塾長ブログ

2023.06.22

昨日は夏至!二十四節気の一つで理科でもよく触れられる日です

 

昨日は夏至!二十四節気の一つで理科でもよく触れられる日です
昨日は夏至でした。
昨日投稿の予定でしたが間に合わなかったので、本日となりました。

夏至は二十四節気の一つで、北半球においては一年の中で太陽の出ている時間が最も長い日となります。
逆に、冬至は北半球での昼間の時間が一番短くなる日です。

世界各地の夏至

このように夏至は一年の中でも特別な日でありますから、古来より世界中で夏至にまつわる風習やお祭り、儀式などがあります。
また、多くの古代遺跡が夏至と何らかの関係をつけられて建てられたとも言われています。
例えば、有名なイギリスのストーンヘンジは夏至を祝うために紀元前2500年頃に神殿として作られたという説があります。
夏至の日になると、中央の祭壇とヒールストーンを結ぶ直線状に朝日が昇ります。
このことから、ストーンヘンジは人々に夏至を知らせる設備ではないかと考えられています。
同様にエジプトの三大ピラミッドやインカの遺跡の多くも夏至と関係があると言われています。
また、多くの文化でも夏至は特別な日としてお祝いされます。
特に太陽の恵みの乏しい北欧では、最も長く日を浴びることのできる夏至は非常に喜ばしいものであり、大々的なイベントが行われます。
スウェーデンでは「夏至祭り」としてクリスマスより盛大にお祝いするそうですし、デンマークでは様々な場所で焚火が焚かれ、お酒を片手にみんなで楽しい時間を過ごすそうです。

日本と夏至

日本では、夏至を過ぎると本格的な夏になると言われています。
そして、季節の節目でもあるこの日に、日本各地ではその地域に根差した風習やイベントが行われます。
例えば、関東地方では夏至に「小麦餅」と食べたりお供えをしたりする風習があります。
関西では、この日にタコを食べるという習慣があります。
これはタコのように稲がしっかりと根を張り豊作になるようにと願ってのことだそうです。
夏至から半夏生にかけて田植えや畑仕事を終える目安とされ、農作業の追い込みの時期でもあり、そういう意味でも農耕が盛んな日本にとって意味深い日となっています。
また、多くの神社では「夏越の祓」が行われて、これは茅の輪を神前に立てて、それを3回くぐりながら心身を清める儀式が行われています。

学校の勉強と夏至

夏至は学校の勉強でも重要な日で、特に理科の太陽の年周運動で触れられます。
地球は太陽の周りを公転しており、一年で一周するので地球から見ると一年を通して一定の運動を繰り返しているように見えます。
また、地球は地軸が公転面に対して23.4度傾いているので、太陽の日の出日の入りの位置と南中高度(真南を通るときの高さで、一日に太陽が最も高くなる高度)は日々変化します。
夏至では、太陽は最も北側から昇り、一年で南中高度が最も高くなり、そして、最も北に沈みます。
このコースを通るときが、太陽は一番長く日が出ていて、日本の南中高度は最大約78度にもなります。
逆に、日が一番短い冬至では、太陽は最も南から出て南中高度は最小の32度になり、最も南に沈みます。
因みに、春分と秋分は昼と夜の長さが等しくなり、夏至、冬至、春分、秋分が四つの代表的な日として、地球から見える太陽の軌道や地球と太陽との位置関係を考えさせる問題が良く出ます。



夏至を始めとする年中行事は、学校の授業や入試でも度々触れられます。
それぞれの年中行事の意味を深く理解することは、日本人としてその文化を担うと同時に教養としても大きな意味を持ちます。
予め年中行事のことを知っていれば、テストで出てきても慌てることなく親しみを持って取り掛かれるので、問題が解きやすくなります。
従って、家庭でも年中行事を意識して、家族で話題にして子供に理解させることは非常に有益です。
このような行事を実際にやってみると、子供の中で思い出として残り、家族の絆も深まることでしょう。

最近は季節や年中行事を意識することも少なくなってきましたが、機会があるごとに伝統的な文化や風習を見直してみはいかがでしょうか。

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