る前は返事をしないと伝えることが大事です。
そうすれば、こちらの事情も分かり連絡もなくなるでしょう。
携帯を目の届かないところに置きましょう。

2.朝、窓を開け太陽の光を浴びる
人間の体内時計は朝日によってリセットされ、実際の日照のリズムと合うよう調整されます。
こうやって人間は毎日正確なリズムで生活できるようになっています。
いつまでもカーテンを閉め、布団にもぐらないことです。
パッと朝日を浴びると気分もスッキリします。

3.寝る前に足元を温める
特に女性の場合、足元が冷えて寝付けなくなることが多いようです。
これから暑くなってきますが、足元だけは布団をかけて温めましょう。
血液の循環もよくなります。
血液の循環がよくなると体温も上がり、眠りやすくなります。

4.毎日決まった時間に寝ましょう
毎日同じ時間に寝る習慣を付けると、体が自然にその時間に眠くなります。
最初は難しいと思うので、一日の計画表を作り、それに従うようにしましょう。
できれば家族もその時間に合わせて眠るようにすると、習慣づけが楽になります。
同様に起きる時間も決めましょう。
休みだからと言って、昼間で寝ることはよくありません。
そこで生活のリズムが崩れると、また整えるのが大変です。
ちなみに、休日の寝だめは効果ないそうです。

5.寝る前のルーティーンを決める
本を読むなど、寝る前のルーティーン(決まった行動・儀式)を決めるのも効果あります。
これが体に染みつくと、眠くなくてもこの行動をするだけで眠くなります。

6.寝る前のカフェインはやめる
お茶やコーヒーに含まれるカフェインに敏感な人がいます。
カフェインは脳を興奮させ、眠りにくくさせます。
そのような人は睡眠前にはカフェインを控えましょう。

7.どうしても眠れないときは無理に寝ようとしない
精神的原因で眠れないこともあります。
色々考えてしまう。
悩み事であったり、プレッシャーであったり。
寝よう、寝ようと焦ると反ってそれがストレスとなり目が冴えたりします。
そんなときは無理やり寝ようとしないことです。
気分を変えて読書をすると、目が疲れて眠くなるかもしれません。
それでも無理な時は、単純に横になって目を閉じてじっと静かにするだけでも構いません。
これでも体の70%は休まるそうです。

睡眠は特に学ばなくてはならない生徒にとって重要です。
記憶は睡眠によって確立されると言います。
勉強しても寝不足では覚えられません。
徹夜してもすぐに忘れてしまうのは、この理由です。
夜型社会になっている今、難しいと思いますが、十分な睡眠を取ることは健康な生活に不可欠です。
実は、勉強がよくできる子供は睡眠も十分にとっているという統計もあります。
寝る子は育つ。
心身ともに健全な成長のため、睡眠について考えてみてください。

2017.06.28

綺麗な文字で書くー読んでもらえる解答を書く

高校入試には必ず作文が出ます。

それ以外でも学校やテストで文字を書く機会は多いです。

また、新しくなる大学入試には記述問題が増えるようです。

そうなると今まで以上に採点者に読んでもらえる字で書くということが大切になってきます。

しかし、生徒(特に男子)の文字を見ると、汚いと言わざるを得ないことが多々あります。
そこでよく「字を綺麗に書きなさい。」というのですが、「綺麗な字」とはどんな字でしょうか。

ここで言う「綺麗な字」とは、書道家が書くような芸術的な文字ではないということです。
そこまで素晴らしい文字を生徒に求めていませんし、私も書けません。
私も生徒のいろいろな文字を見て思うのですが、
それは読み手が読むのが嫌にならない文字ということではないでしょうか。

よく癖字とか言いますが、癖字は決して悪くないと思います。
むしろそれは個性でいいと思います。
癖字でも決して読むのが嫌にならないものもあります。

大事なのは丁寧に書くということです。
いい加減に急いでぐちゃぐちゃっと書くから読みにくいし、読むのが嫌になるのです。

実際、テストで採点するときは採点者の裁量に任されているところが大きいので、
いい加減な文字(読みたくない文字)を書くと、内容を吟味する前に×にされます。
一人で何十人、何百人を限られた時間で採点しなければならないので、
一つ一つ生徒を思いやりながら読んだりはしません。
そんなことしては採点が終わらないからです。
ましてや少しでも減点をして生徒間に差を付けなければならない立場なので、
少しでも読めない字、他の文字に見える字はことごとく悪意のなる解釈のもと×にします。

とは言え、きちんと書いているものを×にはできないので、
丁寧な文字で書くということが大事になっていきます。
つまり、テストを考えると丁寧な文字で書くとは、
採点者につっこまれない文字で書くということです。

この点においてはコツがあり、私は次のように指導しています。
(一般に文字を書く時にも参考になると思います。)

1.読み手を考え一画ずつ書く
具体例を出したいところですが、ここでは無理なのでできませんが、
いい加減な字を書く人はよく、自己流のつづけ字を書きます。
それは早く書けるかもしれませんが、他人には読めない文字です。
(中には自分ですら読めないときもあります。)
最初はイラつくかもしれませんが、一画一画、止め、はらいをしっかり意識して書きましょう。
スピードはだんだん自然についていきますから、先ずはゆっくり書きましょう。

2.文字のバランスを考えて書く
文字には一つ一つの形があります。
その形に収まるように書くとバランスが良くなります。
例えば、「あ」は○、「す」は▽、「ふ」は△などです。
漢字でも偏は半分よりやや狭目に書くなど、文字の形を意識してください。

3.文字の形を統一する
同じ文字は同じように書けると整って見えます。
同じ文字が書くたびに変わっていたのであれば、やはり読みにくいです。
癖字でもこの統一感があれば綺麗に見えます。
自分の中で文字の形を決めて書くようにしましょう。

4.行の中でバランスを統一する
行の中心に線があると思って(慣れるまでは実際に書いても構いません)、
それに沿うように書く。
自分は右寄りが好きだというのであればそれでも構いません。
上から下までまっすぐに字が降りていくと気持ちがいいです。

5.平仮名は漢字より小さく書く
画数の少ない文字は大きく見えます。
これは目の錯覚です。
だから、平仮名や画数の少ない漢字は、他の文字と同じ大きさで書くと、
大きく見えてバランスが悪くなってしまいます。
気持ち小さく書くと丁度同じ大きさに見えます。

こうなるまでには練習が必要です。
今の世の中では実際にペンを持って手で字を書くという機会が減っています。
しかし、練習しないと上達はないので、意識して書く機会を作ってください。
特に生徒はノートやテストなど、まだ練習の余地は残されていると思いますので、
面倒くさがらずやりましょう。
せっかく良い文を書いても、見た目で×にされてはたまったものではありませんから。

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