塾長ブログ

2020.04.25

休校期限直前で、とうとう小学校でクラスター発生。いつ学校は再開されるのでしょうか。

4月22日に富山市の小学校で児童三名が新型コロナウイルスに感染したことが発表されました。
一斉休校要請で学校が休みになり学校でのクラスター発生はなかったのですが、4月8日~10日に設けられた登校日で感染が広がったようです。

例え学校に来なくても保護者を通して、または本人が知らず知らずのうちに感染者と接触をして、子供の間にコロナウイルスがうることは既に実証されています。
学校が始まれば無自覚の感染した生徒から、または教員からコロナウイルスが校内に持ち込まれ、校内で一気に広がる可能性があることが分かりました。
一斉休校は学校を通しての感染拡大を防ぐことしかできないということが今回の件で分かりました。
つまり、休みだったから学校での感染が今まで認められなかっただけということです。
たった三日間の、おそらく分散登校で学校滞在時間も最小限になされていたと思うのですが、それでも実際に感染は広がったのです。

一斉休校は5月6日で終了する予定でしたが、またコロナウイルスによる感染も収まる気配もはっきりしません。
こんな状況で本当に予定通り学校は始まるのでしょうか。
文科省は「自治体が決定すべき」と言っています。
非常事態宣言がもうすぐ切れるというのに、なんか無責任な発言に聞こえます(すべては自治体の責任ということでしょうか)。
未だに様子を見て専門家の意見を聞いて判断すると言っています。
また、直前になって伝達するのでしょうか。
これでは対応に困ります。
富山市の件も、感染経路がはっきりせずクラスターとは認識していないと話していました。
感染経路がはっきりしていないのは大問題だし、危機感に欠ける気がします。

そんな中、自治体によってはすでに一斉休校の延長を決めているところもあります。
東京都もとりあえず5月10日までは都内の学校を休校にするようです。

私もゴールデンウィーク明けで休校が終わるとは思っていませんし、まだしばらくは続くと考えています。
しかし、休校がすでに長期にわたり各家庭や生徒の間からは疲労と心配の声がやみません。
精神的ストレスや肉体的疲労だけでなく、経済的にも負担が増え、破綻する家庭がどんどん増えてくることが容易に考えられます。
いつまでこの生活を続けなければいけないのか。
命に関わるから仕方ないと分かりつつも、国の対応の遅さと不手際(私はそう思っているのですが)で一向に先が見通せず、苦しい状況に耐えきれない家庭も多いと思います。

自治体によっては、休校で生じた勉強の遅れは夏休みを削って取り返すということを述べていることころもあります。
最終決定ではないにしても、首長や議員からそんな話が聞かれます。
小野市の市長は夏休みをなくすとまで言っています。
でも、お盆休み以外の夏休み期間を登校日にするなど、夏休みの縮小を考えている自治体は多いようです。
東京も夏休みの開始を遅らせ8月初旬まで学校を続けるようです。

このような話が出るということは、政府は遅くとも夏休み前には学校が再開できると考えているのでしょう。

でも、緊急事態宣言以前も含めて、国民に様々な自粛を求めて「二週間後には成果が出てくる」と言い続けて未だに収束の気配がないということは、今後も「二週間後」の状況が続くということでしょう。
つまり、今学期に学校が再開できるという保証は全くないということです。

また、実際に学校が始まったら「3蜜」を防げるのか。
特にこれから暑くなって過酷な環境になる学校でコロナウイルスによる感染を抑えながら授業を行うことは本当に可能なのでしょうか。
遅れた勉強を補う時間を本当に確保できるのか。
その時、生徒や家庭への負担をどのように解消するのか。
こういった具体的な対応については文科省は明確に示さず、各自治体、学校で考え判断するという姿勢です。
(学校再開後の対応についてはまた後で話します)

恐らく休校はゴールデンウィーク以降も続くでしょう。
でも、文科省や教育委員会など学校関係者は夏休みまでの再開を考えているようです。
しかし、コロナウィルスによる感染の勢いが未だに収束に向かっているとは言えない以上、休校が更に長期化することは多分にあり得ます。
残念ながら明確な出口が見えないまま、この不安で厳しい生活は継続しそうです。

経済的にも精神的にも、その他様々なサポートが必要です。
しかし、これまでのところ迅速で的確な対応を政府に期待するのは難しそうです。
つまりは各自が自分たちで自分たちを守るしかないと思った方がよさそうです。

一人で悩まないでください。
みんなで力を合わせて、この困難を乗り切りましょう。
葛西TKKアカデミーも可能な限り皆様のために尽力したいと考えています。
教育に関わり、子供たちと接する経験もあるので、多少は皆様のお役に立てることがあると自負しています。
困ったときは遠慮なくご相談ください。
葛西TKKアカデミーは単に勉強を教えるだけの塾ではありません。
子供たちの将来を願い、身を捧げる覚悟のある塾です。

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