塾長ブログ

2023.07.28

高校入試の英語のスピーキングテストについて(私見を含む)

 

高校入試の英語のスピーキングテストについて(私見を含む)
夏休みに入り今年もいよいよ受験勉強に本腰を入れないといけない時期になりました。
受験生にとって、これほどまとまった時間を自由に使える夏休みは、自分の実力を大きく伸ばす最後のチャンスだと思ってください。
(冬休みは実力を伸ばす時期ではなく定着させる時期なので、新しいことを覚えるときではありません。)
この貴重な時間を無駄にして後悔することのないように、猛暑ではありますが、毎日を過ごしてください。

ところで、このように時間のある時だからこそ、普段できない勉強をするにも最適です。
中でも去年から導入された英語のスピーキングテストの対策は、学校のある時ではなかなかできないでしょう。
「何をどう勉強すればいいか分からない」という人も多いと思います。
そういう人は是非葛西TKKアカデミーにご相談ください。
こちらでしっかりご指導いたします。

また、夏休みにスピーキングテストの対策をした方が良い理由がもう一つあります。
それはスピーキングテストが他の学力テストに先んじて行われるということです。
今年は11月26日の予定です。
つまり、二学期の半ばにテストが実施されるのです。
学校の日常に忙しい二学期は到底しっかり準備することはできないでしょう。
だから、今のうちにスピーキングテストの対策をしましょう。



ところで本日のお話ですが、先ほど触れたスピーキングテストについて考えてみます。
ご存知の方も多いと思いますが、東京都教育委員会では教育改革に伴い、高校の入試制度の見直しを行いました。
そこで新たに導入されたのが、英語の話す力も評価するスピーキングテストです。
これは大学入試でも導入が図られましたが、その公平性の不安から多くの反対の声が上がり、実施直前で延期となりました。
では、なぜ高校入試で実施されるのでしょうか。
これは指摘されている問題点が解決したから実施されるのではなく、大学入試という全国規模のテストでは合意が得られなかったので、先ずは東京都という限定された範囲で実施し、そこから既成事実を作り上げることにより、大学入試での導入を実現しようという目論見が見え隠れします。

スピーキングテストとは

以上のように問題のあるテストではありますが、東京都が決定したからには受験生はそのテストを甘んじて受けるしかないのですが、では、実際行われたスピーキングテストはどのようなものだったのでしょうか。

試験当日、受験生は指定された時間に各会場に集まります。
そして、受験生は指定された席に座り、そこに用意されている端末についているヘッドフォンとマイクを装着します。
時間になると一斉に試験が開始されます。
一応録音に関しては他の生徒の音声が混入することはないようになっているようです。
テストはこの端末の指示に従い行われ、受験生が発した音声は端末に記録され、それを基にスピーキングテストの結果が出ます。
だから、事前に機器の操作や試験の概要を把握することは必須で、いきなりぶっつけ本番では絶対に上手くいきません。
テスト前に十分な準備をすることが高得点のカギです。

テストはA~Dの四つのパートに分かれていて、パートAは短めの英語の文章を読む問題、バートBは図表を見ながら質問に答える問題、パートCは4コマで示されているお話を英語で説明する問題、パートDは答えが限定されないオープンクエスチョンに対し理由も含めて自分の考えを答える問題です。
端末で録音された音声が母語話者である採点者に送られ、最終的にはA~Fの6段階で評価され、それぞれのランクに合わせAが20点、Bが16点と4点刻みでFは0点となります。

スピーキングテストの問題点

大学入試のときもそうですが、英語のスピーキングテストの導入には多くの反対の声があります。
それはこのテストが問題ありと感じている人が多いからです。
一番多い懸念はスピーキングテストの公平さと公正さが保障されないというものです。
音声を録音するわけですから、みんな等しく好条件の環境で録音できるのかという問題。
実際に去年のテストでは、「他の受験生が解答する声が聞こえカンニングもできる状況だった」たという話も聞かれました。
例えばテストの開始のボタンを押すタイミングを少しずらせば、他の人の解答を聞いてから自分の解答を録音できる可能性があります。
出題の音量を下げれば周囲の音を聞くことは出来たそうです。

テストは前半後半に受験生を分けて行われたそうです。
これは一つの端末を二人の受験生で利用するためで、前半組がテストを受けた後、教室に控えていた後半組が前半組の使っていた端末を使って受験をします。
前半組と後半組の教室は隣同士になっていたらしく、後半組の受験生は前半組の受験生の漏れ聞こえる解答から問題を推測することができたし、間の休み時間に問題に関する情報が提供されていたという報告も聞かれています。

そして、それより最も気にかかるのがやはり受験生の「話す力」を公平かつ公正に採点できているかという点です。
ネイティブで研修を受けた者が一人の受験生の解答に対し二人が当たり採点することになります。
しかし、人間が耳で聞いて各自が判断するわけですから、採点の厳しい人と甘い人が出るのは否めないでしょう。
つまり、どの採点者に当たるかで評価が大きく変わる可能性があるということです。
この点に関しては上記のように研修等で評価の均一性を図ることになっていますが、それ以上のことは出てきていません。
最終的には採点者の判断にゆだねるということです。

また、「採点内容の開示はしない」という点も、多くの人に疑念を抱かせています。
言い換えれば、採点ミスがあったとしても誰も指摘できないということです。
点数としての結果しか出ないので、自分のどこが悪くどのように減点されたのかも分かりません。

更に、スピーキングテストを受けなかった受験生には見込みの評価が与えられるという、重要な試験ではありえないような方法が取られていることも疑問視されている。
テストを受けなかった生徒は本来なら点数がもらえないはずだが、周囲の受験生の点数分布と当人の学力テストの結果から見込みの評価がもらえます。
だから、スピーキングテストが苦手な受験生はわざとテストを受けない方が良い結果になる可能性があるのです。
これではスピーキングテストを実施する根本の意味が失われます。

このように多くの問題点の指摘があるのですが、東京都教育委員会は今年も同様にスピーキングテストを実施することを決定しております。

去年の結果を見て思うこと(私見)

ESAT-Jではテスト結果をA(20点)、B(16点)、C(12点)、D(8点)、E(4点)、F(0点)の6段階に評価します。
そして、色々問題点を抱えながらも強行されたスピーキングテストですが、結果は次のようになりました。
なんとA~Cの評価を受けた受験生が73.8%にも上ったのです。
これはどういうことでしょうか。

「これは受験生がものすごく頑張った結果だ」と好意的に捉えている人もいるようですが、私はそうは思いません。
普段生徒たちが英語を読んだり話したりするのを聞いても、これほど「話す力」がすぐれているとは思いません。
受験生も初めて実施されるスピーキングテストで過去問もない状態で、本当にしっかりまとも対策ができたのかというと、そんなことはないと言わざるを得ません。
それは現場で実際に生徒を指導する立場にある私がよく分かります。
対策するにも誰も受けたことのないテストに対して、ある程度の情報が提供されていると言っても、手探りでやっている感は否定できません。
だから、十分にこのテストに対して準備できていたかというと、はなはだ疑問です。

では、この結果はどのように捉えるべきでしょうか。
私は単純に「採点者が甘かった」「画一的で本来求められている評価ができなかった」からだと考えます。

初めてのテストで採点を厳しくし全体の平均点が下がると、当然テストの内容に関して多くの疑問の声が寄せられるでしょう。
先の述べたように「採点内容の開示はしない」のであって、唯一外部へ提供されるものがテスト結果です。
それが低ければだれもが不満を持ち、テストに対して懐疑的になります。
それよりは、甘く点をつけておけば、疑問を持っていたとしても高得点をもらっているので、反対の声は上げづらくなります。
採点者自身も厳しくつけたことで受験生や関係者から批判を受けるのを恐れ、採点が甘くなってしまったというのも人の道理でしょう。

もう一点の「画一的で本来求められている評価ができなかった」に関しては次のような意味です。
四技能の中でも「話す力」は明確に評価の基準を作りづらいので、採点者の裁量に任せる所が多くなりがちです。
例えば、「上手に話す」と言っても、それは発音がネイティブに近いという意味なのでしょうか。
それとも「コミュニケーションが的確で自分の意思を言葉で相手に正確に伝えられる」ということでしょうか。
そして、両者とも客観的な数値化はできないので、評価そのものの判断は採点者の感じ方次第ということになります。
これがしばしば指摘されている「公平性の欠如」という問題です。

そこで、これを回避するために画一的な基準でスピーキングテストの評価を行ったのではないかと考えたのです。
どういうことかというと、例えば「Do you ~?」の質問に対しては「Yes, I do.」か「No, I don't.」と答えなければいけないとすることです。
こうすれば明確に○×が付けられます。

しかし、これにも疑問点があります。
「話す力」を評価するということですが、実際の英会話の中でネイティブの人たちは「Do you ~?」の質問に対しては必ずしも「Yes, I do.」か「No, I don't.」で答えている訳ではないということ。
このように形式だけに縛って評価することが、生徒たちの「話す力」を伸ばすことにつながるのだろうか。
また、このような画一的基準で評価するならば、それはスピーキングテストでなくライティングテストでも十分だということ。
つまり、これではスピーキングテストをする意味がないということです。

以上が私の感じる問題点です。
スピーキングテストをすること自体は悪いことではないと思います。
これによって「話す力」に対する重要性が認識されれば、それはいいことです。
しかし、これまで議論したように、的確な評価方法が確立されていない現状では、スピーキングテストを入試という人生において重要で、だからこそ厳格に公平性という公正性が求められる試験に導入するには時期尚早と言わざると得ないと思います。
いろいろ大人の事情が見え隠れしているようですが、そのようなことで生徒たちを巻き込んでくれないでほしいというのが本音であります。



今年もスピーキングテストはあります。
しかも、他の試験よりずっと早い11月です。
勘違いして準備を怠ることのないようにお願い申し上げます。
葛西TKKアカデミーでも、このスピーキングテストの対策講座を実施していますので、関心のある方は是非お問合せください。

受験生の皆さん、この夏休みが勝負ですよ!
酷暑に大変でしょうが、何とか踏ん張って、後悔ないように毎日の勉強を進めてください。

2023.07.26

vイベント紹介『スケスケ展』今年の夏も特別展に出かけて新発見をしようv

 

イベント紹介『スケスケ展』今年の夏も特別展に出かけて新発見をしよう!
もうすぐ夏休みですね。
夏休みといえば、毎年「恐竜展」や「昆虫展」など子供たちが興味を持ちそうな特別展示が各地で行われます。
せっかくの休みなので時間を有効に使って、このようなイベントに参加し、普段体験できないようなことをやってみたり、今まで知らなかった新しい発見をしてみたりするのも楽しいです。
そして、これらの経験が子供たちの好奇心を刺激し、更なる知的探求を進めるきっかけになればと考えています。

ということで、今年行われる都内の参加しやすいイベントの中から、私のお勧めを一つ選んでみました。
ご都合が合えば足を運んでみてはどうでしょうか。



今回ご紹介したい夏休みのイベントは『スケスケ展』です。
7月7日から8月27日まで、東京ドームシティで平日は10:00~17:00、土日祝は10:00~18:00で開催されています。
都心でアクセスもしやすいので、比較的容易に出かけることができます。

全国でも既に12か所で巡回され、累計35万人を突破した今話題の展示です。
東京が最後の開催都市となります。
これで『スケスケ展』は終わりとなってしまうので、見逃すことのないようにお願いします。

『スケスケ展』へのリンクはこちら

この展示は生物から非生物まで、とにかく透けさせて中身を見てみようというイベントです。
そこには見た目からは想像できないような、メカニズムが隠されています。
普段隠れて見えないものに触れることで、いろいろな生き物やモノの仕組みを理解したり新発見したりするのです。
毎日の生活の中では決して目にすることもない貴重な内部構造を見ることで、子供たちの大きな驚きと関心を高めることでしょう。

誰もが持つ「見えないものを見てみたい」という欲求に応えるように、様々な機械や構造物だけでなく、生物なども含めて、最新の映像技術を駆使して、普段見えないものを透かして刺激的に視覚に届けてくれます。

展示物

身近な機械や製品をスケスケ
身の回りにある機械や製品を透明なアクリルにしたり、部品の一部を切り取りむき出しにしたりして中身が見えるように展示。
ピアノやレーシングカー、自動販売機にいろいろなボールの中身が見えるだけでなく、実際に自分の手で触り乗ることができ、動かしながらその仕組みを見ることができます。
水棲生物をスケスケ
水に関係の深い生き物を集め、その中でも体が透けているものを展示してあります。
カエルや魚、クラゲなど透明な体を持つ不思議な生き物の、生きている体内を見ることができます。
解剖や図解と違い、心臓の拍動や血液の循環など生命活動をライブで見ることができ、これはもうインパクト大です。
また、少し変わったものとして、普段は頑丈で全く中身が見えないヤドカリの殻を透明なものに置き換え、彼らどのように殻の家の中で暮らしているのか分かります。
透明な殻を担いで動く様は少しかわいくもあります。
最新技術を使ってスケスケ
有機物や無機物の展示だけでなく、最新の映像技術を駆使して様々なものをスケスケにしてくれます。
例えば、スクリーンの前に立つと自分の体が透けているように体内が写し出されます。
これは単に映し出すだけでなく、自分たちの動きに合わせて映像もリアルタイムで動くので、本当に自分の体が透けて見えるように感じます。
また、動物の骨格から何の動物か想像し、後で重ねて正解の動物を見せてくれるコーナーもあります。
分かるようで意外と分からない。
「ここの部分には骨がなかったんだ」など驚きもたくさんあります。

他にも箱の中身をさわったりにおいをかいだりして当てるコーナーや、不思議なメガネをかけると中身が見える画面など、いろいろ楽しい展示が用意されています。
イラストにあるものの中味を自分で考えて描くお絵描きや、ブラックライトで浮かび上がる特別なペンで絵を描くコーナーも子供たちに人気です。



せっかくの夏休みですから、家族そろって出かけてみてはいかがでしょうか。
数々の驚きの展示に、きっと忘れられない家族の思い出になるでしょう。
特に、東京ではここだけのAIロボットを使った案内によるガイドツアーもあるそうなので、一度訪ねてみてはどうでしょう。
これまで見えなかったものが見えて、新しい発見に心を躍らせると、知的好奇心が芽生え、知りたい欲求が高まります。
そのような探求心は勉強でもきっと大いに役に立つはずです。
究極の「A-ha!」体験を『スケスケ展』で!

2023.06.28

「チャンツ」って何?英語の練習法の一つです

 

「チャンツ」って何?英語の練習法の一つです
「チャンツ」という言葉をご存じですか。
これは英語の練習に行う方法の一つです。
ノリの良いリズムに合わせて英語の単語や文を発音します。
音楽に合わせて発音するので、単語や文が格段に覚えやすくなります。
そして、英語特有の抑揚やリズムも身に付き、普段ネイティブの人が話す英語の速さでも英語が聞き取れるようになります。
このように口と耳を自然な英語のスピードとリズムに慣れさせることで、英語が日本人にありがちな「カタカナ英語」ならないようにします。
今回は、このような「チャンツ」についてご紹介いたします。

どのような人に適した練習法か

音楽にのせて自然なスピードでネイティブの発音を聞きながら、リズムに合わせて自分も発音してみるチャンツは特に、まだ勉強を理屈で理解するより感覚的に理解する低学年の生徒の英語教育に適しています。
もちろん高学年や大人だからチャンツが役に立たないという訳ではありません。
これらの人たちも興味があれば是非チャレンジしてほしい練習方法です。
先ほども述べたように、英語が持つ独特の抑揚やリズム、そして発音を自然な速さで理解し話せるようになります。

「英語の歌」との違いは?

このようなチャンツですが、英語の歌で英語の練習するのと何が違うのでしょうか。
確かにリズムに合わせて英語を発音する点では似ていますが、チャンツの場合、基本的にメロディーはありません。
だから、音楽に馴染みのない生徒や歌が苦手な生徒でも発音することができます。

チャンツの歌詞ですが、単語だけのものや対話など形式的決まっているもの、シンプルで短い文になっているものがほとんどです。
一文が非常に短く内容もシンプルなので、各文や語が覚えやすく単純で分かりやすいです。
一方、歌の歌詞は文章になっていたりストーリーが組み込まれていたりと、低学年の生徒には難しすぎて時には理解できないことがあります。
文法的に複雑な文も出てきますし、前後の文脈や歌の背景まで知らないと分からないこともあります。
よって、低学年の生徒を始めとする英語初心者にはチャンツで練習した方が楽で分かりやすく英語も身に付きやすいでしょう。

「チャンツ」の利点

1.とにかく楽しく英語初心者でも簡単にできる
これまでの繰り返しにはなりますが、音楽を使ってリズムに合わせて練習するチャンツはとても楽しく、英語そのものになじみがなくよく分からない人でも簡単に練習できるという利点があります。
テンポよく楽しみながらやっているうちに自然とネイティブのような発音と話し方が身に付きます。
特に幼児は体を動かすことが好きなので、チャンツに合わせて跳ねたり踊ったりすると、遊び感覚でキャッキャ言いながら夢中で発音してくれます。
低年齢から外国語を学ばせたいときは、その導入としてチャンツはぴったりです。
こうして英語に対して好印象を持つようになると、その後の英語の勉強や実践においても積極的になり、さらに言語習得が加速するでしょう。

ただ書いたり読んだりするだけの勉強は、どうしても単調になりがちで、特にまだ忍耐力が十分に育っていない低学年の生徒にはつまらないものになってしまいます。
結果、せっかく勉強していても飽きて集中力が泣くなり、退屈で面白くないものに感じられてきます。
やがてモチベーションも下がり、最悪の場合、英語が嫌いになってしまうかも知れません。
よって、英語の習い始めはチャンツでやった方が有効かもしれません。
2.自然な英語が身に付きやすい
日本人が英語を学ぶときの問題点の一つとして発音があります。
日本語以外の言語に馴染みのあまりない日本人は、他言語を学習するときどうしても日本語に当てはめてしまうという欠点があります。
しかし、英語を始めとして多くの他言語は日本語と直接関わりがないことが多く、発音体系が日本語と大きく異なることがほとんどです。
そのような言語に日本語の発音形態を無理やり押し込めても、その言語本来の発音が習得できる訳でなく、「カタカナ英語」のような不自然な英語になってしまいます。
そうなると当然ネイティブの人に英語が伝わらないだけでなく、相手の話す英語の聞き取りもできなくなってしまいます。
これは英語に実際触れる機会の少ない日本という環境を考えると仕方ない部分もありますが、それに甘んじていては本来の英語は身に付きません。
そこは工夫が必要です。

そのような時に「チャンツ」を使った練習法は有効です。
ネイティブの人発音する音を聞きながら、英語独特の発音法、抑揚、リズムをまねるだけで自然と身に付いてきます。
音や語彙、意味のかたまりとして英語を捉えることができるようになり、よりネイティブの聞き取りや発話に近づくことができます。
リズムに合わせてテンポよく反復するうちに、無意識のうちに自然なイントネーションや音を覚えていきます。

「チャンツ」の注意点

1.「チャンツ」の前に「フォニックス」
チャンツはリズム良い音楽を聴きながら繰り返すことで自然とネイティブのような英語を練習する方法ですが、音を聞いたからといって必ずしも正しい発音ができるようになるとは限りません。
例えは日本人の苦手な「L」と「R」の発音ですが、仮に違うことは分かっても、どのように違いどうすればそれぞれ正しく発音できるか分からないかも知れません。
同様に「TH」の発音も日本語の中にはないので、最初はどのように音を出せばいいのかさえ分からないでしょう。
従って、最初は正しい発音の仕方を口の形や舌の使い方、息の出し方をきちんと教える必要があります。
このような発音の仕方を「フォニックス」というのですが、チャンツをする前には必ずフォニックスの確認をしましょう。
2.量をたくさんこなす
また、チャンツは何度も繰り返しながら英語を勉強するのですが、一つ一つのチャンツは表現も限定的で何でも自分の言いたいことが言えるようになるという訳ではありません。
よって、一つのチャンツができるようになったから終わりではなく、より多様で多くのチャンツに触れることで、この限界を広げなければいけません。
幸いにして最近では書籍だけでなくユーチューブなどのメディアでもチャンツを手軽に聞くことができますので、できるだけ多くのチャンツを聞いて表現のバリエーションを広げてください。
語彙も増え、英会話でも役に立ちます。
3.高学年の生徒には注意
多くの場合、低学年の生徒にはさほど問題ないのですが、学年が上がり自我がしっかりしてきて周囲の目が気になるようになってくると、単純に音楽を聴きながら楽しく声を出して発音するのが難しくなってきます。
言語である以上音声を発するのは非常に大事なのですが、どうしても恥ずかしがってできない、もしくは格好をつけて大声を出さないということがあります。
聞いて音を出すことで英語の自然な発音が身に付くので、それができなくなるとチャンツの効果も半減してしまいます。
一人でチャンツを練習できるのであればいいのですが、そうでなければ他の練習方法を試した方がいいかも知れません。
もちろんチャンツに年齢制限がある訳ではないので、低学年から高学年、そして大人であっても英語を習得する大きな助けになりますが、年齢が上がるほど上記のように「声を出す」ことに対する抵抗感が生じがちなので注意しましょう。
その生徒がチャンツでの練習に適しているかどうかの判断が要求されます。
4.できれば発音だけでなくジェスチャーもつけて
テンポの良いリズムに合わせてダンスしながらチャンツをするのは良い方法です。
振付があれば楽しく踊れますし、特に決めなくても体が自然に動いてしまうものです。
体を動かせば、大脳が刺激されよく働くと言われています。
こうすれば英語らしいイントネーションやリズム、発音が身に付きやすくなります。
内容に合わせたジェスチャーをつけると理解しやすくなり、フレーズを覚えるのも楽になります。
従って、チャンツをするときはただ声を出すだけでなく、体全体を使って練習しましょう。



チャンツは日本の英語教育においても注目されていて、最近教科化が進む小学校の英語教育でもたくさん取り入れられています。
特に低年齢層の英語学習に向いているということで、小学校の英語の授業に非常に適しています。
また、チャンツは上手に使えば単純なフレーズだけでなく、長い文や複雑な文法に応用することも可能です。
このようにチャンツの持つ可能性はとても大きいと言えます。

都立高校のお入試ではスピーキングテストが既に導入され、大学入試においても文科省はスピーキングテストを実施することを念頭に現在準備を進めています。
このように英語教育では今後ますます「話す力」が要求されます。
そのような時にも、チャンツを使った練習は非常に有効です。

英語は多くの生徒が不得意としますが、その入り口でチャンツを利用して苦手意識をなくし、楽しみながら自然な英語を身に付けましょう。

2023.06.23

6月新規入塾生特別キャンペーン!残りあとわずか!

 

6月新規入塾生特別キャンペーン!残りあとわずか!
前日告知した通り、葛西TKKアカデミーでは新規入塾生に向けた特別キャンペーンを実施中です。
勉強が難しくなってきて、だんだん授業についていけなくなり不安を抱える生徒が増えるこの時期。
そんな生徒たちが葛西TKKアカデミーをより利用しやすいようにと行っている特別企画です。

ちょうど定期試験も終わり、思ったより点数が取れていないと感じた生徒は早々に手を打つ必要があります。
今までは一人で何とかなった勉強も、徐々にそうはいかなくなってきた人も多いことでしょう。
そんな時は無理して自分で何とかしようとせず、素直に外部に助けを求めるのはとても良い方法です。
人に頼ることは決して悪いことではありませんし、時間などを考えるととても効率のより解決策でもあります。

「一人で悩まず、相談してほしい」という気持ちを込めて、だれでも気軽に塾に行けるようにと願っています。
勉強が分からなくなったとき、絶対に問題を先送りにしてはいけません。
勉強を分からないまま放置しておくと次の勉強も分からなくなり、ますます勉強が嫌になってしまいます。
勉強嫌いになってしまったら、勉強嫌いを直すのは相当に大変です。
だから、そうなる前に手を打ちましょう。
そのための、6月新規入塾生特別キャンペーンです。



葛西TKKアカデミーは、勉強に悩む生徒がより手軽に塾という選択ができるように『6月新規入塾生特別キャンペーン』を実施します。
内容は次の通りです。

中高校生で、6月中に体験授業を申込いただき入塾を決定されると、毎月の授業料から3000円値引きさせていただきます。
高校入試を控えた中学三年生は、入試対策週5コマのコース料金から5000円値引きさせていただきます。

学校の勉強がだんだん難しくなりついていくのも大変になるこの時期に、少しでも経済的負担を減らし、お手軽に塾で勉強ができるようにと実施するお得なキャンペーンです。
このチャンスをお見逃しなく!!!



勉強は対応が遅れれば遅れるほど、リカバリーが困難になります。
まだそれほど問題が深刻化する前に、対策を取りましょう。

皆様の勉強に少しでもお役に立ちたい葛西TKKアカデミーが贈る、めったにないキャンペーンです。
今月いっぱいの特別企画ですので、残りわずかです。
このチャンスをお見逃しなく!!!

2023.06.22

昨日は夏至!二十四節気の一つで理科でもよく触れられる日です

 

昨日は夏至!二十四節気の一つで理科でもよく触れられる日です
昨日は夏至でした。
昨日投稿の予定でしたが間に合わなかったので、本日となりました。

夏至は二十四節気の一つで、北半球においては一年の中で太陽の出ている時間が最も長い日となります。
逆に、冬至は北半球での昼間の時間が一番短くなる日です。

世界各地の夏至

このように夏至は一年の中でも特別な日でありますから、古来より世界中で夏至にまつわる風習やお祭り、儀式などがあります。
また、多くの古代遺跡が夏至と何らかの関係をつけられて建てられたとも言われています。
例えば、有名なイギリスのストーンヘンジは夏至を祝うために紀元前2500年頃に神殿として作られたという説があります。
夏至の日になると、中央の祭壇とヒールストーンを結ぶ直線状に朝日が昇ります。
このことから、ストーンヘンジは人々に夏至を知らせる設備ではないかと考えられています。
同様にエジプトの三大ピラミッドやインカの遺跡の多くも夏至と関係があると言われています。
また、多くの文化でも夏至は特別な日としてお祝いされます。
特に太陽の恵みの乏しい北欧では、最も長く日を浴びることのできる夏至は非常に喜ばしいものであり、大々的なイベントが行われます。
スウェーデンでは「夏至祭り」としてクリスマスより盛大にお祝いするそうですし、デンマークでは様々な場所で焚火が焚かれ、お酒を片手にみんなで楽しい時間を過ごすそうです。

日本と夏至

日本では、夏至を過ぎると本格的な夏になると言われています。
そして、季節の節目でもあるこの日に、日本各地ではその地域に根差した風習やイベントが行われます。
例えば、関東地方では夏至に「小麦餅」と食べたりお供えをしたりする風習があります。
関西では、この日にタコを食べるという習慣があります。
これはタコのように稲がしっかりと根を張り豊作になるようにと願ってのことだそうです。
夏至から半夏生にかけて田植えや畑仕事を終える目安とされ、農作業の追い込みの時期でもあり、そういう意味でも農耕が盛んな日本にとって意味深い日となっています。
また、多くの神社では「夏越の祓」が行われて、これは茅の輪を神前に立てて、それを3回くぐりながら心身を清める儀式が行われています。

学校の勉強と夏至

夏至は学校の勉強でも重要な日で、特に理科の太陽の年周運動で触れられます。
地球は太陽の周りを公転しており、一年で一周するので地球から見ると一年を通して一定の運動を繰り返しているように見えます。
また、地球は地軸が公転面に対して23.4度傾いているので、太陽の日の出日の入りの位置と南中高度(真南を通るときの高さで、一日に太陽が最も高くなる高度)は日々変化します。
夏至では、太陽は最も北側から昇り、一年で南中高度が最も高くなり、そして、最も北に沈みます。
このコースを通るときが、太陽は一番長く日が出ていて、日本の南中高度は最大約78度にもなります。
逆に、日が一番短い冬至では、太陽は最も南から出て南中高度は最小の32度になり、最も南に沈みます。
因みに、春分と秋分は昼と夜の長さが等しくなり、夏至、冬至、春分、秋分が四つの代表的な日として、地球から見える太陽の軌道や地球と太陽との位置関係を考えさせる問題が良く出ます。



夏至を始めとする年中行事は、学校の授業や入試でも度々触れられます。
それぞれの年中行事の意味を深く理解することは、日本人としてその文化を担うと同時に教養としても大きな意味を持ちます。
予め年中行事のことを知っていれば、テストで出てきても慌てることなく親しみを持って取り掛かれるので、問題が解きやすくなります。
従って、家庭でも年中行事を意識して、家族で話題にして子供に理解させることは非常に有益です。
このような行事を実際にやってみると、子供の中で思い出として残り、家族の絆も深まることでしょう。

最近は季節や年中行事を意識することも少なくなってきましたが、機会があるごとに伝統的な文化や風習を見直してみはいかがでしょうか。

2023.06.17

季節外れのインフルが流行?コロナが関係⁉

 

季節外れのインフルが流行?コロナが関係⁉
先日、コロナウイルスが5類になり多くの生徒が参加する学校行事が再開され、それに伴い学校でのクラスターが相次いで発生していることをお伝えしました。
その時、同時にインフルエンザに感染している生徒も多数存在していることを知り気がかりでした。
当塾生の学校でもコロナウイルスによる集団感染が発生し、その際インフルエンザにかかった生徒も何人かいることを生徒から聞きました。

そこで、現在のインフルエンザの状況を調べてみると、今年は季節外れの流行が懸念されているようです。
そして、その原因としてコロナの影がちらついているようです。

季節外れのインフルエンザの流行

インフルエンザの流行というと冬をイメージしますが、実は5月に入ってからインフルエンザによる学級閉鎖が全国的に起きています。
九州地方を始め、愛媛県、新潟県、兵庫県や東京都でもインフルエンザの流行が確認されているようです。
患者のおよそ6割が未成年者で、小中高での集団感染が見られます。

「インフルエンザは冬に流行するもの」という先入観がありますが、これまでも初夏に流行した例はいくつもあるので、専門家によるとこの時期に流行するのは特に異常という訳ではないそうです。
従って、冬でないからといってインフルエンザ対策を怠るのは得策ではありません。
まずは、初夏の今でもインフルエンザの流行はあり得ることを心に留めておく必要があります。

しかし、今回のインフルエンザの流行はいつもとは違う要因がいくつか挙げられます。
そして、それらは元をたどると、何年にも渡り人々を悩ませ続けてきた新型コロナウイルスが関わっているようです。

なぜ今インフルエンザが流行?

この時期にインフルエンザが流行している第一の要因として、新型コロナウイルスが5類に移行したことによる感染対策の緩みが考えられます。
これまでのように政府による指導もなくなり、世間では以前の日常に戻ろうという動きがみられます。
それは決して悪いことではないのですが、これまで神経質なほどウイルスに敏感だった人々が、まるでその反動のように一気に感染対策をしなくなってきています。
社会的にもポストコロナが叫ばれ、マスクを外す機会が増えました。
結果として、インフルエンザに対する予防も弱まり、多くの人が感染しやすくなりました。
実際にコロナウイルスが本格的に猛威を振るっていた時は、インフルエンザの感染がほとんどゼロでした。
これは例年とは大きく異なる状況でした。

第二に、先ほど述べたようにコロナ禍でインフルエンザがほとんど流行せず、そのせいで集団免疫が低下したことが指摘されています。
つまり、コロナウイルスのお陰で人々が感染対策をしたのでインフルエンザにかかった人が減ったという事実は、言い換えればインフルエンザに対する免疫を持っている人が減ったということになるです。
また、コロナウイルスのワクチン接種が強く奨励される一方、インフルエンザのワクチン接種は影を潜めてしまいました。
よって、ワクチンを打つ人が減ってしまい免疫を持っている人が減ったので、現在の流行につながったと考えられています。
加えて、ワクチンの効果は5か月程度で、11月にインフルエンザワクチンを接種した人は、ちょうどこの時期に効果が切れてくるので、今より多くの人々がインフルエンザに感染したと考えられています。

次に、ポストコロナでこれまでの生活からの変化があります。
コロナウイルスが5類になりコロナウイルスが以前のような脅威として扱われなくなると、学校でもコロナ禍前のように行事が行わ、集団でマスクを外す機会が増えました。
特に体育祭など大声を出すものに参加した後、小中学生の集団感染が目立つようになりました。
今の時期はこのように体育祭や修学旅行を実施する学校も多く、それがこのタイミングでインフルエンザが流行している理由になるでしょう。

最後に、世界的な人の流れが戻ってきたこともあります。
世界各国が観光客を始めとした外国人の入国を厳しく制限した結果、インフルエンザウイルスの海外からの流入が防がれていた。
しかし、入国制限が緩和されこれまでより自由に出入国ができるようになると、人の移動に伴いウイルスも容易に国境を越えて行き来するになりました。
結果的に国内へウイルスが侵入が可能となり、今回の流行につながったと考えられています。

インフルエンザ対策

ご存知のように、インフルエンザは事前にワクチンを打つことで重症化を防ぐことができます。
特に受験生は感染して勉強が滞ったり、入試が受けられなくなっては大変ですから、できるだけ前もってワクチンを打つことをお勧めします。
抗原ができるまでに二週間くらいかかるので、そこも考慮に入れて計画的にワクチンを打つのがいいです。

また、人から人に感染するので、不特定多数の人と接触の機会が増える人ごみは避けましょう。
街などで遊びたい気持ちも分かりますが、ウイルスに感染して受験が大きく危うくなるリスクを考えるなら、少なくとも受験勉強中はあえて外出は控えてください。
数か月の辛抱ですから。

空気が乾き、鼻や喉の粘膜が乾燥すると人に備わっている、異物に対する防御システムが低下します。
その結果、体内へのウイルス侵入を許してしまう危険性が高まります。
従って、乾燥はウイルス予防の大きな敵です。
室内では換気や加湿をしっかりしましょう。
この時期に暑いからといってエアコンをつけすぎると空気が乾燥し、体内の粘膜の働きが弱まりインフルエンザに感染しやすくなります。
室内温度や湿度を適度に保ち、感染しにくい環境を作ることが肝心です。

その他、手洗いやうがい、マスク着用などの基本的な感染対策を徹底してください。
病気になっていいことはありませんので、かからないに越したことはありません。
社会的にコロナ禍の頃のような緊張感がなくなってきたからといって油断することなく、毎日の生活を気をつけながら過ごしてほしいと思います。



以上、コロナウイルスの感染が心配される中、インフルエンザもこの時期に感染が拡大しているという事実に関して考えてみました。

現在のインフルエンザの流行も気になりますが、実は専門家の間ではこの秋の大流行も懸念されています。
若者の間では、コロナ疲れで「もうワクチンは打ちたくない」という人も増えているようです。
それでもかかってしまったときの影響は大きいので、インフルエンザ対策はしっかりしておきたいものです。
特に受験生は人生に大きく影響する入試が受けられないことを考えると、インフルエンザにかかることは何としても避けたいところです。
本人もそうですが、家族を始めとする周囲の人間もしっかり予防して、受験できないことがないように、くれぐれも注意してください。

2023.06.14

外国人のゲスト先生が来てくれました

 葛西TKKアカデミーは生徒たちの希望に可能な限り答えらえるように頑張っています。
今回、外国人のゲスト先生が来てくださった授業も、生徒の希望で行っている小学生の英語クラスの一環として行われました。



英語は学校の勉強として大切ですが、単純に良い成績を取るため、テストでいい点を取るためだけではもったいないです。
せっかく習ったのだから、その能力を実際に使いこなし、今後の人生に役立ててほしいと願っています。
そのためには生徒の動機付けと実践の機会の提供が重要と考えています。

そこで今回のゲスト先生による授業を実施しました。
まだ小学生で英語初級者ですが、ゲスト先生が来てくれることを非常に楽しみにし、生徒たちの提案で「ようこその気持ちを込めたカード」を作りプレゼントすることにしました。
正直、自主的にこのような提案をした生徒にとても驚きました。
自分はそこまで考えていなかった、というか生徒がそんなことを言いだすなんて想像もしていませんでした。
まだ見ぬ外国人の先生を想像しながら、わくわくしながら一生懸命作っていました。
こうして英語に対するモチベーションが上がり、授業でもしっかり勉強してくれました。

ゲスト先生登場

そして、先日いよいよゲスト先生に来てもらって、異文化紹介を兼ねた英語の授業が行われました。
まだ英語の勉強を始めて日が浅い生徒は、当然表現できる言葉も少なく、英語を聞いて理解することも難しいです。
でも、分からないなりに何とか理解しようという積極的な姿勢が見られました。
そして、一単語でも聞き取れるとニコニコしていました。
また、教えた範囲で英語を話し、それがゲスト先生に通じると非常に嬉しそうにしていました。
授業を通して先生は英語を話し、通訳や補足説明が必要な時は、私が日本語で教えてあげました。

ゲスト先生はインド出身の女性で、とあるきっかけで知り合い、今回小学生の勉強のために一肌脱いでいただきました。
自分の小さな娘さんもつれてきてくれて、年が近いかわいい妹のような存在となり、一層生徒たちのテンションも上がり、授業を楽しそうに受けてくれました。
本当にかわいく無邪気な反応をしていました。
もうすでにいくらか英語を読んだり話したりできていました。

授業の内容としては、先生の文化的民族的背景を反映し、インドについていろいろ教えていただきました。
小学生なのでインドがどこにいるか分からなかったり、イメージがはっきりしなかったりしていましたが、それでも未知な事柄に興味深く耳を傾けていました。
インドで有名な観光地、多彩な民族、数々の食べ物、そして言語の多様性について教えていただきました。
日本とはかなり違いビックリすることも多かったと思いますが、写真を見ながら理解していました。

後半は葛西TKKアカデミー名物の工作の時間にしました。
ちょうど小さい娘さんもいらしたので、みんなで材料に色を塗り、仕掛けを作って作品を仕上げました。
今回作ったのは「飛び出すタマゴ」。
ゴムの力を利用し、タマゴが弾き飛んで中からキャラクターが出てくるというおもちゃです。
お互いにマジックペンをシェアしながら色を付け、時には手伝ってあげ、みんな無事に完成させることができました。

以上でお時間となり、今回のイベントは終了です。

特別授業を終えて

授業を終えて、生徒たちはその日の出来事を親御さんに楽しく話していたそうです。
このようにただ勉強するだけでなく、生徒たちが喜ぶ学びが提供できればといつも考えています。
反応も良かったので今後も時々、いろいろな国のゲスト先生を呼んで、生徒たちと交流できればと思います。
こうして生徒は楽しみが増え、英語に対する姿勢も前向きになります。
動機付けができれば勉強にも精が出ます。
そうすればより多くのことが学べます。
そして、今回のように実際に外国の方と英語を使いながら実践を積み重ねていけば、単なる学校の勉強のための英語ではなく、将来に役立つ生きた英語が身に付くのではと考えます。

また、今回のゲスト先生も生徒たちの純粋で前向きな勉強への取り組みに感心し、思いもがけずにもらった生徒からの手作りカードに大いに喜んでいました。
こうしてお互いが相手を尊重し理解しようと努めることができれば、ちょっと大げさですが、世界をより良い方向に変えられるのではなんて思ってしまいます。

生きた英語を身に付けるには

これは日本という環境のせいで致し方ないことなのですが、日本人の第二言語習得がなかなかうまくいかない原因の一つが、実際に英語を使う場がないということです。
日本は自国内で多くのものが完結されていて、英語が実際に使えなくても何の不便もなく、あえて英語を身に付けようという動機付けも少ないです。
先述したように、動機づけと実践の機会の少なさが、日本人の英語習得の大きな壁になっています。

英語の成績が良い生徒でも、外国人が英語を話している中に入ると、何も分からずしゃべれないということがよくあります。
英語ができないわけではないのに、英語でコミュニケーションができないのです。
これは知識の少なさというより経験の少なさに起因すると思います。
外国人と話すときは彼らが持っている文化的社会的背景も考慮しないと、会話の意図が読み取れないときがあります。
また、自分が話すときも、実は日本人が話せないのは話し方を知らないのではなく、何を話していいか分からなくて、他の人が楽しそうに話している中、一人だけ沈黙をつらぬいてしますというのも国際的な場面でよく見る日本人の光景です。

このような点は日本の英語教育の大きな壁でありそれを打破するためにも、引き続き外国人とのコミュニケーションの場をこのような形で提供していきたいと計画しています。
今後はインドだけでなく、様々な国の方々をゲスト先生として迎えて、葛西TKKアカデミーの塾生たちと楽しく交流していければと希望しています。



今回初めての試みでしたが、幸いにしてそれなりの成果があったと思います。
生徒たちの心の中に思い出ができ、それを基に英語に対する興味関心が育ち世界に目が向けば、きっと彼らは世界に貢献できる人材になってくれると信じています。
今度も活発に国際交流ができればと期待しています。

もし、葛西やその近辺に在住の外国籍の方(英語圏の方でなくても大丈夫です)で、日本の生徒たちとの交流に興味のある方は是非ご連絡いただければと思います。
子供たちの世界に対する視野を広げ、明るい未来を築く手助けをしていただけると非常に助かります。

最後に、今回ゲスト先生として協力いただいたディヴィヤ先生、本当にありがとうございました。

2023.06.08

コロナが学校で再流行⁉

 

コロナが学校で再流行⁉
最近は新型コロナウイルスの話をめっきり聞かなくなりました。
以前のようにセンセーショナルでなくなり、社会的にもコロナに慣れてしまって、話題性がなくなったことが理由の一つでしょう。
それから、ワクチンや対策や対応がある程度広まり、それまでのような未知のウイルスによる絶望的なパンデミックという印象もなくなってきたことも考えられます。
現に創生労働省は、新型コロナウイルスを5類に引き下げ(これはインフルエンザと同等の扱い)、法に基づく行政の要請や関与をしない、国民の自主的な取り組みを基本とする対応に変更しました。

しかし、コロナ禍が完全に終息したわけではないことは、皆さんもうすうす感じていることと思います。
今、学校で新型コロナウイルスはどうなっているのでしょうか。
もう何も気にせず、以前のような生活を送っていいのでしょうか。
今回は学校での新型コロナウイルスの現状を考えてみたいと思います。

新型コロナウイルスが5類になったことで

新型コロナウイルスが5類になったことで、これまでのような全数調査は行われなくなりました。
今までは毎日のように全国の新規感染者が何人などとデータを取って公表していましたが、これがなくなり病院などでの定点調査になります。
また、基本的に生徒が主導で対策などを指示することもなくなりました。
感染予防は個人の取り組みが主体となったのです。
例えば、マスクの着用は個人の判断になります。

学校でも現場による判断が占める割合が多くなり、これまでの規制も大きく緩和されてきました。
体育では基本的にマスクはつけませんし、給食も以前のようにグループで向き合って食べるようになっている学校が増えています。
先生や生徒もマスクを外している人が増え、学校行事もおおよそコロナ禍前のように行われるようになりました。

コロナは終息していない⁈

コロナウイルスはもう終息しているかのように考えている人もいます。
確かにワクチン接種も広まり、感染者も一時期のようなこともなくなってきましたが、コロナウイルスが完全に消え去ったわけでなく、感染の可能性がなくなったわけでもはありません。
相変わらず感染力は強く、家庭内感染や学校職場でのクラスター発生も容易に起こります。
高熱の発生や味覚障害など、症状も以前と何も変わらず後遺症の可能性も依然否定できません。
先ほど話した通り、全数調査で毎日の新規感染者が発表されなくなったからと言って、感染者がいなくなったわけでもありません。

6月の学校でのクラスター状況

6月に入って学校でのクラスター発生のニュースが伝えられています。
1.福岡の中学高校で体育祭後クラスター発生
福岡県の付属中学と高校で2000人以上生徒が参加した体育祭後、そのうち約100人の新型コロナウイルス感染が疑われていました。
インフルエンザの感染も確認され、4日間の休校となりました。
2.埼玉の高校でクラスター発生
埼玉県の県立高校で77人の新型コロナウイルスの感染が確認されました。
この学校では2日間にかけて文化祭が行われ、その代休明けから約200人の生徒が体調不良を訴え、そのうちの77人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たそうです。
3.江戸川区でも
江戸川区内の中学校でも修学旅行後、新型コロナウイルスに多くの生徒が感染したことが確認されています。
半数近くが感染しているクラスもあり、同行した教員にも感染者が出たようです。

普段からの感染に加えて、多くの生徒が参加する学校行事の後に集団感染が発生しやすいことが分かります。
確かにこれまでのように様々な制約下での学校生活もいろいろな意味で問題がありますが、まだ新型コロナウイルスの感染は終息していないのだという意識をもって、日頃からの感染予防を継続する必要があるかも知れません。

新型コロナウイルス感染に気をつけましょう

新型コロナウイルスが5類に引き下げられてことによって、以前のような生活が戻りつつありますが、新型コロナウイルスが終息したわけではありません。
これまでと同様に観戦するときは感染してしまいます。
緩和され世間のウイルスに対する意識が下がりつつありますが、学業に励む生徒としては感染に対する警戒予防を怠らないようにしてほしいです。
感染すれば勉強に支障をきたすだけでなく、様々な面で問題が発生します。

特に受験生は注意が必要です。
新型コロナウイルスが5類になったということは、どういうことでしょう。
分かりやすく言うと、インフルエンザと同じ扱いになったということです。
これまで入試において、新型コロナウイルスに感染し入試が受けられなかった場合や濃厚接触者になった場合、特別に再試験の日を設けたり別会場で受験ができたりしていました。
しかし、5類になったことで、インフルエンザと同じように、これらの特別処置はなされなくなるということです。
依然として感染力が高く、かかってしまえば外出を禁止され受験できなくなるのに、これまでのような待遇はなされなくなります。

これは受験生にとって非常に重要な注意点です。
だからこそ、新型コロナウイルスをこれまでより重く見ない風潮が広がるかも知れませんが、受験生が万全の対策を取って、何としても感染を免れなければなりません。
感染し試験が受けられなければ、これまでの苦労が水の泡です。

感染予防に関しては、これまで別のニュースでも触れていますので、そちらを参考にしてください。



世間の新型コロナウイルスに対する警戒感が下がる一方で、生徒たちの感染の恐れは依然として続いています。
これまでのように厳しい規制がなくなったからと言って、警戒感を緩めることなく感染対策をしっかりしましょう。
かかってしまったら大変です。

特に、受験生はより厳重な感染予防が求められます。
それは受験勉強に影響を与えられるだけでなく、5類に下げられたことで、これまでのように感染による特別処置がなくなり受験そのものができない可能性があるからです。

用心に越したことはありません。
楽観的になることなく、まだしばらくは新型コロナウイルスに対する警戒を続けてほしいと考えます。

2023.06.07

6月新規入塾生特別キャンペーン!

6月新規入塾生特別キャンペーン!
五月の連休も終わり、体育祭などの学校行事も次々と行われていると思います。
勉強に関しても大小合わせて様々なテストも経験したのではないでしょうか。
新一年生は特に初めての経験も多く、新しい生活になれるのに苦労したのではないでしょうか。

一学期も中盤に差し掛かり、学校にも慣れてきたこの時期、勉強面においてだんだん不安になってくる生徒も増えてきます。
これまでは復習だったり、最初なのでまだ基礎的で簡単な勉強が多かったと思いますが、このくらいの頃から学校の授業も本格化し難易度も上がってきます。
そうなると、これまで一人で何とかなっていた勉強もだんだん分からなくなってきて、どうしていいか分からなくなり焦る生徒もたくさんいることと思います。

勉強が分からなくなったとき、ついていけなくなってきたと感じたときは絶対に問題を先送りにしてはいけません。
勉強を分からないまま放置しておくと、どんどん次の勉強も分からなくなり、どうしていいか分からず勉強が嫌になってしまいます。
勉強嫌いになってしまったら、勉強がやれなくなり、さらに分からなくなるから勉強がますます嫌いになるという悪循環に陥ってしまいます。
問題が深刻化する前に、早めに手を打たないと取り返しのつかないことになります。

そして、今がまさにその時!
多くの生徒が勉強に行き詰まる時なのです。



勉強に行き詰まったとき、塾は問題解決の有効な選択肢の一つです。
そこで葛西TKKアカデミーは、勉強に悩む生徒がより手軽に塾という選択ができるように『6月新規入塾生特別キャンペーン』を実施します。
内容は次の通りです。

中高校生で、6月中に体験授業を申込いただき入塾を決定されると、毎月の授業料から3000円値引きさせていただきます。
高校入試を控えた中学三年生は、入試対策週5コマのコース料金から5000円値引きさせていただきます。

学校の勉強がだんだん難しくなりついていくのも大変になるこの時期に、少しでも経済的負担を減らし、お手軽に塾で勉強ができるようにと実施するお得なキャンペーンです。
このチャンスをお見逃しなく!!!



勉強は対応が遅れれば遅れるほど、リカバリーが困難になります。
まだそれほど問題が深刻化する前に、対策を取りましょう。

皆様の勉強に少しでもお役に立ちたい葛西TKKアカデミーが贈る、めったにないキャンペーンです。
今月いっぱいの特別企画ですので、このチャンスをお見逃しなく!!!

2023.06.01

無駄かどうかは君次第!「無駄になる」のではなく「無駄にする」のです!

 

無駄かどうかは君次第!「無駄になる」のではなく「無駄にする」のです!

今日は生徒がよく口にする「無駄」について議論をしたいと思います。
多くの保護者の方も経験あると思いますが、勉強しない子供が「なんてやっても無駄」と言って勉強しない理由とすることがあります。
この時、皆さんはどのような対応をなさっていますか。
まともに正面から受け止めてはケンカになりますし、勉強しなければならないのになかなかやろうとしない子供に対してイライラするのは親御さん自身のためにも生徒自身のためにもよくありません。

そもそも「無駄」とは何なのでしょうか。
いろいろと考えてみましょう。

勉強は「無駄」なのか

「無駄」とは何なのでしょうか。
辞書を引くと「役に立たないこと、効果がないこと、やっただけのかいのないこと」などと書かれています。
生徒が使うときには特に、「やっても意味のないこと、やってもやらなくても変わらないこと」のニュアンスで言うことが多いでしょう。
恐らく「自分は勉強してもできないから、勉強しようとしまいと何も変わらない。変わらないなら勉強しても意味がないし何の役にも立たない」という主張なのでしょう。

では、勉強は本当に「役に立たないこと、やっても意味のないこと、やってもやらなくても変わらないこと」なのでしょうか。
無駄の意味はそうだとしても、果たして「勉強=無駄」なのでしょうか。

そもそも世の中の物事に「無駄」はあるのでしょうか。
世界に存在する全てのものに「無駄」だとか「無駄でない」ということはありません。
全てのものは、そんなこととは無関係にそこに存在しているだけです。
それを人間が自分たちの役に立つかどうかなと吟味して、「無駄」だとかそうでないとかに分類しているだけなのです。

従って、勉強も同じくそれが「無駄」かどうかは、その人が「無駄」と判断すれば「無駄」ですし、「そうでない」と判断すればそうではなくなるのです。
これが重要な点ですが、「勉強は無駄」と言っていますが勉強そのものは無駄でも何でもなく、勉強について語る人が勝手にレッテルを貼っているだけというのが真実なのです。

まとめると、勉強そのものは無駄でも何でもなく、ただ勉強を捉えた人が「無駄」と考えれば無駄になるということ。
逆に言うと、その人が「無駄」と思わなければ、勉強は決して「無駄」にはならないのです。
だから、勉強を無駄と言っている生徒は自分がそう決めつけているだけで、それを実証する裏付けはないのです。

「無駄」なるのではなく、自分が「無駄」にするのだ

上記のことから、「無駄」は元からあるものではなく、人間がそのように思い込んでいるだけということが分かります。
だとすれば、「無駄になった」というセリフはつじつまが合わない言葉だということが分かります。
「なった」というとそのものが自然にそうなったように感じられますが、実際は人間がそのものに「無駄」の烙印を押しただけで、人間がそのものを「無駄にした」という方が正しい表現になります。

全ての物事はただそこに意味もなくあるのです。
しかし、人間は意味とは無関係なものの中に「意味」を見出してきました。
時には強引で無理やりに、時には客観的で科学的合理的に。
このような営みがあったからこそ文化や文明が発達し、他の動物にない高度な社会を築き上げました。
これこそが人間の人間たる所以とも言え、「意味」を見出す努力を諦めたとき、人は人間としての価値を大きく損なうことになるでしょう。

だから、「勉強は無駄」と言って、勉強の意味を見出す努力を放棄し、勉強という試練から逃避する生徒は、その後の人生においても挑戦せず逃げ回って自身を高めることができなくなります。
「勉強は無駄」と何気なく口にしますが、その結末がどうなるか真剣に考え言葉の重大さに気づいてほしいです。

また、「成功」だけが意味あると考える人も少なくないですが、それも正しくはありません。
「失敗」やそれ以外の物事も、それを今後の人生に役立てようとすれば、その全てから意味を見出し教訓を得ることができます。
そうすると順風満帆の人生より逆風で苦労の多い人生の方が、実は豊かな人間になれるとも考えられます。
つまり、本人の心がけ次第で全てのものは「無駄」ではなくなるのです。

ところが、あらゆるものを「無駄」として切り捨ててしまえば何も残りません。
そうでなく、そこから意味を見つけ今後に活用すれば、これは立派に有意義なものとなり、「無駄」ではなくなります。
つまり、「無駄」は自分が作り出しているものなので、勉強も自分次第で「無駄なもの」にも「無駄でないもの」にもできるのです。

無駄だから勉強しない?

もう一つ、勉強をしない理由と「無駄」として正当化する論の問題点は、「無駄→勉強しなくていい」という
理屈にはつながらないという点です。
これまで見てきたように「勉強=無駄」という論法は必ずしも成立しません。

また、「無駄」なことはしてはいけないという決まりはありません。
むしろ、世の中の有意義なことや新発見には一見「無駄」と思えることから生まれることがよくあります。
先ほど述べたように、「無駄」の中に意味や意義を見つけられるかが人間の技量となるのです。

だから、「無駄」という理由で勉強をしないことは必ずしも正当化できないのです。
ましてや、その根拠となる「無駄」も流動的で本人の心がけ次第でいかようにも変わるのであれば、「無駄だから勉強しない」という考え方は説得力に欠けるものとなります。

そもそも、ここで生徒が使う「無駄」とは勉強しない言い訳を目的としているので、本気で勉強の価値判断を考えている訳ではなく、勉強したくない気持ちに勝てない自分を慰め、勉強から逃げる弱い自分を受け入れてほしいという心の表れなのです。

そうであるならば、「勉強=無駄」の論争の本質、焦点は勉強が無駄かどうかではなく別のところにあるのです。
自分に勝てない生徒の弱い心については、また別の機会で議論したいと考えております。
勉強はやらなくてはいつまで経ってもできるようになるわけでなく、勉強を「最初からできなければ自分には無理」考えるのは自分に対するおごりであり、努力に対する怠慢とも謂えるでしょう。
「無駄」を勉強しない理由にするのは少し無理がある気がします。



人間は成長することが大きな強みであり、勉強も積み重ねていくうちにできるようになるものです。
指導する者としては、「つべこべ考えずにやればいい」と言いたいところです。
ああだこうだ言っている間にやればできるようになるものです。
できないのは言い訳ばかり考えてやらないから、勉強ができないことを恐れ、最初の一歩を踏み出す勇気がないからです。

実際に勉強が分からないと言って多くの生徒が訪れてきますが、多くの場合、できない生徒というのは頭が悪く知能が低いわけではありません。
理解力もありますし、きちんと学び、言われたことをちゃんとやればすぐにできるようになります。
しかし問題は心であり、勉強に対する恐れを取り除き、指導し支える私を信頼し、勇気を持って勉強に向き合えるようにすることが実は一番苦心するところであります。

これまで多くの生徒を見てきましたが、勉強嫌いの生徒も多くいます。
でも、彼らがそうなったのにはそれなりの理由があり、頭ごなしに否定して勉強を強要するのでは得策ではありません。
反って、勉強嫌いを悪化させるだけです。
そうではなく、彼らの立場に立ってその翻弄されてきた経緯を理解し、おびえた心を支えて勉強と向き合う勇気を与えることが、本当は勉強をできるようにさせてあげる最善策の一つであろうと考えています。

少々道がそれましたが、勉強は決して無駄ではありませんし、それを理由に勉強しないことを正当化する必要もありません。
自分がそう信じ込んでいるだけで、考え方を変えれば勉強など恐れるに足らず、ほんの少しの勇気を持って向き合えば、必ず生徒の皆さんにいろいろな意味で報いてくれます。

手助けが必要ならばいつでも手伝いますから、逃げることなく前向きに頑張っていきましょう。

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