塾長ブログ

2022.01.16

勉強や人間関係など子供も相談したいが悩みに答えるにはコツが!

コロナなどで子供も悩み相談したい。でも、子供の悩みに答えるにはコツが必要です。

全国で再びコロナウィルスの感染が広がり、子供たちの窮屈な学校生活はいつまで続くか、未だ見通しもつきません。
友達と遊びたいのに活動を制限されたり、おしゃべりもできなかったり。
学校行事も短縮や中止、普段の授業でもいろいろ混乱が生じています。
このようなこれまでに経験したことのない状況に大人もそうですが、一番不安で心細く感じているのは子供たちかもしれません

そんな時に大人たちは頼りになる存在でありたい。
そうして子供たちに安心を与えられるようでなければなりません。

しかし、普段私たち大人は子供たちにどのように接しているでしょうか。
いつもと違う異常事態で、普段よりもストレスを感じ心に余裕がなく、ついつい子供に当たったりしていませんか。
これでは子供たちは助けを求めたくても声を上げることができません。
難しいですが子供の成長に関わる大人としては、冷静になり子供たちがいつでも話しやすい状況、人間関係を築くことが大切です。
では、どのように子供たちと関わればいいか考えていきましょう。

子供が成長する過程で、彼らはいろいろな壁にぶち当たります。
そして、どうしていいのか分からず、悩み苦しみます。
そんな時、子どもの成長に関わる大人としては、相談にのり道を示さなくてはなりません。
しかし、数学の問題とは違い、明確な答えのない悩みにはどのように対処すべきでしょうか。
私の経験上、いくつかのコツを今日はご紹介したいと思います。

1.いつも子供が心を開ける存在であること
特に思春期の子供たちは悩みが多くなります。
そんな時に大人が相談できる存在であることは重要です。
子供に信頼されている、少なくとも不信感を持たれないことが大切です。
付きつ離れつの適度な距離感を保ちましょう。
微妙な年頃なので口出ししすぎると、反って嫌がられます。
時には言いたくても我慢することが必要です。
でも、時には声を掛け、困ったことがないか聞きましょう。
いざという時は頼れる人がいるという安心感は、子供の精神安定の大きな助けとなります。
普段から他愛ない話をして、何でも気軽に話せる間柄を築きましょう。

2.まずは子供と同じ視点に立つこと
相談にのるとき、大人はつい自分が子供より経験豊富で知識もあるから、子供を無視して自分の考えを押し付けがちです。
しかし、押し付けは反って子供の反発を招きます。
いくら良いと分かっていても、自分が納得しなければ行動は難しいし、精神的負担も多いでしょう。
だから、最初は子供の視点に立って、問題に対する考えを共有することが第一歩です。
拒絶と否定は可能性を狭めます。
まずは子供を受け入れ、同じ立場で考えましょう。
そうすると子供も自分と同じ立場で考えてくれると安心し、見方として受け入れてくれます。
そうして同じ方向を向いて考え、もし道が間違っていれば少しずつ方向転換するように導きましょう。
誘導しつつ、子供が自分で答えを出せるように手助けをするのが相談役としての立場です。
答えを与えるのではなく、自分で考え出せるように促す。
その過程に子供の成長もあります。

3.文字や図にして目で見えるようにすること
よく口頭だけで話し合いをします。
しかし、口から出た言葉はすぐに消えてしまいます。
だから、文字や図などで紙に書いて目に見えるようにする(視覚化)とお互いに分かりやすくなります。
何が問題なのか、何が原因なのか、今後どのように対応するのか。
これらを全てはっきりと見える形にすると、考えもまとまりやすいし、お互いに共有もできます。
こうすれば問題解決もより簡単になります。

4.プレッシャーをかけ過ぎないこと
大人が子供であったころと今とでは環境がかなり違います。
自分たちの子供のころの経験が、そのまま当てはまらないことが多々あります。
大人にとっても未知の問題に子供たちが直面しているとき、大人は明確な答えが提示できないこともあるのです。
だから、自分が良かれと思って言った助言が必ずしも正しいとは限らないのです。
むしろ、そうしない方がうまくいったりすることもある。
「こうすればいいんだ。」「こうしないとダメなんだ。」とプレッシャーをかけるのは、子供の精神的負担を増やすだけでやらない方がいいでしょう。
逆に「これでうまくいかなければ別の方法をまた考えよう。」というくらいの軽い気持ちでいた方がいいです。
「今後もサポートするからね。」というメッセージにもなりますから。
そもそも子供は答えを求めているのではなく、一緒に考えてくれるという安心感を求めている場合が多いのです。

以上の点に気をつけて、子供が悩んでいるときは相談にのってみてはいかがでしょうか。

要するに「物は考えよう」と言うように、自分の気持ちを切り替えて友好的に接すればいいのです。
相手をコントロールするより自分が動いた方が楽ですからね。
そうして信頼関係を築ければ、子供の相談もうまく聞けると思います。
また、子供は解決方法を望んでいるのではなく、単純に自分を分かってほしい、悩みを共有して安心したいだけなのかもしれません。
そんな時は話を聞くだけでも、子供には大きな救いになるものです。

しかし、相手がいることなので、子供が頭から拒絶していればそれも難しいでしょう。
そのような親子関係にはそれに至るには経緯があるでしょうし、特に反抗期と呼ばれる子供には親がいるというだけで嫌がられ、相談どころではないかもしれません。
そんなときは自分一人でどうにかしようなんて考えず、外に助けを求めるのも大切です。
無理して事態を悪化させるより、自分は一歩引いて他人に任せてみるのも時には有効な手段になりえます。
「何を言うか」より「誰が言うか」で子供の態度がガラッと変わることもあります。
(同じことを言っても相手によって受け止め方が違ってくるということはよくあります)
もちろん、葛西TKKアカデミーはそんな存在の一つです。
困ったときは遠慮なくご相談ください。

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