塾長ブログ

2026.05.14

今どき環境が子供たちの健康に大きな影響を与えています

 我々が育った時とは大きく異なる環境で、今の生徒たちは育っています。

その結果、子供たちの成長や健康など様々なところで害が出ているようです。

スマホやインターネットが普及し、私たちの生活環境は大きく変わりました。
学校の教育方針も同様です。
つまり、今の子供たちは私たちが経験したことのない環境の中で生きているのです。
そして、私たちが想像しなかったような悪い影響が子供たちに出ていることも報告されています。

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1.デジタル化

もともとあった「GIGAスクール構想」がコロナ禍で前倒しになり、学校のデジタル化が一気に進みました。

一人一台タブレット端末などが導入され、プリントなどの配布物はペーパーレス化し宿題やテストもアプリを利用したものに変わりました。

そして、いわゆる置き勉も認められるようになり、以前のように重たい教科書などを毎日カバンに入れて登下校することもなくなりました。

その結果、身体への負担が減り、重いランドセルのせいで子どもたちの姿勢が悪くなったりすることもなくなってきました。

しかし、今度は別の点において健康への悪影響が心配されるようになりました。

最も心配されていることはタブレット端末やスマホのスクリーンが与える目への影響です。

小さいうちから視力が低下する生徒が非常に増えています。

また、長時間画面を見続けることによって猫背になったり、ストレートネックになる生徒も多くなっています。

2.SNS

精神面からの子供たちへの影響も見過ごせません。
今の生徒たちは面と向かった人間関係だけでなく、SNSなどを使った人間関係も重要になっています。
そして、常にSNSを通じてグループに触れていないと大きな不安を感じるようです。
そんな中で、第三者には分かりにくいいじめにある生徒も多いです。
グループから外されるのが怖い、自分がいじめられる立場になるのが恐ろしい。
結果、生徒たちは常に空気を読んで全体が期待する役割を演じなければならなくなっています。
SNSには逃げ場がなく、一日24時間つながっているので、気の休まる場所がありません。
彼らを取り巻くぎくしゃくとした人間関係が、より生徒たちを委縮させる。

更に親の期待や成績など、様々なストレスにさらされ肉体に影響が出る子供もたくさんいます。
腰痛に頭痛、肩こりに円形脱毛症まであります。

3.スマホ老眼

「スマホ老眼」も子供たちの間で増えているようです。
スマホのゲームなどで目を酷使して、目の調整機能が落ちることを「スマホ老眼」と呼ぶそうです。
焦点がなかなか合わなくなるだけでなく、更に症状が悪化すると近視、頭痛、肩こり、集中力低下が起きてきます。
現在学校ではIoT化で授業でもタブレット端末やパソコンを使う機会が増え、子供たちの目に対する環境はより厳しくなります。
2時間以上スマホを連続して使うと相当の負担になるそうです。

4.生活リズムの乱れ

先述のタブレット端末を始めとしたデジタル機器の普及は、子どもたちが夜更かしをしたり、寝ようにも眠れない状況を生み出しているようです。

SNSやゲームなどで就寝時刻が遅くなるだけでなく、就寝前にスマホなどのスクリーンを見ることにより、その光が脳を刺激し、脳が昼間と錯覚し睡眠に入る準備を妨げます。

こうして夜に寝付けなくなり一晩を明かし、ようやく眠気が襲ってきた頃には夜明けとなり、今度は昼間に眠くなってしまします。

こうして昼夜逆転現象が起こり、当然学校の勉強も身が入らなくなります。

場合によっては、学校に行くことが困難となり不登校の原因ともなります。

5.運動不足

毎日のように習い事に行っている生徒がいる一方で、全くそうでない生徒もいます。

学校で運動部にでも入っていればいいのですが、そうでない場合は運動の機会が非常に少なくなります。

親も子どもの選択を尊重する傾向があり、子どもが運動に参加しないと決めたら無理強いをしても運動させるということは稀になってきました。

加えてゲームやSNSなど家に閉じこもってする活動が増え、運動不足になる生徒が多くなっています。

また、以前のように子どもたちが走り回ったりボール遊びをしたりできる公園が少なくなり、外で子どもたち同士が体を動かして遊ぶ機会が減ったことも挙げられます。

結果として、体力が落ち、肥満になる子どもが増えています。

肥満は多くの生活習慣病の原因ともなるので注意が必要です。

6.不得手な人付き合い

IT化、デジタル化は学校教育においても日常生活においても、個々への最適化を格段に向上しました。

これにより一人ひとりが尊重され、個人的価値観や生活様式(くらし方)も多様化してきました。

そして、デジタルデバイスは生徒が要求する知識や情報を効率よく提供することを可能にしました。

このように個人で調べ、人を頼らず情報収集ができるようになって何でも一人でこなせるようになりました。

一方で、今の子どもたちは面と向かった対人コミュニケーションが苦手になっているようです。

昔は地域社会や学校等で半ば強制的に、老若男女様々な人と出会い接する機会がありましたが、それがかなり失われた結果、子どもたちは自分たちと同類の人間以外と付き合うことが激減し、そういった人付き合いの経験や訓練の場がなくなってきたのでしょう。

でも、子どもたちがこれから成長し大人になると、人付き合いは仕事や私生活においてなくてはならないものとなります。

そのとき上手にできないと、結局彼ら自身が苦しみ大きな損失を被ることが心配されます。

大人にならずとも現に、学生の段階から人間関係がうまく構築できず、学校に馴染めず通えなくなっている生徒が非常に多いのです。

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世の中がめまぐるしく変化する時代、私たちが経験したことのない環境に、子供たちはさらされています。
子供たちは私たちの経験したことのない負担を心身共に受け、健康を害する生徒も増えています。


これは現代社会という環境の問題なので、社会全体で取り組まなければなりません。
しかし、第一歩としては身近な大人が、自分の子供を始めとする身近な子供たち一人ひとりに、丁寧に接していくことでしょう。

これまでにないことなので答えは暗中模索闇の中ですが、想像力を駆使して真摯に対応することが重要だと考えます。

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