塾長ブログ
2022.01.31
子供の睡眠障害についてしっかり睡眠を取るにはどうすればいいか
思春期の成長の中でホルモンバランスが崩れ、夜眠れず、昼間起きられずに学校の授業を受けられない生徒がいます。
私が子供のころには聞いたことなかったのですが、社会的に認知されてきたせいか、最近ではそのような生徒が多いようです。
朝起きられない、頭痛がする、腹痛がするなどの理由で学校を休まなければならない。
慢性的ではないにしても、時折このような症状で学校に行けない生徒がたくさんいます。
原因が必ずしも明確でなく、よってその対処法も人それぞれで確立していないみたいです。
病院での治療もありますが、薬だけでは子供に合わないなど、解決しないことも多いようです。
思春期の一時的ホルモンバランスの乱れが原因であるなら成長するうちに自然と治るそうです。
でも、今、学校で学ばなくてはいけない生徒に取って授業が受けられないのは非常に困ったことです。
授業を受けたいのに、体のせいで受けられないというのが厄介な所です。
また、これが成長期の一時的なものかどうかというのも、実は明確に分かっていないようです。
睡眠障害(睡眠のリズムが崩れたとき)の対処法
このように成長期の子供たちで睡眠障害に悩む人は多いようです。
そこで、寝付けないなどで悩んでいる場合、次にことをお試しください。
これは睡眠障害の子供に限らず一般の方にもお勧めです。
1.睡眠前の携帯、パソコンは厳禁
携帯電話やパソコンのスクリーンからの光は強烈で、睡眠前に見ると脳内の眠りのホルモンを乱してしまいます。
寝る2時間前には見ないようにしましょう。
とは言え、SNSなどで携帯の画面から目が離せないのが現代の生活となってしまっています。
難しいと思いますが、自分の健康のために行ってください。
家族やSNSの相手にはっきりと宣言し、寝る前は返事をしないと伝えることが大事です。
そうすれば、こちらの事情も分かり連絡もなくなるでしょう。
携帯を目の届かないところに置きましょう。
2.朝、窓を開け太陽の光を浴びる
人間の体内時計は朝日によってリセットされ、実際の日照のリズムと合うよう調整されます。
こうやって人間は毎日正確なリズムで生活できるようになっています。
いつまでもカーテンを閉め、布団にもぐらないことです。
パッと朝日を浴びると気分もスッキリします。
3.寝る前に足元を温める
特に女性の場合、足元が冷えて寝付けなくなることが多いようです。
これから暑くなってきますが、足元だけは布団をかけて温めましょう。
血液の循環もよくなります。
血液の循環がよくなると体温も上がり、眠りやすくなります。
4.毎日決まった時間に寝ましょう
毎日同じ時間に寝る習慣を付けると、体が自然にその時間に眠くなります。
最初は難しいと思うので、一日の計画表を作り、それに従うようにしましょう。
できれば家族もその時間に合わせて眠るようにすると、習慣づけが楽になります。
同様に起きる時間も決めましょう。
休みだからと言って、昼間で寝ることはよくありません。
そこで生活のリズムが崩れると、また整えるのが大変です。
ちなみに、休日の寝だめは効果ないそうです。
5.寝る前のルーティーンを決める
本を読むなど、寝る前のルーティーン(決まった行動・儀式)を決めるのも効果あります。
これが体に染みつくと、眠くなくてもこの行動をするだけで眠くなります。
6.寝る前のカフェインはやめる
お茶やコーヒーに含まれるカフェインに敏感な人がいます。
カフェインは脳を興奮させ、眠りにくくさせます。
そのような人は睡眠前にはカフェインを控えましょう。
7.どうしても眠れないときは無理に寝ようとしない
精神的原因で眠れないこともあります。
色々考えてしまう。
悩み事であったり、プレッシャーであったり。
寝よう、寝ようと焦ると反ってそれがストレスとなり目が冴えたりします。
そんなときは無理やり寝ようとしないことです。
気分を変えて読書をすると、目が疲れて眠くなるかもしれません。
それでも無理な時は、単純に横になって目を閉じてじっと静かにするだけでも構いません。
これでも体の70%は休まるそうです。
睡眠は特に勉強しなくてはならない生徒にとって重要です。
記憶は睡眠によって確立されると言われているからです。
例え勉強しても寝不足では覚えられません。
徹夜してもすぐに忘れてしまうのは、これが理由です。
現代は夜型社会になっているので、早寝早起きすることは難しいと思いますが、十分な睡眠を取ることは健康な生活を送る上で必要不可欠です。
上記の内容をよく読んで、なかなか眠れないときは参考にしてください。
実は、勉強がよくできる子供は睡眠も十分にとっているという統計もあります。
寝る子は育つ。
心身ともに健全な成長のため、睡眠について考えてみてください。