塾長ブログ

2018.03.30

以前ご紹介した5分で読める物語『五分シリーズ』(河出書房新社)がラジオやYoutubeでも聞けるようになりました。物語の世界を想像してみてください。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの想像力を大切にします。

以前ご紹介した河出書房新社の『五分シリーズ』がラジオやYoutubeで聞けるようになりました。

『五分シリーズ』(河出書房新社)のリンクはこちら

文科省が推進している「朝の読書活動」に基づき、多くの小中学校で朝10分程度の読書の時間が設けられています。
この通称「読活」のお陰で、小中学生の読書量が増ています。
このような背景もあり、学級図書として短い時間で読める短編の読み物の需要が高まっています。

この『五分シリーズ』は5分で読めるというコンセプトで、一冊に10本ほどの短編集となっております。
内容も「感涙」から「衝撃」まで幅広く、好みに応じて選ぶことができます。
もともとはweb投稿コンテストへの投稿物でしたが、非常に人気が出て書籍としても扱えるようになったそうです。
新人作家が中心とはいえ、内容のいいものばかり集められ、意外などんでん返しがあったりして面白いです。

本当に短く手軽なので、大人が通勤通学の車内で読んでもいいでしょう。

そんな『五分シリーズ』が今度はラジオやYoutubeで聞けるようになりました。

『五分シリーズ』の朗読、Youtubeへのリンクはこちら
文化放送『真夜中のラジオ文芸部』へのリンクはこちら

人気声優三人(豊永利行、小松未可子、三上枝織)が文芸部員となって小説家やアニメ、漫画の原作者を目指すというコンセプトで番組が展開していきます。
その中に『五分シリーズ』の朗読プロジェクトも含まれています。

本来読書という観点では、実際に文字を読んで自分の想像力を生かして物語を楽しむのがいいです。
漢字や語彙の勉強になりますから。

しかし、朗読を聞き物語を考えるだけでも、理解力を高め想像する訓練になるでしょう。
純粋にお話を楽しむのであれば、こちらでも十分かもしれません。

逆に、話を聞いてから原作を読みたくなることもあるでしょう。

いずれにしても、朗読を聞く価値はあると思います。
ラジオなので作業中でも聞けますしね。

一度お試しください。

SNSが普及している現在、生徒たちの言語活動は非常に限定的で、毎日同じメンバーと同じ内容のコミュニケーションを繰り返すようになっています。
昔なら、そのようなツールはないので嫌でも様々な人と触れ合わなくてはならず、自然と多様な考え方に触れ理解力と表現力が養われてきたものでした。
しかし今はそうではなく、私も現場で生徒たちを教える時、これらの能力が非常に低下してきているのを感じ、危惧しております。

どのような形であれ、様々な言葉に触れる機会を作る必要があります。
なぜなら言語は直接思考と結びつき、言語の貧困はそのまま思考力の貧困につながるからです。

取り掛かりやすいものから読書を始め、やがてその面白さに引き込まれ、どんどん本を読んでもらえることを期待します。
非日常的な物語は刺激的で、生徒たちの想像力を培うのにも役立ちます。
それは与えられたものを正確に読み取る力に加え、自己表現、自ら創造する力にもなります。

現在、文科省は知識偏重の学習ではなく、学んだことを活用し始めから答えの定まっていない問題まで対処できる人材の育成を目指しています。
それが今、着々と進められている教育改革の基盤の一つです。
このような人材には状況を分析する力、持っている知識を適応する力、論理的に結果を判断する力、そして自分の考えを誤解なく伝える力が必要になります。
このような力が備わっていない生徒は、今後の勉強や受験において非常に困ります。
そうならないためにも、この『五分シリーズ』は考える力を養い、より高度な学びへの入り口として最適かと考えます。

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