塾長ブログ

2022.01.29

オミクロン株で学級閉鎖!休校が相次いで受験にも影響が

オミクロン株で学級閉鎖、休校が相次いでいます。受験にも影響が。

ご存知のように、新型コロナウィルスのオミクロン株による感染が急拡大しています。
これまでの株に比べてかなり強力な感染力を持ち、東京でも一ヶ月ほど前は二桁だった新規感染者が今は一万人を超えています。
これを受けて、東京でも21日から「万延防止等重点処置」が始まりました。
これまでにない急速な感染拡大が今回のオミクロン株の特徴の一つですが、若い世代の感染率も非常に高くなっている点で、教育現場でも早急の対応が迫られています。
更に悪いことに、この感染拡大が受験シーズンとも重なり、受験生への影響と入試を運営する学校側の対応が心配されています。

今回のオミクロン株は感染力が非常に高いことが一つの特徴であり、それは新型コロナのワクチンを打った人でさえ感染してしまうほどです。
そして、もう一つの特徴が、これまでは感染の少なかった10代以下の子供たちの間でも感染が広がっている(全体の25%)ということです。
今回の新型コロナウイルスの蔓延に伴い、ワクチン接種の年齢を12歳からと引き下げましたが、それでもオミクロン株の感染拡大は十分には止められそうにありません。
東京だけでなく全国各地で保育園を含む学校などの機関にクラスターが発生しており、状況に応じて休校や学級閉鎖、分散登校などを実施しています。

とは言え、個人ができることと言えば相変わらず「マスク、うがい、手洗い、3密を避ける」などで、これ以上の手の打ちどころがないのが現実で、学校などの施設側も「こまめな消毒、換気、会話や行動の制限、学校行事の中止または延期」とこちらもこれまで通りの新型コロナウイルスに対する対策しか取れません。
日本各地の教育機関でもクラスターが発生しており、自治体レベルでの休校や時差登校なども起こっており、子供たちの勉強への影響が心配されています。

しかし、文科省はこれまでの経験から第一波のような一斉休校は行うつもりはなく、それぞれの自治体や学校レベルでの判断にゆだねています。
更に、コロナ禍を受けて、オンライン授業をいち早く普及させ休校であっても生徒たちの勉強が止まらにように、既に「一人一端末」の号令の下、全ての生徒にはタブレット端末などで学校に行けなくても授業が受けられる仕組みができています。
実際にはWi-Fiなどのハード面に関する技術的な問題や授業を行う先生と生徒に関する技能的問題などあり、学校で行っている授業内容をそのまま継続できるいる訳ではありませんが、少なくとも形式上は教育をストップしなくてもよくなっています。

ところで、この休校や時差登校などの連絡は予告もなく突然に入ってくるかもしれません。
生徒を持つ家庭としては、このような状況になったとき家族はどのように対応するか(場合によってはご近所や生徒の友達の家庭とも協力して)、今のうちに話し合い決めておいた方がいいでしょう。
困ったときこそソーシャルネットワークやヒューマンネットワークがものを言います。
特にシングルマザーなど、容易に仕事が休めない家庭は何らかの助け合いの仕組みがあるといいですね。

今回のオミクロン株の感染拡大について最も不運だったのが受験生でしょう。
去年に引き続き生徒たちはコロナ禍で困難な勉強を強いられてきたのですが、その苦労を乗り越え、あと少しで自分の集大成を達成しようとするタイミングで、このような感染力の強いオミクロン株が流行してしまったのは非常に不幸なことです。
受験生においては、感染予防を引き続き厳として、同時に受験のタイミングに合わせてベストコンディションに持って行かなくてはいけません。
これは本人の努力のみでは難しく、家族を含む周囲の人間も、新型コロナウイルスに感染しないように注意しないといけません。
日常のあらゆる場面だけでなく、受験会場に向かう移動中も気をつけてください。
本人が感染してしまえばもちろん入試は受けられませんが、濃厚接触者でも別室受験など不利な状況での受験になる可能性があります。

感染しないのが一番ですが、これだけ新規感染者が拡大している今、こればかりは運次第という面も否めないでしょう。
入試を実施する大学をはじめとするあらゆる学校で、新型コロナウイルスへの対策は行われており、施設全体の消毒、試験監督や運営者の健康管理、受験生同士の座席の間隔を開けたり、決められた導線によって会場へ誘導するなどの処置が行われています。
いろいろ制約があり不便に思われますが、感染防止のためにみんなが甘んじていることなので、つらい思いをしているのは自分だけではないと自覚し、会場での指示に従い、安全な入試に協力してください。
各学校では状況に応じて試験日程や会場の変更など、逐一情報を更新し公開していますので、ホームページなどで情報チェックをまめにしましょう。
共通テストを始め多くの試験において、新型コロナウイルスに感染して受験できなかった生徒のために追試や予備日を設けています。
よって、感染してしまったからと慌て絶望するのではなく、受験先と連絡を取り合い、どのように対応すればいいかをきちんと確認してください。
このような状況なので、基本的にどの学校の何らかの救済処置は用意してあるはずです。

最初のコロナウィルスの混乱からかなり時間が経ちました。
社会全体として、新型コロナウイルスへの対応に関する知恵もついてきて、全くの未知であった第一波に比べ、誰もが比較的冷静な行動がとれるようになっていると思います。
それは学校や家庭も同じで、多くの学校で感染者が発生した場合の対応、クラスターが出た場合の対応が事前に準備され、問題が起こったときも子供たちの教育を止めない方策が練られています。

コロナ禍もかなり長期化し、出口も見えずにうんざりしている人も多いでしょう。
そして、現実にコロナ禍によってもたらされた困難で、子供の教育だけでなく家族の生活さえ維持していくのも難しい状況に陥った家庭も数多くあると考えます。
葛西TKKアカデミーは、勉強をしたくてもそれが難しい家庭の味方です。
困ったときは何でも遠慮なくご相談ください。
お待ちしております。

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